クラウド会計ソフトのおすすめ(目的別の早見表)
クラウド会計ソフトの最安プランの中央値は月額4,480円です。掲載5サービスは全社が金額を公開しています(価格公開率100%)。
最低は弥生会計 Nextのエントリープランで年34,800円(月換算2,900円)、最高はPCAクラウド 会計の月16,200円からで、5.6倍の開きがあります。
ただし最安のプランには条件が付いています。マネーフォワード クラウド会計のひとり法人プラン(年払い月額換算2,480円)は新設法人1年目限定、freee会計のひとり法人プランは1名利用向け、弥生会計 Nextのエントリープランは経費精算に対応しません。
| 導入目的 | おすすめのタイプ | 主なサービス |
|---|---|---|
| とにかく安く始めたい | 年34,800円(月換算2,900円)。会計・請求は各3名まで無料、最大2ヶ月体験 | 弥生会計 Next |
| 簿記の知識がある人がいない | 自動仕訳と分かりやすいUI。ひとり法人 年35,760円(月換算2,980円) | freee会計 |
| 請求・経費・給与もまとめたい | SaaS群で一体運用。スモールビジネス 年53,760円(3名以下) | マネーフォワード クラウド会計 |
| 会社の成長に合わせて段階を上げたい | 規模別に5システム。Eシステムは年93,000円〜・初期0円 | 勘定奉行クラウド |
| 同時に使う人数で契約したい | 同時接続ライセンス制。会計+固定資産なら1ソフト10,200円(約37%減) | PCAクラウド 会計 |
動画で解説
クラウド会計ソフトとは?
クラウド会計ソフトとは、仕訳・決算書の作成から銀行明細の自動取込までをブラウザ上で行える会計システムです。
インストール型との最大の違いは法改正への追随です。インボイス制度や電子帳簿保存法のように制度が変わっても、クラウド側で更新されるためソフトを入れ替える作業が発生しません。掲載5サービスとも両制度に対応しています。
もう1つの違いが銀行・クレジットカード連携です。明細を自動で取り込み、勘定科目を推測して仕訳まで作ります。取引の件数が多いほど、この自動化の効果が出ます。
料金は月2,900円から16,200円まで
| サービス | 最安プラン | 年額(当メディアの試算) | 初期費用 |
|---|---|---|---|
| 弥生会計 Next | エントリー 月換算2,900円(年34,800円) | 34,800円 | 0円 |
| freee会計 | ひとり法人 月換算2,980円(年35,760円) | 35,760円 | 0円 |
| マネーフォワード クラウド会計 | スモールビジネス 月換算4,480円(年53,760円) | 53,760円 | 0円 |
| 勘定奉行クラウド | Eシステム 月7,750円〜(年93,000円〜) | 93,000円 | Eは0円/J・Aは50,000円・Bは60,000円・Sは70,000円 |
| PCAクラウド 会計 | 会計のみ1ユーザー 月16,200円〜 | 194,400円 | 0円〜(イニシャル0プラン) |
中央値は月額4,480円です。掲載5サービスの中で初期費用がかかるのは勘定奉行クラウドだけで、Eシステム以外は50,000円から70,000円が発生します。
無料プランはありませんが、トライアルは5社すべて(100%)が用意しており平均42日です。弥生会計 Next(最大2ヶ月)とPCAクラウド 会計(2ヶ月)が最も長く、freee会計・勘定奉行クラウド(各30日)、マネーフォワード クラウド会計(1ヶ月)が続きます。
最安プランに付いている条件
マネーフォワード クラウド会計のひとり法人プラン(年払い月額換算2,480円)は新設法人1年目限定です。 経営者1名が対象で、設立から時間が経った会社は対象外になります。実質的な入口はスモールビジネスプラン(同4,480円・利用者3名以下)です。
freee会計のひとり法人プラン(同2,980円)は1名利用向けです。人数が増えるとスターター(同5,480円)以上になり、スターター以上は従量課金も加わります。
