内部通報サービスのおすすめ(目的別の早見表)
内部通報サービスの料金公開率は80%。最安プランの月額は3,000円から15,000円(税抜/年払い換算・n=4)、中央値は13,750円です。
無料トライアルは0社です。窓口の運用そのものを代行する性質上、試用の仕組みがありません。
そして表示されている月額に、電話窓口が含まれていないことがあります。
| 導入目的 | おすすめのタイプ | 主なサービス |
|---|---|---|
| 従業員が30名未満 | 1〜29名で月額3,000円。メール・IP・ログを一切取得しない完全匿名設計 | 完全匿名ヘルプライン |
| 従業員が100〜400名 | Lite版は400名まで年15万円・初期0円。特許取得の匿名双方向システム | DQヘルプライン |
| 認証で体制を確かめたい | Pマーク・ISMSを取得。スタンダードは電話窓口と年1回のアンケート付き | NHホットライン |
| 有資格者に一次受付してほしい | 弁護士・社労士が直接受付。リスクレポートと四半期の傾向分析を提供 | Zation 内部通報代行窓口 |
| 夜間や休日に電話で受けたい | 電話が平日21時まで・土日祝も対応。有資格弁護士のアドバイスが追加料金なし | 企業倫理ホットライン(ダイヤル・サービス) |
内部通報サービスとは?
内部通報サービスとは、社内の不正やハラスメントの通報を受け付ける窓口を社外に設けるサービスです。
人事や上司を経由せずに通報できます。 社内窓口だけでは、通報したい相手が窓口の担当者だった、あるいは相談したことが伝わってしまう、という理由で情報が上がってきません。社外に置くことで、その経路を断ちます。
「内部通報」の検索需要は月平均51.6ですが、不祥事の報道があった月に跳ね上がる形で推移しています(2024年11月に85を記録)。平時は40〜50台です。
月額に電話窓口が入っていない
ここを見落とすと、契約後に困ります。
| サービス | 表示価格(100名規模) | 含まれる受付チャネル |
|---|---|---|
| Zation 内部通報代行窓口 | スタンダード 15,000円 | メール・書面のみ |
| 同上(プレミアム) | 35,000円(初期100,000円) | 電話・メール・Web・チャットボット・書面 |
| NHホットライン | ベーシック 15,000円(税込・100名未満) | Web・メール・書面 |
| 同上(スタンダード) | 18,000円(税込・初期80,000円) | +電話窓口・年1回アンケート |
| DQヘルプライン | Lite版 12,500円(月換算・税別) | Web通報システム |
| 完全匿名ヘルプライン | 100〜299名 15,000円 | Webフォーム |
| 企業倫理ホットライン | 要問い合わせ | 電話・Webフォーム |
Zation 内部通報代行窓口のスタンダード(15,000円)は、受付がメールと書面だけです。 電話・Webフォーム・チャットボットを使うにはプレミアム(35,000円・初期100,000円)が必要で、2.3倍になります。
NHホットラインも、電話窓口はスタンダードプランからです。 ベーシックとの差は月額3,000円ですが、初期費用は40,000円から80,000円に上がります。
内部通報は文章にしにくい内容が多いものです。 何が起きているかを整理して書ける状態なら、その人はすでに落ち着いています。電話で話せるかどうかが、通報のしやすさを左右します。
規模で最安が入れ替わる
料金は従業員の規模帯ごとの定額です。
| 従業員数 | 完全匿名ヘルプライン | DQヘルプライン | NHホットライン | Zation |
|---|---|---|---|---|
| 〜29名 | 3,000円 | 12,500円 | 15,000円(税込) | 15,000円 |
| 100名 | 15,000円 | 12,500円 | 18,000円(税込) | 15,000円 |
| 300名 | 20,000円 | 12,500円 | 20,000円(税込) | 30,000円 |
| 400名 | 20,000円 | 12,500円 | 20,000円(税込) | 45,000円 |
※月額。DQヘルプラインはLite版(年150,000円・税別)の月換算、NHホットラインはベーシック、Zationはスタンダード
29名までなら完全匿名ヘルプラインの3,000円が突出しています。DQヘルプラインのLite版(12,500円)の4分の1以下です。
しかし100名を超えると逆転します。 完全匿名ヘルプラインは100〜299名で15,000円、300〜499名で20,000円と上がりますが、DQヘルプラインのLite版は400名まで12,500円のままです。
初期費用も違います。 DQヘルプラインのLite版は0円、完全匿名ヘルプラインは30,000円、NHホットラインは40,000円(税込)、Zation 内部通報代行窓口は50,000円です。
自社が今後400名を超えるかどうかで、判断が変わります。
受付時間が実際の通報数を決める
平日の日中に受け付ける。Web受付は24時間でも、対応は翌営業日以降
