受付システムのおすすめ(目的別の早見表)
受付システムの料金公開率は80%、無料トライアルは5社すべてが提供しています(100%)。日数を公開している3社の平均は30日です。
月額が公開されているのは3社で、ラクネコとWowDeskが5,000円、Smart at receptionのBasicが20,000円です(いずれも税抜/税別)。数字だけ見れば横並びに近く見えます。
しかし課金の単位が違います。 そして拠点数と従業員数の関係で、総額が6倍変わります。
| 導入目的 | おすすめのタイプ | 主なサービス |
|---|---|---|
| 1拠点に人数が集中している | 受付1台あたり月額5,000円。月額以外の追加料金が発生しない | WowDesk |
| 拠点が分散している | 登録社員数だけで決まり受付台数・拠点数に依存しない。初期費用0円 | RECEPTIONIST |
| 担当者が席にいないことが多い | チャット・電話音声・SMS・メール・専用アプリと通知手段が最多 | ラクネコ |
| チャットを導入していない | キーボード入力不要の音声受付。既存のPBX電話で担当者を呼び出せる | Smart at reception |
| 会議室や座席予約も一緒に | 受付に会議室・座席・入館ゲートを組み合わせて構成できる | Acall 受付チェックイン |
受付システムとは?
受付システムとは、来訪者がiPadなどを操作すると担当者へ自動で通知が届き、受付の取次ぎを無人化するシステムです。
受付に人を置かずに済み、内線電話の取次ぎもなくなります。 総務が来客のたびに担当者を探して回る、フリーアドレスで担当者の席が分からない。こうした手間がなくなります。
「受付システム」の検索需要は月平均54.1ですが、2025年12月の37を底に2026年に入って52→58→62→78→80と伸び、直近25か月の最高を記録しました。
課金の単位が3種類ある
ここがすべてを決めます。
| サービス | 課金単位 | 最安プラン |
|---|---|---|
| ラクネコ | 利用人数(拠点・台数不問) | 〜50名 5,000円/月 |
| WowDesk | 受付1台ごと | 5,000円/月(税抜)/年額60,000円/台 |
| Smart at reception | 受付台数+企業規模 | Basic 20,000円/月(税別・iPad1台・5〜299名) |
| RECEPTIONIST | 登録社員数(拠点・台数不問) | 月額は非公開(資料請求)/初期費用0円 |
| ACALL(Acall) | アカウント数+会議室数+機能 | 要問い合わせ(Basicプランは提供終了) |
人数課金がラクネコとRECEPTIONIST、台数課金がWowDeskとSmart at reception、組み合わせ見積りがACALL(Acall)です。
ただし金額が公開されているのは3社だけです。 RECEPTIONISTは「受付システムの月額利用料は、プラン(登録社員数)に応じて決まります」と示すのみで金額の掲載がなく、料金表は資料請求になります。ACALL(Acall)は見積りシミュレーター方式です。
1拠点300名なら台数課金が6倍安い
実際に計算してみます。従業員300名、本社1拠点、受付1台の場合。
| サービス | 月額 |
|---|---|
| WowDesk | 5,000円(1台) |
| ラクネコ | 30,000円(201〜300名) |
| Smart at reception Premium | 30,000円(300〜999名・〜2台) |
| RECEPTIONIST | 非公開(登録社員数のプラン) |
※いずれも税抜・税別表記のまま
WowDeskが6倍安くなります。 受付が1台で済むなら、人数がいくら多くても5,000円だからです。
ただしWowDeskの単体プランは最大100名です。300名で使うならMicrosoft Teams連携版(ユーザー数無制限)を選ぶことになり、WowTalkは別途契約になります。この点は確認が必要です。
5拠点なら今度は人数課金が5倍安い
同じ会社でも条件が変わると逆転します。従業員50名、5拠点、各拠点に受付1台の場合。
| サービス | 月額 |
|---|---|
| ラクネコ | 5,000円(〜50名・拠点/台数不問) |
| WowDesk | 25,000円(5台×5,000円) |
| Smart at reception | Basic 20,000円+追加iPad4台×10,000円=60,000円 |
| RECEPTIONIST | 非公開(受付iPadは1台まで無料・追加1台10,000円/月) |
※いずれも税抜・税別表記のまま。Smart at receptionは各プランが一拠点での価格のため、複数拠点は要問い合わせ
人数課金が5倍から12倍安くなります。