弥生会計 Nextのエントリープラン(月換算2,900円)は経費精算に対応しません。 経費精算を使うならベーシックプラン(同4,200円)以上、5名まで無料にするならベーシックプラスプラン(同7,000円)が必要です。
安さだけで並べると、必要な機能や人数に届かないプランを選ぶことになります。
追加ユーザーは1名300円が横並び
| サービス | 基本プランに含まれる人数 | 追加単価(会計・請求) | 追加単価(経費) |
|---|---|---|---|
| 弥生会計 Next | 会計・請求 各3名まで無料 | 300円/名 | 400円/名 |
| freee会計 | ひとり法人1人/スターター・スタンダード3人/アドバンス5人 | 経理・経営者相当 300円/名(アドバンスは1,000円/名)/一般従業員相当 0円/名 | 従量 300円/人(アドバンス・エンタープライズは650円/人) |
| マネーフォワード クラウド会計 | スモールビジネスは3名以下 | 4名目以降 300円/名 | 6名目以降 500円/名 |
| 勘定奉行クラウド | 全システム共通で利用者1+専門家1ユーザー | ライセンス追加(単価は非公開) | — |
| PCAクラウド 会計 | 同時接続ユーザー数ベース | ライセンス(人数変動で増減) | — |
会計の追加単価は3社とも300円/名で横並びです。ただしfreee会計だけは課金の対象が分かれており、300円/名がかかるのは経理・経営者相当のメンバーだけで、一般従業員相当は0円/名です。
経費は3社で単価が分かれます。マネーフォワード クラウド会計の6名目以降500円/名が最も高く、弥生会計 Nextが400円/名、freee会計が従量300円/人(アドバンス・エンタープライズは650円/人)です。
PCAクラウド 会計は同時接続ユーザー数でのライセンスです。全員が同時に使うわけではない場合、在籍人数ではなく同時利用者数で契約できるため考え方が変わります。
クラウド会計ソフトの選び方(5つのポイント)
- 基本プランに含まれる人数と追加単価を確かめる。会計の追加は3社とも300円/名で、freee会計は一般従業員相当が0円/名です
- 初期費用が発生するかを見る。勘定奉行クラウドだけJシステム以上で50,000円〜が必要です
- 入口の条件に制限がないかを確認する。新設法人1年目限定や1名利用向けがあります
- 企業規模に合わせて段階を選べるかを見る。勘定奉行クラウドは5段階です
- 会計以外の業務まで同じシリーズで揃えるかを決める。請求・経費・給与の扱いが変わります
クラウド会計ソフトのタイプ別分類
年34,800円〜。会計・請求が各3名まで無料、追加300円/名。最大2ヶ月体験
ひとり法人 年35,760円〜。銀行/クレカ連携で自動仕訳、API公開、30日体験
スモールビジネス 年53,760円〜。会計・請求・経費・給与を一体運用、1ヶ月無料
Eシステム 年93,000円〜(初期0円)〜Sシステム 年336,000円〜。奉行シリーズ累計82万
会計のみ月16,200円〜。会計+固定資産なら1ソフト10,200円、2ヶ月体験
おすすめのクラウド会計ソフト5選
- 概要:「弥生会計 オンライン」の後継となる法人向けクラウド会計で、掲載5社で最も安いプランを持ちます。
- 特徴:
- エントリープラン 年34,800円(月換算2,900円・税抜)/月契約3,480円
- 会計・請求が各3名まで無料、追加300円/名(経費は400円/名)
- 最大2ヶ月の無料体験(掲載5社の平均42日を上回る)
- 料金:当メディアの試算で年34,800円。掲載5社で最安です。初期費用0円。
- 注意点:エントリープランは経費精算に対応しません。使うならベーシック(月換算4,200円)以上、5名まで無料はベーシックプラス(同7,000円)です。
- こんな企業に向いている:会計と請求が3名以内で収まる会社、費用を抑えたい会社。
- 概要:簿記の知識が浅い担当者でも扱えるUIと、自動仕訳が特徴のクラウド会計です。
- 特徴:
