株主総会ツールのおすすめ(目的別の早見表)
掲載5サービスの料金公開率は20%です。金額を公開しているのはsmartround(株主総会機能)だけで、他の4社は1総会ごとの個別見積りになります。無料トライアルは0社です。
そして料金より先に決まることがあります。自社が上場企業かどうかです。
| 導入目的 | おすすめのタイプ | 主なサービス |
|---|---|---|
| バーチャルオンリー型で開催したい | 2023年は52件中25件を支援しシェア48%で件数No.1。シナリオ提案から当日運営まで | Sharely(シェアリー) |
| 配信の機材も場所もない | インストール不要で株主が接続。機材・スタジオ・リハーサル・事後レポートまで | V-CUBE バーチャル株主総会 |
| 招集通知の作成から任せたい | 総会実務に精通したスタッフが前工程から対応。株主番号+郵便番号で認証 | プロネクサス バーチャル株主総会支援サービス |
| 本人確認を厳密にしたい | ブロックチェーンで本人確認を担保(特許取得)。事前集計と当日集計に対応 | WILLs バーチャル株主総会 |
| 非上場のスタートアップ | フリープラン0円。株主はアカウント作成なしで委任状を出せる | smartround(株主総会機能) |
株主総会ツールとは?
株主総会ツールとは、株主総会をオンラインで開催・運営するためのサービスです。
ライブ配信、株主認証、Web議決権行使、質問の受付。株主が会場に来なくても参加・出席できる形をつくります。
「株主総会」の検索需要は6月に集中します。 直近25か月では2026年6月の51と2025年6月の46が突出し、それ以外の月は6〜20で推移しています。3月決算企業の定時株主総会が6月下旬に集中するためです。
準備は数か月前から逆算することになります。 6月に検討を始めても、その年には間に合いません。
上場か非上場かで、扱う課題が違う
株主認証・ライブ配信・当日運営が中心。1総会ごとの個別見積り
招集通知・委任状回収・議決権集計が中心。フリープラン0円から
Sharely(シェアリー)、V-CUBE バーチャル株主総会、プロネクサス バーチャル株主総会支援サービス、WILLs バーチャル株主総会は上場企業向けです。数千人規模の株主に向けてライブ配信し、株主かどうかを認証し、当日の進行を支える。料金は総会の規模と支援範囲に応じた個別見積りになります。
smartround(株主総会機能)は非上場のスタートアップ向けです。株主は投資家が中心で、人数は数人から数十人。課題はライブ配信ではなく、招集通知を送り、委任状を回収し、議決権を集計することです。
フリープラン(0円)から株主総会機能を利用できます。 有料はスタンダードが月額3,000円、プロフェッショナルが月額10,000円(いずれも税抜)で、パートナーと繋がるとスタンダードは0円、プロフェッショナルは8,000円になります。
株主はアカウントを作成せずに委任状を提出できます。 投資家に新しいサービスへの登録を求めると、それだけで回収率が落ちます。弁護士・司法書士監修の株主総会マニュアルも付くため、初めての総会でも進め方が分かります。
ここで候補は1つに決まります。 以降は上場企業向けの4社の話になります。
バーチャルオンリー型は実績で選ぶ
物理会場を設けないバーチャルオンリー型は、定款変更などの手続きを伴う特別な形態です。開催件数そのものが限られます。
Sharely(シェアリー)は、2023年のバーチャルオンリー株主総会52件のうち25件を支援しました。市場シェア48%で支援件数No.1です。2024年開催分でも支援件数No.1となっています。
開催件数が限られる形態で、半数近くを担っているという意味になります。
V-CUBE バーチャル株主総会とWILLs バーチャル株主総会も、バーチャルオンリー型とハイブリッド型(参加型・出席型)の双方に対応します。
プロネクサス バーチャル株主総会支援サービスは、ライブ配信とオンデマンド配信による支援を公式に示しています。
本人確認の方法が分かれる
オンラインでの出席には、その人が本当に株主かを確かめる仕組みが要ります。
| サービス | 本人確認 |
|---|---|
| WILLs バーチャル株主総会 | ブロックチェーンで担保(特許第6325152号) |
| プロネクサス | 株主番号+郵便番号の照合 |
| Sharely(シェアリー) | 株主限定ログイン |
| V-CUBE バーチャル株主総会 | 株主認証ログイン |
| smartround(株主総会機能) | アカウント作成不要で委任状提出 |
IDとパスワードによる認証では、なりすましや貸し借りを技術的に防げません。 WILLs バーチャル株主総会はブロックチェーンを使い、認証の記録を改ざんしにくい形で残します。特許も取得しています。
プロネクサス バーチャル株主総会支援サービスは、株主番号と郵便番号の照合です。株主に新しいIDやパスワードを発行せず、手元の書類にある情報でログインできます。高齢の株主が多い場合、この手軽さが参加率に効きます。
どこまで任せるかで支援範囲を選ぶ
