テスト自動化ツール
テスト自動化ツールとは、Webアプリやモバイルアプリの動作確認を人が手で繰り返す代わりに、あらかじめ作ったテストシナリオを機械に実行させるサービスです。画面の操作を記録したり自然言語で書いたりしてテストを作り、リリースのたびに回帰テストとして自動で回します。近年はAIが画面要素の変化を吸収して壊れたテストを直す機能や、仕様書からテストケースを生成する機能を備えるものが増えています。
テスト自動化ツールとは
掲載5社の料金は、5社とも課金の物差しが違います。会社単位の定額(MagicPod)、1ライセンス単位(T-DASH)、1シート単位(Katalon)、プラン定額に付く年間クレジットをAIテストの実行ステップで消費する形(Autify)、クラウド実行の使用量に応じたクレジット(mabl)です。「1人あたりいくら」で横に並べられる列がありません。
しかも「無制限」という言葉が指すものも5社で違います。MagicPodはユーザー数とテスト実行回数が無制限のかわりに作成できるテストケースが100件まで、T-DASHは逆にプロジェクト・テスト実行回数・テストケース数がすべて無制限でライセンス数だけが費用に効きます。mablはローカル実行とCI実行、クラウドの同時実行数が無制限で、クラウド実行のクレジットに上限があります。
この違いは規模で効き方が変わります。MagicPodのスタンダード(年契約 月39,800円・税別)は人数が何人でも同額なので、税抜で揃えるとT-DASHの1ライセンス月4,400円に対して10ライセンス目でMagicPodのほうが安くなります。50名で使えば年間477,600円と2,640,000円で5.5倍、100名なら11.1倍の差です。逆に3〜4名でテストケースを大量に作るなら、上限のないT-DASHが有利になります。
料金を公開しているのは4社(80%)です。Autifyは英語サイトが全プランの金額と年間クレジット数を公開する一方、日本語サイトの料金ページは見積りフォームだけという珍しい形になっています。まず「人数で払うのか、テストの数で払うのか、動かした量で払うのか」を決めてください。
テスト自動化ツールの検索需要トレンド
「テスト自動化」の検索需要は25か月で40〜72の範囲を動き、平均は57.9でした。2025年1月の72を最大に、2025年12月の40まで下げています。2026年に入ってからは40台後半から50台後半を行き来しており、起点の69は下回ったままです。(出典:Googleトレンド/キーワード「テスト自動化」)
テスト自動化ツールの選び方の要点
掲載5社の課金の物差しは1社ずつ違います。人が増えると高くなるのがT-DASH(1ライセンス)とKatalon(1シート)、人が増えても変わらないのがMagicPod(会社単位の定額)、動かした量で決まるのがAutify(AIテストの実行ステップ)とmabl(クラウド実行)です。自社で増えていくのが人なのか、テストの本数なのか、実行の回数なのかを先に見極めてください。
MagicPodはユーザー数とテスト実行回数が無制限ですが、作成できるテストケースは100件までです(100件10,000円/月のオプションで最大500件まで追加できます)。T-DASHはプロジェクト・テスト実行回数・テストケース数がいずれも無制限で、費用はライセンス数だけで決まります。mablはローカル実行・CI実行・クラウド同時実行・ワークスペース・Participantライセンスが無制限です。同じ言葉でも対象が違います。
税抜で揃えると、MagicPodのスタンダードは月39,800円、T-DASHのノードロックは1ライセンス月4,400円です。9ライセンスまでは合計39,600円でT-DASHが下回りますが、10ライセンスで44,000円となりMagicPodを上回ります。人数が増える見込みがあるならMagicPod、少人数で固定ならT-DASHという分かれ方になります。
Autifyのクレジットは、AIテスト実行の1ステップごとに消費されます。消費量は選ぶAIモデルと対象で変わり、Sonnet 4.5はWebが1倍・モバイルが1.5倍、Haiku 4.5とKimi K2.5はWebが0.5倍・モバイルが1倍です。Coreプランの年間72,000クレジットは、Web+Haiku 4.5なら144,000ステップ、モバイル+Sonnet 4.5なら48,000ステップと3倍の開きになります。テストの本数だけでなく、1本あたりのステップ数も見積もる必要があります。
T-DASHの年間プランは契約期間が日単位で1年で、12か月未満に解約しても残存期間分は返金されず、月割・日割の返金にも対応しないと公式に明記されています。MagicPodは年契約が月契約より27%安いと訴求する一方、銀行振込は年契約のみです。Katalonは年払いでStudio Enterpriseが54%、True Platformが22%、True Automationが20%安くなります。安さと引き換えに何を固定するのかを確認してください。
テスト自動化ツールの比較一覧(全5サービス)
Katalon(カタロン)
月額59円〜米アトランタ発のAI拡張型テスト自動化・テスト管理プラットフォーム。Web・API・モバイル・デスクトップのテスト自動化に対応し、世界80カ国・3万超のQA/DevOpsチームが利用。料金はper-seat(1席あたり年額)でUSD建て。True Platformは$700/seat/年〜。
Autify(オーティファイ)
月額99円〜AIを活用したソフトウェアテスト自動化プラットフォーム。ノーコードのAutify NexusやAIが自律的にテストを実行するAutify Aximoを提供し、UI変更に強い自己修復テストが特徴。料金はチーム規模・機能に応じた個社見積り(年間クレジット制)で非公開。
T-DASH(ティーダッシュ)
月額4,840円〜ソフトウェアテスト専門のバルテスが提供するローコードのテスト自動化ツール。日本語で書いたテストケースがそのままスクリプトとして自動テストを実行できるのが特徴。ノードロックライセンスは月額換算4,840円(税込)〜と低コストで、国産・日本語サポートに強い。
MagicPod(マジックポッド)
月額39,800円〜AI技術を活用したノーコードのテスト自動化クラウドサービス。モバイルアプリテストとブラウザ(Webアプリ)テストの両方に対応し、AIによる画面要素の自動認識で壊れにくいテストを実現。スタンダードプランは年契約で月額39,800円(税別)とテスト自動化ツールでは料金を明快に公開している。
mabl(メイブル)
要問い合わせ米ボストン発のAIネイティブなローコード・テスト自動化プラットフォーム。Web・モバイル・API・パフォーマンス・アクセシビリティのテストを1つのプラットフォームでカバーし、クラウド実行はクレジット制。料金はUSD建てで非公開(要問い合わせ)。
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