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美容室の電子カルテ比較|引き継ぎで選ぶ

スタッフ5名以下の美容室は、予約を替えずに電子カルテだけ足す選び方が現実的です。料金、写真、引き継ぎ、データ持ち出しで比較します。

スクエアスタジオ編集部 / 公開 2026-10-01

結論:スタッフ5名以下の美容室は「予約はそのまま、カルテを足す」で選ぶ

スタッフ1〜5名の美容室なら、SALON BOARDなど今の予約システムはそのまま使い続けましょう。まずは電子カルテだけを低コストで足す構成が現実的です。

予約、レジ、売上まで一気に替えると便利な反面、月額や端末代、移行作業が大きくなりやすいためです。

選ぶ軸は4つあります。端末込みの月額総額、今の予約システムと二重入力にならないか、引き継ぎに必要な項目と写真を残せるか、解約時にデータを持ち出せるかを確認してください。

1〜2名でまず試すなら、無料枠のあるカルテ特化型が候補です。3〜5名で担当替えが多いなら共有と権限管理のあるクラウド型、予約やレジも見直したい店なら店舗管理型が合います。

紙カルテの移行は常連から順に始め、しばらく紙と並行すれば営業を止めずに進められます。

下の料金は、2026年10月1日時点で公式サイトに掲載された情報をもとに整理しました。

サービス月額・初期費用無料プラン対応端末予約システム連携・併用写真手書きデータ書き出し向く規模
サロンミー0円〜11,000円、初期費用なしありスマホ・タブレット予約は既存システムと併用あり公式記載なし公式記載なし1〜5名
カルテくん5,500円〜、初期費用0円30日無料トライアルスマホ・タブレット等予約台帳・LINE連携オプションありあり公式記載確認できず公式記載確認できず1名〜店舗管理
カルテナ0円〜690円あり端末本体保存予約は別ツール併用ありあり公式記載確認できず個人・低予算
SalonWorks0円〜7,040円ありPC・スマホ・タブレット予約は別ツール併用あり公式記載確認できずCSV取り込み・書き出し小規模〜多業態
サロンカルテ無料枠あり、有料は年16,500円あり公式サイトで確認予約は別ツール併用ありあり公式記載確認できず写真重視
美歴8,800円〜、Business初期費用44,000円〜なし公式サイトで確認Web予約・レジ等に対応あり公式記載確認できず公式記載確認できず複数名・多機能
Aiony5,500円〜、iPad別途公式記載確認できずiPad予約・POS・LINE等に対応あり公式記載確認できず公式記載確認できず予約・レジも刷新
規模と予算から電子カルテを選ぶ分岐図
規模と予算から電子カルテを選ぶ分岐図

紙・メモ・記憶で困るのは「引き継ぎ」

現場の声で多いのは、紙を探す手間そのものより「前回と同じ」が再現できない不安です。施術後すぐ次のお客様が待つ日は、薬剤の配合や細かな好みを後で書こうとして抜けがちです。

担当者が辞めたり指名が替わったりすると、情報も一緒に消えます。略号だらけの紙カルテを読めず、引き継ぎ後の2回目の来店で離れやすいという声もあります。

管理方法探しやすさ写真保存共有引き継ぎコスト感
紙カルテ棚やファイルから探す印刷や別管理が必要店内にいる人中心字や略号に左右される月額は不要
メモアプリ個人端末では探せる端末内に残せる店の資産にしにくい退職時に消えやすい無料でも使える
記憶すぐ使える時もある残らない担当者本人だけ数か月後に曖昧無料だが再現性が低い
電子カルテ名前で検索できる施術履歴に紐づくスタッフ間で見られる項目を揃えやすい月額と端末代が必要

美容室の電子カルテで残したいのは、薬剤の配合、放置時間、髪質や癖、NG事項、仕上がり写真です。加えて「会話は控えめ」「前回この話をした」といった接客面のメモも残すと、同じことを何度も聞かれる不信を減らせます。

ネイルやまつげサロンでは、デザイン、使用商材、アレルギー、グルー、同意書が重要です。カウンセリングシートを来店前に入力してもらえると、施術前の確認も短くできます。

電子カルテは3タイプ:予約一体型・カルテ特化型・予約付属

電子カルテは大きく3タイプに分かれます。予約一体型は予約、レジ、売上、カルテをまとめたい店向けです。

カルテ特化型は、今の予約管理を残したまま記録だけ整えたい店に向きます。

予約システム付属の顧客管理は、予約履歴や基本情報を見るには便利です。一方で、薬剤の配合、施術前後の写真、同意書、担当替え時の細かな注意点まで残すには足りない場面があります。

