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貿易管理システム

貿易管理システムとは、輸出入の見積・受発注・出荷・通関・請求といった一連の業務と、インボイスやパッキングリストなどの貿易書類を管理するシステムです。多通貨・多言語の取引に加えて、安全保障貿易管理や関税関係帳簿といった国内取引にはない要件を扱います。掲載5社は自社の書類と業務を管理する型と、取引相手とつながるプラットフォーム型に分かれ、課金の軸も取引件数・ユーザー数・企業定額とそれぞれ異なります。

掲載 5 サービス料金相場 中央値 10,000 円/月料金公開率 40 %最終更新 2026.07

貿易管理システムとは

貿易管理システムを比べるとき、最初に見分けたいのは製品の立ち位置です。掲載5社のうちEX-TRADE・PORTNeT・HarborWriteは、自社の見積・受発注・出荷・請求と貿易書類を管理する業務システムです。これに対しTradeWaltzとShippioは、取引相手とつながる場を提供します。

TradeWaltzは輸出入者・物流会社・銀行・保険会社・行政機関といった貿易に関わるプレイヤーの情報とコミュニケーションを統一管理する産業横断型のプラットフォームで、NTTデータ・豊田通商・住友商事・三菱商事・東京海上日動・三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行など計18社が出資しています。Shippioは日本初のデジタルフォワーダーとして、実際の輸送(フォワーディング)と貿易管理クラウドをあわせて提供します。自社だけで完結する話ではないため、導入の進め方も費用の考え方も業務システム型とは変わります。

課金の軸も分かれます。TradeWaltzは輸出・輸入の取引件数に応じた案内でユーザーアカウント数では変動せず、Shippioはフォワーディング運賃とクラウド利用の個社見積りです。EX-TRADEは基本利用料30,000円/月に、ユーザーライセンス6,000円/ID・月または同時接続ライセンス10,000円/月を加える方式、PORTNeTはクラウド版がLight月10,000円〜/ユーザー、標準月30,000円〜/ユーザーのユーザー単位です。

金額を公開している2社を並べると、順位が人数で入れ替わります。EX-TRADEの基本利用料30,000円をPORTNeT Lightとの単価差4,000円(10,000円-6,000円)で割ると30,000円÷4,000円=7.5となり、7ユーザーまではPORTNeT Lightが、8ユーザー以上はEX-TRADEが安くなります。20ユーザーならEX-TRADEが150,000円、PORTNeT Lightが200,000円で1.33倍の差です。掲載5社の料金公開率は40%(2/5)、無料トライアルは0社でした。

貿易管理システムの検索需要トレンド

↘ 下降傾向検索インタレストの推移(Googleトレンド・0〜100の相対指数・月平均)
2024.07平均 61(点線)2026.07

「貿易管理」の検索指数は25か月で46〜84の範囲を推移し、平均は61.2です。最高は2025年5月の84、最低は2025年12月と2026年3月の46で、先頭62に対し末尾57と緩やかに下げています。単月の振れ幅が大きく、2025年5月の84から翌月66へ、2026年2月の66から3月の46へと前後で20前後動く月もあります。関税や通関の制度変更、為替の急変といった外部要因で関心が短期間に立ち上がる領域と読み取れます。(出典:Googleトレンド/キーワード「貿易管理」)

貿易管理システムの選び方の要点

1
業務システム型かプラットフォーム型かを見分ける

掲載5社は立ち位置が二分されます。EX-TRADE・PORTNeT・HarborWriteは、自社の見積・受発注・出荷・請求と貿易書類を管理する業務システムです。TradeWaltzは輸出入者・物流会社・銀行・保険会社・行政機関が同じ場に参加する産業横断型のプラットフォームで、Shippioは日本初のデジタルフォワーダーとして実際の輸送と貿易管理クラウドをあわせて提供します。プラットフォーム型は取引相手の参加が前提になるため、自社の書類作成を効率化したいだけなのか、相手との受け渡しまで含めて変えたいのかで候補が変わります。

2
課金の軸を確かめる(取引件数・ユーザー数・企業定額)

TradeWaltzは輸出・輸入の取引件数に応じた案内で、ユーザーアカウント数では変動しない設計です。PORTNeTはクラウド版がユーザー単位で、Lightが月10,000円〜/ユーザー、標準が月30,000円〜/ユーザー(同時接続ユーザー数での提供)です。EX-TRADEは基本利用料30,000円/月の企業定額に、ユーザーライセンス6,000円/ID・月または同時接続ライセンス10,000円/月を加えます。Shippioはフォワーディング運賃とクラウド利用の個社見積り、HarborWriteは月額サブスクまたは買取の個社見積りです。人数が多いのか取引件数が多いのかで、有利な方式が入れ替わります。