当日に何かあれば、その場でやり直しはできません。
| サービス | 支援範囲 |
|---|---|
| V-CUBE バーチャル株主総会 | 企画・配信設計/機材準備・スタジオ提供/リハーサル/本番対応/事後分析・レポート |
| プロネクサス | 招集通知の作成/事前質問受付/ライブ配信(機材設置含む)/総会前後のWeb支援 |
| Sharely(シェアリー) | シナリオ・運営方法の提案/リハーサル/当日運営サポート |
| WILLs バーチャル株主総会 | バーチャル株主総会の運営サポート |
V-CUBE バーチャル株主総会は、機材とスタジオまで用意します。 配信の設備を自社で調達・設置する必要がありません。さらに事後分析・レポート作成まで扱い、掲載5サービスの中で総会後まで明示しているのはこの1社です。
プロネクサス バーチャル株主総会支援サービスは、招集通知の作成から入ります。 株主総会の実務は、当日より前の準備のほうが重くなります。ディスクロージャー支援を本業とする同社が、この前工程から対応します。
Sharely(シェアリー)はシナリオと運営方法の提案を行います。システムを渡すだけでなく、どう進行するかを一緒に設計できます。
社内にどこまで体制があるかで、必要な範囲が決まります。
株主が接続でつまずかないか
見落とされやすいところです。
株主には高齢の個人株主が多く含まれます。 アプリのインストールを求めた時点で、参加をあきらめる人が出ます。
V-CUBE バーチャル株主総会はインストール不要で、PC・スマホ・タブレットから接続できます。掲載5サービスの中でインストールレスを明示しているのはこの1社です。システムの冗長構成による安定配信も掲げています。
株主総会の配信は、一度止まると取り返しがつきません。 議事の途中で切れれば、決議の有効性そのものが問題になり得ます。
プロネクサス バーチャル株主総会支援サービスは、株主総会サイト「スマート招集」をPC版・スマホ版に最適化して提供します。既存の招集通知の内容を活用できます。
WILLs バーチャル株主総会はチャット機能で質問を受けられます。マイクを使った発言と違い、順番待ちや進行の乱れが起きにくく、質問の内容が記録として残ります。
議決権をいつ集計するか
WILLs バーチャル株主総会は、事前集計と当日集計の双方に対応します。事前に行使された議決権と、当日オンラインで行使された議決権を合わせて集計できます。掲載5サービスの中で集計のタイミングを明示しているのはこの1社です。
Sharely(シェアリー)はWeb議決権行使に加えて動議提出に対応します。出席型のバーチャル総会では、オンラインの株主が議決権を行使し動議を出せることが要件になります。V-CUBE バーチャル株主総会も動議提出に対応します。
smartround(株主総会機能)は議決権(議案賛否)を自動集計し、委任状の回答状況をリアルタイムで可視化します。ワンクリックでリマインドを送れます。
各サービスの詳細
株式会社ブイキューブが提供するバーチャル株主総会の支援サービスです。同社は1998年10月設立、資本金1,832百万円(2025年12月31日現在)、従業員344名で、東京都港区白金のNBFプラチナタワーに本社を置きます。2026年7月1日付で上場廃止となり、日本革新投資(J-INC)傘下SPCによるMBOで非公開化されています。
株主がインストールなしでPC・スマホ・タブレットから接続できる点が特徴です。株主には高齢の個人株主が多く含まれます。アプリのインストールを求めた時点で、参加をあきらめる人が出ます。 ブラウザだけで参加できることは、参加率に直接影響します。システムの冗長構成による安定配信も掲げています。
支援の範囲が掲載5社の中で最も広くなっています。 企画・配信設計、機材準備、スタジオ提供、リハーサル、本番対応、そして事後分析・レポート作成までをワンストップで扱います。配信の機材や場所を自社で用意する必要がありません。
バーチャルオンリー型とハイブリッド型(参加型・出席型)の双方に対応し、株主認証ログイン、事前質問・当日質問の受付、Web議決権行使、動議提出、オンデマンド配信を備えます。
導入は200社以上で、配信支援社数シェアNo.1(2024年10月期調査)、イベント支援全体では30,000件の実績があります。料金は個別見積りです。
株式会社プロネクサスが提供する株主総会の支援サービスです。同社は1947年5月1日設立、資本金3,058,651,000円、従業員は連結1,796名・単体933名(2026年3月31日現在)で、東京都港区海岸に本社を置き、東京証券取引所プライム市場に上場しています(証券コード7893)。
招集通知の作成から支援範囲に含まれる点が、掲載5社の中で特徴的です。株主総会の実務は、当日より前の準備のほうが重くなります。 招集通知の作成、事前質問の受付、動画配信の案内資料。ディスクロージャー支援を本業とする同社が、この前工程から対応します。
株主認証は株主番号と郵便番号の照合で行います。株主に新たなIDやパスワードを発行せず、手元の書類にある情報でログインできる形です。IDを配るとその管理と問い合わせ対応が発生するため、運用の負担が変わります。
