弥生給与 Next
従業員数に単価が比例しない定額制のクラウド給与ソフト。従業員データは人数無制限で登録でき、給与・賞与明細も無制限で作成できる。

サービス概要
弥生給与 Nextは、弥生株式会社が提供するクラウド給与計算ソフトです。給与・賞与計算、社会保険料・所得税の自動計算、Web給与明細、年末調整に加えて、勤怠管理や入社・保険手続きといった労務業務までをカバーします。
最大の特徴は料金体系です。従業員数に単価が比例しない定額制で、従業員データは全プラン人数無制限で登録でき、給与・賞与明細も無制限で作成できます。ただし人数無制限なのは登録と明細の作成までで、Web明細の配信・勤怠・労務は無料枠が3名(ベーシックプラスは5名)、超過分は1名あたり月額200円〜の従量課金になります。人数比例型のサービスでは従業員が増えるたびに費用が上がりますが、その心配がありません。
2025年4月8日に「やよいの給与明細 Next」と統合され、年末調整を外部委託するかどうかとサポート内容に応じた新5プランへ移行しました。ただしそのうち最安だったエントリーライトは2026年7月28日18:00で新規申し込みの受付を終了しており、現在の料金ページに並ぶのはエントリー/ベーシックライト/ベーシック/ベーシックプラスの4プランです。年末調整を税理士などに委託する場合の最安はエントリー(年契約で月あたり1,700円・税抜/年20,400円)、年末調整の計算まで自社で行う場合の最安はベーシックライト(年契約で月あたり3,000円・税抜/年36,000円)になります。
初期費用は0円で、公式が20名未満の事業者に案内している無料体験プラン(ベーシックプラス相当)があり、期間は最大2か月です。法改正には自動で対応します。想定規模は個人事業主から中小企業で、小規模の会社が費用を抑えて始めるのに向いた構成です。
動画で解説
主なポイント
全プランで従業員データを人数無制限に登録でき、給与・賞与明細書も無制限で作成できます。無制限なのはこの範囲までで、Web明細の配信は無料枠3名を超えると1名あたり月額200円(税抜)が加算されます。なお勤怠管理(弥生勤怠 Next)を使う場合は、配信した人数ではなく登録している従業員数そのものが数えられ、3名を超えると1名あたり月額300円(税抜)がかかります。人数比例型のサービスでは従業員が1名増えるごとに費用が上がりますが、給与計算そのものではその心配がありません。
年末調整の計算まで自社で行う場合の最安はベーシックライト(年契約で月あたり3,000円・税抜)、年末調整を税理士などに委託する場合の最安はエントリー(同1,700円・税抜)です。エントリーは申告書をWebで回収するところまでで、年税額や還付徴収税額の自動計算は付きません。年末調整の処理方法を先に決めておかないと、見積もった金額と必要なプランが食い違います。
従業員数に単価が比例しない定額制です。人数比例型のfreee人事労務やジョブカン給与計算(いずれも100名で年480,000円)と比べると、人数が多い企業ほど差が開きます。ただし全員にWeb明細を配信する場合は配信人数の従量が乗り、100名なら年268,800円(ベーシックライト・税抜)になります。当メディアの集計でも、このサービスは1人単価の相場からは除外して扱っています。
給与・賞与計算や年末調整に加えて、勤怠管理、入社手続き、保険手続きといった労務業務にも対応します。給与ソフトとして導入して、そのまま入退社まわりの手続きも同じサービスで扱えます。Web給与明細の配信は無料枠が3名で、それを超える人数に配信する場合は1名あたり月額200円(税抜)が加算されます。
公式が20名未満の事業者に案内している無料体験プラン(ベーシックプラス相当)があり、期間は最大2か月です。電話サポート・労務相談・マイナンバー相談は対象外で、期間が終わるとデータの閲覧のみになります。給与計算は毎月の業務なので、複数回の給与処理を通して使い勝手を確かめられる長さがあることには意味があります。
2025年4月8日に「やよいの給与明細 Next」と統合されて5プランへ移行し、さらに2026年7月28日には最安のエントリーライトが新規受付を終了しました(契約中の利用者は継続できます)。以前の製品名やプラン名で情報を探すと現行の体系と食い違うことがあるため、検討時は現在の4プラン(エントリー/ベーシックライト/ベーシック/ベーシックプラス)で確認してください。
初期費用は0円で、社会保険料率や税制の改正には自動で対応します。運営元の弥生株式会社は会計ソフトで長い実績を持つ会社で、給与・会計を同じベンダーで揃えたい小規模事業者にとっては馴染みやすい選択肢です。
企業規模別の料金シミュレーション
| 従業員数 | 年間コスト(税抜) | 業界内の位置 |
|---|---|---|
| 従業員10名 | 20,400円/年 | 業界中央値 48,000円・中央値より安い |
| 従業員50名 | 20,400円/年 | 業界中央値 120,000円・中央値より安い |
| 従業員100名 | 20,400円/年 | 業界中央値 166,800円・中央値より安い |
最安有料プラン・税抜・当メディア試算(2026-07時点)。順位は当メディア集計の給与計算ソフト(クラウド給与計算)での比較。
料金プラン
