外国人就労システムのおすすめ(目的別の早見表)
このカテゴリは、目的で2つに分かれます。
1つは在留カードの偽造チェックと就労可否の判定を中心とする管理型(ビザマネ、CAMCAT)。もう1つは特定技能の届出や申請書類の作成を支える申請支援型(SMILEVISA、one visa、noborder)です。管理型は在留資格を限定しませんが、申請支援型は特定技能まわりに絞り込んでいます。すでに雇用している人を管理したいのか、これから受け入れて届出をこなしたいのかで、選ぶものが変わります。
費用の構造も違います。ビザマネは30名以下なら全機能が月額0円、CAMCATは就労者1名あたり2,000円にアカウント1つあたり2,000円が加わる2本立て、SMILEVISAは人数帯ごとの定額です。当メディアの試算では、10名時点の年間コストは0円〜240,000円と開きます。一方でnoborderは「月額9,800円〜」の下限だけ、one visaは金額そのものが公式に出ていないため、この2社は自社の金額を公式から確かめられません。
| 導入目的 | おすすめのタイプ | 主なサービス |
|---|---|---|
| 在留カードの確認を仕組み化したい | ICチップで偽造チェック・30名以下は月額0円 | ビザマネ |
| 特定技能の届出をこなしたい | 定期/随時届出対応・12言語・CSV出力 | SMILEVISA |
| セキュリティ認証を重視したい | ISO/IEC 27001:2022 認証取得・30日間トライアル | noborder(ノーボーダー) |
| 申請そのものを任せたい | 行政書士の代行を業界平均の30〜50%水準で | one visa(ワンビザ) |
| 労務のコンプライアンスも見たい | 残業超過・最低賃金未満をアラート | CAMCAT |
動画で解説
外国人就労システムとは?
外国人就労システムとは、外国人従業員の在留カードの確認・期限管理から、在留資格に応じた就労可否の判定、特定技能の届出書類の作成までを扱うシステムです。
外国人を雇用すると、日本人の採用にはない管理が発生します。在留カードが本物か、その在留資格で自社の仕事に就けるか、期限はいつ切れるか。特定技能で受け入れている場合は、入管への定期届出や随時届出が続きます。
在留資格と就労できる範囲の対応は複雑で、担当者が資料を調べながら判断すると誤りが起きます。ビザマネが200種類以上の就労パターンを判別する仕組みを持っているのは、この判断の難しさが背景にあります。
外国人就労システムの2つのタイプ
管理型(在留カード・期限の管理):すでに雇用している外国人従業員を管理します。ビザマネは在留カードのICチップで偽造をチェックし、CAMCATは在留資格別の必要書類と期限を管理します。どちらも在留資格を限定しません。
申請支援型(届出・書類作成):これから受け入れる、または特定技能で受け入れている場合の手続きを支えます。SMILEVISAは特定技能の定期届出・随時届出に対応し、noborderは特定技能1号・2号の申請と定期報告、one visaは書類生成と行政書士の申請代行を組み合わせます。
公式が示している対応範囲は次の通りです。
| サービス | 公式が示す対応範囲 |
|---|---|
| ビザマネ | 在留資格を限定しない(200種類以上の就労パターンを判別) |
| CAMCAT | 在留資格を限定しない(在留資格に応じた必要書類・データを共有) |
| SMILEVISA | 特定技能1号・特定技能2号・特定活動・介護 |
| noborder(ノーボーダー) | 特定技能1号(直接雇用)・特定技能2号(直接雇用)・特定活動(特定技能1号移行準備) |
| one visa(ワンビザ) | ビザ全般の書類生成(対応在留資格の列挙なし) |
自社が雇っているのが特定技能の人かどうかで、そもそも候補が2つに割れます。目的が違えば比較する意味がありません。まず自社がどちらを必要としているかを決めてください。
外国人就労システムの選び方(5つのポイント)
- 在留カード管理型か、届出・申請支援型かを決める。目的が違えば比較になりません
- 特定技能の届出に対応しているかを確認する。ビザマネとCAMCATは公式に明記がありません
- 人数によって費用の形が変わる。30名を境に無料か有料かが変わるサービスがあります
- 従業員向けの多言語対応を見る。12言語対応が2社、11言語が1社です
- 金額が公式から確かめられるかを見る。掲載5社の料金公開率は80%です
外国人就労システムのタイプ別分類
ICチップで偽造チェック・200種類以上の就労パターンで可否判定。30名以下は月額0円
入管台帳に沿った一元管理・定期/随時届出対応・オンライン申請CSV出力
ISO/IEC 27001:2022 認証取得・30日間トライアル・特定技能1号/2号に対応
