オンライン講座プラットフォーム

オンライン講座比較5選|月商533ドルで手数料0%が安くなる

Teachableは月商533ドル、Podiaは840ドルで手数料0%プランが安くなります。MOSHだけが円建てで月額0円から。掲載5社は全社が料金を公開し、無料トライアルも4社にあります。

オンライン講座プラットフォームの料金は、月額固定費だけを見ても比べられません。

多くのサービスが月額に加えて売上のトランザクション手数料を取り、上位プランに上げるとこの手数料が下がる(または0%になる)構造だからです。月額が高いプランのほうが総額で安くなる分岐点が存在します。

Teachableを例にとります。

  • Starter:年払い実質 月額$29 + 売上の7.5%
  • Builder:年払い実質 月額$69 + 手数料0%
  • 差額 $40 ÷ 7.5% = 月商 $533.33

つまり月商が533ドルを超えたら、月額を40ドル上げてでもBuilderにしたほうが安くなります(月払いなら($89 - $39)÷ 7.5% = $666.67)。

結論:分岐点・決済処理手数料・上限の3点で絞る

先に結論を述べます。

1つめは、月額と手数料の分岐点です。Teachableは月商$533、Podiaは月商$840で手数料0%プランのほうが安くなります。

2つめは、決済処理手数料です。「手数料0%」でも決済代行の処理手数料は別途かかります。Teachableは米国カード2.9%+30¢/海外カード3.9%+30¢です。

3つめは、プランの上限です。コース数・受講者数・帯域・コンタクト数と、上限の置き方が製品ごとに違います。

掲載5社の料金公開率は100%(5/5)、無料トライアルは4社(80%・日数公開4社の平均24日)でした。円建てで料金を出しているのはMOSHだけです。

オンライン講座プラットフォームとは

オンライン講座プラットフォームとは、動画やテキストで作った講座を自分のサイトで販売するためのサービスです。

UdemyやSchooのようなマーケットプレイスとは異なります。マーケットプレイスは集客を代わりにしてくれる一方、価格設定の自由度が低く手数料も高くなりがちです。プラットフォーム型は集客は自分で行う代わりに、価格も見せ方も自分で決められます。

備えている機能は、コース作成(動画・クイズ・課題)、受講者管理、決済、クーポン・アフィリエイト、メール配信などです。製品によってはランディングページ作成やセールスファネルまで内包します。

料金の構造は月額固定費+売上のトランザクション手数料が基本です。この2つのトレードオフをどう設計するかが、製品ごとの性格の違いになって表れています。

当メディアの調査では、「オンライン講座」という検索キーワードの指数は直近25か月で33〜47の範囲を推移し、平均は40.6でした。最低は2025年9月の33、最高は2025年1月と2026年1月の47で、先頭40に対し末尾39とほぼ横ばいです。1月に47まで上がる動きが2年続いており、年始に学び直しを考える人が増える季節性が読み取れます。逆に9月・12月は33〜34まで落ち込み、年間で1割強の振れ幅があります。

選び方:5つの確認ポイント

1. 月額固定費と売上手数料の分岐点を計算する

上位プランに上げると手数料が下がる構造のため、月商によって有利なプランが変わります。

Teachable

プラン月額(年払い実質)手数料
Starter$39($29)7.5%
Builder$89($69)0%
Growth$189($139)0%
  • 分岐点:($69 - $29)÷ 7.5% = $533.33(年払い)
  • 月払いなら:($89 - $39)÷ 7.5% = $666.67

Podia

プラン月額手数料
Mover$425%
Shaker$840%
Earthquaker$1500%
  • 分岐点:($84 - $42)÷ 5% = $840

Podiaの分岐点がTeachableより高いのは、Moverの手数料5%がTeachableのStarter 7.5%より低いためです。

ThinkificとKajabiは全プランで手数料がかかります。Thinkificは一律2.9%(Thinkific Payments利用時)、KajabiはBasic 2.9%+$0.30からPro 2.7%+$0.30までプランを上げるほど下がります。

2. 決済処理手数料が別にかかるかを確かめる

「手数料0%」という表示だけで判断すると総額を見誤ります。

プラットフォームのトランザクション手数料とは別に、決済代行の処理手数料がかかるためです。

サービストランザクション手数料決済処理手数料
Teachable(Builder以上)0%Teachable Pay 米国カード2.9%+30¢/海外カード3.9%+30¢
Podia(Shaker以上)0%Stripe/PayPal 2.9%+30¢等
Thinkific2.9%別途発生
KajabiBasic 2.9%+$0.30〜Pro 2.7%+$0.30Kajabi Payments利用時は上記に含む