株主総会サイト「スマート招集」をPC版・スマホ版に最適化して提供し、既存の招集通知の内容を活用できます。ライブ配信のサポートは機材の設置を含み、オンデマンド配信にも対応します。
総会の前・当日・後を一気通貫でスタッフが対応します。料金は総会の規模と支援範囲に応じた個別見積りです。なお公式サービスページに具体的な導入社数の記載はありません。
株式会社ウィルズが提供するバーチャル株主総会の支援サービスです。同社は2004年10月18日設立、資本金246,900千円(2025年12月31日現在)、従業員は連結137名で、東京都港区虎ノ門の虎ノ門2丁目タワーに本社を置き、東京証券取引所グロース市場に上場しています(証券コード4482)。
ブロックチェーンで本人確認を担保し、特許(第6325152号)を取得しています。オンラインでの出席には、その人が本当に株主かを確かめる仕組みが要ります。IDとパスワードによる認証では、なりすましや貸し借りを技術的に防げません。 ブロックチェーンを使うことで、認証の記録を改ざんしにくい形で残す設計です。
Web議決権行使は事前集計と当日集計の双方に対応します。事前に行使された議決権と、当日オンラインで行使された議決権を合わせて集計できます。
ハイブリッド型(参加型・出席型)とバーチャルオンリー型に対応し、チャット機能による質問と双方向型の動画ライブ配信を備えます。
株主管理プラットフォーム「プレミアム優待倶楽部」の一機能として提供されるため、同プラットフォームの導入企業が中心です。優待倶楽部を使っていない企業では、前提が変わる可能性があります。多数の上場企業での運用実績が公表されていますが、具体的な支援社数は非掲載です。料金は個別見積りです。
よくある質問
株主総会ツールの料金はいくらですか?
掲載5サービスの料金公開率は20%です。金額を公開しているのはsmartround(株主総会機能)で、フリープランが0円、スタンダードプランが月額3,000円、プロフェッショナルプランが月額10,000円(いずれも税抜。パートナーと繋がるとスタンダードは0円、プロフェッショナルは8,000円)です。Sharely(シェアリー)、V-CUBE バーチャル株主総会、プロネクサス バーチャル株主総会支援サービス、WILLs バーチャル株主総会は、総会の規模と支援範囲に応じた1総会ごとの個別見積りです。
非上場のスタートアップでも使えますか?
smartround(株主総会機能)が非上場のスタートアップを対象としています。招集通知の自動生成とメール一斉送信、委任状の回収、委任状回答状況のリアルタイム可視化、議決権(議案賛否)の自動集計に対応し、フリープラン(0円)から利用できます。弁護士・司法書士監修の株主総会マニュアルが提供されるため、初めての株主総会にも対応できます。他の4サービスは上場企業を対象としています。
バーチャルオンリー型の株主総会に対応していますか?
Sharely(シェアリー)、V-CUBE バーチャル株主総会、WILLs バーチャル株主総会がバーチャルオンリー型とハイブリッド型の双方に対応します。Sharely(シェアリー)は2023年のバーチャルオンリー株主総会52件のうち25件を支援して支援件数No.1(市場シェア48%)となり、2024年開催分でも支援件数No.1です。プロネクサス バーチャル株主総会支援サービスは、ライブ配信とオンデマンド配信による支援を公式に示しています。
株主の本人確認はどう行いますか?
方法が分かれます。WILLs バーチャル株主総会はブロックチェーンで本人確認を担保し、特許(第6325152号)を取得しています。プロネクサス バーチャル株主総会支援サービスは株主番号と郵便番号の照合による株主認証サイトを提供します。Sharely(シェアリー)は株主限定ログイン、V-CUBE バーチャル株主総会は株主認証ログインに対応します。smartround(株主総会機能)は株主がアカウントを作成せずに委任状を提出できる形です。
当日の運営まで任せられますか?
任せられます。V-CUBE バーチャル株主総会は企画・配信設計、機材準備、スタジオ提供、リハーサル、本番対応、事後分析・レポート作成までをワンストップで支援します。プロネクサス バーチャル株主総会支援サービスは招集通知の作成から当日の運営・動画配信、総会前後のWeb支援までをスタッフが対応します。Sharely(シェアリー)はシナリオ・運営方法の提案、リハーサル、当日の運営サポートを行い、WILLs バーチャル株主総会もバーチャル株主総会の運営サポートを提供します。
株主はアプリのインストールが必要ですか?
V-CUBE バーチャル株主総会はインストール不要で、PC・スマホ・タブレットから接続できます。プロネクサス バーチャル株主総会支援サービスは株主総会サイト「スマート招集」をPC版・スマホ版に最適化して提供します。smartround(株主総会機能)は株主がアカウントを作成せずに委任状を提出できます。株主には高齢の個人株主が含まれるため、接続の手順は参加率に影響します。