クラウドで書類生成+行政書士の申請代行。在留資格を自動検出
在留資格別の書類・期限管理に加え残業超過/最低賃金未満をアラート
外国人就労システムの料金(10名時点で0円〜240,000円)
課金方式が分かれるため、単価の相場は成立しにくいカテゴリです。1名あたりの月額を公開しているのはビザマネの300円(税抜・31名以上)とCAMCATの2,000円(税抜)です。
当メディアの試算(年間コスト・税抜)は次の通りです。
| 外国人従業員数 | ビザマネ | SMILEVISA | CAMCAT | noborder | one visa |
|---|---|---|---|---|---|
| 10名 | 0円(月額分) | 144,000円 | 240,000円 | 算出できない | 算出できない |
| 50名 | 72,000円(月額分) | 見積り | 1,200,000円 | 算出できない | 算出できない |
| 100名 | 252,000円(月額分) | 見積り | 2,400,000円 | 算出できない | 算出できない |
この表には入っていない費用が3つあります。ビザマネの初期費用、CAMCATのアカウント費用、そして各社の税です(表はすべて税抜。SMILEVISAだけは公式に税の表記がありません)。
30名を境に費用の性質が変わります。 ビザマネは30名以下なら全機能が月額0円ですが、31名以上になると1名300円がかかります。これとは別に初期費用300,000円〜(税抜)が公式に掲げられており、しかも「〜」の下限表記です。30名以下の無料の範囲にも発生するかは公式に書かれていないため、「30名以下なら総額0円」とは言い切れません。
CAMCATは2つの2,000円が積み上がります。 公式の料金表には「1名あたり/月額費用 2,000円(税抜)」と「1アカウントあたり/月額費用 2,000円(税抜)」が並んでおり、アカウント追加は+2,000円/人です。上の表は就労者分だけの試算なので、実際にはアカウント費用が加わります。100名以上は費用のご相談となります。
SMILEVISAは人数帯ごとの定額(0〜3名5,000円/4〜10名12,000円/11〜20名20,000円/21名以上は見積り)です。各帯には1名あたりの相当額も併記されていますが、公式サイトに税抜・税込の表記がありません。
noborderとone visaは金額を確定できません。 noborderの公式表記は「MONTHLY PLAN 9,800円〜/月(税抜)」で、「ご利用人数・機能により料金が異なります」と注記されています。その額で何名まで使えるかも示されていないため、規模別の試算ができません。one visaは公式サイトに料金ページ自体がなく、プラン名も金額も掲載されていません(第三者情報では顧問サポートプランが月額19,800円、申請代行が1件約5万円〜とされますが、いずれも参考値です)。
料金公開率は80%(5社中4社)です。
無料で試せる範囲
無料プラン率は20%(5社中1社)、トライアル実施率は60%(3社)です。無料プランを公式に公表しているのはビザマネだけです。
| サービス | 無料の範囲 |
|---|---|
| ビザマネ | 30名以下なら全機能が月額0円(初期費用の扱いは公式に記載なし) |
| SMILEVISA | 14日間の無料デモアカウント(特定技能の受入れ企業が対象) |
| noborder | 30日間の無料トライアル |
| one visa | フリープランがあるとされるが第三者情報で、公式サイトに記載なし |
外国人就労システムの機能比較
| サービス | 在留カード偽造チェック | 特定技能の届出 | 多言語 | 期限アラート |
|---|---|---|---|---|
| ビザマネ | ICチップで自動チェック | 公式に明記なし | 11言語 | 3か月前から本社・事業所・本人へ |
| SMILEVISA | — | 定期/随時届出に対応(2026年4月開始分も対応済み) | 12言語 | 在留期限・パスポート期限 |
| noborder | — | 特定技能1号・2号の定期報告(オプション) | 公式に記載なし | システムで期限管理 |
| one visa | — | 登録支援機関向けサポート | 公式に明記なし | 申請タイミングを自動管理 |
| CAMCAT | — | 公式に明記なし | 12言語 | 書類期限+残業超過・最低賃金未満 |
特定技能で受け入れているなら、SMILEVISAかnoborderが候補になります。ビザマネとCAMCATは公式ページ上で届出対応が明記されていません。