3
8ユーザーを境に金額の順位が入れ替わる

金額を公開している2社で試算します。EX-TRADEは基本利用料30,000円+6,000円×IDで、1IDなら36,000円、PORTNeT Lightは10,000円×ユーザー数です。基本利用料30,000円を単価差4,000円(10,000円-6,000円)で割ると30,000円÷4,000円=7.5となり、7ユーザーではPORTNeTが70,000円・EX-TRADEが72,000円、8ユーザーではPORTNeTが80,000円・EX-TRADEが78,000円と逆転します。20ユーザーならEX-TRADEが150,000円、PORTNeT Lightが200,000円で1.33倍の差です。少人数ならユーザー単位、人数が増えるなら企業定額+IDが有利になります。

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同時接続で使うかどうかで単価が変わる

貿易実務は担当者が交代で入力する場面が多く、同時接続ライセンスが用意されている製品があります。EX-TRADEは同時接続ライセンスが10,000円/月で、ユーザーライセンス6,000円/IDの約1.67人ぶんにあたります。2人が交代で使うならIDを2つ持つと12,000円ですが、同時接続1つなら10,000円で済みます。PORTNeTのクラウド標準版も同時接続ユーザー数での提供です。在籍する担当者の数ではなく、同時に画面を開く人数を数えると見積りの精度が上がります。

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三国間貿易・安全保障貿易管理への対応を確認する

貿易管理は国内の販売管理にはない要件を扱います。HarborWriteは三国間貿易に正式対応し、キャッチオール規制・リスト規制といった安全保障貿易管理までカバーします。あわせて税関システムNACCSから輸出入許可情報を取得できる点も特徴です(オプション)。TradeWaltzは関税関係帳簿の自動作成とブロックチェーンを活用した原産地証明書の申請に対応します。PORTNeTは日英中のマルチランゲージと複数通貨、軽減税率・インボイス制度対応、更新履歴・承認プロセス・権限設定といった内部統制機能を備えます。自社の取引形態に必要な要件を先に洗い出してください。

貿易管理システムの比較一覧(全5サービス)

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PORTNeT(ポートネット)のロゴ

1985年創業のFBSが開発した輸出入貿易管理システム(現在の運営はヒューマンリソシア)。クラウド・Web・オンプレの3形態で提供し、多言語(日英中)・複数通貨・インボイス制度・内部統制に対応。クラウド版は月額10,000円〜/30,000円〜/ユーザーを公式公開。導入7,500社超。

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EX-TRADE(エクストレード)のロゴ

中小商社向けのクラウド型貿易・販売管理システム。見積・受発注・出荷・請求を多通貨対応で行い、販売・仕入・在庫・入出金の4管理を一元化。輸出入と国内取引の両方に対応し、料金(初期費用・月額)を公式公開している。

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TradeWaltz(トレードワルツ)のロゴ

貿易に関わる輸出入者・物流・銀行・保険・行政をつなぐ産業横断型の貿易プラットフォーム。貿易書類・許可書の一元管理、関税関係帳簿の自動作成、ブロックチェーンによる原産地証明書申請などを提供し、料金は取引件数に応じた個社見積り。

4
Shippio(シッピオ)のロゴ

Shippio(シッピオ)

要問い合わせ

日本初のデジタルフォワーダーが提供する国際物流DXプラットフォーム。デジタルフォワーディングに加え、荷主向け貿易管理クラウド(Cargo)と国際物流事業者向け貿易管理クラウド(Works)を展開し、シップメント管理・貿易書類管理・本船位置の可視化などに対応。料金は要問い合わせ。

5
HarborWrite(ハーバーライト)のロゴ

見積・受発注・入金支払・進捗・ドキュメント管理に加え、三国間貿易や安全保障貿易管理(キャッチオール・リスト規制)まで対応する貿易管理システム。NACCS連携で輸出入許可情報を取得可能。サブスク/ライセンス買取の2形態で、料金は要問い合わせ。

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掲載は無料掲載と有料掲載の2つです。無料掲載は1カテゴリまでで、相互リンクのご協力が必要。 有料掲載は月額20,000円(税抜)で相互リンクが不要になり、この一覧とおすすめ比較記事の最上部に固定して掲載します。 「料金改定を反映してほしい」といった訂正のご相談も同じ窓口で、こちらは費用はかかりません。

