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人事管理システムおすすめ比較5選|料金と選び方をタイプ別に解説

人事管理システムは5社中2社しか料金を公開していません。手続き重視ならジョブカン労務HR(10名で年48,000円)、人材活用ならカオナビ・HRBrain。30名まで無料のSmartHRを含む主要5社をタイプ別に比較します。

人事管理システムのおすすめ(目的別の早見表)

人事管理システムを比較しようとすると、まず料金の壁にぶつかります。当メディアが掲載5サービスを調べたところ、金額を公開しているのは2サービスだけで、料金公開率は60%(一部公開を含む)でした。利用する機能と人数の組み合わせでプランを作る売り方が主流のため、単価が公式サイトに載らないのです。

そこで比較の軸になるのが、「手続きを軽くしたいのか、人材データを活かしたいのか」という目的です。同じカテゴリでも、入退社や年末調整のペーパーレス化が中心のサービスと、顔写真付きの人材データベースで評価・配置・育成を回すサービスとでは、向いている会社が違います。

導入目的おすすめのタイプ主なサービス
30名以下を無料で始めたい労務手続き起点型SmartHRジョブカン労務HR
入退社と社会保険の手続きを安く回したい労務手続き起点型ジョブカン労務HR
会計・給与をマネーフォワードで揃えているバックオフィス統合型マネーフォワード クラウド人事管理
人材の見える化と最適配置を進めたい人材データ活用型カオナビ
人事評価とサーベイの運用を変えたい人材データ活用型HRBrain

人事管理システムとは?

人事管理システムとは、従業員の基本情報・所属・評価・スキル・異動履歴といった人材データを1つのデータベースに集約し、人事評価や人員配置、育成の判断に使えるようにするSaaSです。

解こうとしているのは「従業員の情報がどこにあるか分からない」という状態です。氏名や所属はスプレッドシート、評価結果は別ファイル、異動履歴は紙の辞令、スキルや資格は本人しか把握していない——この分散が、評価のたびの集計や、配置を考えるときの調査を重くします。

労務管理システムとの違いは重心の置き方です。労務管理システムは入退社手続き・社会保険の電子申請・年末調整といった「手続き」が中心、人事管理システムは従業員データベースを基盤にした「人材の活用」が中心です。ただし両者は同じ従業員情報を使うため境界は緩やかで、SmartHRやジョブカン労務HRのように両方を担うサービスもあります。

人事管理システムの種類(労務起点型・人材活用型・統合型)

労務手続き起点型は、入退社・年末調整・社会保険といった手続きの電子化を入口に、そこで集めた従業員情報をデータベースとして活用します。SmartHR、ジョブカン労務HRがこの型です。手続きという「どの会社にもある業務」から始められるので、導入の目的を立てやすいのが利点です。

人材データ活用型は、人材データの活用そのものが目的です。顔写真付きの人材データベース、人事評価、サーベイ、人員配置、分析を主軸に据えます。カオナビ、HRBrainがこの型で、評価運用や配置検討を変えたい会社に向きます。

バックオフィス統合型は、会計・給与・勤怠を含むクラウド群の一部として人事管理を提供します。マネーフォワード クラウド人事管理がこれにあたり、従業員情報を起点にバックオフィス全体を1つの基盤で回したい企業向けです。

人事管理システムの選び方(5つのポイント)

  1. 目的を先に決める。手続きを軽くしたいのか、人材データを活かしたいのか。ここが決まらないまま機能表の広さで選ぶと、使わない領域に払い続けることになります
  2. 料金は条件を揃えて見積りを取る。5社中2社しか金額を公開していません。従業員数・使いたい機能・契約期間の3点を各社に同じ条件で伝えてはじめて横並びになります
  3. 無料で始められる範囲を確認する。SmartHRは30名まで、ジョブカン労務HRは5名以下が無料ですが、SmartHRの¥0プランは電子申請・年末調整が対象外です
  4. 自社の人数での年額を出す。単価が同じでも、基本料金・最低利用料金の有無で実額は変わります
  5. いまの給与・勤怠との連携を確認する。人事情報は給与・勤怠と共有してこそ効果が出ます。既存システムを残すのか、まとめて移すのかで候補が変わります

人事管理システムのタイプ別分類

労務手続き起点型(手続きから人材データを貯める)

入退社・年末調整・社会保険の電子化が入口。集めた情報がそのままデータベースになる

SmartHRジョブカン労務HR
人材データ活用型(評価・配置・育成が主目的)