セキュリティ認証を公表しているのはnoborder(ISO/IEC 27001:2022)だけです。ビザマネは認証こそ公表していませんが、全データ通信のSSL暗号化と第三者専門機関によるセキュリティ診断の実施を公表しています。
おすすめの外国人就労システム5選
- 概要:在留カードの確認と就労可否の判定を中心とした管理型サービス。30名以下なら全機能が月額0円です。
- 特徴:
- 在留カードのICチップの有無とデータ読み取りで偽造をチェック
- 200種類以上の就労パターンを判別して就労可否を判定
- 期限が切れる3か月前から本社・事業所・従業員本人へアラートメール
- 料金:30名以下は月額0円(全機能)。31名以上は1名月額300円(税抜)。別途、初期費用300,000円〜(税抜)。
- 注意点:初期費用は「〜」の下限表記で、30名以下の無料の範囲にも発生するかが公式に書かれていません。総額は問い合わせで確かめてください。特定技能の届出対応も公式に明記されていません。
- こんな企業に向いている:外国人従業員が30名以下で、在留カードの確認を仕組み化したい企業。
- 概要:特定技能に特化し、入管が求める台帳に沿って人材を一元管理するシステムです。
- 特徴:
- 定期届出・随時届出に対応(2026年4月開始の定期届出にも対応済み)
- 必要書類を自動判別して一覧表示、オンライン申請用CSVを出力
- 12言語対応(日本語・英語・韓国語・ベトナム語・中国語ほか)
- 料金:0〜3名 月額5,000円/4〜10名 12,000円/11〜20名 20,000円/21名以上は見積り。
- 注意点:公式サイトに税抜・税込の表記がないため、表示額がどちらなのか分かりません。対応在留資格は特定技能1号・2号・特定活動・介護に限られます。
- こんな企業に向いている:特定技能で受け入れていて、届出の漏れを防ぎたい企業。
- 概要:特定技能1号・2号(直接雇用)と特定活動に対応した、ビザ申請管理クラウドです。
- 特徴:
- ISO/IEC 27001:2022 の認証を取得(掲載5社で認証を公表しているのは本サービスのみ)
- 30日間の無料トライアル
- 情報収集フォームで本人から回答を集め、申請案件の進捗を段階で管理
- 料金:MONTHLY PLAN 月額9,800円〜(税抜)。「ご利用人数・機能により料金が異なります」と注記されています。
- 注意点:金額が「〜」の下限表記で、その額で何名まで使えるかも公式に示されていません。初期費用と対応言語についての記載も公式サイトにありません。人数と必要な機能を伝えて見積りを取ってください。
- こんな企業に向いている:特定技能で受け入れていて、預ける情報のセキュリティを重視する企業。
- 概要:クラウドでの書類生成と行政書士の申請代行を組み合わせたサービスです。
- 特徴:
- 行政書士の申請代行を業界平均の30〜50%水準の価格で提供と掲げる
- 申請すべき在留資格を自動検出し、申請タイミングも自動管理
- 外国人従業員を招待して、申請に必要な情報を代わりに収集
- 料金:公式サイトに料金ページがなく、プラン名も金額も掲載されていません。 第三者情報ではフリープランと顧問サポートプラン(月額19,800円)があり、申請代行は1件約5万円〜とされます(いずれも参考値)。
- 注意点:料金公開の区分は要問い合わせです。フリープランの有無も公式には確かめられないため、当メディアでは無料プランありとして扱っていません。
- こんな企業に向いている:申請そのものを専門家に任せたい企業。
- 概要:在留資格の管理に加えて、労務面のコンプライアンスまで見るシステムです。
- 特徴:
- 残業超過・最低賃金未満をアラート(勤怠管理システムT-REX等と連携)
- 在留資格別に必要書類・データを共有し、各書類の期限を管理
- 12言語対応、雇用管理アプリも提供
- 料金:就労者1名あたり月額2,000円(税抜)+アカウント1つあたり月額2,000円(税抜)。アカウント追加は+2,000円/人。100名以上は費用のご相談。
- 注意点:同じ2,000円が2つ並ぶため「2,000円で使える」と読みがちですが、就労者数とアカウント数の両方で積み上がります。特定技能の届出対応は公式に明記されていません。
- こんな企業に向いている:在留資格だけでなく労働条件の管理も仕組み化したい企業。
目的別のおすすめ
外国人従業員が30名以下:ビザマネが全機能を月額0円で使えます。在留カードの偽造チェックと就労可否の判定という、最も判断が難しい部分を仕組みでカバーできます。ただし初期費用の扱いは公式に書かれていないので、総額は問い合わせで確かめてください。
31名以上に増える見込みがある:ビザマネは1名300円に加えて初期費用300,000円〜が関わってくるため、その時点で他社と比較し直す価値があります。
