UGC活用ツール
UGC活用ツールは、SNS投稿や購入者レビューといったユーザー生成コンテンツを集めてWebサイトやECに掲載するためのツールです。掲載5サービスは3つの型に分かれ、月数千円の表示ウィジェット型から月5万円〜の運用支援型まで10倍以上の幅があります。
UGC活用ツールとは
「UGC活用ツール」という同じ括りでも、掲載5サービスがやっていることは3つに分かれます。EmbedSocialとTaggboxはSNS投稿を集めてサイトに埋め込む表示ウィジェット型で、ノーコードで設置できセルフサーブで契約できます。U-KOMIは購入者からレビューを集めて掲載するレビュー収集型です。Letroとvisumoは収集から掲載・改善までを支援する運用支援型で、Letroには専任チームによる運用支援が付きます。
金額もこの型に対応します。EmbedSocialのProは年払いで月額24ユーロ、TaggboxのGrowthは年払いで月額29ドル(月払い39ドル)です。U-KOMIはmakeshop連携版でStarterが税込5,500円/月です。これに対しLetroのスターターは月額5万円〜で、10倍以上の開きがあります。運用支援が付くかどうかが金額の差に対応しています。
表示ウィジェット型で注意したいのが月間views(表示回数)による課金です。EmbedSocialとTaggboxはいずれも無料プランが月500viewsで、1日あたり17回程度の表示で上限に達します。EmbedSocialのPremiumは月額80ユーロで月100,000viewsですが、これも1日あたり3,300views程度です。UGCを掲載する目的はコンバージョン率の改善であるため、施策が当たって表示回数が増えると料金も上がる構造になっています。
掲載5サービスの料金公開率は80%(4/5)ですが、内訳は全プランを公開しているのがEmbedSocialとTaggbox、下限や一部条件のみがU-KOMIとLetro、非公開がvisumoです。U-KOMIはmakeshop連携版の料金のみを公開しており、標準版は要問い合わせとなります。
UGC活用ツールの検索需要トレンド
「UGC」の検索指数は2025年後半から明確に伸びています。2024年7月からの12か月は平均11.2で10〜16の範囲でしたが、後半12か月の平均は32.5と約3倍になりました。最大は直近の2026年6月の55で、7月も48と高い水準です。当メディアが同時期に調査した「リスティング広告」や「ランディングページ」が下降する中で、逆の動きになっています。(出典:Googleトレンド/キーワード「UGC」)
UGC活用ツールの選び方の要点
掲載5サービスは提供範囲が3つに分かれます。表示ウィジェット型のEmbedSocialとTaggboxは、SNS投稿やレビューを集めてノーコードのウィジェットでサイトに埋め込みます。Taggboxはイベントや店舗向けのソーシャルウォール表示にも対応します。レビュー収集型のU-KOMIは、メール・LINE・QRで購入者からレビューを集め、AI要約や自動返信、購入確認済みバッジを提供します。運用支援型のLetroはUGCの収集・生成に加えてLP要素の動画化やノーコードのサイト編集・LPOまでを扱い、専任チームによる運用支援が付きます。visumoはInstagram連携によるUGC・公式写真の収集と商品への自動紐付け、動画の最適化・ストリーミング配信を提供します。集めたUGCを自分で貼るのか、運用まで任せるのかで対象が変わります。
表示ウィジェット型は月間views(表示回数)が課金の軸に入ります。EmbedSocialは無料プランが1ソース・月500viewsでバナー表示あり、Proが年払いで月額24ユーロ・3ソース・月5,000views、Pro Plusが年払いで月額40ユーロ・6ソース・月20,000views、Premiumが年払いで月額80ユーロ・15ソース・月100,000viewsです。Taggboxも同様にフィード数と月間views、更新頻度でプランが分かれ、Freeが1フィード・月500views、Starterが月額19ドル、Growthが月払い39ドル・年払いで月額29ドル、Advanceが月払い99ドル・年払いで月額79ドルとなります。無料プランの月500viewsは1日あたり17回程度の表示にあたるため、実質的にはお試しの範囲です。UGCの掲載はコンバージョン率の改善が目的であり、表示が増えるほど料金が上がる構造である点は把握しておく必要があります。
