適性検査サービスのおすすめ(目的別の早見表)
適性検査の料金は受検1名ごとの従量が基本です。月額ではありません。
| サービス | 1名あたり(税込) | 測るもの |
|---|---|---|
| CUBIC | 1,980円(AI OCR用紙) | 性格・意欲・社会性・ストレス耐性・基礎能力 |
| TAL | 3,850円+初回11,000円 | メンタル・ストレス耐性・コンプライアンス傾向 |
| SPI3 | 6,050円(大卒テストセンター) | 能力(言語・非言語)+性格 |
| 玉手箱 | 660円(+年間使用権料275万円/年) | 職種別の能力+OPQ性格 |
| アッテル | 年660,000円〜の定額(応募者100名分+従業員100名分) | コンピテンシー・基礎能力+活躍/定着の予測 |
CUBICのみ公式が税込表記で、他4社は税抜/税別表記です。横に並べるため税込に換算してそろえています。
| 導入目的 | おすすめのタイプ | 主なサービス |
|---|---|---|
| 費用を抑えて幅広く測りたい | 1名1,980円・123問約20分・用紙もWebも可 | 適性検査CUBIC |
| メンタル・コンプラのリスクを避けたい | 図形配置式で対策しにくい。従業員100名以上か年50名以上が対象 | 適性検査TAL |
| 能力も含めて総合的に見たい | 国内シェア最大級・受検方式を4種類から選択 | SPI3 |
| 大量応募者を職種別に測りたい | 玉手箱/GAB/CAB/OPQ・年間9,000社の実績 | 玉手箱・GAB・CAB(日本SHL) |
| 従業員も測って活躍を予測したい | 年60万円〜の定額・従業員100名分の診断も込み | アッテル(Attelu)適性検査 |
適性検査サービスとは?
適性検査サービスとは、応募者の能力や性格を測って選考の判断材料にする検査です。
面接だけで見極められることには限界があります。話し方がうまい人が仕事もできるとは限らず、緊張で本来の姿を出せない人もいます。適性検査は面接では見えない部分を同じ物差しで測るための道具です。
掲載5社はいずれも料金を公式サイトで公開しています。ただしアッテルだけは「60万円/年〜」という下限の表記で、総額は問い合わせるまで確定しません。
料金は「受検1名ごと」が基本
月額の固定費はかかりません。受検した人数分だけ費用が発生します。
- SPI3:大卒(テストセンター)5,500円/中途(インハウスCBT)4,000円/高卒(マークシート)5,000円(いずれも税抜・1名)。初期費用0円
- CUBIC:1,980円(税込・AI OCR用紙)。ストレス耐性診断付きは2,475円
- TAL:3,500円(税別)+初回のみ初期設定費用10,000円(税別)
CUBICには多人数割引もありますが、判定の基準は1か月のご利用人数です。50名以上で1割引、100名以上で2割引、200名以上で3割引、300名以上で4割引で、年間で人数を積み上げても月ごとに分散していれば適用されません。
TALには利用条件があります。公式は「従業員数100名以上、もしくは年間利用50名以上の企業様向け」と明記しているので、単価が安く見えても小規模での利用は想定されていません。
例外が2つあります。
アッテルは年額600,000円(税別)〜の定額で、資質(性格)診断200名分(従業員100名+応募者100名)と基礎能力診断100名分が含まれ、プラン内の受検料は原則無料です。ただし「〜」の下限表記で、従業員数・応募者数に応じたプラン拡張と上位プランの額は公開されていません。
玉手箱は年間使用権料+受検料の組み合わせです。玉手箱ⅢはプランAが年間使用権料250万円/年+600円/名、プランBが120万円/年+1,100円/名(消費税別)。使用権料の差130万円を受検料の差500円で割ると2,600名が分岐点になります。
従量と定額の分かれ目
税の基準がそろっていないと総額は比べられません。ここでは全社を税込に換算して並べます。
| 年間の受検者数 | CUBIC | TAL(初期込) | SPI3(大卒) | アッテル |
|---|---|---|---|---|
| 10名 | 19,800円 | 49,500円 | 60,500円 | 660,000円〜 |
| 50名 | 99,000円 | 203,500円 | 302,500円 | 660,000円〜 |
| 100名 | 198,000円 | 396,000円 | 605,000円 | 660,000円〜 |
アッテルの年額の下限660,000円に並ぶのは、SPI3の大卒テストセンター(6,050円/名)で約109名、TAL(3,850円/名+初回11,000円)で約169名、CUBIC(1,980円/名)で約333名です。