Teachableの海外カード3.9%は米国カードより1ポイント高く、日本から利用する場合はこちらが適用される可能性があります。

KajabiのKajabi Payments利用時の率は決済処理を含みますが、第三者決済(PayPal除く)を併用する場合はBasic 2%・Growth 1%・Pro 0.5%が上乗せされます。

3. プランの上限が自社の規模に合うかを見る

月額の安いプランには、扱える量の上限があります。上限の置き方が製品ごとに違う点に注意が必要です。

サービス上限の置き方
Teachableコース数・受講者数(Starter:コース5・受講者100/Builder:コース10・受講者1,000)
Kajabi商品数・コンタクト数・管理ユーザー数(Basic:商品5・コンタクト2,500・管理2名/Growth:商品50・コンタクト25,000・管理11名)
Thinkific受講者数・帯域(コース数は無制限。Basic:受講者10,000・帯域100GB/月/Start:200GB/Grow:400GB)
MOSH公開できるLP数(FREE:公開不可/STARTER:3つまで)
Podiaプランは3つのみ(違いは手数料と機能の範囲)

Thinkificはコース数の上限が撤廃されています。複数のテーマで小さな講座を多数用意する運営方針と相性がよい構成です。ただし動画中心の講座は帯域を消費しやすいため、受講者が同じ動画を繰り返し視聴する形式では想定より早く上限に達する可能性があります。

Kajabiはメールマーケティングを内包するためコンタクト数が上限に含まれます。リストが育つとプランを上げる必要が出てきます。管理ユーザー数も含まれるため、複数人で運営する場合は確認してください。

4. 講座以外の機能をどこまで内包するかで選ぶ

扱う範囲が製品ごとに大きく違います。

Kajabiは講座・コーチング・メンバーシップ・コミュニティに加えて、ランディングページ・ブログ・Webサイト、メールマーケティング、セールスファネル、決済までを1つに統合しています。講座ビジネスでは講座プラットフォームとは別にLP作成ツール、メール配信ツール、決済サービスを組み合わせるのが一般的ですが、Kajabiはこれを1つにまとめています。

そのぶん価格帯は掲載5社で最も高く、Basicが月額$179(年払い実質$143)。Teachableの$39、Podiaの$42、Thinkificの$54と比べると3〜4倍の水準です。ただし別々に契約したツールの月額を合算すると、割高とは言い切れません。

PodiaもノーコードのWebサイト・ブログとメールマーケティング機能を内包します。Kajabiほど広範ではありませんが、月額$42からという価格でこれらを含みます。

既にメール配信やLP作成のツールを使っているなら、機能が重複しないかを確認してください。

5. 円建てか外貨建てかを確認する

掲載5社のうち円建てで料金を出しているのはMOSHだけで、Teachable・Thinkific・Kajabi・Podiaはいずれも米ドル建てです。当メディアでは円換算した相場を算出していません。

為替が動くと月額の負担も変わるため、外貨建てのサービスを長期で使う場合は変動を見込んでおく必要があります。

MOSHは月額0円のFREEプランから始められ、初期費用・解約金も一切かかりません。決済手数料はMOSHでの年間決済額1,200万円を境に変わります。

決済手段・プロバイダー年間決済額1,200万円未満1,200万円以上
カード決済(Stripe)6.5%+99円/件4.5%+99円/件
カード決済(fincode by GMO)7.0%5.0%
銀行振込(Stripe)3.0%+99円2.0%+99円/件

年1,200万円ちょうどなら 12,000,000円 ×(6.5% - 4.5%)= 240,000円の差になります。月100万円以上の場合は特別手数料4.5%を申請フォームから申請できます。

タイプ分類:3つの型

型1|手数料0%への切り替え型(Teachable/Podia)

安いプランで手数料を払い、売上が伸びたら月額を上げて手数料0%にする型です。TeachableはStarter(年払い実質$29・手数料7.5%)からBuilder($69・0%)へ月商$533が分岐点。PodiaはMover($42・5%)からShaker($84・0%)へ月商$840が分岐点です。始める段階の負担が軽く、規模に応じて構造を変えられます。ただし0%でも決済処理手数料は別途かかります。

型2|低率固定型(Thinkific/Kajabi)