ラクネコは「業界唯一の利用人数のみ課金」を掲げ、拠点数にも台数にも依存しません。RECEPTIONISTも登録社員数だけで決まりますが、受付iPadは1台まで無料で追加は1台10,000円/月(税抜)のため、5拠点に受付を置くなら4台分の40,000円が加算されます。
拠点数と従業員数のどちらが多いか。 ここから逆算すれば、候補は2つに絞れます。
表示価格の外にある費用
月額だけでは総額が決まりません。
ラクネコは、契約2ヶ月目以降にオプションを1つ以上契約する必要があります。 月額5,000円という数字だけでは済みません。
Smart at receptionは条件が複数あります。
- 各プランは一拠点での価格(複数拠点は要問い合わせ)
- 受付iPadの追加は1台10,000円/月
- 通話連携は別途オプション契約と初期費用が必要
- 入館証印刷機能は当社指定プリンタの購入と別途オプション契約が必要
初期費用0円〜という表記は、これらを含みません。
WowDeskは「月額費用以外の導入費用・追加料金は発生しない」と明記しています。掲載5サービスの中でこの点を明示しているのは本サービスです。
なおiPad本体は各社とも自社での用意が基本です。端末代は別途かかります。
担当者に通知が届くかどうか
受付システムの価値は、通知が担当者に届いて初めて生まれます。
ビジネスチャットに自動通知する。チャットが業務の中心にある組織向け
チャット・電話・SMS・アプリと複数の手段で届ける。席を離れがちな組織向け
ラクネコは通知手段が掲載5サービスの中で最も多く、チャットツール、電話音声通知、SMS、メール、専用アプリ「ラクネコMobile」に対応します。内線感覚の通話もできます。
外回りが多い、工場や倉庫でチャットを見る余裕がない。そうした環境では、チャット通知だけでは来訪者を待たせます。
RECEPTIONISTはチャット5種(Slack・Microsoft Teams・Chatwork・LINE WORKS・Google Chat)に対応し、掲載5サービスの中でチャット連携先を最も多く列挙しています。
Smart at receptionは既存のPBX電話での呼び出しに対応します(通話連携はオプション)。ビジネスチャットを導入していない組織でも、いつもの電話で受け取れます。
WowDeskはWowTalkとMicrosoft Teamsです。
受付だけで足りるか
受付の前後まで含めるかで、選ぶ製品が変わります。
ACALL(Acall)は機能を組み合わせて構成します。 受付チェックイン、会議室チェックイン、スポットチェックイン(フリーアドレス座席予約・ホテリング)、ゲートチェックイン(入館ゲート連携)から必要なものを選びます。
QRコード受付とスマートロック連携により、チェックインから会議室までの誘導を無人化できます。受付の取次ぎだけでなく、会議室までの案内も人が要らなくなります。
RECEPTIONISTは日程調整ツール「調整アポ」と会議室予約「予約ルームズ」と連携し、GoogleカレンダーやOutlookの予定と受付を連動させられます。
ラクネコはAkerun等のIoT入退室と連携でき、受付を済ませた来訪者だけが解錠できる運用を組めます。
WowDeskは訪問履歴を6年間保持します。掲載5サービスの中で保持期間を明示しているのは本サービスです。
ACALLは料金が公開されていない
掲載5サービスで唯一、金額が分からないのがACALL(Acall)です。
Basicプランの提供は終了しており、月額費用は会議室数に合わせた見積り、初期費用は機器類・導入サポートがオプション扱いです。
利用アカウント数(従業員数)、利用会議室数、組み合わせる機能を入力して見積もる方式で、掲載5サービスの中で会議室数が料金に関わるのは本サービスだけです。会議室が多い企業では費用が伸びる建て方になります。
一方で無料トライアルではすべての機能を試用でき、トライアル環境を引き継いだまま本番環境を構築できます。契約後も5名からのユーザー追加や機能追加が随時可能です。
なお旧ドメインのacall.jpはwww.workstyleos.comへ移行しています。
各サービスの詳細
株式会社RECEPTIONISTが提供する受付システムです。同社は2016年1月21日設立、資本金1,000万円、従業員63名(2025年10月31日時点)の企業で、東京都目黒区青葉台の住友不動産青葉台タワーに本社を置きます。
月額利用料は登録社員数のプランで決まり、受付端末の台数や拠点数には依存しません。 拠点が分散している企業ほど有利になる建て方です。WowDeskの受付1台あたり月額5,000円(税抜)では5拠点に受付を置くと5台分で25,000円かかりますが、本サービスは登録社員数が変わらなければ拠点を増やしても月額は動きません(受付iPadは1台まで無料)。
ただし受付システムの月額は公式サイトに掲載されていません。 公式ヘルプには「受付システムの月額利用料は、プラン(登録社員数)に応じて決まります」とあるのみで、金額は料金表の資料請求または管理画面の「料金プラン」で確認する形です。他社と並べるには資料請求が前提になります。初期費用は「初期工事等は不要なため、初期費用はかかりません」と明記されています。
