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美容室 顧客管理 アプリの料金相場

美容室の顧客管理アプリは、無料から月15,400円まで幅があります。2〜5名サロンは年間総額と共有機能で選ぶのが現実的です。

スクエアスタジオ編集部 / 公開 2026-09-29

結論:2〜5名サロンは月5,000円未満のカルテ特化型から見る

美容室の顧客管理アプリは、2026年9月29日に公式サイトで確認した範囲では、無料・汎用型が0〜月4,730円、電子カルテ特化型が0〜月3,300円です。予約一体型は月5,500〜15,400円、POS一体型は月5,500円〜が目安です。

料金は月額だけでなく、初期費用、iPadなどの端末、スタッフ追加、写真容量、データ移行の手間まで含めた年間総額で見る必要があります。

スタッフ2〜5名でSALON BOARDを使い続けるなら、予約やレジまで入れ替えるより、まずカルテ特化型を月5,000円未満で検討するのが現実的です。その価格帯ではPOS、売上分析、配信機能は割り切り、前回の配合、写真、好み、注意点を共有できるかに絞ります。

1人サロンで写真が少なめなら無料アプリでも始められます。一方、複数スタッフで引き継ぐなら、共有、権限、退職時のアカウント停止、解約時のデータ持ち出しを先に確認してください。

美容室の顧客管理アプリの料金相場【タイプ別一覧】

料金は、カルテだけを残すアプリか、予約・会計・分析までまとめる店舗管理ツールかで大きく変わります。小規模サロンは、今の予約経路を残すかどうかを最初に決めてください。

タイプ月額の目安初期費用課金単位代表例向く規模
無料・汎用アプリ0〜4,730円0円が中心顧客数・容量SalonWorks、汎用メモ1人〜小規模
電子カルテ特化型0〜3,300円0円が中心顧客数・ライセンスカルテナ、サロンカルテ1人〜2〜5名
予約・顧客管理一体型5,500〜15,400円0〜44,000円からスタッフ・店舗カルテくん、美歴複数スタッフ
POSレジ一体型5,500円〜端末別途の場合あり店舗・端末Aionyレジも替える店舗

上の表は、2026年9月29日に公式サイトで確認した税込価格を中心に整理したものです。Aionyは税別5,000円〜、税込5,500円〜として扱いました。

タイプ別の月額帯と5,000円ラインを比べる図
タイプ別の月額帯と5,000円ラインを比べる図

月5,000円未満で選べるのは、カルテ特化型と一部の顧客管理型です。この価格帯のアプリは、予約台帳、POS、売上分析、LINE配信まで一体化する機能が手薄になります。

反対に、月5,500円以上の店舗管理型は、予約、売上、レポート、導入支援まで含むものが多い構成です。紙カルテだけを置き換えたい店は、機能が多すぎると感じる場合があります。

月額以外にかかる費用と年間総額の目安

月額が安く見えても、人数課金や端末購入で年間総額は変わります。iPad専用かどうか、スタッフごとの課金、写真容量の追加は、特に確認しておきたい項目です。

想定月額初期費用端末費用年間総額の目安
カルテナ スタンダード690円記載なし手持ち端末なら追加なし8,280円
SalonWorks ミディアム4,730円記載なし手持ち端末なら追加なし56,760円
カルテくん スタンダード11,000円0円手持ち端末なら追加なし132,000円
美歴 Business15,400円44,000円から手持ち端末なら追加なし228,800円から
Aiony5,500円〜記載なしiPad端末は別途購入66,000円〜+端末

スタッフ3名で使うなら、月額×12だけでは判断しにくくなります。初期費用があるか、端末が必要か、スタッフ追加で料金が変わるかを同じ表に並べて比べてください。

年間総額を月額・初期費用・端末で分解する図
年間総額を月額・初期費用・端末で分解する図

データ移行にも注意が必要です。費用が明記されていなくても、紙カルテを誰が入力するか、写真をどこまで移すかで営業後の負担が増えます。

無料アプリでどこまでできる?有料にすべき境目

無料で使える美容室向け顧客管理アプリはあります。カルテナは顧客80人まで無料、SalonWorksは顧客50人まで無料です。

サロンカルテにも、カルテ100件までの無料枠があります。

1人サロンで写真枚数が少なく、担当替えも起きないなら、無料枠から始めても十分です。前回の配合や仕上がりを自分で見返す用途なら、まず記録を残す習慣づくりを優先してください。

有料に切り替える境目は、カルテを複数スタッフで見るかどうかです。退職者の略号が読めない、担当が替わると前回の話が伝わらないといった悩みは、個人メモでは解決しにくくなります。

無料版で困りやすいのは、共有、写真容量、権限管理、エクスポートです。顧客情報を店の資産として残すなら、スタッフごとの閲覧範囲と退職時の停止方法まで確認してください。

カルテに最低限残す項目は絞れます。顧客名、施術日、担当者、使用薬剤・配合、仕上がり写真、避けたいこと、会話や接客の好みがあれば、引き継ぎに必要な情報がそろいます。