顔写真付き人材データベース、人事評価、サーベイ、人員配置、分析を主軸に据える

カオナビHRBrain
バックオフィス統合型

会計・給与・勤怠と同一基盤。人事情報を起点にバックオフィス全体を1つで回す

マネーフォワード クラウド人事管理
無料からはじめる型(小規模向け)

30名以下・5名以下なら無料で従業員情報の一元管理を始められる

SmartHRジョブカン労務HR

人事管理システムの料金(公開しているのは5社中2社)

このカテゴリの最大の特徴は、料金が公開されていないことです。当メディアの集計では、掲載5サービスの料金公開率は60%(open 2社・partial 1社・closed 2社)でした。

サービス料金の公開状況公開されている金額
ジョブカン労務HR公開1人月額400円(税抜)・5名以下は無料
マネーフォワード クラウド人事管理公開基本料金 年払月額6,480円(10名込)+11名以上600円/名
SmartHR一部公開30名までの¥0プランのみ。有料は要見積り
カオナビ非公開機能×人数で見積り
HRBrain非公開機能×人数で見積り

なぜ非公開が多いのか

人材データ活用型のサービスは、「必要な機能を選んで人数に応じたプランを作る」売り方が主流です。従業員データベースを基本に、評価・サーベイ・育成・配置・分析といったモジュールを組み合わせるため、標準価格を示しにくい構造になっています。裏を返せば、使わない機能の費用を抱えずに済むということでもあります。

見積りの取り方

比較のためには、各社に同じ条件を伝えることが欠かせません。最低限、次の3点を揃えてください。

  • 従業員数(今と1年後の想定)
  • 使いたい機能(評価だけ/サーベイまで/労務手続きも含む)
  • 契約期間(年間契約かどうか)

人事管理システムの企業規模別コスト(10名・50名・100名)

料金を公開している2サービスについて、公式料金をもとに当メディアが年間コストを試算しました(税抜・年払い換算)。

従業員数ジョブカン労務HRマネーフォワード クラウド人事管理
10名48,000円72,000円
50名240,000円360,000円
100名480,000円720,000円

ジョブカン労務HRは1人月額400円の従量制(最低月額2,000円)、マネーフォワード クラウド人事管理は基本料金(年払月額6,480円・10名込)+11名以上600円/名という構成です。金額だけを見ればジョブカン労務HRが安く収まりますが、マネーフォワードの料金には会計・請求書・給与・契約などを含むクラウド一式が含まれるため、人事管理だけを切り出した比較にはなりません。

人事管理システムの無料プランと無料トライアル

掲載5サービスのうち、無料プランがあるのは2つです。

  • SmartHR:従業員30名まで無料の¥0プラン(従業員名簿・Web給与明細・入社手続きの一部)。電子申請・年末調整などの主要機能は対象外
  • ジョブカン労務HR:利用人数5名以下は初期費用・月額とも無料

無料トライアルは5サービスすべてにあり、日数が公表されているものの平均は25日です。SmartHRは15日間(クレジットカード登録不要)、マネーフォワード クラウド人事管理とジョブカン労務HRは30日間、カオナビとHRBrainはデモ・無料お試しが用意されています(日数・条件は要問い合わせ)。

人事管理システムは従業員全員が触るため、管理画面だけでなく従業員側の入力画面を試用期間中に確かめておくと、導入後の入力率が変わります。

人事管理システムの比較表(主要5サービス)

サービス料金無料プラントライアル従業員DB組織図評価・タレントマネジメント労務手続き想定規模
SmartHR要見積り(30名まで¥0)30名まで15日ありありあり(サーベイ・評価・配置)あり(電子申請・年末調整)小規模〜大企業
カオナビ要見積り(機能×人数)なしデモ・要問い合わせあり(顔写真付き)ありあり(評価・配置・育成・分析・AI)追加機能で選択可中小〜大企業
HRBrain要見積り(機能×人数)なしデモ・要問い合わせありありあり(目標管理・360度評価・各種サーベイ)モジュールで内包中小〜大企業
マネーフォワード クラウド人事管理基本6,480円/月+11名以上600円/名なし30日ありあり(組織マスタ)一部(情報の一元管理が中心)給与・勤怠・社保と連携中小企業
ジョブカン労務HR1人400円(5名以下無料)5名まで30日ありあり一部(人事・労務情報が中心)あり(入退社・年末調整・社保・電子契約)小規模〜中堅

