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電子帳簿保存サービス比較5選|最安と最高で14倍、違いは対応区分

電子帳簿保存は月2,480円から35,000円まで14倍の開きがあります。最安のマネーフォワード クラウドBoxはJIIMA認証にスキャナ保存が含まれず、SVF Archiverは3認証で網羅性が最も高い構成です。

電子帳簿保存サービスのおすすめ(目的別の早見表)

電子帳簿保存サービスの料金は、最安と最高で14倍の開きがあります。

最安はマネーフォワード クラウドBoxで年払い月額換算2,480円(クラウドの各プランに付属)、最高はSVF Archiverの月額35,000円/10ユーザーからです。掲載5サービスの中央値は月額12,000円で、価格公開率は100%です。

ただし安さだけで選ぶと対応区分を外します。マネーフォワード クラウドBoxのJIIMA認証は電子取引ソフトと電子書類ソフトで、スキャナ保存ソフトの認証は取得していません

導入目的おすすめのタイプ主なサービス
まず無料で始めたい無料プランは月200件まで。有料は月12,000円・初期0円・JIIMA両認証バクラク電子帳簿保存
マネーフォワードを使っている各プランに付属で年払い月額換算2,480円〜(保存件数1,000件・ビジネスは無制限)マネーフォワード クラウドBox
入力を外に出したいオペレーター入力/AI-OCR/セルフ入力の3プラン。アカウント数・容量が無制限TOKIUM電子帳簿保存
楽楽クラウドを使っているAI-OCRで6項目を自動読み取り。PDF分割アップロード・導入支援つき楽楽電子保存
対応区分を漏らしたくないJIIMA 3認証で網羅性が最も高い。オンプレミス版なら初期費用0円SVF Archiver(旧 invoiceAgent 文書管理/ウイングアーク1st)

動画で解説

掲載5社の料金と対応区分を並べた動画です。本記事と同じ税抜・年払い換算で計算しているため、金額は記事と一致します。年額に14倍の開きがあっても保存できる区分が違うこと、JIIMAの3認証を持つのは1社だけであることを扱っています。

電子帳簿保存サービスとは?

電子帳簿保存サービスとは、請求書や領収書などの国税関係書類を、電子帳簿保存法の要件を満たす形で保存するサービスです。タイムスタンプの付与、検索要件を満たす項目の登録、改ざん防止といった要件を仕組みの側で満たします。

押さえるべきは入手経路によって扱いが変わるという点です。メールやWebで受け取ったものは電子取引データ保存、紙で受け取ったものをスキャンして保存するのはスキャナ保存にあたります。自社が扱う書類がどちらなのかで、必要なサービスが変わります。

対応区分とJIIMA認証で候補が絞られる

サービスJIIMA認証対応区分
SVF Archiverスキャナ保存・電子書類・電子取引の3認証スキャナ保存/電子取引/電子書類
バクラク電子帳簿保存スキャナ保存・電子取引の2認証電子取引/スキャナ保存
楽楽電子保存電子取引・スキャナ保存の2認証電子取引/スキャナ保存
TOKIUM電子帳簿保存スキャナ保存(電子取引側は要確認)スキャナ保存/電子取引
マネーフォワード クラウドBox電子取引・電子書類(スキャナ保存は未取得電子取引データ保存

紙をスキャンして原本を処分したいなら、ここが決定的です。 マネーフォワード クラウドBoxは製品ページ上でスキャナ保存区分にも触れていますが、JIIMA認証にスキャナ保存ソフトが含まれないため、区分の扱いは確認が必要です。

網羅性で選ぶならSVF Archiverの3認証が最も広く、扱う書類の種類が多い企業でも区分ごとにサービスを分ける必要がありません。

料金は月2,480円から35,000円まで

サービス月額初期費用件数・人数の条件
マネーフォワード クラウドBox年払い月額換算2,480円(ひとり法人)/4,480円(スモールビジネス)/6,480円(ビジネス)料金ページに記載なし保存件数1,000件(ビジネスは無制限)
TOKIUM電子帳簿保存基本利用料 月1万円〜+件数の従量あり(金額非公開)アカウント数・容量が無制限
バクラク電子帳簿保存無料(月200件)/有料 月12,000円(税別)有料プランは0円有料は月1,000件まで。年間契約・12ヶ月一括払い
楽楽電子保存月17,000円〜(税抜・月間件数で変動)50,000円(導入支援を含む)月間件数で金額が変動
SVF Archiver月35,000円/10ユーザー〜(税別)クラウド版200,000円/オンプレミス版0円年間契約。ユーザー数・容量でプラン変動