全プランで手数料がかかる代わりに率が低い型です。Thinkificは一律2.9%(Thinkific Payments利用時)で、コース数の上限が撤廃され受講者数と帯域で分かれます。TSX上場企業が運営する唯一の製品です。KajabiはBasic 2.9%+$0.30からPro 2.7%+$0.30までプランを上げるほど下がり、LP・ブログ・メールマーケ・ファネル・決済まで内包するオールインワン型です。

型3|月額0円・手数料型(MOSH)

固定費なしで始め、売れたときだけ手数料を払う型です。掲載5社で唯一の国産・円建てで、FREE(月額0円)から始められ初期費用・解約金もかかりません。決済手数料は年間決済額1,200万円を境に6.5%→4.5%に下がります。予約機能付きLPをノーコードで作れ、対面/オンラインレッスンの予約・決済にも対応するため、動画コースとリアルのレッスンを組み合わせる事業と相性がよい構成です。

独自データ:料金公開率100%、無料プランは1社のみ

当メディアの調査で分かったことを整理します。

項目掲載5社の結果
料金公開率100%(5/5)(open 5社/partial 0社/closed 0社)
円建てで料金を公開1社(MOSH)
無料プラン1社(20%)(MOSH)
無料トライアル4社(80%)/日数公開4社の平均24日
上位プランで手数料0%になる2社(Teachable・Podia)

料金公開率100%は高い水準ですが、円建てとドル建てが混在するため統一した相場は算出していません。

無料トライアルはThinkific・Kajabi・Podiaが30日間、Teachableが7日間です。Teachableは短い代わりに30日間の返金保証があるため、実質的には有料で使い始めてから30日以内に判断できます。Podiaはクレジットカード不要と明示しており、解約忘れによる意図しない課金を避けられます。

最安プランの月額を並べると次のとおりです。

サービス最安プランの月額手数料
MOSH(FREE)0円カード6.5%+99円/件(年1,200万円以上は4.5%)
MOSH(STARTER)1,380円(税込)同上
Teachable(Starter)$39(年払い$29)7.5%
Podia(Mover)$425%
Thinkific(Basic)$54(年払い$40)2.9%
Kajabi(Basic)$179(年払い$143)2.9%+$0.30

Kajabiの$179は最安のTeachable $39の約4.6倍ですが、内包する機能の範囲が違うため単純比較にはなりません。

掲載5社の比較表

サービス最安プラン手数料手数料0%への分岐点無料トライアル通貨
MOSH月0円(FREE)カード6.5%+99円/件―(年1,200万円で4.5%へ)無料プランあり円
Teachable$39(年$29)7.5%月商$533(年払い)7日間+返金保証30日USD
Podia$425%月商$84030日間(CC不要)USD
Thinkific$54(年$40)2.9%(一律)―30日間USD
Kajabi$179(年$143)2.9%+$0.30〜―(Proで2.7%)30日間USD

各サービスの詳細

MOSH

唯一の国産・円建て。月額0円から始められる

公式サイト ↗

MOSH株式会社が提供する国内発のクリエイター向けサービス販売プラットフォームです。同社は2017年7月28日設立、資本金1億円、従業員28名(第三者媒体・目安)で、東京都渋谷区桜丘町に本社を置きます。登録事業者は6万を超えます。

掲載5社の中で唯一の国産サービスで、料金も円建てです。他の4社はいずれも米ドル建てのため、為替の影響を受けません。

料金は月額プランと決済手数料の組み合わせです。

プラン月額(税込)内容
FREE0円決済・予約・顧客管理は無制限。会員サイト・ワークフローは1つまで公開。LPは下書き作成のみで公開不可。メルマガ3,000通・LINE200通/月
STARTER1,380円FREEの全機能+LPを3つまで公開可能
GROW2,980〜8,980円メール・LINE配信数の上限を大幅拡張、LP・ワークフロー・会員サイトの利用上限拡大

初期費用・解約金は一切かかりません。プランはいつでも変更でき、まず無料で始めて必要に応じて変えるという進め方が公式にも案内されています。

決済手数料はMOSHでの年間決済額1,200万円を境に変わります。カード決済(Stripe)は1,200万円未満が6.5%+99円/件、1,200万円以上が4.5%+99円/件。年1,200万円ちょうどなら 12,000,000円 ×(6.5% - 4.5%)= 240,000円の差です。月100万円以上の場合は特別手数料4.5%を申請フォームから申請できます。

決済プロバイダーでも変わり、fincode by GMOは1,200万円未満7.0%・以上5.0%とStripeより高くなります。銀行振込は3.0%+99円(2026年1月15日改定)で、Stripeで年間決済額1,200万円以上なら2.0%+99円/件。カード決済の半分以下なので、受講者に振込を選んでもらえる商材では負担が大きく変わります。

