受発注システムを比べ始めると、月額よりも先に初期費用の幅に驚きます。掲載5社では、Bカートが全プラン共通で80,000円(税別)、アラジンEC-Bは小規模カスタマイズのモデルケースで400万円からです。
- 4,000,000円 ÷ 80,000円 = 50.0倍
- 大規模の1,500万円と比べれば 15,000,000円 ÷ 80,000円 = 187.5倍
この差は機能の多寡ではありません。既製の画面をそのまま使うか、自社の取引ルールに合わせて作り込むかという、導入の型の違いです。
結論:初期費用の型・課金の相手・取引先数の3点で絞る
先に結論を述べます。
1つめは、初期費用の型です。標準機能のまま始めるならBカート(初期80,000円・月9,800円〜)、業種固有の商習慣に合わせるならアラジンEC-B(初期400万円〜)と、桁が変わります。
2つめは、課金の相手です。CO-NECTは発注側(取引先)が無料、BtoBプラットフォーム 受発注は買い手にも本部18,000円+店舗2,000円/店舗がかかります。取引先に負担を求められるかで、導入の可否そのものが変わります。
3つめは、収容できる取引先数です。月額の数字をそのまま並べても意味がありません。取引先1件あたりに割り直すと、見え方が変わります。
掲載5社の料金公開率は100%(5/5)ですが、内訳はopenが2社、partialが3社です。partialの3社は料金例やモデルケースを示す形で、実額は個社見積りになります。
受発注システムとは
受注・発注管理システムとは、FAX・電話・メールで行われている企業間の受発注をWeb上でやり取りできるようにするシステムです。
取引先が専用の注文画面から発注し、受注側は注文の集約・在庫引き当て・出荷指示・請求までを一元管理します。FAXの見落とし、電話の聞き間違い、注文書を基幹システムに打ち直す手間といった、紙と口頭に由来する作業がまとめて減ります。
ただし製品ごとに構造が違います。自社で注文サイトを立てて取引先に使ってもらう型(Bカート、TS-BASE 受発注、アラジンEC-B、CO-NECT)と、買い手と売り手の双方が同じプラットフォームに参加する型(BtoBプラットフォーム 受発注)では、導入の進め方が根本から異なります。
当メディアの調査では、「受発注」という検索キーワードの指数は直近25か月で44〜82の範囲を推移し、平均は66.6でした。最高は2024年7月の82、最低は2025年12月の44で、先頭82に対し末尾64と緩やかに下げています。秋(10〜11月)に高く12月に落ちる動きが2年続いており、年始の取引が動き出す前に体制を見直す時期と、業務が立て込む時期の差が指数に出ていると読み取れます。
選び方:5つの確認ポイント
1. 初期費用の型を先に決める(既製か作り込みか)
掲載5社の初期費用は80,000円から1,500万円まで187.5倍の幅があります。
| サービス | 初期費用 | 月額 |
|---|---|---|
| Bカート | 80,000円(全プラン共通・税別) | 9,800円〜79,800円(税別) |
| CO-NECT | プラン表に記載なし(要問い合わせ) | 100,000円〜500,000円(税別) |
| TS-BASE 受発注 | 50万円〜(料金例。最大150万円のケース・税抜) | 14万円〜40万円(税抜) |
| アラジンEC-B | 400万円〜(モデルケース。大規模は1,500万円〜) | 7万円〜15万円〜 |
| BtoBプラットフォーム 受発注 | 非公開(要問い合わせ) | 買い手・売り手で体系が異なる |
Bカートは取引先別の卸価格設定、掛け払い、承認フロー、CSVアップロードといったBtoB取引特有の機能を標準搭載しており、専門知識がなくても即日スモールスタートできます。
一方アラジンEC-Bは、業種・商習慣に合わせた柔軟なカスタマイズと、30年以上の開発経験に基づく基幹システム連携を前提にした個別見積りです。アパレル・食品・理美容・建築資材・医療機器・日用品・工業製品など、業界ごとに単位や取引条件が異なる領域で使われています。
標準機能に業務を合わせられるか、業務にシステムを合わせる必要があるか。ここが最初の分岐です。