SALON BOARDを使ったままカルテだけ電子化する

SALON BOARDで予約を受けている店は、予約システムまで無理に替える必要はありません。予約はSALON BOARD、施術記録はカルテアプリと分担しても始められます。

二重入力が起きるのは、予約者名を見てから別アプリで顧客を探す場面です。まず連携の有無を確認し、連携できない場合は入力するタイミングを来店前か施術直後に固定してください。

SALON BOARD側の顧客情報で足りるのは、予約日時や来店履歴の確認です。前回のカラー配合、ビフォーアフター写真、頭皮が弱いなどの注意点、会話を控えたい希望までは、別に残す必要があります。

予約から来店、カルテ記録、担当替えまでの流れ
予約から来店、カルテ記録、担当替えまでの流れ

実際の悩みとして、施術後すぐ次のお客様が待っていて記録が続かないという声がありました。閉店後にまとめて書く運用では、配合や細かな好みが抜けやすくなります。

そのため、初日から全項目を埋める設計は避けたほうがよいでしょう。まずは名前、施術内容、薬剤の3点だけでも残る運用にしてください。

月5,000円未満で選ぶときの判断基準

月5,000円未満で選ぶなら、何を諦めるかを先に決めてください。POS、売上分析、配信、手厚い訪問支援まで求めると、この価格帯には収まりにくくなります。

一方で、引き継ぎに必要な機能は、高価な機能と同じではありません。前回の配合、写真、注意点、担当者ごとの履歴が見られれば、指名替えや退職後の不安はかなり減らせます。

費用対効果は、失客1人分と比べて考えます。計算では「客単価×年間来店回数」と月額を比較してください。

たとえば、担当が替わった後の2回目で離れる客が多いという声があります。技術の差に加えて、前回の話が伝わっていないと感じたお客様が不信を抱くためです。

確認する項目は、端末対応、スタッフ数による課金、無料トライアル、サポート方法、退職時の権限停止、解約時のエクスポートです。ネイルやまつげでは、写真やデザイン記録の見やすさも大切になります。

サロンミー(SalonMe)は、顧客50人まで無料、ソロ月3,300円、チーム月11,000円のサロンカルテとして事前登録受付中です。予約システムはそのまま使い、施術履歴、写真、薬剤・配合メモ、好みや注意点をスマホで残す設計です。

紙カルテ・メモアプリからの移行手順

紙カルテから移るときは、全件移行にこだわらないほうが定着しやすいでしょう。まず常連客、指名客、次回来店が近い顧客から入力してください。

次に、入力ルールを統一します。薬剤名の書き方、写真の撮り方、注意点の表現が人によって違うと、辞めたスタッフの略号が読めない問題が形を変えて残ります。

1〜2週間は紙と並行して試すのが目安です。ただし、並行期間を長くすると誰もアプリを主に使わなくなるため、試験後に紙へ戻さない日を決めておいてください。

記録項目は少なめから始めるのが早道です。施術内容、薬剤、仕上がり写真が残れば、数か月後に「前回と同じで」と言われたときの不安が減ります。

よくある質問

無料で使える顧客管理アプリはありますか?

あります。顧客数やカルテ件数に上限がある無料枠なら、1人サロンや開業直後でも始めやすいでしょう。

ただし、複数スタッフでの共有、権限管理、写真容量、データ書き出しは制限される場合があります。無料で足りるかどうかは、担当替えがあるかで判断してください。

1人サロンでも有料アプリは必要ですか?

写真が少なく、顧客数も無料枠に収まるなら、有料でなくても始められます。まずは記憶頼みをやめ、前回の施術をすぐ見返せる状態にするのが先です。

顧客数が増える、写真を多く残す、将来スタッフを増やすといった場合は、有料プランを検討します。途中で移れるよう、エクスポートの可否も確認してください。

スタッフが辞めたとき、顧客データはどうなりますか?

店舗アカウントで管理していれば、顧客データは店側に残せます。退職時に個人アカウントを止められるか、閲覧権限を変えられるかが重要です。

顧客情報が担当者のスマホや個人メモだけにあると、引き継ぎが難しくなります。店としてカルテを管理する前提で選びましょう。

途中で別のアプリに乗り換えられますか?

乗り換えられるかどうかは、CSVなどでデータを書き出せるかで決まります。写真や手書きメモをどこまで持ち出せるかも確認が必要です。

解約時の扱いはサービスごとに異なります。契約前に、顧客名簿、施術履歴、写真の保存方法を確認してください。

まとめ:規模と予算で選べば固定費は抑えられる

美容室の顧客管理アプリは、無料から月15,400円まで幅があります。2〜5名でSALON BOARDを併用するなら、最初は月5,000円未満のカルテ特化型を中心に見ると選びやすくなります。

選ぶときは、機能の多さより引き継ぎに使えるかを基準にしてください。前回の配合、写真、好み、注意点が店に残れば、担当替えや退職後も同じ前提で接客できます。

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