契約書管理システムのおすすめ(目的別の早見表)
掲載5サービスの料金公開率は20%です。月額を公式に公開しているのはマネーフォワード クラウド契約(スタンダードプラン法人2,480円/月〜・税抜)だけで、他の4社は個社見積りになります。
無料トライアルを公表しているのは3社(60%)。日数を明示しているのはOPTiM Contractの14日のみです。
そして料金より先に決めるべきことがあります。キャビネットに積まれた過去の紙契約を、誰がデータ化するのか。
| 導入目的 | おすすめのタイプ | 主なサービス |
|---|---|---|
| 過去の紙契約が大量にある | データ化・スキャン代行・専任コンサル導入支援を初期費用に含む。件数もユーザー数も上限なし | Contract One(契約データベース・全文検索/期限管理) |
| 金額の目安を持って検討したい | 掲載5社で唯一、法人2,480円/月〜を公開。送信・保管件数の課金も上限もない | マネーフォワード クラウド契約(契約書管理) |
| まず自分で触って確かめたい | 2週間のお試しプラン(アカウント自己発行)。電子契約5サービスと連携 | OPTiM Contract |
| 認証で裏付けを取りたい | ISMSクラウドセキュリティとJIIMAの両認証。AIが更新期限を自動計算しリマインド | LegalForceキャビネ |
| 締結後の管理だけ切り出したい | 締結後管理に特化したシンプル構成。毎月1回、必要な契約書のみ通知 | Hubble mini |
契約書管理システムとは?
契約書管理システムとは、締結済みの契約書を台帳として一元管理し、全文検索や更新期限のアラートによって契約の見落としを防ぐシステムです。
AIが契約書から管理項目を自動で抽出し、台帳を作ります。 相手先、契約期間、自動更新の有無。これらを人が入力していく作業がなくなります。
「契約管理」の検索需要は月平均64.2ですが、2026年に入ってから64→67→74→74→82→91と伸び続け、6月に91で最高を記録しました。電子帳簿保存法への対応が進む中で、締結後の契約書の管理に関心が移っています。
導入の壁は「過去の紙契約」にある
システムを入れれば台帳ができる、というわけではありません。
過去に締結した契約書が紙のままなら、台帳は空のままです。 キャビネットから出し、スキャンし、相手先と契約期間を入力していく。この作業が終わらないために、運用が始まらないまま止まることがあります。
過去契約のスキャンと入力を事業者が代行する。導入時の作業を外に出せる
自社で契約書をアップロードし、AIに管理項目を抽出させる
Contract Oneは、この作業を初期費用に含めます。 過去に取り交わした契約書のデータ化、紙契約のスキャン代行、専任コンサルタントによる導入支援。掲載5サービスの中で、データ化を代行として提供しているのは本サービスだけです。
データ化はAI-OCRにオペレータの補正を組み合わせる方式です。機械の読み取りだけに頼らず、人が補正します。名刺のデータ化で同じ方式を積み上げてきたSansanグループの製品です。
他の4サービスは、自社でアップロードしてAIに抽出させる形が基本です。Hubble miniやマネーフォワード クラウド契約はOCRで紙を電子化できますが、スキャンや持ち出しの作業そのものは自社で行います。
キャビネットに何百件の紙契約があるかを数えてから選んでください。 件数によっては、初期費用の差が作業工数の差で相殺されます。
電子帳簿保存法への対応はJIIMA認証で確かめる
「電子帳簿保存法に対応」と書かれていても、裏付けは製品によって異なります。
| サービス | 電子帳簿保存法への対応 |
|---|---|
| LegalForceキャビネ | JIIMA認証(電子帳簿保存法対応)+ISMSクラウドセキュリティ認証 |
| OPTiM Contract | JIIMA認証(電子取引ソフト・スキャナ保存ソフト)+インボイス制度対応 |
| Hubble mini | JIIMA認証(電子帳簿保存法対応) |
| マネーフォワード クラウド契約 | 電子帳簿保存法対応を表明 |
| Contract One | 料金・機能ページ上に記載なし |
JIIMA認証を取得しているのは3社です。第三者の認証があれば、対応の裏付けを自社で検証する必要が減ります。
OPTiM Contractは電子取引ソフトとスキャナ保存ソフトの両方で認証を取得しています。電子で受け取った契約書と、紙をスキャンした契約書の双方をカバーします。