中央値は月額12,000円です。当メディアの試算による年間コストは、マネーフォワード クラウドBoxが29,760円、TOKIUM電子帳簿保存が120,000円、バクラク電子帳簿保存が144,000円、楽楽電子保存が204,000円、SVF Archiverが420,000円です。

初期費用の差も大きくなります。 SVF Archiverはクラウド版が200,000円ですが、オンプレミス版なら0円です。バクラク電子帳簿保存の有料プランも0円で、楽楽電子保存は50,000円(導入支援を含む)です。

保存件数の上限は見落としやすい

  • マネーフォワード クラウドBox:ひとり法人・スモールビジネスは1,000件が上限。無制限はビジネスプラン(年払い月額換算6,480円)から
  • バクラク電子帳簿保存:無料プランは月200件、有料プランは月1,000件まで
  • TOKIUM電子帳簿保存アカウント数・容量は無制限。保存件数に応じた従量課金
  • 楽楽電子保存:月間件数で金額が変動

安いプランには件数の上限が付いていることが多く、書類は年々積み上がります。契約時の件数ではなく数年後の件数で見積もってください。

データ化を誰がやるか

保存するには取引年月日・金額・取引先といった項目の登録が要ります。

サービスデータ化
TOKIUM電子帳簿保存オペレーター入力/AI-OCR/セルフ入力の3プランから選べる
楽楽電子保存AI-OCRで6項目を自動読み取り。PDF分割アップロード・適格登録番号の自動判定
バクラク電子帳簿保存AI-OCRで取引年月日・金額・取引先の3項目を自動読み取り
SVF Archiver電子文書とスキャン文書を自動仕分けして保管
マネーフォワード クラウドBoxメール自動保存・AI自動判別

TOKIUM電子帳簿保存は精度と費用のどちらを取るかを選べます。楽楽電子保存は読み取る項目が6つと多く、手作業が最も減る構成です。

電子帳簿保存サービスの選び方(5つのポイント)

  1. 自社が扱う書類がどの保存区分にあたるかを先に決める。スキャナ保存の有無が決定的です
  2. 保存件数の上限とその先の課金を確認する。数年後の件数で見積もってください
  3. 初期費用の有無で初年度の負担が変わる。0円から200,000円まで開きます
  4. データ化を誰がやるのかを見る。項目登録が手作業だと運用が続きません
  5. 既存のシリーズや基幹システムとつながるかを確かめる。保存だけ切り出すと分断が起きます

電子帳簿保存サービスのタイプ別分類

無料スタート型

無料は月200件、有料は月12,000円で月1,000件まで・初期0円。JIIMA両認証

バクラク電子帳簿保存
シリーズ付属・低価格型

クラウド各プランに付属で年払い月額換算2,480円〜。スキャナ保存の認証は未取得

マネーフォワード クラウドBox
入力代行・無制限型

基本1万円〜+件数従量。オペレーター入力/AI-OCR/セルフ入力を選択、アカウント・容量無制限

TOKIUM電子帳簿保存
シリーズ連携・高精度読取型

月17,000円〜+初期50,000円。AI-OCRで6項目、PDF分割アップロード

楽楽電子保存
網羅性重視・基幹連携型

JIIMA 3認証。月35,000円/10ユーザー〜、オンプレミス版は初期0円、Web API連携

SVF Archiver(旧 invoiceAgent 文書管理/ウイングアーク1st)

おすすめの電子帳簿保存サービス5選

バクラク電子帳簿保存

株式会社LayerX

公式サイト ↗
バクラク電子帳簿保存の公式サイト(トップページ)
  • 概要:掲載5社で唯一の無料プランを持ち、有料も初期費用0円で始められます。
  • 特徴
    • 無料プランは月200件まで(AI自動読み取りは5件のお試し・機能制限あり)
    • 有料は月12,000円(税別)で月1,000件まで・初期費用0円(年間契約・12ヶ月一括払い)
    • 電子取引・スキャナ保存の両区分+JIIMA両認証。AI-OCRで3項目自動読み取り・タイムスタンプ自動付与
  • 料金:当メディアの試算で有料プランの年額は144,000円。掲載5社の中央値にあたります。
  • 注意点:有料プランは年間契約で12ヶ月分の一括払いです。月1,000件を超える大規模事業者は個別見積りになります。
  • こんな企業に向いている:まず費用をかけずに始めたい会社、バクラクシリーズを使っている会社。

