ローコード/ノーコード開発プラットフォームのおすすめ(目的別の早見表)
ローコード/ノーコード開発プラットフォームの料金公開率は100%、トライアルは4社(80%)が提供しています。無料プランはありません。
課金がユーザー数に依存するかどうかで、大きく分かれます。
| 導入目的 | おすすめのタイプ | 主なサービス |
|---|---|---|
| 少人数で業務アプリを作りたい | 1ユーザー1,000円から。初期0円・1か月から契約できる(最低10ユーザー) | kintone(キントーン) |
| 現場にモバイルアプリを配りたい | モバイル特化で100種類以上のテンプレート。企業定額27,000円で上限100ユーザー | Platio(プラティオ) |
| Microsoft 365を全社で使っている | 1ユーザー2,998円でアプリ無制限。1,000種類以上のコネクタ | Microsoft Power Apps |
| 基幹系をスクラッチで作る | 定義情報からソースを自動生成。オンプレ版も選べる | WebPerformer(WebPerformer Cloud) |
| 全社数千人に使わせたい | 利用ユーザー数がカウントされない。1ライセンスで複数アプリ | 楽々Framework3 |
ローコード/ノーコード開発プラットフォームとは?
ローコード/ノーコード開発プラットフォームとは、プログラミングをほとんど書かずに業務アプリやシステムを作る仕組みです。
情報システム部門に依頼せず、現場の担当者が自分で作れる点が特徴です。「Excelで管理していた台帳をアプリにしたい」「紙の点検表をスマホで入力したい」——こうした要望を、開発を待たずに形にできます。
「ノーコード」の検索需要は月平均64.2ですが、2025年2月の90を山に、2026年は42〜62で推移しています。言葉としての注目が一巡し、実際に何を作るかという段階に移っています。
課金がユーザー数に依存するかどうか
使う人数分だけ払う。少人数なら安く、全社に配ると比例して伸びる
サーバや環境、企業単位で課金される。使う人数が増えても変わらない
| サービス | 課金の対象 | 最安の水準 |
|---|---|---|
| kintone(キントーン) | 1ユーザー(最低10ユーザー) | 月額 1,000円/人(税抜・ライトコース) |
| Microsoft Power Apps | 1ユーザー(アプリ無制限) | 月額 2,998円/人(税抜・年払い相当) |
| Platio(プラティオ) | 企業単位(10ユーザー込み・上限100) | 月額 27,000円(税別・Lite) |
| WebPerformer(WebPerformer Cloud) | 環境単位(開発者の同時アクセス数+実行環境) | 開発 94,000円+実行 56,000円〜 |
| 楽々Framework3 | サーバ/コア単位(ユーザー数はカウントされない) | 開発ライセンス 360万円(税抜)〜の買い切り |
全社に配る前提なら、この違いが総額を決めます。
Platio(プラティオ)のLiteプランは月額27,000円(税別)で上限100ユーザー。kintone(キントーン)のライトコース(1ユーザー月額1,000円・税抜)で100人が使う場合とは、費用の伸び方が根本的に違います。
楽々Framework3は利用ユーザー数がまったくカウントされません。 掲載5サービスの中で人数が完全に非依存なのはこの1社で、全社の何千人が使ってもライセンス数は変わりません。
ただし開発ライセンスは360万円(税抜)〜の買い切りです。初期費用0円のkintone(キントーン)やPlatio(プラティオ)とは、始めるときの負担が根本的に異なります。
何を作るのかで候補が絞られる
同じ「ローコード」でも、想定している成果物が違います。
| サービス | 作るもの |
|---|---|
| Platio(プラティオ) | モバイル業務アプリ(点検・報告・日報・在庫・勤怠)/100種類以上のテンプレート |
| kintone(キントーン) | データベース型の業務アプリ(案件管理・日報・在庫・問い合わせ) |
| Microsoft Power Apps | キャンバス型/モデル駆動型アプリ/Copilotで生成 |
| WebPerformer(WebPerformer Cloud) | 基幹系・大規模スクラッチ開発(定義情報からソース自動生成) |
| 楽々Framework3 | 基幹・業務システム(1,000以上の業務部品) |
Platio(プラティオ)はモバイルに特化しています。白紙から設計するのではなく、100種類以上のテンプレートから近い用途を選んで手直しする進め方です。現場でスマホから入力するアプリを短時間で用意できます。
WebPerformer(WebPerformer Cloud)と楽々Framework3は、対象が違います。 現場担当者が業務アプリを作るのではなく、中堅〜大企業の基幹系開発を効率化するためのものです。WebPerformerは定義情報からソースコードとSQLを自動生成します。