ここで引っかかるのが、アッテルのプランに含まれる応募者は100名分だという点です。約109名はその枠を超えるので、定額が従量を下回る人数に届く前にプランの拡張が必要になります。拡張後の金額は公開されていません。
つまり応募者の受検コストだけで比べる限り、公開されている情報の範囲では従量のほうが安く収まります。アッテルを選ぶ理由は1名あたりの安さではなく、従業員100名分の資質診断が同じプランに含まれること、そしてAIが入社後の活躍と定着を予測することです。
何を測りたいのかで選ぶ
| サービス | 能力 | 性格 | ストレス耐性 | リスク検知 | 活躍予測 |
|---|---|---|---|---|---|
| SPI3 | ○(言語・非言語) | ○ | — | ライスケール | 配属支援 |
| 玉手箱・GAB・CAB | ○(言語・計数・英語) | ○(OPQ) | — | OPQ回答傾向 | 配置・育成 |
| CUBIC | ○(基礎能力) | ○ | ○ | — | 適正配置 |
| TAL | — | ○ | ○ | コンプライアンス傾向 | — |
| アッテル | ○(基礎能力) | ○(資質) | — | ごまかせない設問設計 | ○(AI予測) |
学力に近い基礎能力を見たいならSPI3や玉手箱、入社後のリスクを避けたいならTAL、入社後の活躍を予測したいならアッテルです。
対策されにくい設計かを確認する
適性検査は対策本や問題集が出回るため、準備した人ほど高い点が出ることがあります。
- TAL:図形アイコン配置式など対策・偽装がしにくい独自設問。回答の作為を検出しやすい
- SPI3:性格検査にライスケール(回答の歪み検出)。テストセンター方式で監督下受検
- 玉手箱:C-GAB(テストセンター)で監督下受検、OPQに回答傾向の検出
- アッテル:「応募者がごまかせない設問設計」を掲げ、学力検査はIRT(項目反応理論)を応用したランダム出題
CUBICは料金ページ上に不正対策の記載がないため、必要であれば確認してください。用紙受検なら監督下での実施ができます。
適性検査サービスの選び方(5つのポイント)
- 年間の受検者数を見積もる。従量なら人数×単価がそのまま総額になります
- 何を測りたいのかを先に決める。能力・性格・リスク・活躍予測で分かれます
- 対策されにくい設計かを確認する。準備した人ほど高得点では意味がありません
- 受検方式が自社の採用に合うかを見る。Webのみのサービスもあります
- 所要時間が応募者の負担にならないかを見る。約20分と約65分では辞退率が変わります
適性検査サービスのタイプ別分類
1名1,980円(税込)。性格/意欲/社会性/ストレス耐性/基礎能力を123問約20分で
図形配置式で対策しにくい。メンタル/コンプライアンス傾向に特化・約20分
能力+性格を約65分。テストセンター/WEB/CBT/マークシートの4方式・年間16,300社超
玉手箱/GAB/CAB/OPQを目的別に選択。年間使用権料+受検料600円〜
年60万円(税別)〜で資質診断200名分+基礎能力診断100名分。AIが活躍と定着を予測
所要時間の違い
| サービス | 所要時間 |
|---|---|
| CUBIC | 約20分(123問) |
| TAL | 約20分(質問形式約15分+図形配置式約5分) |
| 玉手箱 | 約11分(玉手箱Ⅰ)〜約49分(玉手箱Ⅲ) |
| SPI3 | 約65分(能力+性格・テストセンター) |
| アッテル | 要問い合わせ |
検査が長いと辞退につながります。母集団を確保したい段階では、受検の負担が応募者数に影響します。
おすすめの適性検査サービス5選
- 概要:1名1,980円(税込・AI OCR用紙)と掲載中で最も低コストの適性検査です。
- 特徴:
- 123問・約20分と応募者の負担が小さい
- 性格・意欲・社会性・ストレス耐性・基礎能力を測る
- AI OCR用紙・従来用紙・Web受検に対応、現有社員の適正配置にも使える
- 料金:採用適性検査1,980円/人(税込・AI OCR用紙)。ストレス耐性診断付き2,475円。基礎能力検査1科目495円。多人数割引は1か月のご利用人数で判定します。
- 注意点:不正対策とセキュリティ認証は料金ページ上に記載がありません。導入前は各検査メニュー1名まで無料トライアルで試せます。
- こんな企業に向いている:費用を抑えて幅広く測りたい会社、応募者が多い会社。
- 概要:図形配置式など対策・偽装がしにくい独自設問を採用した適性検査です。
- 特徴:
- 図形アイコン配置式で回答の作為を検出しやすい(対策本で準備できない)
- メンタル傾向・ストレス耐性・コンプライアンス傾向に絞って測る
- 約20分(質問形式約15分+図形配置式約5分)、継続率89%
- 料金:1名3,500円(税別・標準版)+初回のみ初期設定費用10,000円(税別)。英語版3,000円・ベトナム語版3,500円。