2. 課金の相手が製品ごとに違う
受発注システムは受注側と発注側の両方が使うため、どちらが払うかが製品で分かれます。
| サービス | 受注側(売り手) | 発注側(買い手) |
|---|---|---|
| CO-NECT | 月100,000円〜(税別) | 無料 |
| BtoBプラットフォーム 受発注 | 月間取引額連動の4段階従量 | 本部18,000円+店舗2,000円/店舗 |
| Bカート | 月9,800円〜(サイト単位) | 費用なし(受注側がサイトを用意) |
| TS-BASE 受発注 | 月14万円〜(料金例) | 費用なし(受注側がサイトを用意) |
| アラジンEC-B | 月7万円〜(モデルケース) | 費用なし(受注側がサイトを用意) |
CO-NECTは発注側が無料です。掲載5社で無料プランを持つのはこの1社(20%)にあたります。取引先に新たな支出をお願いせずに導入できるため、合意形成の負担が軽くなります。
対してBtoBプラットフォーム 受発注は買い手側にも月額使用料がかかります。公式が示す2024年改定後の参考モデルは本部18,000円+店舗2,000円/店舗(税別)で、100店舗なら買い手だけで月218,000円です。
これは欠点ではなく設計思想の違いです。買い手と売り手の双方が同じプラットフォームに参加する構造のため、取引先がすでに利用していれば導入の手間は小さくなります。
3. 月額は収容できる取引先数で割り直す
月額の数字をそのまま並べると誤解します。
CO-NECTのプロフェッショナルは月100,000円(税別)、Bカートのライトプランは月9,800円(税別)で、100,000円 ÷ 9,800円 = 10.2倍の差があります。
ところが収容できる件数で割り直します。
| サービス | プラン | 月額 | 収容 | 1件あたり |
|---|---|---|---|---|
| CO-NECT | プロフェッショナル | 100,000円 | 取引先300件・月間受注1,000回・ID10 | 約333円/取引先 |
| Bカート | ライトプラン | 9,800円 | 登録商品500・会員50・SKU無制限 | 196円/会員 |
約333円 ÷ 196円 = 1.7倍。月額では10.2倍あった差が、取引先1件あたりでは1.7倍まで縮みます。
CO-NECTは受注1回あたりでも100,000円 ÷ 1,000回 = 100円と計算できます。自社の取引先数と月間の注文件数を当てはめて、実際の負担で比べてください。
4. 拠点数・取引額で変わる従量部分を見落とさない
BtoBプラットフォーム 受発注は、買い手が拠点単位の定額、売り手が月間取引金額に応じた従量制です。
買い手側は本部18,000円が固定で乗るため、店舗数が少ないほど割高になります。
| 店舗数 | 月額合計 | 1店舗あたり |
|---|---|---|
| 1店舗 | 18,000円+2,000円=20,000円 | 20,000円 |
| 10店舗 | 18,000円+20,000円=38,000円 | 3,800円 |
| 100店舗 | 18,000円+200,000円=218,000円 | 2,180円 |
20,000円 ÷ 2,180円 = 9.2倍。店舗数が二桁を超えるチェーンほど効率がよくなる構造です。
売り手側は月間取引額1,000万円のとき月額57,500円が参考モデルで、取引額に対して0.575%にあたります(57,500円 ÷ 10,000,000円)。定額制と違い、取引が伸びれば費用も上がります。
5. 無料トライアルは3社。日数を公開しているのは1社のみ
| サービス | 無料トライアル |
|---|---|
| TS-BASE 受発注 | 最大2ヶ月(60日) |
| CO-NECT | あり(受注側向け・日数非公開) |
| Bカート | あり(申込ページあり・日数非公開) |
| BtoBプラットフォーム 受発注 | 公式明記なし |
| アラジンEC-B | 公式明記なし |
掲載5社のうち無料トライアルがあるのは3社(60%)で、日数を公開しているのはTS-BASE 受発注の60日だけです。
