カテゴリ

健康管理システム

健康管理システムとは、健康診断の結果、ストレスチェック、産業医面談の記録、長時間労働者の抽出といった産業保健の業務を1つのシステムで管理するSaaSです。紙で届く健診結果をデータ化して有所見者への受診勧奨につなげ、労働基準監督署へ提出する定期健康診断結果報告書の作成までを扱えます。

掲載 5 サービス料金公開率 40 %最終更新 2026.07

健康管理システムとは

産業保健の業務は、扱う情報が紙で届くところに難しさがあります。健診結果は医療機関ごとに様式が違い、ストレスチェックの結果は別のシステムに入り、産業医面談の記録は担当者の手元にある——この状態では、有所見者へのフォローや長時間労働者の抽出を毎回手作業で行うことになります。健康管理システムは、これらを1つのデータベースにまとめ、法令が求める対応をもれなく回せるようにするものです。

掲載5サービスが共通して備えるのは、健康診断結果の管理、ストレスチェックの実施と集団分析、産業医・保健師の面談記録です。差が出るのは、そこから先の範囲です。first callのように産業医の紹介・選任やオンライン面談といった人的サービスまで含むもの、newbieのように健診の代行(BPO)まで請け負うもの、Growbaseのように大企業向けに機能を細かく分けて提供するものがあります。

このカテゴリの特徴は、料金を公開しているサービスが少ないことです。掲載5サービスのうち公式が金額を公開しているのは1つで、料金公開率は40%(一部公開を含む)にとどまります。従業員数、実施する業務の範囲、産業医の有無によって構成が変わるため、資料請求と見積りから始まるのが標準的な流れです。常設の無料トライアルを明示しているサービスもありません。

健康管理システムの検索需要トレンド

↘ 下降傾向検索インタレストの推移(Googleトレンド・0〜100の相対指数・月平均)
2024.07平均 49(点線)2026.07

検索インタレストは40〜60台を中心に推移し、ストレスチェックの実施が集中する10〜11月に高くなります。2024年10月の78が期間中の最大で、翌年も同時期に62まで上がりました。年1回の実施義務に合わせて情報収集が動くカテゴリであることが読み取れます。(出典:Googleトレンド/キーワード「ストレスチェック」)

健康管理システムの選び方の要点

1
カバーしたい産業保健業務の範囲を決める

健診結果の管理とストレスチェックだけで足りるのか、産業医面談や長時間労働者の管理、労基署への報告書作成まで必要なのかを先に決めます。掲載5サービスはいずれも健診管理・ストレスチェック・産業医面談記録に対応しますが、newbieは長時間労働者の管理について明示がなく、Carely・mediment・first call・Growbaseは過重労働管理まで扱えます。自社に産業医がいるかどうかでも必要な機能は変わります。

2
産業医の紹介まで必要かを見極める

従業員50名以上の事業場には産業医の選任義務があります。産業医がまだ決まっていない場合は、システムだけでなく産業医の紹介まで含むサービスが選択肢になります。first callは約12万人の医師ネットワークを持ち産業医の紹介・選任、訪問およびオンライン面談に対応します。Carelyも産業医紹介や保健師コンサルティングをオプションで提供しています。

3
料金は見積り前提。条件を揃えて複数社に依頼する

公式が金額を公開しているのは掲載5サービスのうち1つだけです。Growbaseは機能別の従量利用料(健診管理120円/人、ストレスチェック管理50円/人、長時間労働管理30円/人など)を公開していますが、基本利用料が非公開のため実質的な単価は見積りでしか分かりません。従業員数・実施したい業務・産業医の有無・拠点数を揃えて複数社に依頼するのが唯一の比較方法です。

4
健診の代行(BPO)まで任せるかを決める

健康診断は予約の手配、受診案内、未受診者の追跡といった事務作業が発生します。newbieは健診代行などのBPOを含むフルサービスの構成を用意しており、システムだけでなく実務そのものを外に出せます。担当者が他業務と兼任している会社では、システム導入だけでは負荷が下がらないことがあるため、どこまで任せるかを最初に決めておくと選定がぶれません。