| プラン | 月額(月払い) | 月額(年払い換算) | 備考 |
|---|---|---|---|
| エントリー | 2,040円 | 1,700円 | 年契約 月あたり1,700円/年20,400円、月契約 2,040円(いずれも税抜)。給与自動計算・Web給与明細・Web年調申告書に勤怠管理(弥生勤怠 Next)が付く。年末調整計算(年税額・還付徴収税額の自動計算)はなし=年末調整を税理士等に委託する企業向け。無料枠:Web給与明細3名/Web年末調整3名/勤怠管理3名(労務管理は対象外)。旧「やよいの給与明細 Next ベーシック/トータル」の移行先 |
| ベーシックライト | 3,600円 | 3,000円 | 年契約 月あたり3,000円/年36,000円、月契約 3,600円(いずれも税抜)。年末調整計算(年税額・還付徴収税額の自動計算)と法定調書自動作成に対応する最安プラン。労務管理は算定基礎届・月額変更届と労働保険料集計表の書類作成のみ(行政への電子申請は不可)。無料枠:Web給与明細3名/Web年末調整3名/勤怠管理3名 |
| ベーシック | 5,520円 | 4,600円 | 年契約 月あたり4,600円/年55,200円、月契約 5,520円(いずれも税抜)。給与・勤怠・労務の全機能+作成書類の電子申請+初期導入サポート/導入・運用支援。無料枠:Web給与明細3名/Web年末調整3名/勤怠管理3名/労務管理3名 |
| ベーシックプラス | 8,400円 | 7,000円 | 年契約 月あたり7,000円/年84,000円、月契約 8,400円(いずれも税抜)。全機能に電話サポート・労務相談・マイナンバー相談が付く最上位。無料枠は各機能5名に拡大 |
※税抜・人数帯ごとの月額定額(特記なき場合)。「—」は非公開または該当なし。
主な機能・特徴
会社概要
| 会社名 | 弥生株式会社 |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役 社長執行役員 兼 最高経営責任者(CEO) 武藤 健一郎 |
| 設立 | 創業 1978年 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX21F |
| 従業員数 | 801名(2025年9月現在) |
| 事業内容 | 業務ソフトウェアおよび関連サービスの開発・販売・サポート |
基本情報
| 公式サイト | https://www.yayoi-kk.co.jp/kyuyo/ |
|---|---|
| 提供形態 | クラウド(SaaS) |
| 最安料金プラン | エントリー(年契約)(月額1,700円〜) |
| 課金単位 | 人数帯定額 プラン定額(従業員データの登録と給与・賞与明細書の作成は全プラン人数無制限)。ただしWeb明細等の配信・勤怠・労務・管理者アカウントは無料枠3名(ベーシックプラスは5名)で、超過分は従量課金オプション(Web給与明細/Web年末調整申告書/Web源泉徴収票の配信 1名200円・勤怠管理の対象従業員 1名300円・労務管理の対象従業員 1名400円・管理者アカウント 1名300円/いずれも月額税抜)が加算される。数え方はオプションごとに違い、Web配信は「その月に実際に配信した従業員数」、勤怠は「その月に登録されていた最大の従業員数」、労務は「従業員数+個人支払先数の最大値」。プランは年末調整を自社対応するか外部委託するかとサポート内容で選ぶ(人数帯では選ばない)。表内headcountは想定規模の目安で、実際の登録人数上限ではない。年契約と月契約で単価が異なり、公式は年契約を「年契約(最大2か月分おとく)」と表記する。yearlyは年契約時の月額換算、monthlyは月契約時の月額。 |
| 初期費用 | 0円(無料) |
| 無料プラン | なし |
| 無料トライアル | あり(無料体験プラン(最大2か月間)。公式は「20名未満の事業者におすすめ」と案内する。公式表記「無料体験期間中は、ベーシックプラス相当の機能がお試しできます。」「電話サポート・労務相談・マイナンバー相談はご利用いただけません。」「無料体験終了後は、弥生給与 Nextのデータ閲覧のみが可能となっております。」無料体験中のWeb配信人数の上限は5人で、上限を超えて配信することはできない) |
| 想定規模 | 個人事業主〜中小企業(公式は20名未満に無料体験、20名以上に資料請求を案内) |
| セキュリティ認証 | 運営元の弥生株式会社が情報セキュリティマネジメント規格 ISO/IEC 27001(ISMS)の認証を2023年1月に取得(公式「情報セキュリティ基本方針」)。弥生給与 Nextの製品ページ・料金ページに認証名の記載はなく、料金ページのFAQでは基盤にAmazon Web Servicesを採用し、データの暗号化と日々のバックアップを行うと説明している |
| API連携 | あり(API連携に対応。勤怠管理はKING OF TIME・Touch On Time・弥生勤怠 Next、労務管理はオフィスステーション労務・弥生労務 Nextとデータ連携できる。このほかTimeP@CK・CLOUZA・ジョブカン勤怠管理・年調法定調書の達人・弥生会計 Nextとも連携する。外部開発者向けの公開APIについては公開ページに記載が無い) |