Contract Oneは料金・機能ページ上に記載がありません。 データ化代行という強みを持つ一方で、この点は問い合わせでの確認が必要です。
更新期限のアラートは、届き方が違う
契約管理システムを入れる目的の多くは、自動更新の見落としを防ぐことです。
| サービス | アラートの仕組み |
|---|---|
| LegalForceキャビネ | AIが更新期限を自動計算しメールでリマインド |
| OPTiM Contract | 契約終了日以前の自動通知を全プランに搭載 |
| Hubble mini | 毎月1回、必要な契約書のみ更新期日をメール通知 |
| Contract One | 更新・満了期限のメールアラート |
| マネーフォワード クラウド契約 | 契約期間のアラート通知 |
LegalForceキャビネは、期限をAIが自動で計算します。契約書を読んで期限を人が入力する工程が省かれるため、入力漏れによる見落としが構造的に起きません。
Hubble miniは毎月1回のまとめ通知です。通知が多すぎて見なくなる状態を避ける設計といえます。逆に、期限が迫った時点で即座に知りたい運用には合わない可能性があります。
OPTiM Contractは全プランに搭載しています。上位プランでなければアラートが使えない、という構成ではありません。
件数が増えたときに費用が伸びるか
契約書は積み上がり続けます。ここで料金の建て方が効いてきます。
マネーフォワード クラウド契約は、送信件数・保管件数による課金や上限がありません。 契約書が何件になっても月額は変わりません。掲載5サービスで唯一、法人2,480円/月〜(税抜・下限表記)を公開しています。
Contract Oneはユーザー数・保存契約書件数に上限がありません。 ただし月額は契約書の取り込み数に連動します。上限がないことと、件数で料金が変わらないことは別です。
OPTiM Contractは契約書件数に応じたプラン構成です(公式には非公表)。
「上限なし」と「件数課金なし」を混同しないでください。 前者は保存できるかどうか、後者は費用が伸びるかどうかの話です。
電子契約サービスとの連携先
締結した契約書が自動で台帳に入るかどうかで、運用の手間が変わります。
OPTiM Contractは、Adobe Sign・クラウドサイン・GMOサイン・WAN-Sign・DocuSignと連携します。掲載5サービスの中で連携先を具体的に列挙しているのは本サービスです。すでに使っている電子契約サービスがこの中にあれば、登録漏れが起きません。
Hubble miniはクラウドサインの自動取り込みに対応します。
マネーフォワード クラウド契約は、電子契約による締結機能そのものを備えます。 他社サービスと連携させる構成ではなく、締結から管理までが1つに収まります。連携の設定や費用が要りません。
試せるかどうかは、内容まで確認する
料金が非公開の製品が多いため、実際に触れるかどうかが重要になります。
OPTiM Contractは2週間のお試しプランを提供し、アカウントを自己発行できます。 営業とのやりとりを待たずに始められます(データ保持は登録日から6カ月)。掲載5サービスで日数を明示しているのは本サービスだけです。
Hubble miniの無料お試しPlanには注意が必要です。 3アカウント・30ドキュメントまで使えますが、台帳化・タスク管理・ステータス管理・更新期限通知は対象外です。契約書管理システムの中核となる機能が、試用の範囲に入っていません。
LegalForceキャビネとContract Oneは、無料トライアルの明示がありません。 デモや問い合わせでの確認になります。
各サービスの詳細
株式会社マネーフォワードが提供する契約管理サービスです。同社は2012年5月設立、資本金278億3,652万円、従業員1,020名(単体)で、東京都港区芝浦のmsb Tamachi 田町ステーションタワーSに本社を置き、東京証券取引所プライム市場に上場しています(証券コード3994)。
掲載5社の中で唯一、月額を公式に公開しています。スタンダードプラン(法人)が2,480円/月〜、個人が900円/月〜(いずれも税抜・下限表記)です。社内申請ワークフローを含むフル機能プランは問い合わせ価格になります。掲載5社の料金公開率は20%で、本サービスがその1社です。
