UGC活用ツール

UGC活用ツール比較5選|3つの型と月間views課金の上限

表示ウィジェット型・レビュー収集型・運用支援型の3つに分かれ、年払い月24ユーロから月5万円〜まで10倍以上開きます。無料プランはいずれも月500viewsで、1日あたり17回程度の表示で上限に達します。

「UGC活用ツール」という同じ括りで並んでいても、掲載5サービスがやっていることは3つに分かれます。SNS投稿を集めてサイトに埋め込む表示ウィジェット型、購入者からレビューを集めるレビュー収集型、収集から掲載・改善までを支援する運用支援型です。

金額もこの型に対応します。EmbedSocialのProは年払いで月額24ユーロ、TaggboxのGrowthは年払いで月額29ドルです。これに対しLetroのスターターは月額5万円〜で、10倍以上の開きがあります。専任チームによる運用支援が付くかどうかが差に対応しています。

表示ウィジェット型で注意したいのが月間views(表示回数)による課金です。EmbedSocialとTaggboxはいずれも無料プランが月500viewsで、1日あたり17回程度の表示で上限に達します。この記事では3つの型の違い、views課金の構造、対応SNSとECカートを一次データから整理しました。

結論:型を決めてから、views課金と連携先を確認する

先に結論を述べます。

1つめは、3つの型のどれが必要かです。集めたUGCを自分でサイトに貼るだけなら表示ウィジェット型(EmbedSocial・Taggbox)、購入者から能動的にレビューを集めたいならレビュー収集型(U-KOMI)、収集から改善まで任せたいなら運用支援型(Letro・visumo)です。

2つめは、月間viewsの上限です。表示ウィジェット型はviewsが課金の軸に入ります。EmbedSocialのPremiumは年払いで月額80ユーロですが月100,000views、つまり1日あたり3,300views程度です。UGCの掲載はコンバージョン率の改善が目的なので、施策が当たって表示が増えると料金も上がる構造です。

3つめは、対応SNSとECカートです。EmbedSocialとTaggboxは10以上の媒体に対応し、U-KOMI・Letro・visumoはInstagramを中心とした構成です。カート側ではU-KOMIがmakeshop・カラーミーショップ・EC-CUBE、Letroとvisumoがfutureshop、EmbedSocialがShopifyに対応します。使っているカートで候補が絞られます。

UGC活用ツールとは

UGC(User Generated Content)活用ツールは、SNS投稿や購入者レビューといったユーザーが作ったコンテンツを収集し、Webサイトやネットショップに掲載するためのツールです。企業が用意した写真や文章ではなく、実際に使った人の投稿を見せることでコンバージョン率の改善を狙います。

掲載5サービスはいずれもクラウドで提供され、多くはノーコードで設置できます。ただし前述のとおり、提供範囲は3つの型に分かれます。

当メディアの調査では「UGC」という検索キーワードの指数は2025年後半から明確に伸びています。2024年7月からの12か月は平均11.2で10〜16の範囲でしたが、後半12か月の平均は32.5と約3倍になりました。最大は直近の2026年6月の55で、7月も48と高い水準です。当メディアが同時期に調査した「リスティング広告」や「ランディングページ」が下降する中で、逆の動きになっています。

選び方:5つの確認ポイント

1. 3つの型のどれが必要かを先に決める

掲載5サービスの提供範囲を整理すると次のようになります。

型サービス主な機能
表示ウィジェット型EmbedSocial10以上の媒体からUGC収集、ノーコード埋め込み、許諾管理
表示ウィジェット型Taggbox10以上の媒体からUGC収集、埋め込み、ソーシャルウォール表示
レビュー収集型U-KOMIメール・LINE・QRでのレビュー収集、AI要約・自動返信、購入確認済みバッジ
運用支援型LetroUGC収集・生成、LP要素の動画化、ノーコード編集・LPO、専任チーム支援
運用支援型visumoInstagram連携、商品への自動紐付け、動画の最適化・配信、スタッフ投稿ツール

集めたUGCを自分で貼るのか、購入者に働きかけて集めるのか、運用まで任せるのかで対象が変わります。

2. 月間viewsによる課金の上限を確認する

表示ウィジェット型は月間views(表示回数)が課金の軸に入ります。

EmbedSocial

  • Free:1ソース・月500views(バナー表示あり)
  • Pro:年払い月額24ユーロ・3ソース・月5,000views
  • Pro Plus:年払い月額40ユーロ・6ソース・月20,000views
  • Premium:年払い月額80ユーロ・15ソース・月100,000views