- ひとり法人 年35,760円(月換算2,980円・税抜)/月払い3,980円
- 銀行・クレジットカード連携で明細を自動取込・自動仕訳
- インボイス制度・電子帳簿保存法に完全対応(公式表記)。API公開・30日間の無料体験
- 料金:当メディアの試算で年35,760円。初期費用0円です。
- 注意点:ひとり法人プランは1名利用向けです。スターター(月換算5,480円)以上は従量課金が加わります。金額が公開されているのはアドバンス(月換算39,780円・含む人数5人)までで、エンタープライズは要問い合わせです。
- こんな企業に向いている:経理の専任者がいない会社、取引件数が多く自動仕訳の効果が出る会社。
- 概要:会計・請求・経費・給与を一体で運用できるSaaS群の中核にあたるクラウド会計です。
- 特徴:
- 会計・請求・経費・給与を一体運用できる(バックオフィス全体を同シリーズで揃えられる)
- スモールビジネス 年53,760円(月換算4,480円・税抜)・利用者3名以下/ビジネス 同6,480円・4名以上
- 豊富な金融機関連携で明細を自動取込・自動仕訳。1ヶ月の無料トライアル
- 料金:当メディアの試算で年53,760円。中央値にあたる水準です。初期費用0円。
- 注意点:ひとり法人プラン(月換算2,480円)は新設法人1年目限定です。経費の追加は6名目以降500円/名で、弥生会計 Nextの400円/名やfreee会計の従量300円/人を上回ります。
- こんな企業に向いている:請求や経費もまとめたい会社、取引銀行が多い会社。
- 概要:企業規模別に5つのシステムから選べる財務会計で、奉行シリーズ累計導入82万の実績があります。
- 特徴:
- 規模別に5段階(E 年93,000円〜/J 141,000円〜/A 234,000円〜/B 282,000円〜/S 336,000円〜)
- 奉行シリーズ累計導入82万。給与や販売など業務ごとの製品と揃えられる
- 適格請求書の発行・入出金明細取込に対応。Eシステムは30日間の無料お試し
- 料金:当メディアの試算でEシステムは年93,000円。Eシステムの初期費用は0円です。
- 注意点:掲載5社で唯一、初期費用が発生します(J・Aは50,000円、Bは60,000円、Sは70,000円)。ユーザー追加はライセンス追加で、料金は構成により変動します。
- こんな企業に向いている:会社の成長に合わせて段階を上げたい会社、奉行シリーズを使っている会社。
- 概要:基幹業務パッケージの老舗が提供するクラウド財務会計で、同時接続ライセンス制が特徴です。
- 特徴:
- 同時接続ユーザー数ベースのライセンス(在籍人数ではなく同時利用者数で契約できる)
- 会計+固定資産の2ソフトなら1ソフトあたり月額10,200円(会計のみ16,200円と比べて約37%削減)
- 初期費用0円のイニシャル0プランあり。2ヶ月の無料体験
- 料金:会計のみ1ユーザーで月16,200円〜(税抜)。内訳はソフト利用ライセンス4,200円+サーバー利用ライセンス12,000円です。当メディアの試算で年194,400円と掲載5社で最も高い水準です。
- 注意点:会計だけを使う前提では割高になります。複数製品を併用する前提で比べてください。
- こんな企業に向いている:業務システムを同じシリーズで揃える会社、同時に使う人数が少ない会社。
状況別のおすすめ
会計と請求が3名以内:弥生会計 Nextです。各3名まで無料で年34,800円です。
経理の専任者がいない:freee会計です。自動仕訳と分かりやすいUIが特徴です。
請求・経費・給与もまとめたい:マネーフォワード クラウド会計です。SaaS群で一体運用できます。
新設法人1年目:マネーフォワード クラウド会計のひとり法人プラン(月換算2,480円)が使えます。
会社の規模が変わる見込み:勘定奉行クラウドです。5段階から選べます。
同時に使う人数が少ない:PCAクラウド 会計です。同時接続ライセンス制です。
じっくり試したい:弥生会計 NextかPCAクラウド 会計です。どちらも2ヶ月の体験があります。
クラウド会計ソフトのデメリット・注意点