公開されているのはオプション料金です。受付iPadは1台まで無料で、追加は1台ごとに月10,000円(税抜)。 SMS通知は社員数100名以下で月6,000円から1,001〜1,250名で50,000円、着信音通知は同3,000円から25,000円、電話通知は1〜50名で月7,000円から151〜200名で28,000円(いずれも税抜)です。SMS通知と着信音通知は1,251名以上が要相談になります。トライアル期間中もこれらの通知料金は発生します。
来訪者のタッチ操作や自動音声を受けて担当者へビジネスチャットで自動通知し、Slack・Microsoft Teams・Chatwork・LINE WORKS・Google Chatの5種に対応します。日程調整ツール「調整アポ」や会議室予約「予約ルームズ」と連携でき、STANDARDプランを31日間無料で試せます。
株式会社プロトソリューションが提供する受付システムです。同社は2007年4月3日設立、資本金1億円、従業員437名(2025年1月1日時点)で、沖縄県宜野湾市大山のプロト宜野湾ビルに本社を置きます(親会社の株式会社プロトコーポレーションは東証プライム上場)。
利用人数だけで料金が決まり、拠点数や受付端末の台数に依存しません。 料金は利用人数1〜50名で月額5,000円、51〜100名で10,000円、以降は100名増えるごとに10,000円ずつ加算されます(1,001名以上は要問い合わせ)。初期導入サポートは0円です(機器を自社で用意する場合)。
担当者への通知手段が掲載5社の中で最も多い点が特徴です。チャットツール、電話音声通知、SMS、メール、専用アプリ「ラクネコMobile」に対応し、内線感覚の通話もできます。担当者が席にいない、チャットを見ていないといった状況でも届きます。
注意点として、契約2ヶ月目以降はオプションを1つ以上契約する必要があります。 月額5,000円という表示だけでは総額が決まらないため、必要なオプションと金額を見積り時に確認してください。
QR受付、GoogleカレンダーやOutlookカレンダー連携による事前予約、QRコード付きインビテーションメールの自動送付に対応し、Akerun等のIoT入退室とも連携できます。30日間の無料トライアルがあり、導入は1,000社を超えます。
Acall株式会社が提供する受付システムです。同社は2010年設立、資本金7億1,000万円の企業で、兵庫県神戸市中央区加納町の神戸三宮阪急ビルに本社を置きます。現在はWorkstyleOSというブランドで提供されており、旧ドメインのacall.jpはwww.workstyleos.comへ移行しています。
受付だけを切り出すのではなく、機能を組み合わせて構成する設計です。受付チェックイン(iPad受付で来客対応・入退館管理)、会議室チェックイン(会議室予約と利用記録)、スポットチェックイン(フリーアドレス座席予約・ホテリング)、ゲートチェックイン(受付と連携する入館ゲート連携)から必要なものを選びます。受付と会議室・座席を別々のサービスで持つ必要がありません。
料金は見積り方式です。 利用アカウント数(従業員数)、利用会議室数、組み合わせる機能を入力して見積もります。月額費用は会議室数に合わせた見積りとなり、初期費用は機器類・導入サポートがオプション扱いです。なおBasicプランの提供は終了しています。 掲載5社の料金公開率は80%で、金額が公開されていないのは本サービスです。
無料トライアルではすべての機能を試用でき、トライアル環境を引き継いだまま本番環境を構築できます。 試用で作った設定をやり直さずに本番へ移れるため、検証の手間が減ります。契約後も5名からのユーザー追加や機能追加が随時可能です。
QRコード受付とスマートロック連携により、チェックインから会議室までの誘導を無人化できます。導入実績は4,400社以上です。
キングソフト株式会社が提供する受付システムです。同社は2005年3月9日設立、資本金1億円(2025年12月時点)、従業員88名(2025年4月時点)の企業で、東京都港区芝のG-BASE田町に拠点を置きます。
受付1台あたり月額5,000円(税抜)というシンプルな台数課金で、年額60,000円/台の一括払いも選べます(割引はありません)。
1拠点に人数が集中している企業ほど有利になります。 従業員300名でも受付が1台なら5,000円です。利用人数で決まるラクネコなら201〜300名で30,000円になるため、6倍の差が生まれます。
初期費用は0円で、月額費用以外の導入費用・追加料金は発生しないと明記されています。掲載5社の中で、追加料金が発生しないことを明示しているのは本サービスです。オプションの積み上げがないぶん、見積りが単純になります。
ただし単体プランは最大100名で、ビジネスチャットのWowTalkを100IDまで無償で利用できます。100名を超える場合はMicrosoft Teams連携版(ユーザー数無制限)を選ぶことになり、WowTalkは別途契約になります。300名で使う想定なら、この点を確認してください。
