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後払い決済サービス(BNPL)

後払い決済サービス(BNPL)とは、購入者が商品を受け取ってから代金を支払える仕組みを、EC事業者に提供するサービスです。与信審査・請求書の発行・代金回収・督促を事業者が代行し、未回収が起きても加盟店には代金が支払われます。料金は決済手数料率が中心ですが、1件ごとの請求手数料が別途かかるため、平均単価が低い商材ほど実質の料率が跳ね上がります。

掲載 5 サービス料金公開率 100 %最終更新 2026.07

後払い決済サービス(BNPL)とは

後払い決済を比べるとき、表示されている決済手数料率だけを見ると実際の負担を大きく見誤ります。掲載5社のうち3社は月商帯別の4プランを公開しており、率は2.7%から5.0%の範囲です。ところがこの率とは別に、1取引ごとの請求手数料がかかります。NP後払いは請求書同梱124円・電子バーコード174円・封書252円(いずれも税抜)、スコア後払いは同梱118円/120円・別送210円/246円、クロネコ代金後払いはスマホタイプ176円・ハガキタイプ233円・封書タイプ270円です。

この違いを月商100万円で試算します。NP後払いのプランB(決済手数料率4.4%・月額固定費5,000円)を使う場合、平均単価5,000円なら月200件なので、1,000,000円×4.4%=44,000円に月額5,000円と請求書同梱124円×200件=24,800円を足して73,800円、実質7.38%です。表示料率の1.68倍になります。

平均単価が下がると差はさらに開きます。平均単価2,000円なら月500件で、44,000円+5,000円+124円×500件=111,000円、実質11.10%。封書252円で送る場合は44,000円+5,000円+126,000円=175,000円となり、実質17.50%で表示料率の3.98倍です。逆に平均単価20,000円なら月50件で、同梱124円なら55,200円、実質5.52%に収まります。

掲載5社の料金公開率は100%(open 3社・partial 2社)で、当メディアが扱ってきたカテゴリの中でも透明性の高い分野です。ただし公開されているのは率と月額固定費が中心で、実際の負担は自社の平均単価と請求書の送り方で決まります。この記事では実質料率・プランの分岐点・保証の仕組みの3点から整理します。

後払い決済サービス(BNPL)の検索需要トレンド

↗ 上昇傾向検索インタレストの推移(Googleトレンド・0〜100の相対指数・月平均)
2024.07平均 37(点線)2026.07

「後払い決済」の検索指数は25か月で28〜49の範囲を推移し、平均は36.7です。最低は2024年8月の28、最高は2026年4月の49で、先頭32に対し末尾33とほぼ横ばいです。2025年8月の45、11月の42、2026年4月の49と単発の山はあるものの、全体としては30台後半で安定しています。決済手段として定着し、極端な増減がない段階に入ったと読み取れます。(出典:Googleトレンド/キーワード「後払い決済」)

後払い決済サービス(BNPL)の選び方の要点

1
表示料率ではなく実質料率で比べる

決済手数料率とは別に、1取引ごとの請求手数料がかかります。NP後払いは請求書同梱124円・電子バーコード174円・封書252円(いずれも税抜、5万円以上の取引は追加200円)、スコア後払いは同梱118円/120円・別送210円/246円、クロネコ代金後払いはスマホタイプ176円・ハガキタイプ233円・封書タイプ270円です。NP後払いのプランB(率4.4%・月額5,000円)で月商100万円・平均単価5,000円(月200件)なら、44,000円+5,000円+124円×200件=73,800円で実質7.38%となり、表示料率の1.68倍になります。率だけで比べると実際の負担を見誤ります。

2
平均単価が低い商材ほど実質料率が跳ね上がる

請求手数料は取引金額に関係なく1件ごとにかかるため、平均単価が実質料率を左右します。NP後払いのプランB・月商100万円で試算すると、平均単価20,000円(月50件)なら請求書同梱124円で55,200円・実質5.52%ですが、平均単価5,000円(月200件)で73,800円・実質7.38%、平均単価2,000円(月500件)では111,000円・実質11.10%になります。封書252円で送る場合はさらに上がり、平均単価2,000円で175,000円・実質17.50%と表示料率4.4%の3.98倍です。少額の商材を扱う事業ほど、請求書の送り方が採算に直結します。

