チャットボット
チャットボットは、Webサイトや社内チャットで寄せられる質問に自動で応答するツールです。当メディアが掲載5社を調べたところ、料金公開率は40%(2/5)で、公開されている2社の間でも最安プランが月額1,500円と50,000円と約33倍の開きがありました。この差は機能の量ではなく、シナリオ型かAI型かという方式の違いから生まれています。
チャットボットとは
チャットボットの料金を並べると、月額1,500円のものから金額を公開していないものまで幅があります。当メディアの調査では、掲載5社の料金公開率は40%(2/5)でした。公開している2社の間でも、最安プランは月額1,500円(税抜・年契約)と50,000円(税抜)で約33倍の開きがあります。
この差の正体は方式の違いです。あらかじめ用意した選択肢をたどらせるシナリオ型と、質問文をそのまま理解して答えるAI(自然言語)型では、必要になる仕組みが変わります。掲載5社では、AI型を主軸とする3社(PKSHA ChatAgent・sAI Chat・HiTTO)がいずれも金額を公開しておらず、公開している2社(チャットプラス・GENIEE CHAT)はシナリオ型と有人チャットが中心です。
同じ製品の中でも同じことが起きます。チャットプラスは基本のミニマムが月額1,500円ですが、AI応答が使えるAIライトは月額50,000円で、当メディアの集計では年間18,000円と600,000円の差になります。つまりカテゴリ全体の価格の開きは、機能の多さではなくAIを使うかどうかで説明できます。
この記事では、まず自社の質問がシナリオ型で捌けるのかAI型が要るのかを切り分け、そのうえで課金の対象・想定する利用者・連携先を整理しました。公開されている数値だけを使って比較します。
チャットボットの検索需要トレンド
「チャットボット」の検索指数は直近25か月で58〜81の範囲を推移し、平均は66.9でした。前半12か月の平均68.0に対し後半12か月は65.2で、やや下向きです。最大は2025年6月の81、最小は2024年12月の58です。2024年12月と2025年12月がいずれも60前後まで下がっており、年末に落ち込む動きが2年続いています。(出典:Googleトレンド/キーワード「チャットボット」)
チャットボットの選び方の要点
チャットボットは大きく2つの方式に分かれます。 シナリオ型は、あらかじめ用意した選択肢を利用者にたどらせて回答へ導く方式です。質問の種類が限られていて、分岐を描ける場合に向きます。チャットプラスのミニマム(月額1,500円・税抜・年契約)やGENIEE CHATのシナリオ型FAQボットがこれにあたります。 AI(自然言語)型は、利用者が自由に書いた文章を理解して回答する方式です。PKSHA ChatAgent(生成AI+独自アルゴリズム)、sAI Chat(FAQ類似表現の事前学習)、HiTTO(共通AI+オリジナルAI)がこれにあたります。掲載5社ではこの3社がいずれも金額を公開していません。 問い合わせの内容が定型的なら前者で足り、表現がばらつくなら後者が必要になります。ここを決めないと予算の桁が定まりません。
方式による差は、1社の料金表の中にも表れます。 チャットプラスのプランは、ミニマムが月額1,500円、ビジネスライトが9,800円、プレミアムが28,000円、AIライトが50,000円、オートAIが80,000円からです(いずれも税抜・年契約・企業単位)。 AI応答が使えるAIライトの50,000円は、ミニマムの1,500円に対して約33倍にあたります。オートAIの80,000円なら約53倍です。当メディアの集計では、ミニマムの年間費用が18,000円、GENIEE CHATのStandardが600,000円で、こちらも約33倍の開きとなります。 見積りを取る前に、AI応答が要るかどうかを決めておく必要があります。後から追加する形だと、想定していた予算と桁がずれます。