Taggbox

  • Free:1フィード・月500views
  • Starter:月額19ドル(月払い)
  • Growth:月払い39ドル/年払い月額29ドル(約25%割引)
  • Advance:月払い99ドル/年払い月額79ドル

無料プランの月500viewsは1日あたり17回程度の表示にあたるため、実質的にはお試しの範囲です。EmbedSocialのPremium(月100,000views)でも1日3,300views程度で、アクセスの多いECサイトでは上限に近づきます。

UGCの掲載はコンバージョン率の改善が目的であり、表示が増えるほど料金が上がる構造である点は把握しておく必要があります。

3. 対応しているSNSの数を見る

収集できる媒体の数に差があります。

  • EmbedSocial・Taggbox:Instagram、Facebook、TikTok、X、YouTube、Googleレビューなど10以上
  • U-KOMI:Instagram、X、TikTok(3媒体)
  • Letro:Instagram投稿、購入者レビュー
  • visumo:Instagram(写真・動画)、YouTube/IGTV(動画)

国内向けのサービスはInstagramを中心とした構成で、Googleレビューなどの外部レビュー媒体には対応が明示されていません。どの媒体に自社のUGCが集まっているかを確認してから選ぶ必要があります。

4. 使っているECカートで選択肢が絞られる

ECサイトで使う場合、カートシステムとの連携が実務上の条件になります。

  • U-KOMI:makeshop、カラーミーショップ、EC-CUBE等の主要カート・CMS+独自カート
  • Letro:futureshop等
  • visumo:futureshop、makeshop等(提携アプリ)
  • EmbedSocial:Shopify等のEC/CMS+埋め込みコード
  • Taggbox:WordPress等のCMS+埋め込みコード

U-KOMIは国内カートへの対応がもっとも広く、独自カートにも連携します。自社が使っているカートで対応しているサービスから絞り込むと、検討の範囲が狭まります。

5. 運用支援が付くかどうかで金額が変わる

掲載5サービスの金額差は、運用支援の有無におおむね対応しています。

Letroは専任チームによる運用支援が付き、スターターは月額5万円〜(月間セッション数による従量課金)です。UGCの収集だけでなく生成、LP要素の動画化、ノーコードのサイト編集・LPOまでを扱います。

U-KOMIは専任スタッフによる導入支援を提供し、makeshop連携版ではStarterが税込5,500円/月、Standardが税込36,300円/月、Proが税込60,500円/月で、Enterpriseは規模と要件に応じた個別見積り(金額非公開)です。

EmbedSocialは有料上位プランとEnterpriseで専任マネージャーが付き、TaggboxはEnterpriseで拡張サポートとなります。visumoはサポート範囲が公開されていません。

社内にUGCの運用を担当できる人がいるかどうかで、必要な支援の範囲が変わります。

独自データ:料金公開率と無料で試せる範囲

当メディアが掲載5サービスの公式サイトを2026年7月時点で調査した結果は次のとおりです。

料金公開率は80%(4/5)でした。全プランを公開しているのはEmbedSocialとTaggbox、下限や一部条件のみを公開しているのがU-KOMIとLetro、非公開がvisumoです。

U-KOMIはmakeshop連携版のみ料金を公開しています。Freeが税込0円、Starterが税込5,500円/月、Standardが税込36,300円/月、Proが税込60,500円/月で、Enterpriseは規模と要件に応じた個別見積りです。金額が読めるのはProまでで、Starterからの幅は11.0倍にあたります。標準版は要問い合わせです。使っているカートによって金額が分かるかどうかが変わるという、掲載5サービスの中でも特異な開示のされ方になっています。

無料プランがあるのは60%(3/5)です。EmbedSocial(1ソース・月500views・バナー表示あり)、Taggbox(1フィード・月500views)、U-KOMI(makeshop連携版のFree・税込0円)です。

無料トライアルは40%(2/5)です。EmbedSocialが7日間(全機能利用可・クレジットカード不要)、Taggboxが14日間(クレジットカード不要)で、平均は10日です。Letroとvisumoにはトライアルの記載がありません。

課金の軸は3通りに分かれます。ソース数×月間views(EmbedSocial)、フィード数×月間views×更新頻度(Taggbox)、月額プラン定額(U-KOMI)、月間セッション数(Letro)です。visumoは非公開となります。

掲載5サービスの比較

サービス提供元型公開料金対応媒体無料
EmbedSocialEmbedSocial表示ウィジェット年払い月€24〜€8010以上無料プラン+7日試用
TaggboxSocial Scape Tech LLP表示ウィジェット月$19〜/年払い月$29〜10以上無料プラン+14日試用
U-KOMI株式会社サブスパイアレビュー収集税込0〜60,500円/月(makeshop版・Enterpriseは個別見積り)Instagram・X・TikTokmakeshop版にFree
Letroアライドアーキテクツ株式会社運用支援月5万円〜(下限のみ)Instagram・購入者レビューなし
visumo株式会社visumo運用支援非公開Instagram・YouTube/IGTVなし