- 注意点:従業員数100名以上、もしくは年間利用50名以上の企業向けと公式が明記しています。受検はWebのみで、学力に近い能力は測りません。
- こんな企業に向いている:入社後のメンタル・コンプライアンスのリスクを避けたい会社。
- 概要:年間利用16,300社超と国内シェア最大級の適性検査です。
- 特徴:
- 受検方式を4種類から選べる(テストセンター/WEB/インハウスCBT/マークシート)
- 能力(言語・非言語)+性格を総合的に測る、ライスケールで回答の歪みを検出
- テストセンターで替え玉を防げる、配属・オンボーディングにも活用可
- 料金:大卒(テストセンター)5,500円/中途(インハウスCBT)4,000円/高卒(マークシート)5,000円(いずれも税抜・1名)。初期費用0円。
- 注意点:能力+性格で約65分と、掲載中で最も時間がかかります。
- こんな企業に向いている:能力も含めて総合的に見たい会社、採用の種類が複数ある会社。
- 概要:年間9,000社の実績を持つ適性検査群で、職種・目的別に製品を選べます。
- 特徴:
- 玉手箱/GAB/CAB/OPQを職種や目的に応じて使い分けられる
- 年間使用権料+受検料の組み合わせ(プランA 250万円/年+600円/名、プランB 120万円/年+1,100円/名)
- Webテスト・テストセンター(C-GAB)・マークシートに対応
- 料金:玉手箱Ⅲ プランA 年間使用権料250万円/年+600円/名、プランB 120万円/年+1,100円/名(消費税別)。
- 注意点:使用権料が高額です。使用権料の差130万円÷受検料の差500円=2,600名が分岐点になります。
- こんな企業に向いている:大量の応募者を職種別に測りたい企業。
- 概要:年額600,000円(税別)〜の定額制で、プラン内の受検料は原則無料です。
- 特徴:
- 資質(性格)診断200名分(従業員100名+応募者100名)+基礎能力診断100名分が含まれ、プラン内に従量課金がない
- AIが入社後の活躍と定着を予測する
- 「応募者がごまかせない設問設計」を掲げ、学力検査はIRTを応用したランダム出題
- 料金:年額600,000円(税別)〜の定額制。従業員数・応募者数に応じたプラン拡張と上位プランがあり、その額は非公開です。
- 注意点:「〜」の下限表記なので総額は問い合わせるまで確定しません。応募者100名までなら従量のSPI3(税込605,000円)のほうが安く収まります。受検はWebのみで、所要時間とセキュリティ認証は要問い合わせです。
- こんな企業に向いている:応募者と従業員を同じ物差しで測り、入社後の活躍まで予測したい会社。
状況別のおすすめ
応募者が多く費用を抑えたい:CUBICです。1名1,980円(税込)で約20分と負担も小さく収まります。
入社後のトラブルを避けたい:TALです。図形配置式で対策されにくく、コンプライアンス傾向まで測ります。従業員100名以上か年間50名以上が利用条件です。
能力も見たい・採用の種類が複数ある:SPI3です。4方式から選べ、大卒・中途・高卒それぞれに単価が設定されています。
大量の応募者を職種別に測る:玉手箱・GAB・CABです。ただし年間使用権料が高額なので、2,600名が分岐点になります。
従業員も測って入社後の活躍を予測したい:アッテルです。応募者の単価だけを見ると割高ですが、従業員100名分の資質診断が同じプランに含まれます。
適性検査サービスのデメリット・注意点
- 月額ではなく受検ごとの従量:人数を掛けた月額として計算しないでください
- 対策本で準備される:偽装しにくい設計かを確認する必要があります
- アッテルの年額は下限の表記:プラン拡張と上位プランの額が非公開で、総額が確定しません
- TALには利用条件がある:従業員100名以上、もしくは年間利用50名以上の企業が対象です
- CUBICの多人数割引は1か月の人数で決まる:年間で積み上げても月ごとに分散すれば適用されません
- Web受検のみのサービスがある:TALとアッテルは会場受検に対応しません
- 所要時間が長いと辞退が増える:SPI3は約65分です
- 玉手箱は使用権料が高額:受検者数が少ないと1名あたりの負担が大きくなります
適性検査サービス 導入の流れ
- 何を測りたいかを決める:能力・性格・リスク・活躍予測で候補が分かれます
- 年間の受検者数を見積もる:従量なら人数×単価が総額です。定額のアッテルは含まれる人数を超えるとプラン拡張が要ります
- 利用条件を確認する:TALは従業員100名以上か年間50名以上が対象です
- 受検方式と所要時間を確認する:会場受検が必要ならWebのみのサービスは外れます
- 対策のしにくさを見る:準備した人ほど高得点では判断材料になりません
適性検査サービスのよくある質問
料金相場はいくら?