- 最安プランに条件が付く:新設法人1年目限定、1名利用向け、経費精算非対応などがあります
- 初期費用がかかる場合がある:勘定奉行クラウドはJシステム以上で50,000円〜70,000円です
- 追加ユーザーで積み上がる:会計は300円/名でも、人数が増えれば基本料金を超えます
- 経費の追加単価に差がある:マネーフォワード クラウド会計は6名目以降500円/名、弥生会計 Nextは400円/名、freee会計は従量300円/人です
- 無料プランがない:掲載5サービスとも0%です(トライアルは5社=100%)
- 従量課金が加わる場合がある:freee会計はスターター以上で従量課金があります
クラウド会計ソフト導入の流れ
- 会計に触る人数を数える:基本プランの枠と追加単価から実額が決まります
- 経費精算まで必要かを決める:弥生会計 Nextはベーシック以上が必要です
- 入口の条件を確認する:新設法人1年目限定などの制限があります
- 初期費用を含めて初年度で比べる:勘定奉行クラウドは50,000円〜が加わる場合があります
- 無料体験で月次の締めを1回通す:弥生会計 NextとPCAクラウド 会計は2ヶ月試せます
クラウド会計ソフトのよくある質問
料金相場はいくら?
最安プランの中央値は月額4,480円です。最低は弥生会計 Nextのエントリープランで年34,800円(月換算2,900円)、最高はPCAクラウド 会計の月16,200円からで5.6倍の開きがあります。価格公開率は100%です。
一番安いプランに条件はある?
あります。マネーフォワード クラウド会計のひとり法人プラン(月換算2,480円)は新設法人1年目限定・経営者1名が対象、freee会計のひとり法人プランは1名利用向け、弥生会計 Nextのエントリープランは経費精算に対応しません。
利用人数が増えるといくらかかる?
会計の追加は3社とも1名300円で横並びです。ただしfreee会計で300円/名がかかるのは経理・経営者相当のメンバーだけで、一般従業員相当は0円/名です。経費は弥生会計 Nextが400円/名、freee会計が従量300円/人(アドバンス・エンタープライズは650円/人)、マネーフォワード クラウド会計が6名目以降500円/名です。マネーフォワード クラウド会計は会計・請求も4名目以降300円/名です。
初期費用はかかる?
掲載5サービスで初期費用がかかるのは勘定奉行クラウドだけです(Eシステムは0円、J・Aは50,000円、Bは60,000円、Sは70,000円)。他の4社は0円で、PCAクラウド 会計もイニシャル0プランなら0円です。
無料で試せる?
無料プランはありませんが、トライアルは5社すべて(100%)で平均42日です。弥生会計 Nextが最大2ヶ月、PCAクラウド 会計が2ヶ月、マネーフォワード クラウド会計が1ヶ月、freee会計と勘定奉行クラウドが各30日です。
インボイス制度や電子帳簿保存法に対応している?
掲載5サービスとも対応しています。クラウド型は法改正にクラウド側で追随するため、インストール型のようにソフトを入れ替える作業が発生しません。
まとめ
クラウド会計ソフトは、会計に触る人数を数えるところから始まります。
最安は弥生会計 Nextのエントリープラン(年34,800円・月換算2,900円)で、会計・請求が各3名まで無料です。ただし経費精算には対応しないため、必要ならベーシックプラン(月換算4,200円)以上になります。
最安のプランに付いた条件を見落とさないでください。 マネーフォワード クラウド会計のひとり法人プラン(月換算2,480円)は新設法人1年目限定で、実質の入口はスモールビジネスプラン(同4,480円)です。freee会計のひとり法人プランは1名利用向けです。
規模が変わる見込みがあるなら、5段階から選べる勘定奉行クラウド(Eシステム 年93,000円〜・初期0円)が候補になります。ただし掲載5社で唯一、Jシステム以上では初期費用50,000円〜70,000円が発生します。業務システムを同じシリーズで揃えるなら、会計+固定資産の2ソフトで1ソフトあたり10,200円になるPCAクラウド 会計も選択肢です。