契約書の送信件数・保管件数による課金や上限がありません。 契約書が増えても費用が伸びない建て方です。Contract Oneの月額が取り込み数に連動し、OPTiM Contractが契約書件数に応じたプラン構成であるのとは対照的で、件数が読めない段階でも総額が振れません。
全文検索、契約期間のアラート通知、権限管理、AI-OCRによる入力に対応し、電子契約による締結機能も備えます。会計や請求書などマネーフォワード クラウドのシリーズと同一基盤で、電子帳簿保存法にも対応します。
なお初期費用が初月に発生するとの記載があり、金額は非公開です。月額だけで総額が決まらない点は確認してください。公式ページに「無料で使ってみる」の導線があります(期間の明示はありません)。
株式会社オプティムが提供する契約書管理システムです。同社は2000年6月8日設立、資本金445百万円(2026年4月1日現在)、従業員444名で、東京都港区海岸の汐留ビルディングに本社を置き、東京証券取引所プライム市場に上場しています(証券コード3694)。
契約書をアップロードするだけでAIが管理項目を自動抽出し、全文検索や終了日前の自動通知に対応します。終了日前の自動通知は全プランに搭載されています。
有償プランの2週間お試しプランを提供します。掲載5社の中でトライアル日数を明示しているのは本サービスだけです。アカウントを自己発行でき、AIが契約書データから管理項目を抽出して自動登録する機能を実際に試せます(データ保持は登録日から6カ月)。
電子契約サービスとの連携先が具体的に示されています。 Adobe Sign、クラウドサイン、GMOサイン、WAN-Sign、DocuSignに対応します。掲載5社の中で連携先をここまで列挙しているのは本サービスで、締結した契約書が自動で台帳に入る運用を組めます。
電子取引ソフトとスキャナ保存ソフトの両方でJIIMA認証を取得し、インボイス制度にも対応します。APIも備えます。料金は契約書件数に応じたプラン構成で、公式には非公表です(第三者比較サイトにStarter月額9,800円等の記載がありますが、公式公開値ではありません)。
株式会社LegalOn Technologiesが提供する契約書管理システムです。同社は2017年4月設立、資本金201.5億円(資本準備金等含む/2025年11月時点)、従業員639名(グループ企業含む/2026年3月時点)の企業で、東京都渋谷区桜丘町の渋谷サクラステージに本社を置きます。
契約書をアップロードするだけで、AIが契約情報を自動で抽出し台帳を作成します。契約書の全文をテキストデータ化するため、台帳の項目だけでなく本文の中身まで全文検索できます。「あの条項が入っていた契約書はどれか」を探す場面で効きます。
更新期限はAIが自動で計算し、メールでリマインドします。契約書を読んで期限を人が入力する工程が省かれるため、入力漏れによる見落としが起きにくくなります。所属組織・ユーザー単位で権限を分けられます。
セキュリティと法令対応の認証を両方持つ点が、掲載5社の中で特徴的です。 ISMSクラウドセキュリティ認証と、電子帳簿保存法対応のJIIMA認証を取得しています。基盤はGoogle Cloudです。
AI契約審査を手がけるLegalOn Technologiesの製品で、契約審査から管理まで同じベンダーで揃えられます。料金は利用人数・業務内容に応じた個社見積りで非公開、無料トライアルの明記はなく導入前デモでの確認となります。
株式会社Hubbleが提供する契約書管理システムです。同社は2016年4月設立、資本金16億6,696万4,578円(資本準備金含む)、従業員93名(2026年1月末時点)の企業で、東京都渋谷区東の渋谷プロパティータワーに本社を置きます。
締結後の管理に特化したシンプルな構成で、低コストでの導入を掲げています。作成や交渉の工程を含む上位製品とは切り分けられており、すでに締結した契約書の管理だけが課題という組織に向きます。
契約書をアップロードすると、AIが管理項目に合わせて台帳を自動作成します。OCRにより紙の契約書もテキスト認識して電子化でき、全文や条項タイトルでの検索に対応します。クラウドサインからの自動取り込みにも対応します。
更新期限の通知は毎月1回、必要な契約書のみメールで届く方式です。通知が多すぎて見なくなる状態を避ける設計といえます。
無料お試しPlanには注意が必要です。 3アカウント・30ドキュメントまで使えますが、台帳化・タスク管理・ステータス管理・更新期限通知は対象外です。契約書管理システムの中核となる機能が試用の範囲に入らないため、実際の使い勝手は本体Hubbleのトライアルや問い合わせで確認することになります。JIIMA認証(電子帳簿保存法対応)を取得しています。料金は非公開です。