受発注システムは取引先に使ってもらって初めて効果が出るため、試用の期間と範囲は事前に確認しておく項目です。2か月あれば、実際の注文サイクルを何度か回して確かめられます。
タイプ分類:3つの型
型1|標準機能で即日始める型(Bカート)
初期80,000円・月9,800円(税別)から、標準機能のまま開始します。取引先別の卸価格設定、掛け払い、承認フロー、CSVアップロードを備え、サーバー・サブドメイン・SSLは月額に込み、SKUは全プラン無制限です。ライトプランからプラン300(79,800円)まで7段階あり、取引先が増えたら段階的に上げられます。小さく試して広げる進め方に向きます。
型2|商習慣に合わせて作り込む型(アラジンEC-B/TS-BASE 受発注)
初期費用を数百万円かけて、自社の取引ルールに合わせます。アラジンEC-BはBtoB専用設計と30年以上の基幹システム連携の実績を持ち、モデルケースは小規模で初期400〜800万円・月額7〜10万円です。TS-BASE 受発注は取引先専用の注文サイトを起点に在庫・出荷・配送まで一気通貫で扱い、竹田印刷の物流(倉庫)サービスと組み合わせられます。料金例は初期50万円+月額14万円からです。
型3|プラットフォーム参加型(BtoBプラットフォーム 受発注/CO-NECT)
自社だけのサイトを立てるのではなく、買い手と売り手が共通の基盤でつながる型です。BtoBプラットフォーム 受発注は外食・給食・ホテルと食品卸・メーカーをつなぎ、双方が月額を負担します。CO-NECTは約30,000社が利用し、発注側は無料でLINEからも発注できます。取引先がすでに使っていれば、導入の手間が小さくなる可能性があります。
独自データ:料金公開率100%、初期費用は187.5倍
当メディアの調査で分かったことを整理します。
| 項目 | 掲載5社の結果 |
|---|---|
| 料金公開率 | 100%(5/5)(open 2社/partial 3社/closed 0社) |
| 1ユーザー単価で比較できる社数 | 0社(全社が企業単位の定額または従量制) |
| 初期費用の幅 | 80,000円〜1,500万円(187.5倍) |
| 月額の幅(公開2社) | 9,800円〜500,000円(51.0倍) |
| 無料プラン | 1社(20%)(CO-NECTの発注側) |
| 無料トライアル | 3社(60%)/日数公開1社・60日 |
料金公開率100%は高い水準ですが、内訳を見るとopenは2社にとどまります。残る3社は料金例やモデルケースを示す形で、実額は利用状況や機能構成による個社見積りです。
企業規模別の年間コストは、月額を公開している2社で次のようになります。掲載5社はいずれも従業員数に連動しない企業単位の定額なので、10名でも100名でも金額は変わりません。
| サービス | 年間コスト(最安プラン・税別) |
|---|---|
| Bカート | 117,600円(月9,800円×12) |
| CO-NECT | 1,200,000円(プロフェッショナル年間一括) |
1,200,000円 ÷ 117,600円 = 約10.2倍。ただし収容する取引先数が違うため、前述のとおり1件あたりでは1.7倍まで縮みます。
掲載5社の比較表
| サービス | 導入の型 | 初期費用 | 月額 | 発注側の負担 | 無料トライアル |
|---|---|---|---|---|---|
| Bカート | 標準機能・即日開始 | 80,000円(税別) | 9,800円〜79,800円(税別) | なし | あり(日数非公開) |
| CO-NECT | プラットフォーム参加 | 記載なし | 100,000円〜500,000円(税別) | 無料 | あり(日数非公開) |
| BtoBプラットフォーム 受発注 | プラットフォーム参加 | 非公開 | 売り手は取引額連動の従量 | 本部18,000円+店舗2,000円/店舗 | 公式明記なし |
| TS-BASE 受発注 | 作り込み+物流連携 | 50万円〜(料金例) | 14万円〜(料金例・税抜) | なし | 最大2ヶ月 |