SALON BOARDを使い続ける店では、二重入力の範囲を確認しましょう。予約名簿はSALON BOARD、施術内容は電子カルテと割り切るなら、来店時に顧客を検索してカルテだけ追記する運用になります。

予約システムと電子カルテの併用パターン
予約システムと電子カルテの併用パターン

初日から全項目を埋めようとすると、定着しません。最初は名前、施術内容、薬剤の3点だけ残し、慣れてから写真や会話メモ、同意書へ広げるほうが続きやすいです。

美容室・サロン向け電子カルテ7サービス比較

サロンミー(SalonMe)

サロンミー(SalonMe) 事前登録LP(2026年10月時点)
サロンミー(SalonMe) 事前登録LP(2026年10月時点)

予約システムを替えず、カルテだけをスマホで軽く始めたい1〜5名のサロンに向きます。顧客50人までは無料で、写真、施術履歴、薬剤・配合メモ、好みや注意点を残せます。

入力はタップ中心で、施術の合間に記録する前提です。スタッフ間共有は最大5名までなので、担当替えや退職時の引き継ぎを店の仕組みにしたい場合に検討しやすいでしょう。

現在は事前登録受付中です。

カルテくん(KaruteKun)

カルテくん(KaruteKun/techners株式会社) 公式サイト(2026年10月時点)
カルテくん(KaruteKun/techners株式会社) 公式サイト(2026年10月時点)

カルテに加えて、予約台帳や売上管理までまとめたい店に向きます。シングル月額5,500円、スタンダード月額11,000円で、初期費用は0円です。

予約・LINE連携オプションを付けた場合の月額は、それぞれ11,000円、22,000円です。無料・無制限のサポートや訪問指導、データ登録代行まで用意されているため、導入支援を重視する店にも合います。

カルテナ

カルテナ 公式サイト(2026年10月時点)
カルテナ 公式サイト(2026年10月時点)

月額を抑え、個人でシンプルに使いたいサロンに向きます。顧客80人までは無料で、ベーシックは月額390円、スタンダードは月額690円です。

予約管理は別ツールに任せ、カルテ機能に絞った作りです。写真に手書きでメモを書き込め、データは端末本体に保存されるため、オフラインでも使えます。

一方で、複数スタッフで共有する場合は、事前に運用を確認してください。

SalonWorks(サロンワークス)

SalonWorks(サロンワークス) 公式サイト(2026年10月時点)
SalonWorks(サロンワークス) 公式サイト(2026年10月時点)

美容室以外のエステ、ネイル、まつエクなども含めて、顧客管理を整理したい店に向きます。フリーは顧客50人まで0円、スモールは月額2,420円、ミディアムは月額4,730円です。

PC、タブレット、スマホから使え、画像アップロードやスタッフごとの権限管理に対応しています。CSVの取り込み・書き出しもあるため、将来の乗り換えやデータ整理を見据えたい店にとっても候補のひとつです。

サロンカルテ(株式会社ほたか)

サロンカルテ(株式会社ほたか) 公式サイト(2026年10月時点)
サロンカルテ(株式会社ほたか) 公式サイト(2026年10月時点)

写真と手書きで施術状態を残したいサロンに向きます。カルテ100件までの無料枠があり、有料は1ライセンスあたり年額16,500円です。

1カルテに写真を最大20枚まで添付できます。ペンや指で図やイラストを手書きできるため、髪型、ネイル、まつげの状態を視覚的に残したい場合に使いやすい構成です。

美歴(Bireki)

美歴(Bireki) 公式サイト(2026年10月時点)
美歴(Bireki) 公式サイト(2026年10月時点)

カルテ、同意書、予約、レジ、LINE連携、ECまで広くデジタル化したい店に向きます。Personalは月額8,800円、Businessは月額15,400円で、Businessは初期費用44,000円からです。

グループ店舗間の共有や営業時間外の閲覧制限、紛失時の強制ログアウトなど、セキュリティ面の機能もあります。複数店舗や運営全体の見直しを考える場合に比較したいサービスです。

Aiony(アイオニー)

Aiony(アイオニー/株式会社アライズ。Bionlyの後継) 公式サイト(2026年10月時点)
Aiony(アイオニー/株式会社アライズ。Bionlyの後継) 公式サイト(2026年10月時点)

iPadを使い、予約管理やPOSレジまで一体で整えたい美容室に向きます。月額は税別5,000円からで、税込では5,500円からです。

iPad端末は別途購入になります。

自社予約サイト、シフト管理、売上分析、キャッシュレス決済、LINEとの連携にも対応しています。カルテ単体の導入というより、店舗システム全体の入れ替えとして検討するサービスです。