マネーフォワード クラウドBox

株式会社マネーフォワード

公式サイト ↗
マネーフォワード クラウドBoxの公式サイト(トップページ)
  • 概要:マネーフォワード クラウドの各料金プランに付属し、掲載5社で最も安い水準です。
  • 特徴
    • 年払い月額換算2,480円(ひとり法人)/4,480円(スモールビジネス)/6,480円(ビジネス)
    • タイムスタンプの自動付与と一括検証。メール自動保存・AI自動判別
    • マネーフォワード クラウド会計・クラウド請求書と連携
  • 料金:当メディアの試算でひとり法人プランは年29,760円。掲載5社で最安です。
  • 注意点JIIMA認証にスキャナ保存ソフトが含まれません(電子取引ソフト・電子書類ソフトの2認証)。保存件数の上限は1,000件で、無制限はビジネスプランからです。
  • こんな企業に向いている:メールやWebで受け取る書類が中心の会社、マネーフォワード クラウドを使っている会社。

TOKIUM電子帳簿保存

株式会社TOKIUM

公式サイト ↗
TOKIUM電子帳簿保存の公式サイト(トップページ)
  • 概要:データ化のプランを3つから選べ、アカウント数と容量が無制限のサービスです。
  • 特徴
    • オペレーター入力/AI-OCR/セルフ入力の3データ化プラン(精度と費用を選べる)
    • アカウント数・データ容量が無制限(保存に関わる人が増えても費用が増えない)
    • あらゆる国税関係書類を代行データ化。JIIMA認証(スキャナ保存ソフト)取得・タイムスタンプ搭載
  • 料金:基本利用料は月1万円から+保存件数の従量。当メディアの試算で基本利用料の年額は120,000円です。
  • 注意点初期費用があり金額は非公開です。データ化プランの金額も料金表または問い合わせで確認する形になります。
  • こんな企業に向いている:項目登録を外に出したい会社、部門をまたいで使う会社。

楽楽電子保存

株式会社ラクス

公式サイト ↗
楽楽電子保存の公式サイト(トップページ)
  • 概要:AI-OCRで6項目を自動読み取りし、楽楽クラウドのシリーズと自動連携します。
  • 特徴
    • AI-OCRで6項目を自動読み取り(掲載5社で最も多い)。PDF分割アップロードに対応
    • 適格請求書の登録番号を自動判定。電子取引・スキャナ保存の両区分+JIIMA両認証
    • 楽楽明細・楽楽精算と自動連携
  • 料金:月17,000円〜(税抜・月間件数で変動)+初期費用50,000円(専任サポートによる導入支援を含む)。当メディアの試算で年204,000円です。
  • 注意点初期費用50,000円がかかります。月額も月間件数で変動するため、件数を伝えて見積りを取ってください。
  • こんな企業に向いている:楽楽クラウドを使っている会社、まとめてスキャンした書類を分けたい会社。

SVF Archiver(旧 invoiceAgent 文書管理/ウイングアーク1st)

ウイングアーク1st株式会社

公式サイト ↗
SVF Archiverの公式サイト(トップページ)
  • 概要:JIIMA 3認証を取得し、電子帳簿保存法への対応範囲が最も広いサービスです。
  • 特徴
    • JIIMA 3認証(スキャナ保存・電子書類・電子取引)で網羅性が最も高い
    • オンプレミス版なら初期費用0円(クラウド版は200,000円・税別)
    • 電子文書とスキャン文書を自動仕分け。Trusteeタイムスタンプ自動付与・証跡管理・Web API連携
  • 料金:月35,000円/10ユーザー〜(税別・年間契約)。当メディアの試算で年420,000円と掲載5社で最も高い水準です。
  • 注意点10ユーザー単位の料金のため、使う人数が少ない会社では1人あたりの負担が重くなります。年間契約が前提です。
  • こんな企業に向いている:扱う書類の種類が多い会社、社内にデータを置きたい会社、基幹システムと接続したい会社。

状況別のおすすめ

まず無料で始めたい:バクラク電子帳簿保存です。月200件まで無料で使えます。

メールやWebで受け取る書類が中心:マネーフォワード クラウドBoxです。年払い月額換算2,480円からです。

紙をスキャンして原本を処分したい:バクラク電子帳簿保存、楽楽電子保存、SVF Archiver、TOKIUM電子帳簿保存です。マネーフォワード クラウドBoxはスキャナ保存の認証を持ちません。