各サービスの詳細

SNS投稿・レビュー・写真UGCを収集し、ノーコードの埋め込みウィジェットでサイトに表示するツールです。

料金はソース数と月間viewsでプランが分かれます。Freeは1ソース・月500viewsでバナー表示あり、Proが年払いで月額24ユーロ・3ソース・月5,000views、Pro Plusが年払いで月額40ユーロ・6ソース・月20,000views、Premiumが年払いで月額80ユーロ・15ソース・月100,000viewsです。上限の拡張と専任マネージャーが付くEnterpriseはカスタム料金となります。

対応媒体はInstagram、Facebook、TikTok、X、YouTube、Googleレビューなど10以上です。掲載5サービスの中で対応媒体の数がもっとも多い部類で、複数のSNSに投稿が分散している場合にまとめて扱えます。

埋め込みウィジェットとギャラリーは無制限に作成でき、ページごとに出し分ける運用ができます。SNSアグリゲーター(EmbedFeed)やAIクレジットによるコンテンツ機能も提供されます。7日間の無料トライアルで全機能を試せ、クレジットカードの登録は不要です。料金はユーロ建てです。

Taggbox

Tagbox

公式サイト ↗

10以上のSNS・レビュー媒体からUGCを収集し、Webサイトへの埋め込みウィジェットとして表示するツールです。

掲載5サービスの中で特徴的なのが、イベントや店舗向けのソーシャルウォール表示に対応している点です。会場の大型スクリーンにSNS投稿をリアルタイムで映すといった使い方ができます。Webサイトへの掲載だけでなく、オフラインの場での活用を想定した構成です。

料金はフィード数、月間views、更新頻度でプランが分かれます。Freeが1フィード・月500views、Starterが月額19ドル(月払い)、Growthが月払い39ドル・年払いで月額29ドル(約25%割引)、Advanceが月払い99ドル・年払いで月額79ドルです。月100万views規模などのEnterpriseはカスタム料金となります。

ショッパブルUGC(商品購入につなげるUGC表示)とモデレーション機能を備え、収集したUGCの許諾管理にも対応します。モデレーションにより、意図しない投稿がそのまま表示されることを防げます。14日間の無料トライアルがあり、クレジットカードの登録は不要です。料金はUSD建てです。

U-KOMI

ユーコミ

公式サイト ↗

掲載5サービスの中で、購入者から能動的にレビューを集める機能がもっとも具体的に示されているツールです。

レビューの収集はメール、LINE、QRコードの3つの経路に対応します。集めたレビューはAIによる要約と自動返信で扱え、写真・動画付きレビューや購入確認済みバッジの表示にも対応します。Q&A管理とダッシュボード分析も備えます。件数が増えたときの運用負荷を抑えられる構成です。

SNS連携ではInstagram、X、TikTokのUGCギャラリーを提供します。ECカートはmakeshop、カラーミーショップ、EC-CUBEなどの主要カート・CMSに加えて独自カートにも連携し、掲載5サービスの中で国内カートへの対応がもっとも広くなっています。

料金はmakeshop連携版のみが公開されており、Freeが税込0円、Starterが税込5,500円/月、Standardが税込36,300円/月、Proが税込60,500円/月で、Enterpriseは規模と要件に応じた個別見積り(金額非公開)です。標準版の料金は要問い合わせとなります。専任スタッフによる導入支援が提供されます。

Letro

レトロ

公式サイト ↗

掲載5サービスの中で提供範囲がもっとも広く、UGCの収集にとどまらず生成・動画化・サイト改善までを扱うツールです。

機能はInstagram UGCの収集・生成とLP/ECへの掲載、購入者レビューの収集・運用、LP要素の動画化と動画コンテンツの量産、ノーコードでのサイトコンテンツ編集・LPOです。UGCを集めて貼るだけでなく、それを使ってページを改善するところまでが提供範囲に含まれます。既存のUGCを収集するだけでなくUGCを生成する機能を持つため、投稿が集まっていない段階からでも始められます。

特徴は専任チームによる運用支援です。ツールを導入して自社で運用するのではなく、支援を受けながら進める前提の構成になっています。対象はEC・D2C・通販事業者で、化粧品や健康食品などの業種が想定されています。