電話を夜間や土日祝も受ける。勤務時間外に通報できる
通報は勤務時間中にはしにくいものです。
周囲に人がいる職場から、上司の不正について電話をかける。これができる人はほとんどいません。平日9時〜17時しか受け付けない窓口は、制度としては存在していても使われません。
企業倫理ホットライン(ダイヤル・サービス)は、電話が月〜金12:00〜21:00、土日祝9:00〜17:00です。掲載5サービスの中で最も広い受付時間で、帰宅後や休日にかけられます。 Webは24時間365日です。
Zation 内部通報代行窓口はメール・Webが24時間365日受付ですが、運営の対応は平日9:00〜17:00です。完全匿名ヘルプラインもWeb受付は24時間ですが、対応は平日10:00〜17:00(土日祝定休)になります。
「24時間受付」と「24時間対応」は違います。 送れる時間と、返事が来る時間を分けて確認してください。
匿名性の担保の仕方が違う
通報者が最も恐れるのは、身元が特定されることです。
完全匿名ヘルプラインは、メール・IP・ログを一切取得しません。 さらにシステムを運営するスタッフも通報内容を閲覧できません。
「匿名で受け付けます」と書かれていても、送信元の情報がサーバーに残っていれば不安は消えません。取得しないことを設計として示している点が、他社との違いです。
一方で匿名には別の問題があります。詳細を確認できないことです。 「A部長がハラスメントをしている」という通報だけでは、いつ、どこで、何があったのかが分かりません。
DQヘルプラインは、特許を取得した匿名・双方向のやり取りが可能な通報システムを持ちます。匿名のまま、追加の質問と回答を重ねられます。
誰が最初に話を聞くか
一次受付が誰かで、その後の展開が変わります。
Zation 内部通報代行窓口は、弁護士・社会保険労務士が通報を直接受け付けます。 最初の聞き取りの段階で法的な整理ができます。通報ごとのリスクレポートと、四半期ごとの傾向分析レポートが提供されます。
企業倫理ホットライン(ダイヤル・サービス)は、有資格の専門相談員が約300名体制で対応します。1969年創業の電話相談事業の草分けで、相談を受ける技術そのものを蓄積してきた運営体制です。
そして有資格弁護士による通報対応アドバイス(予約制)を、追加料金なしで利用できます。 通報を受けた後、企業としてどう動くべきかを相談できます。掲載5サービスの中で弁護士相談が費用に含まれることを明示しているのはこの1社です。
外国籍の従業員がいるなら対応言語を見る
| サービス | 対応言語 |
|---|---|
| DQヘルプライン | 国内版・海外版で 36言語以上(Lite版は日本語) |
| 企業倫理ホットライン | 電話 7言語/Web 15言語以上 |
| Zation 内部通報代行窓口 | 日本語・英語・中国語(要望に応じて追加) |
| 完全匿名ヘルプライン | 全言語(国内アクセス限定・翻訳機能なし) |
| NHホットライン | 料金ページ上に記載なし |
DQヘルプラインの上位版が36言語以上で最多です。海外版では各国のローファームネットワークと提携しています。ただしLite版(年150,000円)は日本語のみで、多言語には国内版・海外版(いずれも要問い合わせ)が必要です。
完全匿名ヘルプラインは全言語に対応しますが、国内からのアクセスに限定され翻訳機能もありません。 海外拠点からの通報を受ける想定なら、候補から外れます。
なおNHホットラインはプライバシーマークとISMS(ISO/IEC 27001)を取得しています。通報内容は社内で最も機微な情報にあたるため、預ける先の体制を第三者の認証で確かめられる点は判断材料になります。
各サービスの詳細
株式会社ディー・クエストが提供する内部通報サービスです。同社は2000年4月設立、資本金9,700万円の企業で、東京都千代田区神田駿河台の龍名館本店ビルに拠点を置きます。内部通報の専門会社で、導入は3,200社を超えます(2025年5月時点。トヨタ・富士フイルム・ヤマハなど)。
Lite版は国内従業員400名まで年間150,000円(税別・月換算12,500円)で初期費用0円という料金体系をとります。
100名を超える規模では、掲載5社の中で最も安くなります。 完全匿名ヘルプラインは100〜299名で月額15,000円、300〜499名で20,000円と上がりますが、Lite版は400名まで同額です。規模が大きくなるほど差が開きます。
特許を取得した匿名・双方向のやり取りが可能な通報システムを持ちます。匿名の通報では詳細を確認できないという問題が起きますが、匿名のまま追加の質問と回答をやり取りできます。 通報を受けたあと調査に進めるかどうかは、この点で変わります。
上位には国内版(1名〜制限なし・36言語以上)と海外版(1名/拠点〜・各国ローファームネットワークと提携)があり、いずれも要問い合わせです。なおLite版の対応言語は日本語で、Web通報が中心です。
株式会社リンクファシリティーズが提供する内部通報サービスです。同社は2007年3月27日設立、資本金2,500万円の企業で、神奈川県川崎市川崎区下並木に拠点を置きます。
