経費精算システム
経費精算システムとは、交通費や立替経費の申請から承認、会計ソフトへの仕訳連携までを電子化するサービスです。スマートフォンでの領収書撮影、交通系ICカードの読み取り、電子帳簿保存法とインボイス制度への対応が標準機能になっています。
経費精算システムとは
経費精算は、社員全員が関わるのに誰の本業でもない業務です。申請する側は領収書を貼り、経理は内容と規程を突き合わせ、承認者は月末にまとめて処理する。ここに使われている時間は、会社の規模に比例して増えていきます。経費精算システムは、この流れをまるごと電子化します。
料金でまず見るべきは課金の対象です。1ユーザーあたりで課金するのがジョブカン経費精算(月額400円・税抜)、freee経費精算(ID料金650円)、マネーフォワード クラウド経費(ビジネスプランは経費6名以上が500円/名)。対して楽楽精算は初期100,000円+月額30,000円から、TOKIUM経費精算は月10,000円からに領収書の件数が加わる従量制です。
当メディアの試算では、従業員10名でジョブカン経費精算が年60,000円、マネーフォワード クラウド経費が年107,760円、freee経費精算が年168,000円です。100名ではジョブカン経費精算が年480,000円、freee経費精算が年870,000円になります(マネーフォワード クラウド経費は51名以上が要問い合わせ)。掲載5サービスの価格公開率は100%です。
経費精算システムの検索需要トレンド
「経費精算」の検索需要は月平均64.6で安定しています。直近25か月では2025年6月の79が山、2025年12月の50が底で、年度の切り替わりと期末に向けて関心が高まる形です。電子帳簿保存法とインボイス制度への対応が一巡した後も、需要が落ちていないことが読み取れます。(出典:Googleトレンド/キーワード「経費精算」)
経費精算システムの料金相場
当メディアが掲載5サービスを調査した、最安有料プラン(1ユーザー月額・税抜/年払い換算)の料金相場です。単価は横並びでも、最低月額や無料条件で規模別の実額は変わります。
| 企業規模 | 年間コスト(最安) | 業界中央値 |
|---|---|---|
| 従業員10名 | 60,000円/年〜 | 中央値 107,760円/年 |
| 従業員50名 | 240,000円/年〜 | 中央値 347,760円/年 |
| 従業員100名 | 480,000円/年〜 | 中央値 675,000円/年 |
※最安有料プラン・1ユーザー月額・税抜/年払い換算。無料プランあり:0/5サービス/無料トライアル:5/5サービス・平均30日。集計対象5件・2026.08時点・当メディア調べ。
経費精算システムの選び方の要点
1ユーザー課金は人数に比例して増えます。ジョブカン経費精算は1ユーザー月額400円(税抜)で最低利用料金が月5,000円、freee経費精算は基本料金が年払で月7,500円に申請・承認をおこなったユーザー1人あたり650円が加わります。対してTOKIUM経費精算は月10,000円からに領収書の件数の従量が乗る形で、人数は無制限です。経費を使う社員が一部に偏っている会社では、人数課金より件数課金のほうが安くなる場合があります。
月額だけを見ていると初年度を外します。楽楽精算は初期費用100,000円に月額30,000円から(税抜)が加わります。一方でジョブカン経費精算とマネーフォワード クラウド経費は初期費用0円です。freee経費精算とTOKIUM経費精算は要問い合わせです。当メディアの試算では従業員10名でジョブカン経費精算が年60,000円のため、楽楽精算の初期費用だけでその1年半ぶん以上にあたります。
課金の数え方はサービスごとに違います。freee経費精算のID料金は、申請・承認をおこなったユーザー1人あたり650円です。IDを配っても使わなかった月は課金されないため、たまにしか経費を出さない社員が多い会社では実額が下がります。マネーフォワード クラウド経費はビジネスプラン(年払 月6,480円)に経費5名までが含まれ、6名以上が500円/名です。ジョブカン経費精算は1ユーザー400円で最低月5,000円のため、12名程度までは実質的に一律になります。
OCRは万能ではなく、読み取り結果の確認に手間が残ります。TOKIUM経費精算はオペレーターによる入力代行で高精度にデータ化し、原本の代行保管まで担います。回収用ポスト(原本保管)は月3,000円です。マネーフォワード クラウド経費はオペレータ入力が20円/枚で、エンタープライズプラン(400円/名・最低10アカウント)なら無制限です。ジョブカン経費精算はAI-OCRオプションが100円/1ユーザーです。件数が多いほど、この部分の設計が効いてきます。
経費精算の出口は仕訳です。マネーフォワード クラウド経費はマネーフォワード クラウド会計・給与・債務支払とシームレスに連携し、freee経費精算はfreee会計・freee人事労務と連携します。同じシリーズで揃えると設定の手間が少なくなります。楽楽精算は弥生・勘定奉行・freee・マネーフォワードなど各種会計ソフトへ仕訳データを連携でき、ジョブカン経費精算とTOKIUM経費精算も各種会計ソフトへのデータ連携に対応します。すでに使っている会計ソフトを変えないなら、後者の汎用型が候補になります。
経費精算システムの比較一覧(全5サービス)
freee会計と連携する経費精算サービス。基本料金+利用者ごとのID料金というシンプルな料金体系で、申請・承認をおこなった人数分だけ従量課金される。レシートOCR・IC連携・電子帳簿保存法に対応。
マネーフォワード クラウド経費
月額6,480円〜会計・給与などと連携するマネーフォワード クラウドの経費精算サービス。50名以下は会社単位の定額制で、レシートのスマホ撮影・交通系IC読み取り・自動仕訳に対応する。
TOKIUM経費精算(旧レシートポスト)
要問い合わせ領収書の入力・確認をオペレーターが代行し、原本を代行保管できるクラウド経費精算。利用人数が増えても追加料金がかからない領収書件数ベースの従量課金が特徴。旧称レシートポスト。
「このカテゴリに掲載してほしい」「料金改定を反映してほしい」といったご相談は、 編集部が内容を確認したうえで掲載・訂正します。掲載中のサービスの情報更新も同じ窓口です。