オンラインストレージ/ファイル共有
オンラインストレージは、ファイルをクラウド上に保管して社内外で共有するサービスです。当メディアが掲載5社を調べたところ料金公開率は100%(5/5)でしたが、課金の単位が1ユーザーあたりの月額と、ユーザー数無制限の容量定額に二分されており、そのまま金額を並べても比較になりません。
オンラインストレージ/ファイル共有とは
オンラインストレージは、掲載5社すべてが料金を公開している珍しいカテゴリです。当メディアの調査では料金公開率は100%(5/5)でした。ところが公開されている数字をそのまま並べても比較にはなりません。課金の単位が違うためです。
掲載5社のうち、Box・Dropbox Business・Fleekdrive は1ユーザーあたりの月額です。人数が増えれば金額も増えます。一方 DirectCloud とセキュアSAMBA は容量帯ごとの企業単位定額で、ユーザー数は無制限です。何人で使っても金額は変わりません。
この2つは人数のどこかで逆転します。Dropbox Business のStandard(年払い1ユーザー月額1,500円・税抜)とセキュアSAMBAのビジネス(月額35,000円・税抜・500GB)を比べると、35,000 ÷ 1,500 = 約23.3となり、24人以上なら定額のほうが安くなります。DirectCloudのスタンダード(月額44,000円・税抜・500GB)なら44,000 ÷ 1,500 = 約29.3で、30人が分岐点です。
ただし人数だけでは決まりません。容量の与え方も4通りに分かれており、Dropbox のStandardはチーム全体で5TB、セキュアSAMBAのビジネスは500GBと10倍の差があります。この記事では課金の単位と容量の与え方を整理したうえで、公開されている数値だけで比較しました。
オンラインストレージ/ファイル共有の検索需要トレンド
「オンラインストレージ」の検索指数は直近25か月で34〜61の範囲を推移し、平均は47.2でした。前半12か月の平均54.8に対し後半12か月は39.9で、27%ほど下がっています。最大は2024年9月の61、最小は2025年12月の34です。2025年7月以降は50を下回る月が大半で、水準が一段下がったまま推移しています。(出典:Googleトレンド/キーワード「オンラインストレージ」)
オンラインストレージ/ファイル共有の選び方の要点
掲載5社は課金の単位で2つに分かれます。 1ユーザーあたりの月額はBox(Business Starter 605円〜Enterprise 4,620円・年払い・税込)、Dropbox Business(Standard 年払い1,500円〜・税抜)、Fleekdrive(Team 600円〜・税抜・最低10ユーザー)です。使う人が増えれば金額も増えます。 ユーザー数無制限の容量定額はDirectCloud(スタンダード月額44,000円・税抜・500GB〜)とセキュアSAMBA(ビジネス月額35,000円・税抜・500GB〜)です。何人で使っても金額は変わりません。 人数が少ないうちは1ユーザー課金、増えると定額が有利になります。まず自社の利用人数を固めることが先になります。
1ユーザー課金と定額の分岐点は、定額の月額を1ユーザー単価で割れば出ます。 Dropbox BusinessのStandard(年払い1ユーザー月額1,500円・税抜)を基準にすると、セキュアSAMBAのビジネス(月額35,000円・税抜)は35,000 ÷ 1,500 = 約23.3で24人、DirectCloudのスタンダード(月額44,000円・税抜)は44,000 ÷ 1,500 = 約29.3で30人が分岐点です。 Fleekdriveの場合は自社の中でも分かれます。Team(1ユーザー月額600円・税抜)とTeam user scale(月額25,000円・税抜・最大100名)を比べると、25,000 ÷ 600 = 約41.7で42人が分岐点です。 当メディアの集計では、Fleekdriveの最安プランの年間費用は10名で72,000円、50名で360,000円、100名で720,000円、Dropbox Businessは10名で180,000円、50名で900,000円、100名で1,800,000円となります。
金額だけでなく、何GB使えるかの決まり方も分かれます。 無制限なのはBoxで、全有料プランで容量無制限です(Business Starterは100GB)。ただし1ファイルのアップロード上限はプランで異なり、Businessが5GB、Enterprise Plusが150GBです。 チーム全体で固定なのはDropbox Businessで、Standardが5TB、Advancedが15TB以上です。人数で割るのではなく、チームで共有します。 容量帯で選ぶのはDirectCloud(500GB〜35TB)とセキュアSAMBA(500GB〜3TB)です。必要な容量に合わせてプランを決めます。 人数×容量なのはFleekdriveで、Teamが10GB×人数、BusinessとBusiness plusが200GB×人数です。10人のTeamなら100GB、10人のBusinessなら2TBとなります。 同じ金額でも使える容量が10倍以上違う場合があるため、人数と容量の両方を決めてから比べる必要があります。
当メディアの調査では、掲載5社の無料トライアル提供率は100%(5/5)で、日数の平均は20日でした。 内訳はBoxが14日間、Dropbox Businessが30日間、DirectCloudが14日間、セキュアSAMBAが14日間(100GB・10名まで)、Fleekdriveが30日間です。 恒常的な無料プランがあるのはセキュアSAMBAの1社(20%)で、フリープランは2GB・3名までです。小規模で試してから有料に移りたい場合の選択肢になります。 また初期費用0円を明記しているのはDirectCloudです。残る4社は料金ページ上に初期費用の記載がありません。
公開されている条件には人数や期間の制約が含まれます。 最低利用人数があるのはBox(3ユーザー)、Dropbox Business(3ユーザー)、Fleekdrive(10ユーザー)です。Fleekdriveは最低10ユーザーのため、Teamプランでも月額6,000円(600円×10・税抜)からとなります。DirectCloudとセキュアSAMBAはユーザー数無制限のため、人数の下限はありません。 契約期間はFleekdriveが年間契約(自動更新)です。BoxとDropbox Businessは月払いと年払いを選べ、年払いが割安になります。BoxのBusinessは月払い2,085円が年払い1,980円(いずれも税込)、Dropbox Businessは月払い1,800円が年払い1,500円です。 年払いのほうが安くなる分、途中で人数を減らしても金額は下がりません。増減の見込みも含めて選ぶことになります。
オンラインストレージ/ファイル共有の比較一覧(全5サービス)
Fleekdrive
月額600円〜株式会社Fleekdrive(ソルクシーズグループ)が提供する法人向けクラウドストレージ/ファイル共有。1ユーザー課金(最低10ユーザー)。Teamが¥600/ユーザー/月(10GB×人数)、Businessが¥1,800/ユーザー/月(200GB×人数)。定額のユーザースケールプランも用意。
Dropbox Business
月額1,500円〜米Dropbox, Inc.(NASDAQ:DBX)が提供する法人向けのファイル保存・同期・共有サービス。1ユーザー月額の課金で最低3ユーザーから。Standardが¥1,500/ユーザー/月(チーム全体で5TB)、Advancedが¥2,400/ユーザー/月(15TB〜)。
DirectCloud
月額44,000円〜株式会社ダイレクトクラウドが提供する法人向けクラウドストレージ。ユーザー数無制限・容量帯ごとの企業単位定額(初期費用0円)。Standardが月額¥44,000(500GB)から、上位は容量に応じてEnterprise Plus 100TB(月額¥1,200,000)まで。
掲載は無料掲載と有料掲載の2つです。無料掲載は1カテゴリまでで、相互リンクのご協力が必要。 有料掲載は月額20,000円(税抜)で相互リンクが不要になり、この一覧とおすすめ比較記事の最上部に固定して掲載します。 「料金改定を反映してほしい」といった訂正のご相談も同じ窓口で、こちらは費用はかかりません。