カスタマイズボタンを最大4つ設置でき、来客時の動画記録、受付番号発行による予約管理に対応します。訪問履歴は6年間保持され、スマートスピーカーとも連携します。30日間の無料トライアルがあります。
M-SOLUTIONS株式会社が提供する受付システムです。同社は2000年1月4日設立、資本金1億円、従業員75名(2026年4月時点)で、東京都豊島区西池袋のメトロポリタンプラザビルに本社を置きます。ソフトバンク株式会社が出資比率100%です。
キーボード入力が不要な音声受付とQRコードチェックインに対応します。来訪者が名前を打ち込む手間がないため、操作に不慣れな相手でも詰まりません。
料金はBasicが月額20,000円(税別・iPad1台・従業員5〜299名)、Premiumが30,000円(〜2台・300〜999名)、Enterpriseが50,000円(〜5台・1,000名以上)、HD Groupが100,000円〜(グループ企業5社以上・〜5台)です。掲載5社の中で最も高い月額水準にあります。
確認すべき点が複数あります。 各プランは一拠点での価格で、複数拠点は要問い合わせです。受付iPadの追加は1台10,000円/月かかります。さらに通話連携は別途オプション契約と初期費用が必要で、入館証印刷機能は当社指定プリンタの購入と別途オプション契約が必要です。初期費用0円〜という表記は、これらを含みません。
既存のPBX電話での担当者呼び出しに対応する点は、掲載5社の中で本サービスの特徴です。チャットを使っていない組織でも、いつもの電話で受け取れます。 工場向けのfor FACTORY、ワンタッチのOneTouchなどシリーズ展開があります。希望に応じて1ヶ月程度のトライアル環境が提供されます(iPad本体は自社で用意)。
よくある質問
受付システムの料金はいくらですか?
月額が公開されているのは3社です。ラクネコは利用人数〜50名で月額5,000円、WowDeskは受付1台あたり月額5,000円(税抜)、Smart at receptionはBasicが月額20,000円(税別・iPad1台・従業員5〜299名)です。RECEPTIONISTは登録社員数のプランで決まるとされていますが金額は公式に非公開で、料金表は資料請求になります。ACALL(Acall)はアカウント数・会議室数・機能の組み合わせによる見積り方式で、金額は要問い合わせです。掲載5社の料金公開率は80%でした。
人数課金と台数課金はどちらが安いですか?
拠点数と従業員数の関係で逆転します。1拠点に従業員が集中している場合は、受付台数が1台で済むため台数課金が安くなります。拠点が分散していて各拠点に受付を置く場合は、台数に依存しない人数課金が安くなります。RECEPTIONISTとラクネコは人数課金、WowDeskとSmart at receptionは台数課金です。
無料で使えるプランはありますか?
常設の無料プランを持つサービスは掲載5社にありません(0%)。一方で無料トライアルは5社すべてが提供しており(100%)、日数を公開している3社(RECEPTIONIST 31日、ラクネコ30日、WowDesk 30日)の平均は30日です。ACALL(Acall)はトライアル環境をそのまま本番環境へ引き継げます。
月額以外に費用はかかりますか?
かかる場合があります。ラクネコは契約2ヶ月目以降にオプションを1つ以上契約する必要があります。Smart at receptionは各プランが一拠点での価格で、受付iPadの追加は1台10,000円/月、通話連携は別途オプション契約と初期費用、入館証印刷機能は指定プリンタの購入が必要です。WowDeskは月額費用以外の導入費用・追加料金は発生しないと明記しています。なおiPad本体は各社とも自社での用意が基本です。
担当者へはどうやって通知されますか?
ビジネスチャットへの自動通知が中心です。RECEPTIONISTはSlack・Microsoft Teams・Chatwork・LINE WORKS・Google Chatの5種、WowDeskはWowTalkとMicrosoft Teamsに対応します。ラクネコはチャットに加えて電話音声通知・SMS・メール・専用アプリ(ラクネコMobile)に対応し、内線感覚の通話もできます。Smart at receptionは既存のPBX電話での呼び出しにも対応します(通話連携はオプション)。
会議室予約や座席予約も一緒に使えますか?
使えます。ACALL(Acall)は受付チェックインに会議室チェックイン、スポットチェックイン(フリーアドレス座席予約)、ゲートチェックイン(入館ゲート連携)を組み合わせて構成できます。RECEPTIONISTは日程調整ツール「調整アポ」と会議室予約「予約ルームズ」と連携します。ラクネコはGoogleカレンダー・Outlookカレンダー連携による事前予約に対応します。