| アラジンEC-B | 作り込み・業種特化 | 400万円〜(モデルケース) | 7万円〜(モデルケース) | なし | 公式明記なし |
各サービスの詳細
株式会社Daiが提供するBtoB EC・受発注DXのクラウドサービスです。Daiは1994年9月設立、資本金1,000万円、従業員40名で、京都市中京区に本社を置き、代表取締役は木脇和政氏です。創業事業は流通業界向けの情報誌出版でした。
FAX・電話・メールの受発注をWeb化し、取引先はECサイト感覚で発注、事業者は受注・見積・請求管理を効率化できます。取引先別の卸価格設定、掛け払い、承認フロー、CSVアップロードといったBtoB取引特有の機能を標準搭載しているため、専門知識がなくても即日スモールスタートできます。
料金は初期費用80,000円(エンタープライズを除く全プラン共通・税別)に、規模別の月額を加える定額制です。ライトプラン9,800円、プラン10が19,800円、プラン30が29,800円、プラン50が39,800円、プラン100が49,800円、プラン300が79,800円(いずれも税別)と7段階あり、さらに大規模向けのエンタープライズが要相談です。
月額にはサーバー・サブドメイン・SSLの利用料が含まれ、SKUは全プラン無制限です。独自ドメイン・常時SSLはオプション(月3,000円)で追加できます。ライトプランは会員50を収容するため、9,800円 ÷ 50 = 196円/会員です。
CSVアップロード、API連携、基幹/在庫システム連携に対応し、導入実績は2,000社を突破しています。無料トライアルの申込ページが用意されていますが、日数は明記されていません。
CO-NECT株式会社が提供するクラウド型のBtoB受発注システムです。2015年6月設立、資本金89,996,944円、東京都千代田区神田錦町のKANDASQUAREに本社を置き、代表取締役は田口雄介氏です。
料金設計の最大の特徴は、発注側(取引先)が無料である点です。費用を負担するのは受注側だけで、取引先数・月間受注件数に応じた月額プランを契約します。プロフェッショナルが月100,000円(年間一括1,200,000円・税別)で月間受注1,000回・取引先300件・ID10まで、上位はエンタープライズ290,000円、トクトク350,000円、アルティメット500,000円(いずれも月額・税別)です。
取引先1件あたりに直すと 100,000円 ÷ 300件 = 約333円、受注1回あたりでは 100,000円 ÷ 1,000回 = 100円です。
発注側はマニュアル不要の直感的な画面のほか、LINEからも発注できます。取引先にPCの操作を求めず、日常的に使っているアプリのまま注文してもらえるため、Webに不慣れな相手でも移行のハードルが下がります。
さらにFAXや画像をデータ化する「CO-NECT AIデータ変換」をオプションで用意しています。取引先の一部が紙の注文を続ける場合でも、受注側の転記作業を減らせます。公式によると約30,000社に利用されており、掲載5社の中で導入規模の公表値が最も大きい製品です。契約は最短1年の年間一括払いになります。
株式会社インフォマートが運営するBtoB電子商取引プラットフォーム上の受発注サービスです。インフォマートは1998年2月設立、資本金49億6,918万円(2026年3月末現在)、従業員884名(連結・2026年3月末現在)で、東京証券取引所プライム市場に上場しています(証券コード2492)。
外食・給食・ホテルなどの発注企業(買い手)と、食品卸・メーカーなどの受注企業(売り手)をつなぎ、発注・受注・納品確認・請求までをWeb上でデジタル化します。特定の1社が自社の注文サイトを立てる形ではなく、買い手と売り手の双方が同じプラットフォームに参加する構造が、掲載5社の中での位置づけを分けています。
料金は買い手と売り手で体系が異なります。買い手側は本部18,000円+店舗2,000円/店舗が公式の参考モデル(2024年の料金改定後・税別)で、100店舗なら月額218,000円です。本部18,000円が固定で乗るため、1店舗なら20,000円で1店舗あたり20,000円、100店舗なら1店舗あたり2,180円と9.2倍の差が出ます。