「誰が作るのか」で分かれます。 現場の担当者ならkintone(キントーン)やPlatio(プラティオ)、開発部門やSIerならWebPerformerや楽々Framework3が候補になります。
表示単価では済まない条件がある
kintone(キントーン)は最低10ユーザーです。ライトコースなら月額10,000円(税抜)が下限で、5人で使っても同額になります。
さらにプラグインやAPI連携はスタンダードコース(1ユーザー月額1,800円・税抜)以上。ライトコース(1,000円)では外部とつなげないため、連携を前提にするなら1,800円が実質の下限です。
WebPerformer Cloudは開発環境と実行環境の両方が必要です。開発環境94,000円+実行環境56,000円で、最小構成でも月額150,000円になります。契約は3ヶ月以上からです。
Microsoft Power Appsのエンタープライズ価格(1ユーザー月額1,799円)は最小2,000シートが条件です。2,000人未満の組織では通常のPremium(2,998円)になります。
初期費用と契約期間の入り口
| サービス | 初期費用 | 最低契約 |
|---|---|---|
| kintone(キントーン) | 0円 | 1か月から(最低10ユーザー) |
| Platio(プラティオ) | 0円 | 公式に明記なし |
| Microsoft Power Apps | 明示なし | 年払い相当の価格提示 |
| WebPerformer Cloud | 購入ページに記載なし | 3ヶ月以上 |
| 楽々Framework3 | 開発ライセンス 360万円(税抜)〜 | 要問い合わせ |
kintone(キントーン)は初期0円・1か月からと、最も軽い入り口です。
楽々Framework3にはクラウド版(楽々Framework3 Cloud)があり、ライセンス購入とインフラ構築費が不要になります(基本環境とAPサーバに月額料金・価格非公開)。360万円の買い切りが難しい場合の選択肢です。
オンプレミスを選べるのは2社
基幹システムに近いほど、社内にサーバを置く要件が出てきます。
WebPerformer(WebPerformer Cloud)はオンプレ版ライセンスとクラウド版(AWS上)の両方を選べます。楽々Framework3もオンプレ版と楽々Framework3 Cloud(aPaaS)の両対応です。
kintone(キントーン)、Platio(プラティオ)、Microsoft Power Appsはクラウド(SaaS)での提供になります。
既存システムとつながるか
作ったアプリが既存のデータとつながらなければ、二重入力が残ります。
Microsoft Power Appsは1,000種類以上のコネクタを持ちます。Microsoft 365、Dynamics 365、Azure、Dataverseに加え、各種SaaSやデータソースと接続できます。掲載5サービスの中で連携先の数を明示しているのはこの1社です。
すでにMicrosoft 365を全社で使っている企業では、アカウントも権限も既存の基盤に乗ります。
kintone(キントーン)はプラグイン、REST API/Webhook、外部SaaS連携に対応しますが、スタンダードコース以上が条件です。
Platio(プラティオ)はPlatio ConnectとアステリアのWarp/ASTERIA Warp等の連携基盤で、現場で集めたデータを基幹システムへ渡せます。
WebPerformerはDataSpider(オプション)と各種RDB、楽々Framework3は各種RDBと既存基幹システムに連携します。
試せるかどうか
掲載5サービスのうち4社(80%)がトライアルを提供しています。
kintone(キントーン)はスタンダードコースを30日間。掲載5サービスの中でトライアル日数を明示しているのはこの1社です。
Microsoft Power Appsには無料の開発者向けプランがあります。本番展開はできないものの、無制限にアプリやフローを構築・テストできます。実際に作ってから本番用のライセンスを判断できる形です。
Platio(プラティオ)はLiteプランを無料トライアルでき、WebPerformerもトライアルの案内があります(いずれも日数の明記なし)。
楽々Framework3は無料トライアルの公式明記がありません。 360万円〜の買い切りという条件と合わせると、検討は問い合わせから始まります。
各サービスの詳細
サイボウズ株式会社が提供するノーコード/ローコードの業務アプリ作成サービスです。同社は1997年8月8日設立、資本金6億1,300万円(2024年12月末時点)、従業員1,080名(2025年12月末・単体)/1,356名(連結)で、東京都中央区日本橋の東京日本橋タワーに本社を置き、東京証券取引所プライム市場に上場しています(証券コード4776)。
