Web接客ツール
Web接客ツールは、本ページ掲載5サービスのうち公式サイトで金額を確認できるのが2サービスにとどまります。さらに課金の基準がPV数、UU数、接客の配信回数と揃っていないため、同じ規模のサイトでも数え方によって金額が変わります。まず自社のサイトで何が多いのか(表示回数なのか、訪問者数なのか、施策を出す回数なのか)を把握してから見積りを取ってください。
Web接客ツールとは
金額が公開されているのはecコンシェルとFlipdeskです。ecコンシェルは接客の配信回数でプランが分かれ、フリープランが永年無料で月100回・1サイト、スタンダードプランが月9,800円で月10,000回・2サイト、エンタープライズプランが月48,000円からで配信回数もサイト数も無制限です。Flipdeskは初期費用50,000円・月額50,000円(いずれも税抜)で、月80万PVまでが対象となります。
KARTE・Sprocket・CODE Marketing Cloudは料金を公開していません。Sprocketは初期費用と月額の組み合わせでUUの規模帯による見積り、CODE Marketing CloudはPV/UVの規模帯による見積り、KARTEは課題のヒアリングに基づくエンタープライズ向けの個社見積りとされています。
費用をかけずに始められるのはecコンシェルだけです。フリープランは永年無料で、接客配信100回/月・1サイト・キャンペーン1つという範囲で使えます。他の4サービスに無料プランはなく、無料トライアルの記載も公式にはありません。
ツールを渡されるだけなのか、運用まで人がつくのかも分かれます。Sprocketは専任コンサルタントによる伴走支援を成果コミット型で提供し、KARTEはプロフェッショナルサービスによる伴走支援、CODE Marketing Cloudはカスタマーサクセスによる運用支援を掲げています。ecコンシェルとFlipdeskは運用サポートをオプションとして用意する形です。
Web接客ツールの検索需要トレンド
Web接客という言葉そのものは指数が拾えるほどの検索量に届かないため、目的にあたる「CVR」の推移を見ています。月平均は64.6で、25か月を通して49〜74の範囲に収まっています。指数が0まで落ちた月はありません。2024年は59〜74と高めでしたが、2025年後半から緩やかに下がり、直近の2026年7月は最も低い49となっています。コンバージョン率の改善という課題自体は継続して調べられているものの、以前ほどの勢いはない状態です。(出典:Googleトレンド/キーワード「CVR」)
Web接客ツールの選び方の要点
ecコンシェルは接客の配信回数(フリー100回/月、スタンダード10,000回/月、エンタープライズ無制限)、Flipdeskは月間PV(スタンダードプランで80万PVまで)でプランが決まります。SprocketはUUの規模帯、CODE Marketing CloudはPV/UVの規模帯による個社見積りです。同じサイトでも、表示回数が多いのか訪問者数が多いのか、施策を出す回数が多いのかで有利な課金方式が変わります。見積りを取る前に自社サイトの数値を把握しておく必要があります。
公式サイトで金額を確認できるのはecコンシェルとFlipdeskです。KARTE・Sprocket・CODE Marketing Cloudはいずれも個社見積りで、公式ページに金額の記載がありません。複数社を比較する場合、3サービスは問い合わせが前提になります。検討のスケジュールに見積りの期間を含めておく必要があります。
Flipdeskは初期費用50,000円(税抜)を公開しています。Sprocketも初期導入費用があるとされていますが金額は非公開です。ecコンシェルは料金ページ上に初期費用の記載がなく、KARTEとCODE Marketing Cloudについても公式に明示がありません。月額だけを比べると初年度に必要な金額を見誤ります。
Sprocketは専任コンサルタントによる伴走支援を成果コミット型で提供しており、施策の設計から改善まで人が入る前提の構成です。KARTEもプロフェッショナルサービスによる伴走支援、CODE Marketing Cloudはカスタマーサクセスによる運用支援を掲げています。一方ecコンシェルとFlipdeskは、運用サポートをオプションとして選ぶ形です。社内に施策を回せる担当がいるかどうかで、必要な支援の度合いが変わります。
KARTEはWeb接客に加えて、KARTE Messageによるアプリ・メール・LINEへのマルチチャネル配信、KARTE Talkによるチャット接客、KARTE Datahubによるデータ統合まで含む構成です。Sprocketも顧客データ統合(CDP)やMA・BIの機能を持ちます。これに対しecコンシェル・Flipdesk・CODE Marketing Cloudは、サイト上でのポップアップやバナーの出し分けを中心とした構成です。Webサイトだけを改善したいのか、顧客とのやり取り全体を扱いたいのかで規模が変わります。
Web接客ツールの比較一覧(全5サービス)
Flipdesk(フリップデスク)
月額50,000円〜サイト訪問ユーザーに応じた販促・接客でCVRを改善するWeb接客ツール。タグ設置だけで導入でき、初期費用5万円・月額5万円(80万PVまで)とサイト単位の定額を公式公開。チャットボット『Cross Talk』との連携やユーザー数無制限が特徴。
KARTE(カルテ)
要問い合わせ東証グロース上場のプレイドが提供するCXプラットフォーム。サイト来訪者の行動をリアルタイム解析し、ポップアップ・チャット・パーソナライズ・マルチチャネル配信で一人ひとりに最適な接客を行う。料金はエンタープライズ個社見積りで非公開。
Sprocket(スプロケット)
要問い合わせコンサルティングを組み合わせたCX改善プラットフォーム。ポップアップ等のWeb接客に加えMA・CDP・BIの機能を持ち、A/Bテストと専門家の伴走でCVR改善に成果コミットする。導入400社超・ISO/IEC 27001認証。料金は非公開。
CODE Marketing Cloud
要問い合わせ東証グロース上場のエフ・コードが提供するノーコードのWebサイト改善・Web接客ツール。ユーザーの行動データをもとにポップアップ・バナーを出し分け、業界別テンプレートで高速にCVR改善のPDCAを回す。導入500社超。料金は公式非公開。
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