3
請求書の送り方で年間の負担が変わる

同じサービスでも請求書の送付方法で1件あたりの手数料が変わります。NP後払いは請求書同梱124円・電子バーコード174円・封書252円(税抜)で、同梱と封書の差は128円です。月500件なら1か月で64,000円、年間768,000円の差になります。クロネコ代金後払いもスマホタイプ176円・ハガキタイプ233円・封書タイプ270円と3タイプあり、スマホタイプと封書タイプで94円の差があります。商品に請求書を同梱できる商材か、スマホでの請求に移行できる顧客層かを確認してください。

4
月商帯別プランの分岐点を計算する

掲載5社のうち3社が月商帯別に4プランを公開しており、率が低いプランほど月額固定費が高くなります。NP後払いはプランA(5.0%・月0円)からD(2.9%・月48,000円)、スコア後払いはA(4.7%・月0円)からD(2.7%・月45,700円)、クロネコ代金後払いはD(5.0%・月0円)からA(2.9%・月52,800円)です。切り替えの分岐点は計算できます。NP後払いのAからBは5,000円÷(5.0%-4.4%)=約833,000円、BからCは(20,000円-5,000円)÷(4.4%-3.6%)=1,875,000円、CからDは(48,000円-20,000円)÷(3.6%-2.9%)=4,000,000円です。公式が示す目安(92万円・206万円・440万円)は計算値より1割ほど高く設定されています。

5
保証の範囲と入金サイクルを確認する

掲載5社はいずれも未回収を保証しますが、仕組みと入金の速さが違います。NP後払いとatoneはネットプロテクションズが代金を100%保証・全額保証し、NP後払いの精算は月1回または月2回から選べます。スコア後払いはSCOREが未払いリスクを保証し、精算の周期は毎週・月2回・月1回(第4金曜)・月末〆翌月払いの4通りです。クロネコ代金後払いはヤマト運輸が加盟店へ立替払いし、最短5日での入金が可能で標準3サイクルを用意します。ペイディは未回収リスクをPaidyが負担し、月末締め・翌月20日払いで振込手数料550円(税込)が差し引かれます。資金繰りを重視するなら入金サイクルの選択肢を確認してください。

後払い決済サービス(BNPL)の比較一覧(全5サービス)

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NP後払いのロゴ

NP後払い

要問い合わせ

東証プライム上場ネットプロテクションズのBtoC向けコンビニ後払い決済。与信審査・請求書発行/送付・代金回収・入金管理・督促を代行し、未入金は100%保証。月商帯別に4プラン(手数料率2.9〜5.0%=債権買取手数料0.5%+変動システム利用料2.4〜4.5%、固定システム利用料0〜48,000円/月)を公式公開し、初期0円・月額0円から開始できる。

セキュリティ認証
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スコア後払いのロゴ

スコア後払い

要問い合わせ

DGフィナンシャルテクノロジーグループのBtoC向けコンビニ後払い決済。与信・請求・回収を代行し未払いリスクをSCOREが保証。月商帯別に4プラン(決済手数料率2.7〜4.7%・月額0〜45,700円)を公式公開。全国5.6万店超のコンビニ・郵便局・アプリ決済に対応し、精算サイクルは毎週/月2回/月1回から選べる。

セキュリティ認証
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クロネコ代金後払いサービスのロゴ

ヤマトグループの金融会社が提供するBtoC向けコンビニ後払い決済。ヤマト運輸が加盟店に代金を立替払いし、購入者へ代理請求・未回収を保証。月商帯別に4プラン(決済手数料2.9〜5.0%・月額0〜52,800円)を公式公開。封書/ハガキ/スマホの3タイプ請求票に対応し、最短5日入金。

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Paidy(ペイディ)のロゴ

Paidy(ペイディ)

要問い合わせ

PayPal傘下のBtoC向けあと払い決済。メールアドレスと携帯番号だけで購入でき、翌月にコンビニ・銀行振込・口座振替でまとめて支払える。3・6・12回あと払いにも対応。加盟店は初期費用0円・月額費用0円で導入でき、決済手数料は個別見積り(要問い合わせ)。導入70万店舗以上を標榜。

5
atone(アトネ)のロゴ

atone(アトネ)

要問い合わせ

東証プライム上場ネットプロテクションズが提供する会員制のBtoC後払い決済。会員850万人超を基盤に、都度払い(登録不要)と月額後払い(ポイント付与)に対応し、未回収はネットプロテクションズが全額保証。決済手数料は2.5%〜で月額0円プランもあり(下限のみ公開)。累計取引6.5億件超。