料金はスターターが月額5万円〜という下限のみの公開で、月間セッション数による従量課金です。サイトのアクセスが増えると金額も上がります。スタンダード(UGC運用/UGC生成/動画)とプロフェッショナルは金額が非公開で要問い合わせとなります。futureshop等のECカートと連携し、トライアルの記載はありません。

visumo

ビジュモ

公式サイト ↗

EC・D2C・ブランドを対象としたUGC活用ツールです。アパレル、コスメ、インテリア、雑貨、食品などの業種で利用されています。

機能はInstagram連携によるUGC・公式写真・動画の収集と管理、商品への自動紐付け、動画の最適化とストリーミング配信、スタッフ・アンバサダー投稿ツールと分析です。集めたUGCを商品に自動で紐づけるため、商品ページごとに手作業で貼り付ける必要がありません。

動画については最適化とストリーミング配信に対応し、チャプターやPinP(ピクチャーインピクチャー)といった表示にも対応します。掲載5サービスの中で動画配信の機能を具体的に示しているのはvisumoです。

スタッフやアンバサダーによる投稿を管理・分析するツールも提供されるため、一般ユーザーのUGCだけに頼らない運用が組めます。UGCに加えて公式の写真・動画も同じ仕組みで管理できます。

ECカートはfutureshopやmakeshopと連携する提携アプリが用意されています。料金は公式に記載がなく要問い合わせで、掲載5サービスの中で唯一、金額の手がかりがない状態です。トライアルの記載もありません。

よくある質問

UGC活用ツールの費用相場はいくらですか。

掲載5サービスは提供範囲が異なるため、単一の相場は成立しません。表示ウィジェット型ではEmbedSocialのProが年払いで月額24ユーロ、Premiumが年払いで月額80ユーロ、TaggboxのStarterが月額19ドル、Growthが月払い39ドル・年払いで月額29ドル、Advanceが月払い99ドル・年払いで月額79ドルです。U-KOMIはmakeshop連携版でStarterが税込5,500円/月、Proが税込60,500円/月です。Letroはスターターが月額5万円〜(セッション数課金)で上位プランは非公開、visumoは料金を公開していません。

無料で使えるサービスはありますか。

掲載5サービス中3サービスに無料プランがあります。EmbedSocialのFreeは1ソース・月500viewsでバナー表示があり、TaggboxのFreeは1フィード・月500viewsです。U-KOMIはmakeshop連携版にFree(税込0円)が用意されています。無料トライアルはEmbedSocialが7日間(全機能利用可・クレジットカード不要)、Taggboxが14日間(クレジットカード不要)です。Letroとvisumoにはトライアルの記載がありません。

月間viewsとは何のことですか。

UGCを表示したウィジェットが読み込まれた回数のことです。EmbedSocialとTaggboxはこの回数がプランの上限になっており、いずれも無料プランが月500viewsです。1日あたり17回程度の表示で上限に達する計算になります。EmbedSocialは有料プランでProが月5,000views、Pro Plusが月20,000views、Premiumが月100,000viewsと段階的に増えます。サイトのページビューが多いほどviewsも増えるため、掲載するページの想定アクセス数から必要な帯を見積もる必要があります。

どのSNSに対応していますか。

EmbedSocialとTaggboxはInstagram、Facebook、TikTok、X、YouTube、Googleレビューなど10以上の媒体に対応します。U-KOMIはInstagram、X、TikTokの3媒体です。LetroはInstagram投稿と購入者レビュー、visumoはInstagramの写真・動画とYouTube/IGTVの動画が対象です。国内向けのサービスはInstagramを中心とした構成になっています。

ECカートとの連携はできますか。

U-KOMIはmakeshop、カラーミーショップ、EC-CUBEなどの主要ECカート・CMSに加えて独自カートにも連携します。Letroはfutureshop等のECカートと連携し、visumoもfutureshopやmakeshopと連携する提携アプリを提供します。EmbedSocialはShopify等のEC/CMSに対応し、埋め込みコードによる設置も可能です。TaggboxはWordPress等のCMSと埋め込みコードでの連携となります。

レビューの収集まで任せられますか。

U-KOMIはメール・LINE・QRコードでのレビュー収集に対応し、AIによる要約と自動返信、写真・動画付きレビュー、購入確認済みバッジを提供します。Q&A管理とダッシュボード分析も備えます。Letroは購入者レビューの収集・運用を提供範囲に含み、専任チームによる運用支援が付きます。EmbedSocialとTaggboxはSNS投稿やレビューの収集・許諾管理に対応しますが、購入者に対して能動的にレビューを依頼する機能は提供範囲に明記されていません。

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