おすすめの人事管理システム5選

SmartHR

株式会社SmartHR

公式サイト ↗
SmartHRの公式サイト(トップページ)
  • 概要:労務手続きのペーパーレス化で集めた従業員情報を、そのままサーベイ・人事評価・人員配置に使えるクラウド人事労務ソフト。労務管理クラウドとして国内シェア上位です。
  • 特徴
    • 30名までは¥0プランで無料
    • 手続きのデータがそのまま人材データベースになる
    • サーベイ・評価・スキル管理・人員配置まで対応
  • 料金:¥0プラン以外は要見積り(規模・課題により変動)。初期導入費用・サポート費用は無料で、15日間の無料トライアルがあります。
  • 注意点:¥0プランでは電子申請・年末調整といった主要機能が対象外です。有料プランの月額が非公開なので、比較には見積りが必要です。
  • こんな企業に向いている:労務の電子化を入口に、人事データの活用まで広げたい会社。

カオナビ

株式会社カオナビ

公式サイト ↗
カオナビの公式サイト(トップページ)
  • 概要:顔写真付きの人材データベースを軸に、評価・配置・育成・分析を一元化するタレントマネジメントシステム。導入実績・シェアは国内上位です。
  • 特徴
    • 顔写真つきのカードで人物像を掴みながら配置を検討できる
    • 独自項目のカスタマイズで自社の管理項目を持てる
    • 評価・育成・分析・AI・人材配置を必要な分だけ組み合わせられる
  • 料金:非公開。「選べる機能と人数で最適なプランを作成」する見積り制です。
  • 注意点:無料プランはなく、デモ・トライアルの日数や条件は問い合わせが必要です。単価が非公開のため、初期段階での横並び比較ができません。
  • こんな企業に向いている:人材の見える化と最適配置を進めたい会社、既存の給与・勤怠を残したまま人材データの層を足したい会社。

HRBrain

株式会社HRBrain

公式サイト ↗
HRBrainの公式サイト(トップページ)
  • 概要:人事評価(目標管理・360度評価)を起点に、サーベイ・スキル管理・労務・ラーニングなど15以上のモジュールを組み合わせて構成できる人材マネジメントクラウドです。
  • 特徴
    • 評価シートの配布・回収・催促をシステム上で回せる
    • 組織診断サーベイ・パルスサーベイ・ストレスチェックを同じ基盤で実施できる
    • 労務管理・勤怠管理のモジュールも内包
  • 料金:非公開。必要なモジュールを組み合わせ、利用人数に応じて決まる見積り制です。
  • 注意点:使うモジュールが増えるほど費用も上がるため、見積り時に「導入時に使うもの」と「将来使うもの」を分けて確認しておくのが安全です。
  • こんな企業に向いている:人事評価とサーベイの運用を変えたい会社。

マネーフォワード クラウド人事管理

株式会社マネーフォワード

公式サイト ↗
マネーフォワード クラウド人事管理の公式サイト(トップページ)
  • 概要:従業員情報をWebフォームで収集して一元管理し、給与・勤怠・マイナンバー・社会保険手続きと同一基盤で連携する人事管理モジュールです。
  • 特徴
    • Webフォームでの本人入力により転記作業がなくなる
    • 同シリーズとデータ連携の設定が不要
    • 身上申請・書類締結・権限管理に対応
  • 料金:スモールビジネス 年払月額4,480円(3名込)、ビジネス 年払月額6,480円(10名込)+11名以上600円/名。初期費用0円、1か月の無料トライアルがあります。
  • 注意点:扱う範囲は情報の一元管理が中心で、人事評価や人員配置といったタレントマネジメント機能は限定的です。
  • こんな企業に向いている:会計・給与をすでにマネーフォワードで運用している中小企業。

ジョブカン労務HR

株式会社DONUTS

公式サイト ↗
ジョブカン労務HRの公式サイト(トップページ)
  • 概要:従業員情報の一元管理から入退社・社会保険手続き・年末調整・電子契約までを1人月額400円で扱えるジョブカンシリーズの労務・人事管理システムです。
  • 特徴
    • プランによる機能差がなく、単価400円で全機能を使える
    • 5名以下は初期費用・月額とも無料
    • 課金対象は在職・休職中の従業員のみ
  • 料金:1人月額400円(税抜)、月額最低利用料金2,000円。初期費用は無料で、30日間の無料トライアルがあります。
  • 注意点:電子契約は1送信ごとの従量課金で、月額とは別に発生します。人事評価や人員配置の機能は限定的です。
  • こんな企業に向いている:ジョブカン勤怠管理・給与計算をすでに使っている会社、手続きと情報管理を低コストで回したい会社。