売り手側は月間取引金額に応じた4段階の従量制で、月間取引額1,000万円のとき月額57,500円が参考モデルです。取引額に対して0.575%にあたります。
同社の「BtoBプラットフォーム 請求書」「規格書」と連携し、受注・請求を含むパッケージや「受発注ライト」も提供されます。セットアップ費用は公式非公開で、無料トライアルの公式明記もありません。
竹田印刷株式会社が提供するBtoB向けの受発注管理システムです。竹田印刷は創業1924年、現在の事業会社は2022年4月1日に法人設立、従業員335名(2026年3月31日現在・役員および臨時従業員を含まず)、資本金5,000万円で、名古屋市昭和区に本社を置きます。親会社の竹田iPホールディングス株式会社が東京証券取引所スタンダード市場および名古屋証券取引所メイン市場に上場しています(証券コード7875)。
取引先が注文する専用の注文サイトを起点に、受注管理・在庫管理・出荷/配送指示までを一気通貫で行える点が特徴です。プランは受注管理に絞った「受注プラン」と、出荷・在庫まで含む「受注+出荷プラン」の2系統で、業務のどこまでをシステムに載せるかで選びます。
印刷会社が母体であることから、物流との組み合わせが選択肢に入ります。竹田印刷の物流(倉庫)サービスと連携できるため、受注の管理だけでなく保管と出荷までをまとめて委託する構成が取れます。システムだけでなく実務まで任せられる点は、掲載5社の中でTS-BASE 受発注に固有の選択肢です。
料金は個社見積りですが、公式サイトで料金例が公開されています。初期50万円+月額14万円(受注+出荷プラン)から、初期150万円+月額40万円までのケースが示されています(いずれも税抜)。
最大2ヶ月(60日)の無料トライアルで注文サイトを試せます。掲載5社で無料トライアルの日数を公開しているのはTS-BASE 受発注だけです。
株式会社アイルが提供する企業間取引(BtoB)専用のWeb受発注システムです。アイルは1991年設立、資本金3億5,400万円(2025年7月末時点)、従業員1,075名(連結・2026年4月1日時点)で、東京証券取引所プライム市場に上場しています(証券コード3854)。本社は大阪市北区のグランフロント大阪タワーBです。
「FAXや電話からの注文をやめ、Webから注文を受け、そのまま注文データを基幹システムへ取り込みたい」というニーズから生まれた製品です。BtoC向けECを流用した際の使いづらさがないBtoB専用設計を掲げ、取引先ごとの価格や取引条件といったBtoB固有の要件を前提に組まれています。
強みは、業種・商習慣に合わせた柔軟なカスタマイズと、30年以上の開発経験に基づく各種基幹システムとの連携です。同社の基幹システム「アラジンオフィス」との連携に加え、CSV/APIでのデータ連携にも対応します。Webから受けた注文をそのまま基幹システムへ取り込む部分は導入で最もつまずきやすい箇所で、ここに実績があることが選定理由になります。
アパレル・食品・理美容・建築資材・医療機器・日用品・工業製品など幅広い業種で利用され、導入は5,000社以上とされています。
料金は1社ごとの個別見積りですが、公式にカスタマイズ規模別のモデルケースが公開されています。小規模は初期400〜800万円・月額7〜10万円、中規模は初期800〜1,500万円・月額10〜15万円、大規模は初期1,500万円〜・月額15万円〜です(税表記は公式に明記なし)。無料トライアルの公式明記はなく、デモや問い合わせでの対応になります。
よくある質問
受発注システムの料金相場はいくらですか?
掲載5社はいずれも1ユーザーあたりの月額ではなく企業単位の定額または従量制のため、当メディアでは1ユーザー単価の相場を算出していません。月額を公開している2社で見ると、Bカートがライトプラン9,800円(税別)から最上位のプラン300が79,800円(税別)、CO-NECTがプロフェッショナル100,000円(税別)から最上位のアルティメット500,000円(税別)です。最安と最高では 500,000円 ÷ 9,800円 = 51.0倍の差があります。残る3社は料金例やモデルケースの公開にとどまり、実額は個社見積りです。
初期費用はどのくらいかかりますか?