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貿易管理システムのよくある質問

貿易管理システムの料金相場はいくらですか?
掲載5社の料金公開率は40%(2/5)で、金額を公開しているのはEX-TRADEとPORTNeTの2社です。EX-TRADEは基本利用料30,000円/月にユーザーライセンス6,000円/ID・月または同時接続ライセンス10,000円/月を加える方式で、1IDなら月36,000円、年間432,000円になります(別途初期費用240,000〜300,000円・税抜)。PORTNeTはクラウド版がLight月10,000円〜/ユーザー、標準月30,000円〜/ユーザーで、10ユーザーなら年1,200,000円です。TradeWaltz・Shippio・HarborWriteは料金非公開の個社見積りです。
ユーザー数が増えるとどちらが安くなりますか?
8ユーザーを境に入れ替わります。EX-TRADEは基本利用料30,000円+6,000円×ID、PORTNeT Lightは10,000円×ユーザー数なので、基本利用料30,000円を単価差4,000円で割ると30,000円÷4,000円=7.5になります。7ユーザーではPORTNeTが70,000円・EX-TRADEが72,000円でPORTNeTが安く、8ユーザーではPORTNeTが80,000円・EX-TRADEが78,000円でEX-TRADEが安くなります。20ユーザーならEX-TRADEが150,000円、PORTNeT Lightが200,000円で1.33倍の差です。なおTradeWaltzは取引件数連動でユーザーアカウント数では変動しない設計です。
クラウドと買取はどちらを選ぶべきですか?
利用年数で決まります。PORTNeTはクラウド版とオンプレミス版(買取)の両方を提供しており、オンプレミス版はスタンドアロン版が900,000円〜/ユーザー、ネットワーク版が3ユーザー1,200,000円〜です。買取価格900,000円をクラウド標準版の月30,000円で割ると30か月(2年6か月)、Light版の月10,000円で割ると90か月(7年6か月)で総額が並びます。ネットワーク版3ユーザーの1,200,000円は、Light版3人ぶんの月30,000円で割ると40か月(約3年4か月)です。ただしオンプレミス版は別途初期設定・講習会・サーバ・月額サポート費用が必要なため、実際の分岐点はこれより手前に来ます。HarborWriteも月額サブスクと買取の2形態を用意しています(いずれも金額は非公開)。
無料トライアルはありますか?
掲載5社とも無料トライアルはありません(0/5社)。貿易管理システムは自社の取引先・品目・通貨の設定を入れないと使い勝手が判断できず、また通関や許可情報の連携が絡むため、短期間の試用が成立しにくい領域です。HarborWriteは無料デモの案内があり、TradeWaltz・Shippio・EX-TRADE・PORTNeTもデモや問い合わせでの対応になります。なおEX-TRADEは最短利用期間が6ヶ月で以降1ヶ月自動更新、PORTNeTのクラウド版は契約1年単位で初年度の途中解約ができないため、契約期間の条件は見積り時に確認してください。
NACCSとの連携はできますか?
HarborWriteは税関システムNACCS(Nippon Automated Cargo and Port Consolidated System)から輸出入許可情報を取得して活用できます(オプション)。TradeWaltzは輸出入許可データ連携に対応し、関税関係帳簿の自動作成も行えます。Shippioは集荷・出港・入荷・通関・納品といった進捗を可視化でき、通関の状況を追えます。EX-TRADEとPORTNeTは料金・機能ページ上にNACCS連携の明確な記載がないため、必要な場合は問い合わせで確認してください。許可情報を手で転記している業務があるなら、連携の可否は工数に直結します。
三国間貿易や安全保障貿易管理に対応していますか?
HarborWriteは三国間貿易に正式対応し、キャッチオール規制・リスト規制といった安全保障貿易管理までカバーします。掲載5社の中でこの2点を明示しているのは同社です。TradeWaltzは輸出入者・物流会社・銀行・保険会社・行政機関が参加する産業横断型のプラットフォームで、関税関係帳簿の自動作成とブロックチェーンを活用した原産地証明書の申請に対応します。EX-TRADEは輸出入だけでなく国内取引にも標準機能で対応し多通貨で処理できます。PORTNeTは日英中のマルチランゲージと複数通貨、諸掛込みの利益管理を備えます。自社の取引形態に必要な要件から候補を絞ってください。
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