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年末調整システムおすすめ比較5選|料金と電子申告の対応で選ぶ

年末調整は年1回の業務。年額課金の専用ソフトなら10名で年11,004円、労務SaaSの一機能だと同53,760〜72,000円と6倍以上の差が出ます。オフィスステーション・マネーフォワード・SmartHRなど主要5社を規模別コストで比較します。

年末調整システムのおすすめ(目的別の早見表)

年末調整システムを比べるとき、単価だけを見ると判断を誤ります。当メディアが各社の公式料金を従業員数別に試算したところ、同じ10名でも年間コストは11,004円〜72,000円と6倍以上の開きがありました。

差を生むのは機能ではなく課金の考え方です。年末調整は年1回の業務なので、年額で課金する専用ソフトと、通年で月額が発生する労務・給与SaaSの一機能とでは、費用の出方がまったく違います。年末調整だけを電子化したいのか、労務や給与も含めて1つにまとめたいのかで選ぶ側が変わります。

導入目的おすすめのタイプ主なサービス
年末調整だけを安く電子化したい年額課金の専用型オフィスステーション 年末調整
会計・給与をマネーフォワードで揃えている労務SaaS一体型マネーフォワード クラウド年末調整
給与計算から源泉徴収票まで一気通貫にしたい労務SaaS一体型freee人事労務(年末調整)
入退社手続きもまとめてペーパーレスにしたい労務SaaS一体型ジョブカン労務HR(年末調整)
人事労務全体をシェア上位のサービスで固めたい労務SaaS一体型SmartHR(年末調整)

年末調整システムとは?

年末調整システムとは、従業員から扶養控除申告書や保険料控除申告書の情報をWeb上で集め、控除額と税額を自動計算して源泉徴収票の作成・電子申告までを行うSaaSです。

年末調整の実務が重いのは、対象者全員から期限までに書類を集めなければならないからです。扶養家族の情報、保険料控除証明書、住宅ローン控除——集める情報は人によって違い、記入もれがあれば差し戻して再提出を待つことになります。

年末調整システムは、この工程を「従業員がスマートフォンで質問に答える」形に置き換えます。回答内容から控除額が自動計算されるため、担当者は回収状況の確認と最終チェックに専念できます。掲載5サービスはいずれも質問形式の入力に対応しており、オフィスステーション 年末調整は「はい/いいえ」形式で最短3分、freee人事労務はLINEからの回答にも対応します。

年末調整システムの種類(年額課金の専用型・労務SaaS一体型)

年額課金の専用型は、年末調整に特化したソフトです。オフィスステーション 年末調整がこれにあたり、必要な機能だけを選べるアラカルト型なので年末調整だけを単体で導入できます。年1回の業務に対して年額で課金するため、使わない時期の費用が発生しません。

労務SaaS一体型は、労務・給与サービスの一機能として年末調整を持ちます。マネーフォワード クラウド年末調整、freee人事労務、SmartHR、ジョブカン労務HRが該当します。給与データや従業員情報とそのまま繋がる利点がある一方、年末調整を使わない時期も月額が発生し、年末調整だけを切り出して契約することはできません。

年末調整システムの選び方(5つのポイント)

  1. 単体で入れるか、労務・給与ごとまとめるかを先に決める。すでに労務SaaSを使っているなら、その機能で足りるかを最初に確認する
  2. 自社の人数での年額で比べる。10名で11,004円〜72,000円と6倍以上の差が出ます
  3. 電子申告の対応範囲を確認する。freee人事労務は従業員の分散入力と電子申告がスターター以上です
  4. 従業員の入力方法を見る。スマートフォンだけで完結するか、LINEに対応するかが回収率を左右します
  5. 給与計算との連携を確認する。年末調整は給与の支給実績がないと完結しません

年末調整システムのタイプ別分類

年額課金の専用型(年末調整だけを単体で)

年1回の業務に年額課金。労務・給与は既存のまま、年末調整だけを電子化できる

オフィスステーション 年末調整
労務SaaS一体型(給与・労務と同じ基盤)

給与データとそのまま繋がる。年末調整だけの契約はできず、通年の月額に含まれる

マネーフォワード クラウド年末調整freee人事労務(年末調整)SmartHR(年末調整)ジョブカン労務HR(年末調整)
無料からはじめる型(小規模向け)

