会計システム(社会福祉法人)
社会福祉法人向けの会計システムとは、社会福祉法人会計基準に沿って拠点区分・サービス区分ごとの財務諸表を作るためのシステムです。一般の会計ソフトでは扱えない資金収支計算書と事業活動計算書、区分別の配賦に対応します。
会計システム(社会福祉法人)とは
社会福祉法人の会計は、一般企業のそれと形が違います。法人全体だけでなく事業区分・拠点区分・サービス区分ごとに財務諸表を作り、共通の費用は区分へ配賦する。さらに資金収支計算書と事業活動計算書、貸借対照表という3つの計算書類が求められます。市販の会計ソフトでは対応できません。
掲載5サービスのうち金額を公開しているのは1社(価格公開率20%)です。PCA社会福祉法人会計DX クラウドが月額15,600円(税抜)からで初期費用0円、他の4社は個社見積りになります。
したがって比べるべきは金額ではなく、提供形態(クラウドか買い切りか)とWAM NETへの出力対応、そして周辺システムとの連携です。この3つで候補は絞れます。
会計システム(社会福祉法人)の検索需要トレンド
「社会福祉法人」の検索需要は月平均78.4で高い水準を保っています。直近25か月では2025年6月の91が山、2025年12月の60が底で、決算期を挟む春から初夏にかけて関心が高まる形です。会計基準や公表制度への対応が毎年の実務として続いていることがうかがえます。(出典:Googleトレンド/キーワード「社会福祉法人」)
会計システム(社会福祉法人)の選び方の要点
社会福祉法人は財務諸表等をWAM NET(独立行政法人福祉医療機構)で公表します。この出力に対応しているかは実務で毎年効いてきます。PCA社会福祉法人会計DX クラウドはWAM NET電子開示との連携に加えて、介護サービス事業者経営情報データの作成にも対応します。福祉大臣NXはWAM NET電子開示システムへのファイル出力、SERVE 財務会計はWAM NET用のCSV出力に対応します。社会福祉法人 with freeeについては、社会福祉法人向けの公式ページ上にWAM NET対応の明記がありません。
提供の形はサービスによって分かれます。PCA社会福祉法人会計DX クラウドと社会福祉法人 with freeeはクラウド(SaaS)です。福祉大臣NXは買い切りのパッケージ版(オンプレミス)と、契約者ごとの専有環境となるプライベートクラウド版(タイプDC)を選べます。SERVE 財務会計は買い切りのパッケージとクラウドの両系統で、提供形態の詳細は問い合わせが必要です。MJSLINK DX 財務大将もクラウドとオンプレミスの提供があります。法人内にサーバーを置けるか、保守を誰が持つかで選ぶ形が変わります。
会計基準は改正されるため、更新の費用が別に発生するかは長期の負担を左右します。PCA社会福祉法人会計DX クラウドは月額に保守とバージョンアップが含まれ、追加費用がかかりません。初期費用も0円です。福祉大臣NXのクラウド版はOSとSQLのライセンス、保守が込みの構成です。買い切りのパッケージ版はソフトの購入費が発生するため、初期の負担と更新の扱いを確認してください。
社会福祉法人では予算の管理が求められ、期中の補正も発生します。MJSLINK DX 財務大将は最大14回の補正予算に対応し、資金繰り管理と事業セグメント管理も扱えます。SERVE 財務会計は予算管理と予算流用に対応し、決算チェックリストで整合性を確認できます。社会福祉法人 with freeeも予算管理に対応します。補正の回数や流用の扱いは法人の運用によって必要な水準が変わるため、実際の運用に合うかを確かめてください。
会計だけを切り出すと、給与や施設の業務システムとの間で手作業が残ります。PCA社会福祉法人会計DX クラウドはPCA給与・人事・固定資産などの周辺システムに加えて、口座やクレジットカードの自動仕訳を行うPCA FinTech、福祉業務支援ソフト「ほのぼのNEXT」とAPI連携します。社会福祉法人 with freeeはfreee会計と福祉freeeをAPIで連携し、freee人事労務・給与計算との自動仕訳やOCRによる証憑の自動読み取りに対応します。福祉大臣NXは給与大臣など大臣シリーズ、MJSLINK DX 財務大将はMJSLINK DXシリーズ、SERVE 財務会計はSERVEシリーズの保育管理・経理システムと連携します。
会計システム(社会福祉法人)の比較一覧(全5サービス)
PCA社会福祉法人会計DX クラウド
月額19,200円〜東証プライム上場の会計ソフトメーカーPCAが提供する、社会福祉法人会計基準に準拠したクラウド会計システム。拠点区分・サービス区分管理、資金収支計算書・事業活動計算書・貸借対照表の作成、WAM NET電子開示連携に対応し、月額19,200円(税抜)から・初期費用0円で導入できる。
東証プライム上場のミロク情報サービス(MJS)の中堅・中小企業向けERP「MJSLINK DX」の財務会計システム『財務大将』。機能一覧に社会福祉法人向けの「社会福祉法人決算書」を備え、平成30年社会福祉法人の会計基準に対応。社会福祉法人向けの勘定科目を装備し、事業区分・拠点区分・サービス区分別予算管理や配賦処理など社福特有の決算処理を行える。料金は非公開。
SERVE 財務会計
要問い合わせ旧グレープシティのメシウスがSERVEブランドで提供する、社会福祉法人会計基準に特化した財務会計システム。保育園・こども園・社会福祉施設向けで、仕訳から決算までをトータルサポートし、財務諸表三表を仕訳から自動作成、WAM NET用CSV出力にも対応。買い切りのパッケージ提供が中心で料金は非公開。
東証グロース上場のfreeeが提供する社会福祉法人向けソリューション。クラウド会計『freee会計』で日常経理を行い、APIで連携する『社会福祉法人 with freee(福祉freee)』側で社福会計基準に準拠した帳票確認・月次/年次決算・計算書類・予算書作成を行う。クラウド型で料金は個社見積り(非公開)。
「このカテゴリに掲載してほしい」「料金改定を反映してほしい」といったご相談は、 編集部が内容を確認したうえで掲載・訂正します。掲載中のサービスの情報更新も同じ窓口です。