掲載5社の課金の考え方は3通りに分かれます。 企業単位のプラン定額なのはチャットプラス(税抜・オプション加算あり)とGENIEE CHAT(固定プランに加えて成果報酬型プランもあり)です。使う人数が増えても定額のため、規模が大きいほど1人あたりの負担は下がります。 利用者数に応じた月額なのはHiTTOです。サービスメニューとチャットボット数でも変動しますが、質問数・回答数による追加課金はないと明記されています。 個別見積りなのはPKSHA ChatAgentとsAI Chatです。sAI Chatは初期費用と月額の構成で、Starter・Standard・DXの3プランがあることまでは公開されています。 利用者が数十人か数千人かで、どの方式が有利かが変わります。
誰の質問に答えるかで、選ぶ製品が変わります。 顧客向け(Webサイトの問い合わせ対応)を主とするのは、チャットプラス、GENIEE CHAT、PKSHA ChatAgent、sAI Chatです。GENIEE CHATはEFO(入力フォーム最適化)やLINE連携を持ち、EC・BtoCのWeb接客に寄っています。 社内向け(従業員からの問い合わせ対応)に特化しているのはHiTTOです。人事・労務・総務・営業・広報などバックオフィスへの質問を対象とし、Slack・Microsoft Teams・LINE WORKSと連携します。 顧客向けの製品を社内問い合わせに転用することもできますが、HiTTOは共通AIが100万件以上のデータを学習済みで、社内特有の質問に最初から答えられる設計です。用途がはっきりしているなら、専用のものを選ぶほうが立ち上げは早くなります。
チャットボットは入れて終わりではなく、答えられなかった質問を拾って改善する運用が続きます。その支え方が各社で異なります。 sAI Chatはカスタマーサクセスチームによる運用支援があり、FAQの改善提案やKPI管理まで担います。FAQの類似表現を事前学習させる設計で、導入時点から高い正答率を訴求しています。 PKSHA ChatAgentは問い合わせが未解決になった要因の分析と改善提案を機能として持ち、使うほど性能が向上する機械学習を掲げています。 チャットプラスは初期費用0円で10日間の無料トライアルがあり、自社で試しながら組み立てられます。GENIEE CHATも初期費用0円で無料トライアルがあります(日数は公式ページで確認できず)。 担当者を置けるなら自社運用型、置けないなら支援の手厚い製品が向きます。
チャットボットの比較一覧(全5サービス)
ChatPlus(チャットプラス)
月額1,500円〜月額1,500円(税抜・年契約)から導入できる国産チャットボット。シナリオ型の自動応答・有人チャット・AI応答を1つにまとめ、プランを上げるほど完全無人運用やAI既学習モデルが使える。初期費用0円・10日間の無料トライアルあり。
GENIEE CHAT(serviced by Chamo)
月額50,000円〜旧Chamo(チャモ)を継承した接客チャット/チャットボット。Webサイト上でシナリオ型のFAQボット自動応答と有人チャットを切り替えて運用でき、EFO(入力フォーム最適化)やLINE連携も持つ。料金は企業単位の定額で、固定プランはStandardが月額50,000円(税抜)から。
生成AIと独自アルゴリズムで顧客の意図を理解し最適解を提示するAIチャットボット。国内シェアNo.1(市場シェア19.5%)を訴求し、Web/LINE等での問い合わせ自動応答に対応。料金は公式非公開で、資料請求・要問い合わせ方式。
sAI Chat(サイチャット)
要問い合わせ登録FAQの類似表現を事前学習し、導入時点から高精度で回答できる国産のAIチャットボット。運用コンサルやFAQ改善提案などのサポートも提供する。料金は初期費用+月額の構成だが、月額は公式非公開(要問い合わせ)。
HiTTO(ヒットー)
要問い合わせ人事・労務・総務など社内バックオフィスへの問い合わせに自動応答する社内向けAIチャットボット。共通AIが100万件以上のデータを学習済みで、Slack・Teams・LINE WORKS等と連携できる。初期費用0円・月額は利用者数に応じた要問い合わせ。
掲載は無料掲載と有料掲載の2つです。無料掲載は1カテゴリまでで、相互リンクのご協力が必要。 有料掲載は月額20,000円(税抜)で相互リンクが不要になり、この一覧とおすすめ比較記事の最上部に固定して掲載します。 「料金改定を反映してほしい」といった訂正のご相談も同じ窓口で、こちらは費用はかかりません。