ライトコースは1ユーザー月額1,000円(税抜・年額12,000円)から利用できます。初期費用0円で、1か月から契約できます。 WebPerformer(WebPerformer Cloud)の3ヶ月以上、楽々Framework3の360万円(税抜)〜の買い切りと比べ、始めるときの負担が軽い構成です。
ただし最低10ユーザーからの契約です。ライトコースなら月額10,000円(税抜)が下限で、5人で使っても同額になります。
プラグインやAPI連携を使うにはスタンダードコース(1ユーザー月額1,800円・税抜)以上が必要です。ライトコースは基本機能のみで、外部との連携ができません。 他システムとつなぐ前提なら、実質の下限は1,800円になります。
案件管理・日報・在庫・問い合わせといったデータベース型の業務アプリを、1契約で複数作成できます。ワークフロー・プロセス管理、アプリ内コメント、集計・グラフ化にも対応します。ワイドコースは1ユーザー月額3,000円(税抜)で最低1,000ユーザーの大規模向けです。スタンダードコースを30日間無料で試せます。
アステリア株式会社が提供するノーコードのモバイル業務アプリ作成サービスです。同社は1998年9月設立、資本金22億7,534万3,330円で、東京都渋谷区広尾の恵比寿プライムスクエアタワーに本社を置き、東京証券取引所プライム市場に上場しています(証券コード3853)。
現場向けのモバイルアプリに特化しています。点検・報告・日報・在庫・勤怠といった現場アプリを、100種類以上のテンプレートから作れます。 データベースを設計するところから始めるのではなく、近い用途のテンプレートを選んで手直しする進め方になります。
料金は企業単位の月額定額です。Liteプランが27,000円(税別)で10ユーザーが含まれ、上限100ユーザーまで拡張できます。Basicは57,000円(上限200ユーザー)、Premiumは97,000円(上限500ユーザー)、Enterpriseは210,000円(上限1,000ユーザー)です(いずれも税別)。なおLiteは旧Standardプランの名称変更で、機能・価格は変わっていません。
人数が増えても月額が変わらないため、現場に広く配る用途に向きます。kintone(キントーン)のライトコース(1ユーザー月額1,000円・税抜)で100人が使う場合と比べると、費用の伸び方が根本的に異なります。初期費用は0円です。
iOS/Android/PCに対応し、Platio ConnectやアステリアのWarp等の連携基盤で外部システムとつなげます。Liteプランを無料トライアルできます(日数の明記なし)。
日本マイクロソフト株式会社が提供するローコード開発プラットフォームです(Microsoft Corporation)。米Microsoft CorporationはNASDAQに上場しています(MSFT)。
Power Apps Premiumは1ユーザー月額2,998円(税抜・年払い相当)で、割り当てユーザーはPower Apps/Power Pagesを無制限に使えます。アプリの数ではなく人数で課金されます。作るアプリが増えても、使う人数が変わらなければ費用は同じです。
Microsoft製品との連携が最大の特徴です。 Microsoft 365、Dynamics 365、Azure、Dataverseに加えて、1,000種類以上のコネクタでSaaSやデータソースと接続できます。すでにMicrosoft 365を全社で使っている企業では、アカウントも権限も既存の基盤に乗ります。
AI(Copilot)を使ったアプリ生成に対応し、キャンバス型とモデル駆動型の両方のアプリを作れます。Power Automateと連携したワークフロー自動化も可能です。
開発者向けプランは無料で、無制限にアプリやフローを構築・テストできます(本番展開は不可)。作れるかどうかを費用なしで確かめられます。 大規模組織向けのエンタープライズ価格は1ユーザー月額1,799円ですが、最小2,000シートが条件です。人数が増えると費用が伸びる点は、企業定額のPlatioや楽々Framework3との比較になります。
キヤノンITソリューションズ株式会社が提供するローコード開発プラットフォームです(WebPerformer Cloud)。同社は1982年7月1日設立、資本金36億1,700万円、従業員4,258名(2025年12月31日現在・単独)で、東京都港区港南のキヤノンSタワーに本社を置きます(キヤノンマーケティングジャパン株式会社の100%子会社)。
定義情報からソースコードを自動生成する「超高速開発」を掲げます。対象が他社と異なります。現場担当者が業務アプリを作るのではなく、基幹系・大規模スクラッチ開発の効率化が主眼です。
料金は環境単位の定額です。WebPerformer Cloudの開発環境は1名同時アクセスで月額94,000円(2名168,000円・5名384,000円)、実行環境はシングル構成Smallが月額56,000円(Medium 76,000円・Large 116,000円)、マルチ構成Smallが86,000円(Medium 126,000円・Large 186,000円)です。