5名までなら無料プランで試せる(保存期間30日・連携制限あり)

ジョブカン労務HR(年末調整)

年末調整システムの料金相場(1名あたり月額換算)

料金を公開している4サービスのうち、月額換算できる3サービスで集計しました。

指標金額
最低46円
中央値100円
最高600円

料金公開率は80%(5社中4社)です。SmartHRは有料プランの料金を公開しておらず、個別見積りとなります。

「月額換算」に注意

最安の46円は、オフィスステーション 年末調整の年額550円(税込)を月換算した数字です。実際には年1回まとめて払う年額課金で、他社の税抜・月額とは前提が違います。単価の比較ではなく、次章の年額での比較を見てください。

見落としがちな追加コスト

  • 登録料:オフィスステーション 年末調整は初回のみ110,000円(税込)
  • 最低料金:マネーフォワード クラウド年末調整は基本料金 月額4,480円、ジョブカン労務HRは月額2,000円が下限
  • プランの制約:freee人事労務のミニマムプランでは従業員の分散入力ができません
  • 人数追加の可否:マネーフォワードのスモールビジネスプランはアカウント追加不可。4名以上はビジネスプランが前提です

年末調整システムの企業規模別コスト(10名・50名・100名)

各社の公式料金をもとに、当メディアが年間コストを試算しました。SmartHRは料金非公開のため試算対象外です。

従業員10名

サービス年間コスト備考
オフィスステーション 年末調整11,004円20名以下は年額一律11,000円(税込)。別途 登録料110,000円
マネーフォワード クラウド年末調整53,760円最低月額4,480円が適用
freee人事労務(年末調整)72,000円スターター基準(分散入力・電子申告対応)

従業員50名

サービス年間コスト
オフィスステーション 年末調整27,600円
マネーフォワード クラウド年末調整60,000円
freee人事労務(年末調整)360,000円

従業員100名

サービス年間コスト
オフィスステーション 年末調整55,200円
マネーフォワード クラウド年末調整120,000円
freee人事労務(年末調整)720,000円

年末調整に特化した専用ソフトと、給与計算まで含む労務SaaSでは、そもそも料金に含まれる範囲が違います。freee人事労務の720,000円には給与計算・勤怠・労務手続きが含まれており、年末調整だけの費用ではありません。年末調整だけを電子化したいのか、労務・給与ごとまとめたいのかによって、どの数字を見るべきかが変わります。

年末調整システムの無料プランと無料トライアル

常設の無料プランがあるのは、掲載5サービスのうちジョブカン労務HR(5名まで)だけです。ただし作成した手続きの保存期間が30日で、外部連携にも制限があります。年末調整のデータは翌年以降に参照することがあるため、本格運用には有料プランが推奨されます。

SmartHRには30名までの0円プランがありますが、年末調整機能は対象外です。「30名まで無料」という情報だけで年末調整も無料と考えると想定が崩れます。

無料トライアルは5サービスすべてにあります。オフィスステーション 年末調整は300名まで30日間・機能制限なし、SmartHRは15日間(人数制限なし・クレジットカード登録不要)、マネーフォワード クラウド年末調整は1か月(クレジットカード登録不要)です。年末調整は年1回の業務なので、実際の申告時期に試せるかが判断のしやすさを左右します。

年末調整システムの比較表(主要5サービス)

サービス料金課金の考え方初期費用無料プラントライアル従業員の入力電子申告単体導入
オフィスステーション 年末調整年額550円/名(税込)年額課金110,000円(税込)なし300名まで30日はい/いいえ形式・最短3分対応できる
マネーフォワード クラウド年末調整基本6,480円/月+6名以上100円/名通年の月額0円なし1か月Web質問形式e-Tax・eLTAX対応できない
SmartHR(年末調整)要見積り通年の月額0円0円プランは対象外15日アンケート形式対応できない
freee人事労務(年末調整)6名以降600円/名(スターター)通年の月額0円なし無料お試しありLINE・Webスターター以上できない
ジョブカン労務HR(年末調整)1ID 400円/月通年の月額0円5名まで無料プランで試用Web入力要確認できない

