送金サービス
送金サービスとは、海外への送金や外貨の受取を、銀行の窓口を経由せずオンラインで行えるサービスです。掲載5サービスはいずれも料金を公開していますが、費用の建て方が送金手数料と為替レートの2階建てになっている点に注意が必要です。
送金サービスとは
海外送金の費用は、送金手数料だけでは決まりません。もう一段、為替レートへの上乗せ(スプレッド)があります。 送金手数料が安くても、レートに上乗せされていれば実質の負担は増えます。
掲載5サービスの価格公開率は100%ですが、公開されている中身が違います。 Wise ビジネスは実勢の為替レート(ミッドマーケットレート)を使い為替マージンの上乗せがないと明示し、Airwallexは銀行間為替レートに0.2%〜の上乗せと率を示します。一方、楽天銀行 海外送金とSBIレミットは所定の為替レートを適用するとしていますが、上乗せ率そのものは非開示です。
送金手数料だけを比べると銀行系が安く見えます。 SBIレミットは最安460円〜、楽天銀行は法人1,000円/件です。Wise ビジネスの送金手数料0.27%〜は、100万円なら2,700円〜にあたります。ただし前者には非開示の為替上乗せが加わるため、単純な比較にはなりません。
送金サービスの検索需要トレンド
「海外送金」の検索需要は月平均72.8です。直近25か月では2024年11月の88が山でした。2025年12月以降は58〜68で推移しており、2024年から2025年前半の水準(70〜80台)と比べるとやや落ち着いています。(出典:Googleトレンド/キーワード「海外送金」)
送金サービスの選び方の要点
海外送金の費用は送金手数料と為替レートへの上乗せの合計です。Wise ビジネスは実勢の為替レートを使い上乗せがないと明示したうえで、送金手数料0.27%〜・両替手数料0.27%〜を提示します。Airwallexは銀行間為替レートに0.2%〜の上乗せです。楽天銀行 海外送金とSBIレミットは所定の為替レートを適用するとしていますが、上乗せ率は非開示です。送金手数料が安いサービスほど、為替でいくら乗っているかを確かめてください。
料金が定額か率かで、金額による有利不利が逆転します。楽天銀行 海外送金は法人1,000円/件と中継銀行手数料1,000円の定額で、SBIレミットは460円〜の段階制です。金額が大きいほど定額制が効きます。 一方Wise ビジネスは0.27%〜、Payoneerの銀行送金は1〜4%と率で決まるため、小口では定額制より安く、大口では高くなります。1回あたりの送金額から逆算してください。
同じ送金サービスでも主戦場が分かれます。Payoneerは海外のマーケットプレイスやクライアントからの受取を起点に設計され、190か国以上・70通貨に対応し、Payoneer利用者間の送金は無料です。Wise ビジネスは40通貨以上のマルチカレンシー口座で現地口座情報を取得でき、受取にも送金にも使えます。楽天銀行 海外送金とSBIレミットは送る側の機能が中心です。
従量課金でも固定費がゼロとは限りません。Wise ビジネスは全機能・口座情報の取得に設定手数料3,000円が一度だけかかります。Payoneerは直近12か月の受取が6,000米ドル未満の場合に年間アカウント手数料29.95米ドルが発生します。使わない期間があると費用が出る建て方です。 Airwallexは口座開設・維持手数料が無料、楽天銀行の法人向け海外送金は初期費用も月額費用も0円です。
件数が多い場合、送金指示を人が入力する運用では追いつきません。Wise ビジネスはWise Platform、PayoneerはマスペイアウトのAPI、AirwallexはプラットフォームAPIを備え、いずれも自社システムから送金を実行できます。楽天銀行 海外送金とSBIレミットはAPIに対応していません。 海外の取引先やクリエイターへ多数の支払が発生する事業では、この差が運用の形を決めます。
送金サービスの比較一覧(全5サービス)
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