特定技能で受け入れている:SMILEVISA(定期/随時届出に対応・12言語)かnoborder(ISO/IEC 27001:2022 認証・30日間トライアル)です。届出は継続的に発生するため、対応の明記があるサービスを選んでください。
申請の実務まで任せたい:one visaが行政書士の代行を組み合わせています。
労働条件の管理も必要:CAMCATが残業超過・最低賃金未満をアラートします。
外国人就労システムのデメリット・注意点
- 目的が違うと比較にならない:管理型と申請支援型で扱う業務が違い、対応する在留資格も違います
- 30名を境に費用が変わる:ビザマネは31名以上で1名300円がかかります
- 月額だけでは総額が決まらない:ビザマネは初期費用300,000円〜、CAMCATはアカウント費用が別に積み上がります
- 金額を確かめられない社がある:noborderは「9,800円〜」の下限だけ、one visaは公式に金額の掲載がありません
- 税の表記がない社がある:SMILEVISAは公式サイトに税抜・税込の記載がありません
- 対応言語の記載がない場合がある:noborderとone visaは公式に記載がありません
外国人就労システム導入の流れ
- 目的を決める:在留カードの管理か、特定技能の届出か
- 在留資格の内訳を確認する:特定技能が含まれるかで候補が変わります
- 人数を確認する:30名以下ならビザマネが月額0円で使えます
- 必要な言語を確認する:本人に通知が届く言語であることが前提です
- 無料枠・トライアルで試す:ビザマネ30名以下、noborder 30日間、SMILEVISA 14日間で確かめられます
外国人就労システムのよくある質問
料金相場はいくら?
課金方式が分かれるため単価の相場は成立しにくいカテゴリです。1名あたり月額を公開しているのはビザマネの300円(31名以上)とCAMCATの2,000円です。10名時点の年間コストはビザマネ0円(月額分)、SMILEVISA 144,000円、CAMCAT 240,000円(就労者分)です。noborderとone visaは公式の情報だけでは試算できません。
無料で使えるサービスはある?
ビザマネは30名以下なら全機能が月額0円です。ただし初期費用がこの範囲にも発生するかは公式に書かれていません。無料プランを公式に公表しているのはビザマネだけで、one visaのフリープランは第三者情報です。無料トライアルはnoborderが30日間、SMILEVISAが14日間です。
特定技能の届出にも対応している?
SMILEVISAは定期届出・随時届出に対応し、2026年4月開始の定期届出にも対応済みです。noborderは特定技能1号・2号の受入に伴う定期報告に対応します(定期報告・支援レポートはオプション)。ビザマネとCAMCATは公式ページ上で明記されていません。
在留カードの偽造チェックはできる?
ビザマネが対応します。ICチップの有無とデータの読み取りで確認し、200種類以上の就労パターンから就労可否を判定します。工数92%削減を訴求しています。
在留期限の管理はどのサービスでもできる?
掲載5サービスすべてに期限管理があります。ビザマネは3か月前から従業員本人にもアラートを送り、CAMCATは書類期限に加えて残業超過・最低賃金未満も通知します。
申請そのものを代行してもらえる?
one visaが行政書士による申請代行を提供し、業界平均の30〜50%水準の価格と掲げています。SMILEVISAはオンライン申請用CSV出力、noborderは情報収集フォームで集めた回答を申請書類に反映させる機能を持ちます。
まとめ
外国人就労システムは、管理型か申請支援型かを先に決めないと比較が成立しません。対応する在留資格が違うため、金額を横一列に並べても意味がないからです。
在留カードの確認を仕組み化したいなら、30名以下で全機能が月額0円になるビザマネが有力です。ICチップでの偽造チェックと200種類以上の就労パターンによる可否判定は、担当者が最も判断に迷う部分を引き受けます。ただし初期費用300,000円〜が別に掲げられており、無料の範囲にも及ぶかは公式に書かれていません。
特定技能で受け入れているなら、届出への対応が明記されているSMILEVISA(12言語・CSV出力)かnoborder(ISO/IEC 27001:2022 認証・30日間トライアル)です。届出は継続して発生するため、制度の変更に追随しているかを確認してください。
申請まで任せたいならone visa、労働条件の管理も必要ならCAMCATが候補になります。金額が公式から確かめられるのは5社中4社で、one visaは問い合わせが前提になります。
料金・仕様は変更される場合があります。契約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。