FAQシステム
FAQシステムは、よくある質問と回答をまとめて公開し、利用者が自分で答えにたどり着けるようにするツールです。当メディアが掲載5社を調べたところ、料金公開率は20%(1/5)で、公開しているTayoriは月額3,800円(税抜)から、残る4社は初期費用と月額の個別見積りでした。
FAQシステムとは
FAQシステムを探すと、月額3,800円(税抜)で始められるものと、金額を公開せず個別見積りのものが並びます。当メディアの調査では、掲載5社の料金公開率は20%(1/5)でした。5社中4社が金額を公開していません。
この差は機能の多さではなく、解こうとしている課題が違うことから生まれています。FAQを作って公開する場所がないという課題と、FAQは用意してあるのに利用者が見つけられないという課題は別物です。前者はページを作るツールで足り、後者は検索の仕組みそのものが商品になります。
掲載5社では、Tayori がFAQページの作成・公開に加えてフォームやアンケートまで含む立ち上げ向けのツールです。Helpfeel(意図予測検索)、PKSHA FAQ(言語理解エンジン)、sAI Search(質問の事前予測)、AlphaScope(利用ログ分析によるFAQ改善)の4社は、検索して見つけさせる部分に技術を置いており、いずれも初期費用と月額の個別見積りです。
この記事では、まず自社の課題が置き場所づくりなのか検索精度なのかを切り分け、そのうえで検索方式・対象範囲・運用支援の内容を整理しました。公開されている情報だけを使って比較します。
FAQシステムの検索需要トレンド
「よくある質問」の検索指数は直近25か月で63〜87の範囲を推移し、平均は76.9でした。前半12か月の平均81.0に対し後半12か月は72.8で、緩やかに下向きです。最大は2025年1月の87、最小は直近の2026年7月の63です。なおカテゴリ名に近い「FAQシステム」は25か月中17か月が指数0で傾向を読み取れないため、利用者側の言葉である「よくある質問」を代替キーワードとして採用しました。(出典:Googleトレンド/キーワード「よくある質問」)
FAQシステムの選び方の要点
FAQシステムは2つのタイプに分かれます。 作成・公開型は、FAQページをノーコードで作って公開できるようにするものです。Tayori がこれにあたり、月額3,800円(税抜・3名・初期費用0円)から使えます。FAQに加えて問い合わせフォーム・アンケート・ライブチャットも1つで扱えるため、サポートの窓口をこれから整える段階に向きます。 検索特化型は、すでにあるFAQを利用者に見つけさせる部分に技術を置きます。Helpfeel、PKSHA FAQ、sAI Search、AlphaScope の4社が該当し、いずれも企業単位の初期費用+月額(または月額)の個別見積りです。 FAQを作ってもアクセスされない、あるいは見ているのに問い合わせが減らないという状態なら後者、そもそも公開する場所がないなら前者になります。
検索特化型4社の仕組みはそれぞれ違います。 Helpfeel は独自の意図予測検索で、表記ゆれ・言い換え・あいまいな表現に対してもヒットしやすい設計です。 PKSHA FAQ は日本語の言語理解エンジンを持ち、約7万語の概念知識と1,200万語の言語辞書を備えます。キーワード・カテゴリ・タグ・サジェストに加えて、対話形式(ウィザード)での絞り込みにも対応します。 sAI Search はAIが質問を事前に予測し、自然文検索(入力中のサジェスト)・タグ検索・ツリー構造のカテゴリ検索の3方式を用意します。 AlphaScope は利用ログの分析にもとづいてFAQそのものを改善していく分析型です。 Tayori はFAQ内のキーワード検索とカテゴリ分類で、ノーコードでの構築のしやすさに重きを置いています。