受検1名ごとの従量が主流で、CUBIC 1,980円(税込)、TAL 3,500円(税別)、SPI3 5,500円(税抜・大卒テストセンター)です。税込にそろえると1,980円と6,050円で約3.1倍の幅があります。アッテルは年額600,000円(税別)〜の定額で、資質診断200名分と基礎能力診断100名分が含まれます。
月額料金ではない?
違います。受検した人数分だけ費用が発生する従量課金が基本です。SPI3・CUBIC・TALはいずれも月額の固定費がかかりません。例外はアッテルの年額定額制と玉手箱の年間使用権料です。
従量と定額はどちらが得?
税込にそろえると、アッテルの年額の下限660,000円に並ぶのはSPI3(6,050円/名)で約109名、TAL(3,850円/名)で約169名、CUBIC(1,980円/名)で約333名です。ただし約109名はアッテルのプランに含まれる応募者100名分を超えるため、そこに届く前にプラン拡張(金額非公開)が必要になります。応募者の受検コストだけを見るなら、公開情報の範囲では従量のほうが安く収まります。
玉手箱の料金はどうなっている?
玉手箱ⅢはプランAが年間使用権料250万円/年+受検料600円/名、プランBが120万円/年+1,100円/名です(消費税別・公式公開)。受検者が多いほどプランAが有利になります。
対策されにくい検査はある?
TALは図形配置式など対策・偽装がしにくい独自設問を採用しています。SPI3は性格検査にライスケール(回答の歪み検出)を備え、テストセンター方式で監督下受検に対応します。アッテルも「応募者がごまかせない設問設計」を掲げ、学力検査はIRTを応用したランダム出題です。
入社後の活躍も予測できる?
アッテルがAI分析でコンピテンシー・性格・基礎能力を測り、入社後の活躍と定着を予測します。SPI3も配属・オンボーディング向けの活用支援があり、従業員向けの『SPI3 for Employee』を提供します。
まとめ
適性検査は、何を測りたいかと年間の受検者数で決まります。
学力に近い能力まで見たいならSPI3(4方式・約65分)、入社後のリスクを避けたいならTAL(図形配置式で対策されにくい・約20分)、費用を抑えて幅広く測るならCUBIC(1,980円・約20分)です。
応募者の受検コストだけで比べるなら、公開情報の範囲では従量のほうが安く収まります。税込にそろえると、応募者100名でCUBICが198,000円、TALが396,000円、SPI3の大卒テストセンターが605,000円で、いずれもアッテルの年額の下限660,000円を下回るためです。アッテルの定額が従量を下回る人数はプランに含まれる応募者100名分を超えるので、そこに届く前にプラン拡張が必要になります。
それでもアッテルが候補に残るのは、従業員100名分の資質診断が同じプランに含まれ、AIが入社後の活躍と定着を予測するからです。応募者だけを測るなら割高ですが、現在の社員と応募者を同じ物差しで並べたい場合は位置づけが変わります。
そして忘れてはいけないのが、適性検査は対策されるということです。対策本で準備した人ほど高い点が出るなら、判断材料としての価値は下がります。偽装しにくい設計か、監督下で受検させられるかを確認してください。
料金・仕様は変更される場合があります。契約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。