項目登録を外に出したい:TOKIUM電子帳簿保存です。オペレーター入力プランがあります。

まとめてスキャンした書類が多い:楽楽電子保存です。PDF分割アップロードに対応します。

対応区分を漏らしたくない:SVF Archiverです。JIIMA 3認証で網羅性が最も高くなります。

電子帳簿保存サービスのデメリット・注意点

  • 対応区分が横並びではない:マネーフォワード クラウドBoxはスキャナ保存ソフトの認証を持ちません
  • 保存件数に上限がある:マネーフォワード クラウドBoxは1,000件、バクラク電子帳簿保存の有料プランは月1,000件です
  • 初期費用の幅が大きい:0円から200,000円(SVF Archiverクラウド版)まで開きます
  • 年間契約が前提の場合がある:バクラク電子帳簿保存の有料プランとSVF Archiverは年間契約です
  • 無料プランは1社のみ:掲載5サービスで無料プランがあるのはバクラク電子帳簿保存だけ(20%)です
  • 件数は年々増える:契約時の件数で選ぶと、数年後に上限へ届きます

電子帳簿保存サービス導入の流れ

  1. 扱う書類の入手経路を洗い出す:電子取引かスキャナ保存かで候補が絞られます
  2. 年間の保存件数を見積もる:数年後の件数まで含めて考えてください
  3. JIIMA認証の区分を確認する:必要な区分の認証があるかを見ます
  4. データ化の方法を決める:AI-OCRで足りるか、入力代行が要るかです
  5. 既存のシリーズとの連携を確認する:保存だけ切り出すとデータの行き来が発生します

電子帳簿保存サービスのよくある質問

料金相場はいくら?

中央値は月額12,000円です。最低はマネーフォワード クラウドBoxで年払い月額換算2,480円(クラウドの各プランに付属)、最高はSVF Archiverの月額35,000円/10ユーザーからで、14倍の開きがあります。価格公開率は100%です。

スキャナ保存にも対応している?

SVF Archiverは3認証、バクラク電子帳簿保存と楽楽電子保存は2認証でスキャナ保存に対応します。マネーフォワード クラウドBoxはスキャナ保存ソフトの認証を取得していません。TOKIUM電子帳簿保存はスキャナ保存ソフトの認証を取得しています。

保存件数に上限はある?

あります。マネーフォワード クラウドBoxは1,000件(ビジネスプランは無制限)、バクラク電子帳簿保存は無料が月200件・有料が月1,000件までです。TOKIUM電子帳簿保存はアカウント数と容量が無制限で、件数に応じた従量課金です。

初期費用はかかる?

SVF Archiverはクラウド版200,000円・オンプレミス版0円、楽楽電子保存は50,000円(導入支援を含む)、バクラク電子帳簿保存の有料プランは0円です。TOKIUM電子帳簿保存はありますが金額非公開、マネーフォワード クラウドBoxは料金ページに記載がありません。

無料で試せる?

無料プランがあるのは1社(20%)でバクラク電子帳簿保存です(月200件・機能制限あり)。トライアルは2社(40%)が用意しています。

データの入力は自社でやる必要がある?

自動化できます。TOKIUM電子帳簿保存はオペレーター入力・AI-OCR・セルフ入力の3プラン、楽楽電子保存はAI-OCRで6項目、バクラク電子帳簿保存は3項目を自動読み取りします。

まとめ

電子帳簿保存サービスは、自社が扱う書類の入手経路から選ぶと候補が絞られます。

メールやWebで受け取る書類が中心なら、マネーフォワード クラウドBox(年払い月額換算2,480円〜)が最も安く済みます。ただしJIIMA認証にスキャナ保存ソフトが含まれないため、紙をスキャンして原本を処分したい場合は対象外です。

紙も扱うなら、バクラク電子帳簿保存(無料は月200件・有料は月12,000円で初期0円)、楽楽電子保存(月17,000円〜+初期50,000円)、TOKIUM電子帳簿保存(月1万円〜+件数従量)が候補になります。扱う書類の種類が多く区分を漏らしたくないなら、JIIMA 3認証のSVF Archiverが最も網羅的です。

そして保存件数の上限を見落とさないでください。書類は年々積み上がります。契約時ではなく数年後の件数で見積もってください。

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