1〜29名なら月額3,000円(初期30,000円)と、掲載5社の中で最も低い水準から始められます。
匿名性の担保の仕方が際立ちます。メール・IP・ログを一切取得せず、通報者と企業担当者以外は閲覧できません。システムを運営するスタッフも通報内容を見られない設計です。
通報者が最も恐れるのは身元が特定されることです。「匿名で受け付けます」と書かれていても、送信元の情報が残っていれば不安は消えません。取得しないことを設計として示している点が、他社との違いになります。
料金は従業員規模帯ごとの定額で、30〜99名8,000円、100〜299名15,000円、300〜499名20,000円、500〜999名30,000円、1,000名以上は要見積です(年払い割引あり)。100名以上ではDQヘルプラインのLite版(400名まで月換算12,500円)が安くなります。
受付はWebフォームで、24時間受け付けます(運営対応は平日10:00〜17:00・土日祝定休)。全言語に対応しますが、国内からのアクセスに限定され翻訳機能はありません。 外部の専門家と連携した相談サポートも提供されます。
株式会社サザンクルーが提供する内部通報サービスです。同社は2008年9月24日設立、資本金3,500万円の企業で、沖縄県那覇市上之屋に本社を置きます(東京・名古屋にも拠点)。
プライバシーマークとISMS(ISO/IEC 27001)を取得しており、掲載5社の中で認証を明示しているのは本サービスです。通報内容は社内で最も機微な情報にあたります。それを社外の事業者に預ける以上、情報の取り扱い体制が第三者の認証で確かめられることには意味があります。
料金はベーシックが100名未満で月額15,000円(税込・初期40,000円)、299名以下18,000円、599名以下20,000円、999名以下25,000円、1,000名以上は要見積です。受付はWebフォーム・メール・書面の3窓口です。
電話窓口が必要ならスタンダードプランになります。100名未満で月額18,000円(税込・初期80,000円)、299名以下22,000円、599名以下25,000円、999名以下28,000円で、年1回のアンケートも含まれます。電話で受け付けるかどうかで、初期費用も倍になります。
累計で52社・約900件に対応しています(2022年4月以降)。多言語対応の記載はありません。
株式会社Zationが提供する内部通報サービスです。同社は2003年7月17日設立、資本金9,000万円で、東京都港区芝のクロスオフィス三田に拠点を置きます。
弁護士・社会保険労務士が通報を直接受け付ける点が、掲載5社の中で特徴的です。最初に話を聞く相手が有資格者であれば、その場で法的な観点からの整理ができます。 通報ごとのリスクレポートと、四半期ごとの傾向分析レポートが提供されます。
料金プランの読み方に注意が必要です。 スタンダードは100人まで月額15,000円(初期50,000円)ですが、受付チャネルはメール・書面のみです。電話・Webフォーム・チャットボットを使うにはプレミアム(100人まで月額35,000円・初期100,000円)が必要になります。月額で2.33倍、初期費用で2倍の差です。
プレミアムにはメンタルヘルス相談への対応も含まれます。スタンダードは300人まで30,000円・500人まで45,000円・1,000人まで56,000円、プレミアムは300人まで55,000円・500人まで75,000円・1,000人まで95,000円です。
メール・Webフォームは24時間365日受付で、運営は平日9:00〜17:00です。対応言語は日本語・英語・中国語(要望に応じて追加)です。
ダイヤル・サービス株式会社が提供する内部通報サービスです。同社は1969年5月1日設立の電話相談事業の草分けで、資本金1億円、従業員382名(2026年4月末時点)、東京都千代田区九段南の九段会館テラスに拠点を置きます。有資格の専門相談員が約300名体制で対応します。
受付できる時間帯が掲載5社の中で最も広くなっています。 Webは24時間365日、電話は月〜金12:00〜21:00、土日祝9:00〜17:00です。
通報は勤務時間中にはしにくいものです。周囲に人がいる職場から電話をかけるのは難しく、平日9時〜17時しか受け付けない窓口では、実際には使われません。夜21時まで、そして土日祝も電話がつながることは、通報のしやすさに直結します。
有資格弁護士による通報対応アドバイス(予約制)を追加料金なしで利用できます。 通報を受けた後、企業側がどう対応すべきかを相談できます。通報を受け付ける仕組みだけでなく、受けた後の判断まで支えられる構成です。
多言語では、電話が英語・中国語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語・ベトナム語・インドネシア語、Webが15言語以上に対応します。外国籍の従業員がいる組織では、この範囲が候補を絞ります。
企業・学校・病院・行政機関・自治体など約3,000社が利用しています。料金は非公開で要問い合わせです。掲載5社の中で金額を公開していないのは本サービスです。
よくある質問
内部通報サービスの料金はいくらですか?