収集できる媒体の数に差があります。EmbedSocialとTaggboxはいずれもInstagram、Facebook、TikTok、X、YouTube、Googleレビューなど10以上の媒体に対応します。複数のSNSに投稿が分散している場合、まとめて扱えます。これに対しU-KOMIはInstagram、X、TikTokの3媒体、LetroはInstagram投稿と購入者レビュー、visumoはInstagramとYouTube/IGTVが対象です。国内向けのサービスはInstagramを中心とした構成で、Googleレビューなどの外部レビュー媒体には対応が明示されていません。どの媒体に自社のUGCが集まっているかを確認してから選ぶ必要があります。
ECサイトで使う場合、カートシステムとの連携が実務上の条件になります。U-KOMIはmakeshop、カラーミーショップ、EC-CUBEなどの主要ECカート・CMSに加えて独自カートにも連携し、makeshop連携版については料金を公開しています。Letroはfutureshop等のECカートと連携し、visumoもfutureshopやmakeshopと連携する提携アプリを提供します。EmbedSocialはShopify等のEC/CMSに対応し、埋め込みコードで各種サイトに設置できます。TaggboxはWordPress等のCMSと埋め込みコードによる連携です。自社が使っているカートで対応しているサービスから絞り込むと、検討の範囲が狭まります。
掲載5サービスの金額差は、運用支援の有無におおむね対応しています。Letroは専任チームによる運用支援が付き、スターターは月額5万円〜(セッション数課金)です。U-KOMIは専任スタッフによる導入支援を提供し、makeshop連携版ではStarterが税込5,500円/月、Standardが税込36,300円/月、Proが税込60,500円/月、Enterpriseが税込72,600円〜/月です。EmbedSocialは有料上位プランとEnterpriseで専任マネージャーが付き、TaggboxはEnterpriseで拡張サポートとなります。visumoはサポート範囲が公開されていません。社内にUGCの運用を担当できる人がいるかどうかで、必要な支援の範囲が変わります。
UGC活用ツールの比較一覧(全5サービス)
Taggbox(Tagbox)
月額19円〜インド発のUGCプラットフォーム。10以上のSNS/レビュー媒体からUGCを収集・許諾し、Webサイト埋め込みウィジェットやイベント向けソーシャルウォールに活用する。料金はUSD建てで公開。
EmbedSocial
月額24円〜北マケドニア発のUGCプラットフォーム。SNS投稿・レビュー・写真を収集し、ノーコードのウィジェットとしてWebサイトやECに埋め込んで社会的証明を作る。料金はEUR建てで公開。
U-KOMI(ユーコミ)
月額5,500円〜株式会社サブスパイアが提供する国産のUGC・レビュー活用ツール。メール/LINE/QRでのレビュー収集、AI要約、写真・動画付きレビュー、SNSギャラリーを組み合わせECの商品ページに活用する。
Letro(レトロ)
月額50,000円〜東証グロース上場のアライドアーキテクツが提供する運用型UGC活用ツール。Instagram投稿や購入者レビューを収集・許諾管理し、ECの商品ページ・LP・広告クリエイティブに活用してCVR改善を図る。
visumo(ビジュモ)
要問い合わせInstagram連携UGC活用ツール導入社数No.1(日本マーケティングリサーチ機構調べ・2024年7月期)を掲げるビジュアルマーケティングプラットフォーム。SNS写真・動画を収集し商品へ自動紐付けしてEC/オウンドメディアに掲載する。
掲載は無料掲載と有料掲載の2つです。無料掲載は1カテゴリまでで、相互リンクのご協力が必要。 有料掲載は月額20,000円(税抜)で相互リンクが不要になり、この一覧とおすすめ比較記事の最上部に固定して掲載します。 「料金改定を反映してほしい」といった訂正のご相談も同じ窓口で、こちらは費用はかかりません。