おすすめの年末調整システム5選

オフィスステーション 年末調整

株式会社エフアンドエム

公式サイト ↗
オフィスステーション 年末調整の公式サイト(トップページ)
  • 概要:年末調整専用のクラウドソフト。アラカルト型のシリーズなので、年末調整だけを単体で導入できます。
  • 特徴
    • 「はい/いいえ」形式の質問に答えるだけ、最短3分で提出まで完了
    • 1名あたり年額550円(税込)の年額課金。20名以下は年額一律11,000円(税込)
    • 回収状況をWebで一元管理できる
  • 料金:従業員1名あたり年額550円(税込)。初回のみ登録料110,000円(税込)。300名まで30日間・機能制限なしの無料トライアルがあります。
  • 注意点:初回の登録料110,000円があるため、1年目と2年目以降でコストが変わります。最低2年ぶんで比較するのが実態に近くなります。
  • こんな企業に向いている:労務や給与は既存のまま、年末調整だけを安く電子化したい会社。

マネーフォワード クラウド年末調整

株式会社マネーフォワード

公式サイト ↗
マネーフォワード クラウド年末調整の公式サイト(トップページ)
  • 概要:バックオフィスSaaS「マネーフォワード クラウド」の年末調整機能。給与データから税額を自動計算し、e-Tax・eLTAXの電子申告まで対応します。
  • 特徴
    • クラウド給与の給与データをそのまま使える
    • e-Tax・eLTAXによる電子申告に対応
    • 会計・勤怠など他製品とも連携
  • 料金:スモールビジネス 年払月額4,480円(3名まで)、ビジネス 年払月額6,480円(5名まで)+6名以上100円/名。初期費用0円、1か月の無料トライアル(クレジットカード登録不要)。
  • 注意点:人数を追加できるのはビジネスプランのみで、スモールビジネスはアカウント追加ができません。4名以上ならビジネスプランが前提です。
  • こんな企業に向いている:会計・給与をすでにマネーフォワードで運用している会社。

SmartHR

年末調整)(株式会社SmartHR

公式サイト ↗
SmartHR 年末調整の公式サイト(機能ページ)
  • 概要:シェア上位のクラウド人事労務ソフトの年末調整機能。アンケート形式の質問に答えるだけで申告書が自動作成されます。
  • 特徴
    • 従業員情報・給与データと連携して使える
    • 入退社手続き・雇用契約・マイナンバー管理まで同じシステムで扱える
    • 電子申告に対応
  • 料金:有料プランは非公開・個別見積り。年末調整は人事・労務エッセンシャルプラン以上で利用できます。初期導入費用・サポート費用は無料、15日間の無料トライアル(人数制限なし)。
  • 注意点:30名までの0円プランでは年末調整機能を使えません。年末調整が目的なら有料プランの見積りが前提です。
  • こんな企業に向いている:人事労務全体をシェア上位のサービスで固めたい会社。

freee人事労務

年末調整)(freee株式会社

公式サイト ↗
freee人事労務の公式サイト(トップページ)
  • 概要:給与計算・勤怠・労務手続きを統合したクラウドサービスの年末調整機能。LINEやWebから質問に答えるだけで完結します。
  • 特徴
    • LINEから年末調整の回答ができる
    • 給与計算・源泉徴収票の作成まで一気通貫
    • 会計freeeと連携できる
  • 料金:ミニマム(5名時2,000円/月・6名以降400円/名)、スターター(5名時3,000円/月・6名以降600円/名)ほか。年払いで割引があります。初期費用0円。
  • 注意点:ミニマムプランでは従業員の分散入力ができず管理者のみの入力になります。電子申告もスターター以上です。年末調整目的ならスターター以上が前提です。
  • こんな企業に向いている:給与計算から年末調整まで1つにまとめたい会社、パソコンを使わない従業員が多い会社。

ジョブカン労務HR

年末調整)(株式会社DONUTS

公式サイト ↗
ジョブカン労務HRの公式サイト(トップページ)
  • 概要:クラウド労務管理システムの基本機能の一つ。マイナンバー管理・入退社手続き・雇用契約とあわせて年末調整をペーパーレス化できます。
  • 特徴
    • 1ID月額400円に年末調整を含む基本機能が入る
    • プランによる機能差がない
    • ジョブカン給与計算へデータを引き渡せる
  • 料金:1ID月額400円(税抜)、月額最低利用料金2,000円(税抜)。初期費用0円。5名までの無料プランあり。
  • 注意点:無料プランは手続きの保存期間が30日で外部連携にも制限があります。電子申告への対応の詳細は確認が必要です。
  • こんな企業に向いている:入退社手続きもまとめてペーパーレス化したい会社、ジョブカンシリーズを使っている会社。