最安プランの月額は3,000円から15,000円(税抜/年払い換算・n=4)で、中央値は13,750円です。完全匿名ヘルプラインは1〜29名で月額3,000円(初期30,000円)、DQヘルプラインのLite版は国内従業員400名まで年間150,000円(税別・月換算12,500円・初期0円)、NHホットラインはベーシックが100名未満で月額15,000円(税込・初期40,000円)、Zation 内部通報代行窓口はスタンダードが100人まで月額15,000円(初期50,000円)です。企業倫理ホットライン(ダイヤル・サービス)は要問い合わせです。
従業員数によって有利なサービスは変わりますか?
変わります。従業員29名までなら完全匿名ヘルプラインが月額3,000円で最も安く、30〜99名でも8,000円です。100名を超えるとDQヘルプラインのLite版が月換算12,500円(税別)となり、国内従業員400名まで同額で使えます。完全匿名ヘルプラインは100〜299名で15,000円、300〜499名で20,000円と上がるため、100名以上ではDQヘルプラインのLite版が安くなります。
電話でも通報を受け付けられますか?
プランによります。Zation 内部通報代行窓口のスタンダード(100人まで15,000円)は受付チャネルがメール・書面のみで、電話・Webフォーム・チャットボットはプレミアム(同35,000円・初期100,000円)が必要です。NHホットラインもベーシックはWeb・メール・書面で、電話窓口はスタンダード(100名未満18,000円・税込)から加わります。企業倫理ホットライン(ダイヤル・サービス)は電話とWebフォームに対応します。
24時間受け付けてもらえますか?
Webでの受付は24時間対応のサービスが多く、電話は時間帯が限られます。企業倫理ホットライン(ダイヤル・サービス)はWebが24時間365日、電話が月〜金12:00〜21:00・土日祝9:00〜17:00です。Zation 内部通報代行窓口はメール・Webが24時間365日受付で運営対応は平日9:00〜17:00、完全匿名ヘルプラインはWeb受付が24時間で運営対応は平日10:00〜17:00(土日祝定休)です。
通報者の匿名性はどう守られますか?
完全匿名ヘルプラインはメール・IP・ログを一切取得せず、通報者と企業担当者以外は閲覧できない設計で、システムスタッフも通報内容を見られません。DQヘルプラインは特許を取得した匿名・双方向のやり取りが可能な通報システムを持ち、匿名のまま追加の確認ができます。NHホットライン、Zation 内部通報代行窓口、企業倫理ホットライン(ダイヤル・サービス)は社外の第三者窓口として匿名通報に対応します。
多言語に対応していますか?
対応の幅が異なります。DQヘルプラインは国内版・海外版が36言語以上に対応し、海外版では各国のローファームネットワークと提携しています(Lite版は日本語)。企業倫理ホットライン(ダイヤル・サービス)は電話が英語・中国語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語・ベトナム語・インドネシア語、Webが15言語以上です。Zation 内部通報代行窓口は日本語・英語・中国語(要望に応じて追加)、完全匿名ヘルプラインは全言語に対応しますが国内からのアクセスに限定され翻訳機能はありません。