誰が見るFAQかで対象が変わります。掲載5社はいずれも社外向けと社内向けの両方に対応しますが、想定の置き方が異なります。 PKSHA FAQ は社外向け・社内向け・オペレーター向けのマルチサイトに対応し、大企業向けの権限管理やワークフローを備えます。 AlphaScope はユーザー向けFAQ、オペレーター向けFAQ、社内向けナレッジ、チャットボットを1つのデータベースで一元運用します。ユーザー向けとオペレーター向けを同時に使う場合の値引きも用意されています。 Helpfeel は社外・顧客向けのヘルプページが主で、社内向けにも使えます。sAI Search は社外向けのFAQ検索が中心で、社内ヘルプデスク用途にも対応します。Tayori は社外向けの公開が中心です。 同じ内容を複数の窓口で使い回したい場合、1つのデータベースで扱えるかどうかが手間を左右します。
FAQは公開したあとの改善が本番です。支援の含まれ方が各社で異なります。 Helpfeel は初期構築・記事移行・検索調整を初期費用に含み、アクセス解析と月次定例レポート、導線改善提案・KPI設計を月額に含みます。運用まで含めて任せる形です。 AlphaScope はトレーニング・サポート・活用支援を提供し、利用ログの分析からFAQの改善につなげます。 sAI Search は Standard と DX プランで分析・改善の伴走支援が付きます。Starter は小規模スタート向けで、段階的に拡張できる構成です。 Tayori はプランに応じたサポートで、上位プランほど手厚くなります。担当者を置いて自社で運用する前提です。 専任の担当者を置けるかどうかで、必要な支援の量が変わります。
当メディアの調査では、掲載5社のうち無料プランがあるのは1社(20%)、無料トライアルがあるのも1社(20%)で、いずれも Tayori です。 Tayori のプランはフリー(0円)、スターター月額3,800円(税抜・3名)、プロフェッショナル月額11,980円(税抜)、エンタープライズ月額25,400円(税抜)です。初期費用はフリー・スターター・プロフェッショナルが0円、エンタープライズのみ50,000円かかります。契約は月単位で、エンタープライズのみ年間契約です。スターターとプロフェッショナルには14日間の無料トライアルがあります。 残る4社は無料トライアルの記載が公式ページ上になく、無料相談や問い合わせでの個別対応となります。まず試してから決めたい場合は、選択肢が限られます。
FAQシステムの比較一覧(全5サービス)
Tayori(タヨリ)
月額3,800円〜FAQ・問い合わせフォーム・アンケート・チャットを備えたカスタマーサポートツール。全プランでFAQ作成・公開が可能で、無料のフリープランから使える。有料は企業単位の月額定額(プランごとに利用人数上限)で、スターターが月額3,800円(税抜)から。
導入1,500サイト以上・国内シェアNo.1を掲げるFAQ/ナレッジ管理システム。約7万語の概念知識と1,200万語の言語辞書を持つ言語理解エンジンで、キーワード・カテゴリ・タグ・サジェスト・対話形式(ウィザード)など多彩な探索を提供する。料金は公式非公開の要問い合わせ。
sAI Search(サイサーチ)
要問い合わせAIがユーザーの質問を事前に予測するAI搭載FAQ検索システム。自然文検索(入力中に質問候補をAIがサジェスト)・タグ検索・ツリー構造のカテゴリ検索の3方式で、検索せずに直感的に回答へたどり着けることを狙う。料金はStarter/Standard/DXの3プランで公式は要問い合わせ。
アルファスコープ(ALPHA SCOPE)
要問い合わせナレッジ精度向上型のFAQソリューション。ユーザー向けFAQ・オペレーター向けFAQ・社内向けナレッジ・チャットボットを1つのデータベースで運用でき、コールセンターの応答率とユーザーの自己解決率向上を支援する。料金は用途別3プランで、公式サイトは金額を非公開。
掲載は無料掲載と有料掲載の2つです。無料掲載は1カテゴリまでで、相互リンクのご協力が必要。 有料掲載は月額20,000円(税抜)で相互リンクが不要になり、この一覧とおすすめ比較記事の最上部に固定して掲載します。 「料金改定を反映してほしい」といった訂正のご相談も同じ窓口で、こちらは費用はかかりません。