規模別のおすすめ

〜20名:オフィスステーション 年末調整の年額一律11,000円(税込)が有力です。年間1万円台で年末調整だけを電子化できます。ジョブカン労務HRの無料プラン(5名まで)で試す選択肢もあります。

21〜100名:年末調整だけならオフィスステーション 年末調整(100名で年55,200円)、労務や給与ごとまとめるならマネーフォワード クラウド年末調整(同120,000円)が候補です。

101名以上:人数が増えるほど1名あたりの単価が効いてきます。オフィスステーション 年末調整は5,000名まで公開料金の範囲です。労務・人事全体を一体で運用したい場合は、SmartHRの見積りも取って比較する段階になります。

年末調整システムのデメリット・注意点

  • 年1回の業務に通年で払う場合がある:労務SaaSの一機能として使う場合、年末調整を使わない時期も月額が発生します
  • プランによって使える範囲が変わる:freee人事労務のミニマムでは従業員の分散入力ができません。SmartHRの0円プランは年末調整が対象外です
  • 初期費用がかかる場合がある:オフィスステーション 年末調整は初回のみ登録料110,000円(税込)
  • 従業員が入力しないと完結しない:スマートフォンだけで回答を終えられるかを、トライアルの段階で確かめる必要があります

年末調整システム導入の流れ

  1. 範囲を決める:年末調整だけを電子化するのか、労務・給与も含めるのかを決める。ここで候補が絞られます
  2. 試算する:自社の人数で年額を出す。登録料・最低料金・プランの制約を含めて、最低2年ぶんで見る
  3. トライアル:従業員側の回答画面と、担当者側の進捗管理画面の両方を試す
  4. 周知:従業員に入力方法を案内する。スマートフォンで完結できることを伝えると回収が早まります
  5. 本番運用:回収状況を見ながら未提出者に催促し、給与計算・源泉徴収票の作成へつなげます

年末調整システムのよくある質問

料金相場はいくら?

料金を公開している4サービスのうち月額換算できる3サービスで、最安46円・中央値100円・最高600円でした。ただし46円は年額550円(税込)の月換算なので、実際の比較は自社の人数での年額で行ってください。

年末調整だけを単体で導入できる?

オフィスステーション 年末調整は単体で導入できます。マネーフォワード クラウド年末調整・freee人事労務・SmartHR・ジョブカン労務HRは労務や給与を含むサービスの一機能なので、年末調整だけの契約はできません。

従業員はスマホだけで回答できる?

掲載5サービスすべてがスマートフォンからの回答に対応しています。オフィスステーション 年末調整は「はい/いいえ」形式で最短3分、freee人事労務はLINEからの回答にも対応します。

電子申告には対応している?

マネーフォワード クラウド年末調整(e-Tax・eLTAX)とSmartHRが対応します。freee人事労務はスターター以上のプランで対応、ジョブカン労務HRは詳細の確認が必要です。

無料で使えるものはある?

ジョブカン労務HRに5名までの無料プランがあります(保存30日・連携制限あり)。SmartHRの0円プランは年末調整が対象外です。5サービスすべてに無料トライアルがあります。

いつから準備すればいい?

年末調整は11月から12月に集中しますが、システムの導入には従業員情報の登録と周知が必要です。トライアルで運用を確かめる時間を含めると、遅くとも秋口には検討を始めておくと余裕を持って移行できます。

まとめ

年末調整システムは、年1回の業務にいくら払うかという視点で選ぶと判断がぶれません。

年末調整だけを安く電子化したいならオフィスステーション 年末調整(10名で年11,004円)、会計・給与をマネーフォワードで揃えているならマネーフォワード クラウド年末調整、給与計算から一気通貫にしたいならfreee人事労務、入退社手続きもまとめるならジョブカン労務HR、人事労務全体を固めたいならSmartHRが候補になります。

まずは自社の人数で年額を出し、登録料や最低料金を含めた2年ぶんの総額で比べてみてください。そのうえでトライアルで従業員側の入力画面を確かめれば、回収率まで含めた判断ができます。

料金・仕様は変更される場合があります。契約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。

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