製品によって187.5倍の幅があります。Bカートはエンタープライズを除く全プラン共通で80,000円(税別)です。TS-BASE 受発注は公式の料金例で初期50万円+月額14万円(受注+出荷プラン)から、初期150万円+月額40万円までのケースが示されています(いずれも税抜)。アラジンEC-Bはモデルケースで小規模が初期400〜800万円、中規模が800〜1,500万円、大規模が1,500万円〜です(税表記は公式に明記なし)。CO-NECTはプラン表に初期費用の記載がなく要問い合わせ、BtoBプラットフォーム 受発注のセットアップ費用も非公開です。
発注側(取引先)にも費用はかかりますか?
製品で分かれます。CO-NECTは発注側(バイヤー)が無料で、費用を負担するのは受注側だけです。取引先に新たな支出をお願いせずに導入できるため、合意形成の負担が軽くなります。一方BtoBプラットフォーム 受発注は買い手側にも月額使用料がかかり、公式が示す参考モデルは本部18,000円+店舗2,000円/店舗(税別)です。100店舗の場合は買い手だけで月218,000円になります。BカートやアラジンEC-B、TS-BASE 受発注は受注側がサイトを用意する形なので、費用は受注側が負担します。
無料トライアルはありますか?
掲載5社のうち3社(60%)にあります。日数を公開しているのはTS-BASE 受発注の最大2ヶ月間(60日)のみで、取引先が使う注文サイトを試せます。CO-NECTは受注側向けに無料トライアルを提供していますが日数の明記はありません。Bカートもトライアル申込ページを用意していますが日数は非公開です。BtoBプラットフォーム 受発注とアラジンEC-Bは無料トライアルの公式明記がなく、デモや問い合わせでの対応になります。なおCO-NECTの発注側プランは無料で、掲載5社で無料プランを持つのはこの1社(20%)です。
基幹システムとの連携はできますか?
掲載5社とも何らかの連携手段を持ちますが、深さが違います。アラジンEC-Bは30年以上の開発経験に基づく各種基幹システムとの連携を強みに掲げ、同社の基幹システム「アラジンオフィス」との連携やCSV/APIに対応します。CO-NECTはCSVインポート/エクスポートとAPI連携で受注データを基幹・在庫システムへ取り込めます。BカートもCSVアップロードとAPI連携、基幹/在庫システム連携に対応します。TS-BASE 受発注は在庫管理・出荷/配送管理を含み、竹田印刷の物流(倉庫)サービスとも組み合わせられます。BtoBプラットフォーム 受発注は同社の請求書・規格書サービスとの連携が特徴です。
FAXや電話の注文はどう扱えばよいですか?
受発注システムを入れても、すべての取引先がすぐにWebへ移るとは限りません。CO-NECTは発注側がマニュアル不要の画面やLINEから発注できる設計で、Webに不慣れな取引先でも移行しやすくしています。さらにFAXや画像をデータ化する「CO-NECT AIデータ変換」をオプションで用意しており、紙の注文が残る状態でも受注側の転記作業を減らせます。BカートやアラジンEC-BはBtoB取引に必要な機能を備えた注文サイトを取引先に使ってもらう形が基本のため、移行時は取引先への案内をどう進めるかが導入計画の一部になります。
まとめ
受発注システムの初期費用は、掲載5社で80,000円から1,500万円まで187.5倍開きました。差の正体は機能の多寡ではなく、既製の画面をそのまま使うか、自社の商習慣に合わせて作り込むかという導入の型です。
判断の順序は次のとおりです。
- 初期費用の型を決める:標準機能で足りるならBカート(初期80,000円)、業種固有の商習慣に合わせるならアラジンEC-B(初期400万円〜)
- 課金の相手を確かめる:取引先に負担を求められないならCO-NECT(発注側無料)、多店舗チェーンの本部発注ならBtoBプラットフォーム 受発注
- 取引先1件あたりに割り直す:月額10.2倍差のCO-NECTとBカートも、取引先1件あたりでは1.7倍まで縮む
小さく始めて広げるならBカート、取引先の負担なしで広く使ってもらうならCO-NECT、多店舗チェーンと食品卸をつなぐならBtoBプラットフォーム 受発注、在庫・出荷・物流までまとめたいならTS-BASE 受発注、業種固有の商習慣に合わせて作り込むならアラジンEC-B、というのが基本の割り振りです。