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掲載は無料掲載と有料掲載の2つです。無料掲載は1カテゴリまでで、相互リンクのご協力が必要。 有料掲載は月額20,000円(税抜)で相互リンクが不要になり、この一覧とおすすめ比較記事の最上部に固定して掲載します。 「料金改定を反映してほしい」といった訂正のご相談も同じ窓口で、こちらは費用はかかりません。

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後払い決済サービス(BNPL)のよくある質問

後払い決済サービスの料金相場はいくらですか?
掲載5社の料金公開率は100%(open 3社・partial 2社)です。決済手数料率を月商帯別に公開している3社で見ると、NP後払いが2.9〜5.0%(月額固定費0〜48,000円)、スコア後払いが2.7〜4.7%(月額0〜45,700円)、クロネコ代金後払いが2.9〜5.0%(月額0〜52,800円)です。atoneは2.5%〜と下限のみを公開し月額0円のプランがあります。ペイディは初期費用0円・月額費用0円を公開していますが決済手数料率は個別連絡(要問い合わせ)です。ただしこれらの率とは別に1取引ごとの請求手数料がかかるため、実際の負担は率より高くなります。
決済手数料率のほかに費用はかかりますか?
1取引ごとの請求手数料がかかります。NP後払いは請求書同梱124円・電子バーコード174円・封書252円(いずれも税抜、5万円以上の取引は追加200円)、スコア後払いは同梱118円/120円・別送210円/246円(税抜)、クロネコ代金後払いはスマホタイプ176円・ハガキタイプ233円・封書タイプ270円です。ペイディは入金時に振込手数料550円(税込)が差し引かれます。取引金額に関係なく1件ごとにかかるため、平均単価が低い商材ほど実質の料率が上がります。
実質の料率はどのくらいになりますか?
自社の平均単価と請求書の送り方で決まります。NP後払いのプランB(決済手数料率4.4%・月額固定費5,000円)で月商100万円を試算すると、平均単価20,000円(月50件)なら請求書同梱124円で合計55,200円・実質5.52%、平均単価5,000円(月200件)で73,800円・実質7.38%、平均単価2,000円(月500件)で111,000円・実質11.10%になります。封書252円で送る場合は平均単価2,000円で175,000円・実質17.50%となり、表示料率4.4%の3.98倍です。率だけで比べず、自社の件数を当てはめて計算してください。
月商が増えたらプランを変えるべきですか?
分岐点を超えたら変えたほうが安くなります。NP後払いはプランAからBが5,000円÷(5.0%-4.4%)=約833,000円、BからCが(20,000円-5,000円)÷(4.4%-3.6%)=1,875,000円、CからDが(48,000円-20,000円)÷(3.6%-2.9%)=4,000,000円が分岐点です。公式の目安は92万円・206万円・440万円と計算値より1割ほど高く設定されています。スコア後払いはAからBが940,000円、BからCが約1,788,000円、CからDが約3,814,000円、クロネコ代金後払いはDからCが約917,000円、CからBが約2,063,000円、BからAが4,400,000円です。NP後払いは料金プランを毎月変更できます。
未回収のリスクはどうなりますか?
掲載5社はいずれも保証します。NP後払いは未入金が発生しても代金を100%保証(立替)し、atoneも未回収をネットプロテクションズが全額保証します。スコア後払いは与信審査・請求書発行・代金回収をSCOREが行い未払いリスクを保証します。クロネコ代金後払いはヤマト運輸が加盟店へ立替払いし購入者へ代理で請求・回収します。ペイディは未回収リスクをPaidyが負担し、加盟店は購入者の未払いによらず入金を受け取れます。加盟店側で督促や貸倒れの処理をする必要がない点は5社に共通します。
入金までどのくらいかかりますか?
サービスによって選択肢が異なります。クロネコ代金後払いは最短5日での入金が可能で標準3サイクルを用意しています。スコア後払いは毎週・月2回・月1回(第4金曜)・月末〆翌月払いから選べ、掲載5社の中で選択肢が最も多い構成です。NP後払いは月1回または月2回から選べます。ペイディは月末締め・翌月20日払いで、加盟店手数料と決済手数料を差し引いて振り込まれ、振込手数料は550円(税込)です。atoneは公式に明示がなく要問い合わせです。資金繰りを重視するなら、入金の速さと回数を比較してください。
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