失敗しない選び方と注意点

まず比べたいのは、端末代を含めた年間総額です。iPad専用のサービスは端末購入が必要になり、スマホやブラウザで使えるサービスは手持ち端末から始めやすくなります。

次に決めるのは、予約システムとの役割分担です。SALON BOARDを残すなら、予約情報を二重に管理しない設計にしてください。

電子カルテ側は施術内容、写真、同意書、注意点に絞ると運用が軽くなります。

3つ目は、引き継ぎに必要な項目を残せるかです。薬剤の配合、髪質、NG、会話メモ、写真を毎回同じ形で入力できると、担当者ごとの差が小さくなります。

4つ目はサポートと移行支援です。スマホ操作が苦手なスタッフがいる店では、チャットだけで足りるか、訪問や登録代行が必要かを確認してください。

5つ目は解約時のデータです。CSVや写真を書き出せるか、退職者のアカウントを止めても店のカルテが残るかは、契約前に確認しておきたい項目です。

注意点もあります。端末台数が足りないと、カルテ入力待ちが起きて紙より遅く感じます。

少なくとも施術者が使う端末、受付で確認する端末をどう分けるか決めておきましょう。

通信障害への備えも必要です。オフライン閲覧の可否を確認し、当日の施術メモだけは紙で残せる予備運用を用意すると安心です。

手書きの書き心地は紙と同じにはなりません。写真に手書きで残す項目と、選択式で残す項目を分けると、入力の負担を抑えられます。

セキュリティでは、閲覧権限と退職者アカウントの停止が重要です。個人端末で使う場合も、ログイン管理と写真の保存先を店のルールにしておいてください。

営業を止めない移行手順とカルテの書き方

紙カルテは、全員分を一気に移す必要はありません。まず常連や次回来店が決まっているお客様から登録し、来店時に紙カルテを撮影して添付してください。

そのうえで、施術後に新しい記録だけ電子カルテへ残します。しばらく紙と並行すれば、営業を止めずに移行できます。

紙カルテから電子カルテへ移行する流れ
紙カルテから電子カルテへ移行する流れ

美容室なら、最低限のテンプレートは「メニュー、薬剤・配合、放置時間、仕上がり写真、髪質・癖、NG、接客メモ」です。最初から長文を書かず、選択肢と短いメモで揃えるのが続けるコツです。

ネイルはデザイン、カラー、パーツ、爪の状態、アレルギーを残します。まつげの確認項目は、デザイン、長さ、カール、グルー、しみやすさ、同意書の有無です。

写真を比較しやすくするには、毎回同じ角度で撮ってください。正面、左右、後ろ、気になる部分を決めておくと、次回の再現にも引き継ぎにも使えます。

よくある質問とまとめ

無料アプリで足りますか?

1人で顧客数が少なく、写真と簡単なメモだけ残せればよいなら、無料枠でも足りる場合があります。複数スタッフでの共有、退職者の権限停止、データの書き出しが必要なら、有料サービスも比較したほうが安心です。

SALON BOARDだけでカルテ代わりになりますか?

予約履歴や基本情報の確認には役立ちます。ただし、薬剤の配合、施術前後の写真、同意書、会話の好みまで引き継ぐには、専用の電子カルテを併用するほうが整理しやすいでしょう。

iPadは何台必要ですか?

iPad専用サービスなら、施術者が同時に使う人数分を基準に考えてください。スマホやブラウザで使えるサービスなら、手持ち端末で始め、受付用だけ追加する方法もあります。

カルテの保存期間と解約後のデータは?

保存期間や書き出し方法はサービスごとに異なります。契約前に、CSVで顧客情報を出せるか、写真を持ち出せるか、解約後に閲覧できる期間があるかを確認してください。

まとめ

美容室の電子カルテは、機能の多さより「前回と同じ」を再現できる記録が残るかで選ぶのが近道です。スタッフ5名以下なら、予約は今のまま、カルテだけを足す構成から検討すると始めやすくなります。

比較では、端末込みの月額総額、予約システムとの二重入力、写真と引き継ぎ項目、解約時のデータ持ち出しを見てください。サロンミーは、予約システムを替えずに、施術写真と薬剤メモをスマホで残したい小規模サロン向けの選択肢です。

サロンミー(SalonMe) 事前登録受付中

サロンミーは、施術写真・薬剤メモ・カウンセリングをスマホで残せる電子カルテです。事前登録者は無料ベータ版に優先招待され、正式版リリース後の有料プランを最初の3か月無料で利用できます。

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