5
人事システムとの連携を確認する

健康管理システムは従業員の所属・年齢・雇用区分といった基本情報を必要とします。人事システムと連携できれば、入退社や異動のたびに名簿を手で更新する作業がなくなります。CarelyはSmartHRなどの人事システムとの連携があり、mediment・Growbaseも人事・勤怠システムとの連携に対応します(詳細は要問い合わせ)。いま使っている人事システムとつながるかは、運用の手離れに直結します。

健康管理システムの比較一覧(全5サービス)

並び替え
1
newbie(ニュービー)のロゴ

健診関連業務をまるごとデジタル化するクラウド型健康管理システム。健診管理・ストレスチェックを機能別に選べ、健診+ストレスチェックの標準構成で1人月額200円からと、単価が公開されている数少ない製品。

セキュリティ認証
2
Carely(ケアリィ)のロゴ

Carely(ケアリィ)

要問い合わせ

現役産業医が代表を務めるiCAREが提供する健康管理クラウド。紙の健診結果のデータ化から受診勧奨、ストレスチェック、産業医面談、労基署への報告書作成までをワンストップで支援する。

セキュリティ認証
3
mediment(メディメント)のロゴ

医療スタートアップのメディフォンが提供する企業向けクラウド健康管理システム。健診結果・ストレスチェック・過重労働データを一元管理し、産業保健業務の効率化を支援する。目的別に選べる3プラン構成。

セキュリティ認証
4
first call(ファーストコール)のロゴ

アドバンテッジリスクマネジメント子会社のMediplatが提供するクラウド型健康管理・産業保健サービス。12万人超の医師ネットワークを活かした産業医紹介・オンライン面談を軸に、ストレスチェックや健診管理まで対応する。

セキュリティ認証
5
Growbase(グローベース)のロゴ

大企業を中心に1,500社以上の導入実績を持つ健康管理クラウド。健診結果管理・ストレスチェック・過重労働管理・面談記録を一元化。機能利用料は公開だが基本利用料は要問い合わせの部分開示型。

セキュリティ認証
SaaSを提供している企業さまへ
サービスの掲載・情報の更新を受け付けています

「このカテゴリに掲載してほしい」「料金改定を反映してほしい」といったご相談は、 編集部が内容を確認したうえで掲載・訂正します。掲載中のサービスの情報更新も同じ窓口です。

「健康管理システム」への 掲載について相談する

「健康管理システム」に関連する特集記事

健康管理システムのよくある質問

健康管理システムの料金はどれくらいですか?
掲載5サービスのうち公式が金額を公開しているのは1つで、料金公開率は40%です。Growbaseは機能別の従量利用料(健診管理120円/人・ストレスチェック管理50円/人など)を公開していますが基本利用料は非公開です。従業員数と実施する業務によって構成が変わるため、見積りを取って比較するのが前提のカテゴリです。
無料トライアルはありますか?
掲載5サービスのいずれも、常設の無料トライアルを公式に明示していません。資料請求や問い合わせから始まり、デモや個別の相談を経て導入を判断する流れが標準です。実際の画面を確認したい場合は、資料請求時にデモを依頼するとよいでしょう。
産業医がいない会社でも導入できますか?
できます。従業員50名以上の事業場には産業医の選任義務がありますが、first callは約12万人の医師ネットワークを活かした産業医の紹介・選任に対応し、Carelyも産業医紹介や保健師によるコンサルティングをオプションで提供しています。システムと産業医の手配をまとめて相談できるサービスを選ぶと、選任と運用開始を同時に進められます。
ストレスチェックだけを実施したい場合は?
newbieは機能別の従量課金で、ストレスチェックのみの構成も選べます。掲載5サービスはいずれもストレスチェックの実施と集団分析に対応しており、健診管理とあわせて導入するのが一般的です。ストレスチェックは従業員50名以上の事業場で年1回の実施が義務づけられているため、まずここから電子化する会社もあります。
労働基準監督署への報告書は作成できますか?
掲載5サービスは、定期健康診断結果報告書などの帳票出力に対応しています。健診結果をシステムに集約しておけば、報告書の作成のたびに紙を集計する作業が不要になります。有所見者の把握や受診勧奨の記録も同じシステムに残るため、監督署対応の資料を揃えやすくなります。
スクエアスタジオ|SaaS比較サイト利用規約プライバシーポリシー運営会社掲載をご希望の方へ