開発環境と実行環境の両方が必要なため、最小構成でも月額150,000円(開発94,000円+実行56,000円)になります。開発環境の金額だけを見ると総額を見誤ります。 最低契約は3ヶ月以上です。
オンプレ版ライセンス(ユーザーライセンス/SI開発ライセンス)も選べますが、公式料金ページに価格の記載はありません。DataSpider(連携基盤・オプション)や各種RDBと連携し、SQLも自動生成されます。トライアルの案内があります(日数・条件は要問い合わせ)。
住友電工情報システム株式会社が提供するローコード開発プラットフォームです。同社は1998年10月1日設立、資本金4億8,000万円、従業員670名の企業で、大阪市淀川区宮原のニッセイ新大阪ビルに本社を置きます(住友電気工業60%・住友電装40%の出資)。
利用ユーザー数がカウントされません。掲載5社の中で、人数がまったく料金に影響しないのは本サービスです。 ライセンスはサーバ/コア単位(4Core/1稼働OS または 1PC単位)で、1ライセンスで複数のアプリを作成できます。全社の何千人が使っても、ライセンス数は変わりません。
開発ライセンスは360万円(税抜)〜の買い切りです。オンプレ版では初期にまとまった支出が発生します。実行ライセンス(本番/検証)は4Core/1稼働OS単位で、価格は非公開です。
楽々Framework3 Cloud(aPaaS)では、基本環境とAPサーバに月額料金がかかる形で、ライセンス購入とインフラ構築費が不要になります(価格は非公開)。初期導入コストを抑えたい場合の選択肢です。
1,000以上の業務部品による基幹・業務システムの構築に対応し、生成AIを活用した開発も掲げます。25年以上・900社以上の導入実績があります。中堅〜大企業を対象としており、ユーザー数非依存のため大規模組織ほど有利になります。無料トライアルの公式明記はありません。
よくある質問
ローコード開発プラットフォームの料金はいくらですか?
課金の形が分かれます。kintone(キントーン)はライトコースが1ユーザー月額1,000円(税抜・最低10ユーザー)、Microsoft Power AppsはPremiumが1ユーザー月額2,998円(税抜・年払い相当)です。Platio(プラティオ)はスタンダードプランが月額27,000円(税別・10ユーザー込み)、WebPerformer(WebPerformer Cloud)は開発環境が月額94,000円〜・実行環境が56,000円〜、楽々Framework3は開発ライセンスが360万円(税抜)〜の買い切りです。
ユーザー数が増えると料金は上がりますか?
サービスによります。kintone(キントーン)とMicrosoft Power Appsは1ユーザー単位の課金のため、人数分だけ費用が伸びます。Platio(プラティオ)は企業単位の月額定額で10ユーザーが含まれ、スタンダードプランは上限100ユーザーまで拡張できます。WebPerformer(WebPerformer Cloud)は開発者の同時アクセス数と実行環境の構成による環境定額、楽々Framework3は利用ユーザー数がカウントされません。
モバイルアプリは作れますか?
Platio(プラティオ)がノーコードのモバイル業務アプリ作成に特化しており、点検・報告・日報・在庫・勤怠などのアプリを100種類以上のテンプレートから作れます。iOS/Android/PCに対応します。Microsoft Power Appsもキャンバスアプリでモバイル対応のアプリを作成できます。
オンプレミスでも使えますか?
WebPerformer(WebPerformer Cloud)はオンプレ版ライセンスとクラウド版(AWS上)の両方に対応します。楽々Framework3もオンプレ版と楽々Framework3 Cloud(aPaaS)の両対応です。kintone(キントーン)、Platio(プラティオ)、Microsoft Power Appsはクラウド(SaaS)での提供です。
初期費用や最低契約期間はありますか?
kintone(キントーン)とPlatio(プラティオ)は初期費用0円です。kintoneは1か月から契約できますが最低10ユーザーが必要で、WebPerformer Cloudは3ヶ月以上からです。楽々Framework3の開発ライセンスは360万円(税抜)〜の買い切りで、クラウド版は初期導入コストを抑えられるとされています。Microsoft Power Appsのエンタープライズ価格(1ユーザー月額1,799円)は最小2,000シートが条件です。
無料で試せますか?
掲載5サービスのうち4社(80%)がトライアルを提供しています。kintone(キントーン)はスタンダードコースを30日間、Platio(プラティオ)はスタンダードプランを無料トライアルできます(日数の明記なし)。Microsoft Power Appsは無料試用に加えて、本番展開はできないものの無制限にアプリやフローを構築・テストできる開発者向けプランがあります。WebPerformerもトライアルの案内があります。楽々Framework3は無料トライアルの公式明記がありません。