規模別のおすすめ

〜30名:SmartHRの¥0プラン(30名まで)とジョブカン労務HRの無料枠(5名以下)が候補です。まず従業員情報をシステムに集めるところから始められます。

31〜100名:手続き中心ならジョブカン労務HR(100名で年480,000円)、会計・給与をマネーフォワードで揃えているならマネーフォワード クラウド人事管理(同720,000円)。評価運用まで変えたいならカオナビ・HRBrainに見積りを取る段階です。

101名以上:人材データの活用が主目的になりやすい規模です。カオナビ・HRBrain・SmartHRのタレントマネジメントプランが比較対象になります。いずれも見積り制なので、条件を揃えて3社に出すのが近道です。

人事管理システムのデメリット・注意点

  • 料金の比較に手間がかかる:5社中2社しか金額を公開していないため、見積りを取らないと横並びにできません
  • 項目設計に時間がかかる:自社が管理したい項目を決めないまま導入すると、結局スプレッドシートが残ります
  • 従業員が入力しないと成立しない:本人入力が前提の仕組みなので、周知と入力しやすさが定着を左右します
  • 評価運用の移行は簡単ではない:現行の評価シートや評価軸をどこまで再現できるかは、トライアルの段階で確認が必要です

人事管理システム導入の流れ

  1. 目的の確定:手続きの効率化か、人材データの活用か。どちらが主目的かを決める
  2. 管理項目の棚卸し:いまスプレッドシートや紙で持っている情報を洗い出し、システムに載せる項目を決める
  3. 見積り取得:従業員数・使いたい機能・契約期間を揃えて複数社に依頼する
  4. トライアル:自社の項目を実際に入れてみる。評価まで使うなら現行の評価シートを載せてみる
  5. 移行:従業員情報の登録と周知を行い、入社手続きなど発生頻度の高い業務から切り替える

人事管理システムのよくある質問

料金はどれくらい?

金額を公開しているのは掲載5サービスのうち2つで、1人あたり月額400円(ジョブカン労務HR)と600円(マネーフォワード クラウド人事管理の11名以上の従量単価)です。カオナビ・HRBrainは機能×人数の見積り制、SmartHRも30名までの¥0プラン以外は要見積りです。

労務管理システムとの違いは?

労務管理システムは入退社・社会保険・年末調整といった手続きが中心、人事管理システムは従業員データベースを基盤にした評価・配置・育成が中心です。境界は緩やかで、両方を担うサービスもあります。

無料で使えるものはある?

SmartHRは従業員30名まで無料の¥0プラン、ジョブカン労務HRは5名以下なら初期費用・月額とも無料です。ただしSmartHRの¥0プランでは電子申請・年末調整が対象外になります。

タレントマネジメントシステムとは何が違う?

タレントマネジメントシステムは人事管理システムの一種で、人材データの活用(評価・配置・育成・分析)に特化したものを指します。カオナビ・HRBrainがこれにあたります。

いまの給与ソフトを変えずに使える?

使えます。SmartHR・カオナビ・HRBrainは外部の給与ソフトや勤怠サービスとの連携を前提としています。ジョブカン労務HRとマネーフォワード クラウド人事管理は、同シリーズの給与・勤怠と同一基盤で繋がる構成です。

導入にどれくらいかかる?

クラウド型なので契約後すぐ使えますが、従業員情報の登録・項目設計・評価フローの設定まで含めると数週間から数か月です。評価や配置まで使う場合は、現行運用をどう移すかの設計に時間がかかります。

まとめ

人事管理システムは料金が非公開のサービスが多いため、先に目的を決めてから見積りを取るのが遠回りに見えて近道です。

手続きを安く回したいならジョブカン労務HR、会計・給与をマネーフォワードで揃えているならマネーフォワード クラウド人事管理、労務の電子化から人材活用まで広げたいならSmartHR、人材の見える化と配置ならカオナビ、評価とサーベイの運用を変えたいならHRBrainが候補になります。

まずは30名以下ならSmartHRの¥0プランやジョブカン労務HRの無料枠で従業員情報を集めるところから始め、必要になった段階で人材活用型の見積りを取るという進め方が現実的です。

料金・仕様は変更される場合があります。契約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。

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