EDIツール
EDIツールとは、企業間で受発注・出荷・請求などの電子データを、決められた通信手順とフォーマットで交換するための仕組みです。取引先との通信(全銀TCP/IP・JX手順・EDIINT AS2・流通BMSなど)、データフォーマットの変換、自社の基幹システムとの連携までを担い、FAXや電話でのやりとりを自動化します。
EDIツールとは
掲載5社の料金は、課金の物差しが4通りに分かれます。EDI取引社数の帯(EXtelligence EDIFAS)、基本利用料に通信手順ライセンスと取引先ライセンスを積む形(Biware Cloud)、月間データ転送量別の定額(EDI-Master Cloud)、データ量に依存しない定額(トラコ)です。ACMSは製品構成と規模に応じたパッケージ/個社見積りです。
金額の幅は桁が違います。EXtelligence EDIFASはEDI取引社数1〜5社なら月3,000円(税別)、Biware Cloudの基本利用料は月115,000円(税抜)〜で、38.3倍の開きがあります。前者は自社の取引をEDI化する中小企業向け、後者は自社でサーバー局を持ち多数の取引先を捌く基盤という違いです。
取引社数で決まる型では、帯をまたいだ瞬間に月額が跳ねます。EXtelligence EDIFASは1〜5社が3,000円、6〜10社が7,000円なので、取引先が5社から6社に増えるだけで2.3倍になります。10社から11社では1.9倍、30社から31社では2.5倍です。取引先を1社増やす判断が、そのまま費用の判断になります。
料金を公開しているのは3社(60%)にとどまります。EDIは通信手順・取引先数・データ変換の定義・基幹連携の組み合わせで構成が決まるため、定価を作りにくい領域です。まず自社がEDIでつなぐ取引先の数と、月間のデータ転送量を数えてください。
EDIツールの検索需要トレンド
「EDI」の検索需要は25か月で51〜70の範囲に収まり、平均は62.9でした。2024年12月の51を底、2026年1月の70を最大とする狭い幅で推移しており、起点の67に対して直近の2026年7月は60と、大きな増減のない安定した需要が続いています。(出典:Googleトレンド/キーワード「EDI」)
EDIツールの選び方の要点
取引社数で帯が決まる型では、この数がそのまま月額になります。EXtelligence EDIFASは1〜5社3,000円、6〜10社7,000円、11〜30社13,000円、31〜100社33,000円(いずれも税別)で、101社以上は要相談です。帯を使い切ったときの1社あたりは5社で600円、100社で330円と下がりますが、帯の入口では6社目が1,167円と跳ね上がります。取引先の数が帯の境目に近いかどうかを確認してください。
EDI-Master Cloudは月間データ転送量別のS/M/L 3プランの定額制で、月間50MB以内からスモールスタートできます。公式は「月によってデータ転送量が変わるため、従量課金では予算の見通しを立てづらい」という課題への答えとして定額制を位置づけています。トラコも従量課金ではない定額制で、データ量が増えても費用が変わらずボリュームディスカウントもあります。転送量が月によって大きく振れる業種では、この違いが効きます。
Biware Cloudの月額115,000円(税抜)は基本利用料で、別途、通信手順ライセンス・取引先ライセンス・初期設定費用が必要と公式に明記されています。ACMSも基本機能(スケジューラ・運用管理・API)にデータ変換・通信手順・アダプタをオプションで足す構成です。EXtelligence EDIFASも追加ユーザ1,000円、API 1,000円、Agent 10,000円(いずれも月額・税別)などのオプションがあり、すべて足すと基本3,000円が31,000円と10.3倍になります。
取引先から指定される通信手順は業界で異なります。Biware CloudはEDIINT AS2・ebXML MS 2.0/3.0・SFTP・JX手順・全銀TCP/IP手順、EDI-Master Cloudは全銀TCP/IP(広域IP網)・JX(いずれも発信・着信)・AS2、トラコは全銀TCP/IP(TLS)・JX・AS2・SFTP・FTP・ebMS・HTTP・HULFTなどに対応します。ACMSは流通BMSをはじめとする業界標準EDIと多様なEDI方式を扱います。取引先の指定を先に確認してから候補を絞ってください。
EDIは自社だけで完結しません。EXtelligence EDIFASは各社個別支払いが原則で、取引先の協力を得やすくするために1社とだけ取引できる無料プラン「EXtelligence EDIFAS FREE」を用意しています(バイヤーは請求取込、サプライヤーは受注取込・納期回答が無料)。サプライヤーの利用料をバイヤー側が負担する形も相談できます。サプライヤー向け集合説明会支援(100,000円/回・税別)といった導入支援も用意されています。
EDIツールの比較一覧(全5サービス)
EXtelligence EDIFAS
月額3,000円〜生産管理システム『Factory-ONE 電脳工場』のエクスが提供する、低コスト・短期間で始められるクラウド型(Web-EDI型)EDIサービス。取引先数に応じた月額3,000円〜の分かりやすい料金体系で、調達・受発注のデータ交換をブラウザとAPI・CSVで実現する。
Biware Cloud
月額115,000円〜取引先との通信からデータ変換、自社基幹システムとの連携までをカバーするクラウドEDIサービス。AS2・ebXML MS・SFTP・JX手順・全銀TCP/IP手順に対応し、ドラッグ&ドロップのワークフローで業務を自動化。Biwareシリーズ累計66,000社超の導入実績を持つ。
EDI-Master Cloud
要問い合わせキヤノンITソリューションズが提供するクラウドネイティブな次世代EDIサービス。AWS上のマイクロサービスで通信・変換・ジョブフロー・運用管理をサーバーレスで提供し、全銀TCP/IP・JX手順・AS2に対応。70種類以上のWeb APIで基幹システムと連携できる。
ACMS(ACMSシリーズ)
要問い合わせ国内EDI市場で導入シェアトップを標榜する統合EDIサーバー/データ連携基盤。ACMS Apex(最上位)・ACMS B2B・ACMS Cloudなどで構成し、全銀手順・JX手順・AS2・ebXML MS・Web-EDI・メールEDI・FAXまで幅広い通信手順と流通BMS等のフォーマットに対応する。
トラコ(TORACO)
要問い合わせEDI専業のデジタルトランスコミュニケーションズが提供する、オールインワンのクラウド型EDIサービス。EDI環境をフルパッケージでSaaS提供し、全銀TCP/IP(TLS)・JX・AS2・SFTP・ebMS・HULFTなどマルチプロトコルとマルチレイアウトに対応。サーバー準備不要ですぐ始められる。
掲載は無料掲載と有料掲載の2つです。無料掲載は1カテゴリまでで、相互リンクのご協力が必要。 有料掲載は月額20,000円(税抜)で相互リンクが不要になり、この一覧とおすすめ比較記事の最上部に固定して掲載します。 「料金改定を反映してほしい」といった訂正のご相談も同じ窓口で、こちらは費用はかかりません。