Sansan株式会社が提供する契約書管理システムです。同社は2007年6月11日設立、資本金73億58百万円(2026年5月31日時点)、従業員は単体2,077名/連結2,336名で、東京都渋谷区桜丘町の渋谷サクラステージに本社を置き、東京証券取引所プライム市場に上場しています(証券コード4443)。
過去に取り交わした契約書のデータ化と、紙契約のスキャン代行、専任コンサルタントによる導入支援を初期費用に含める点が、掲載5社の中で際立ちます。契約書管理システムの導入で最も重い作業は、過去の紙契約をデータにすることです。キャビネットに積まれた契約書をスキャンし、相手先や契約期間を入力していく。この作業が終わらないために、台帳が埋まらないまま運用が止まることがあります。 本サービスはここを代行します。
データ化はAI-OCRにオペレータの補正を組み合わせる方式です。機械の読み取りだけに頼らず、人が補正することで精度を高めます。名刺のデータ化で同じ方式を積み上げてきたSansanグループの製品です。
ユーザー数と保存契約書件数に上限がありません。 全社に展開しても人数分の費用は増えず、契約書が積み上がっても保存できます。基本契約と個別契約を親子で紐付けて管理でき、全文検索、更新・満了期限のメールアラート、ステータス管理、権限管理を備えます。
料金は初期費用と月額(取り込み数連動)で、金額は非公開です。月額が取り込み数に連動するため、年間の契約件数を見積もってから問い合わせてください。なお電子帳簿保存法への言及は料金・機能ページにありません。無料トライアルの明記もありません。
よくある質問
契約書管理システムの料金はいくらですか?
月額を公式に公開しているのは1社です。マネーフォワード クラウド契約はスタンダードプラン(法人)2,480円/月〜(税抜)で、契約書の送信件数・保管件数による課金や上限はありません。Contract Oneは初期費用と月額(取り込み数連動)、OPTiM Contractは契約書件数に応じたプラン、LegalForceキャビネとHubble miniは個社見積りで、いずれも金額は非公開です。
過去の紙の契約書もデータ化してもらえますか?
Contract Oneが該当します。過去に取り交わした契約書のデータ化、紙契約のスキャン代行、専任コンサルタントによる導入支援を初期費用に含めます。AI-OCRにオペレータの補正を組み合わせてデータ化する方式です。他の4サービスは、自社でアップロードしてAIに管理項目を抽出させる形が基本になります。
電子帳簿保存法に対応していますか?
JIIMA認証を取得しているのは3社です。LegalForceキャビネは電子帳簿保存法対応のJIIMA認証、OPTiM Contractは電子取引ソフトとスキャナ保存ソフトのJIIMA認証、Hubble miniはJIIMA認証を取得しています。マネーフォワード クラウド契約は電子帳簿保存法対応を表明しています。Contract Oneは料金・機能ページ上に記載がありません。
無料で試せますか?
掲載5サービスのうち3社です。OPTiM Contractは有償プランの2週間お試しプランを提供し、日数を明示しているのは本サービスだけです。マネーフォワード クラウド契約は公式ページに無料の導線があり、Hubble miniは本体Hubbleのトライアルと無料お試しPlan(3アカウント・30ドキュメント)があります。ただしHubbleの無料お試しPlanでは、台帳化・タスク管理・ステータス管理・更新期限通知は対象外です。
電子契約サービスと連携できますか?
できます。OPTiM ContractはAdobe Sign・クラウドサイン・GMOサイン・WAN-Sign・DocuSignと連携し、掲載5サービスの中で連携先を具体的に列挙しているのは本サービスです。Hubble miniはクラウドサインの自動取り込みに対応します。マネーフォワード クラウド契約は電子契約による締結機能そのものを備えます。
契約書の件数やユーザー数に上限はありますか?
Contract Oneはユーザー数・保存契約書件数に上限がありません。マネーフォワード クラウド契約も契約書の送信件数・保管件数による課金や上限がありません。ただしContract Oneの月額は契約書の取り込み数に連動し、OPTiM Contractは契約書件数に応じたプラン構成のため、上限がないことと件数で料金が変わらないことは別に確認してください。