予約機能付きのLPをノーコードで作成でき、対面/オンラインレッスンの予約・決済に対応します。掲載5社の中で予約機能を前面に出しているのは同社で、講座販売に特化した海外4社とは性格が異なります。動画コース(オンデマンド講座)、PDF等のデジタルコンテンツ販売、月額サブスク(会員制)にも対応します。

Teachable

月商$533でBuilderに上げると手数料0%になる

公式サイト ↗

Teachable, Inc.が提供するオンライン講座の作成・販売プラットフォームです。2013年に米国ニューヨークで設立され、2020年にブラジル発のHotmartが買収して傘下に入りました。

動画・テキスト・PDF・クイズ・課題などを組み合わせてオンラインコースを作成し、独自ブランドの講座サイト上で単発販売・サブスクリプション・バンドル販売ができます。コーチングやデジタルダウンロード販売にも対応します。

料金は事業者(1スクール)単位の月額です。

プラン月額(年払い実質)手数料上限
Starter$39($29)7.5%コース5・受講者100
Builder$89($69)0%コース10・受講者1,000
Growth$189($139)0%―
Custom要問い合わせ――

Starterの手数料7.5%は掲載5社で最も高い水準です。Podiaのmoverが5%、Thinkificのbasicが2.9%、Kajabiのbasicが2.9%+$0.30なので、売上が立つほど負担の差が開きます。

ただしBuilder以上は0%になるため、規模が大きくなればむしろ有利になります。分岐点は ($69 - $29)÷ 7.5% = $533.33(年払い)、月払いなら ($89 - $39)÷ 7.5% = $666.67 です。

注意したいのは、手数料0%でも決済処理手数料は別途かかる点です。Teachable Payの決済処理手数料として米国カード2.9%+30¢、海外カード3.9%+30¢が発生します。海外カードは米国カードより1ポイント高く、日本から利用する場合はこちらが適用される可能性があります。

Starterはコース5・アクティブ受講者100までという上限があります。受講者100は小規模な講座では足りても、集客が進むと早い段階で到達する可能性があります。

無料プランはなく、7日間の無料トライアルと30日間返金保証を提供します。トライアルは掲載5社で最も短い設定ですが、返金保証があるため実質的には有料で使い始めてから30日以内に判断できます。

Podia

月商$840でShakerへ。クレジットカード不要の30日間トライアル

公式サイト ↗

Podia Labs, Inc.が提供するオンライン講座・デジタルコンテンツ販売プラットフォームです。2014年に米国ニューヨークで設立され、創業者兼CEOはSpencer Fry氏です。

オンラインコースに加えて、デジタルダウンロード(電子書籍・テンプレート等)、コーチング、ウェビナー、会員制サブスクリプションを1つのアカウントで作成・販売できます。あわせてノーコードのWebサイト・ブログ、メールマーケティング機能も内包します。

掲げているのはシンプルさです。学習コストが低く、料金体系が明快である点を特徴としています。

プラン月額手数料
Mover$425%
Shaker$840%
Earthquaker$1500%

分岐点は ($84 - $42)÷ 5% = $840。Teachableの$533.33より高いのは、Moverの手数料5%がTeachableのStarter 7.5%より低いためです。

いずれも月払い・年払いで実質同額という点も特徴です。Teachableは月払い$39に対し年払い実質$29、Thinkificは$54に対し$40、Kajabiは$179に対し$143と年払いの割引がありますが、Podiaにはこの差がありません。年契約に縛られずに済む一方、まとめ払いによる割引もない構成です。

クレジットカード不要の30日間無料トライアルを全機能で提供します。掲載5社の無料トライアルは4社(80%)ですが、クレジットカード不要と明示しているのは同社です。解約を忘れて意図せず課金される心配がないため、試すこと自体の心理的な障壁が下がります。

プランは3つのみで、違いは手数料(5%か0%)と機能の範囲です。Kajabiのように商品数・コンタクト数・管理ユーザー数といった複数の上限で分かれる構成と比べ、選びやすい設計になっています。なおShaker以上もStripe/PayPalの決済処理手数料2.9%+30¢等は別途発生します。

Thinkific

TSX上場企業が運営。全プランでコース数が無制限

公式サイト ↗

Thinkific Labs Inc.が提供するオンライン講座作成・販売プラットフォームです。2012年4月11日設立、カナダ・バンクーバーに本社を置き、トロント証券取引所に上場しています(ティッカーTHNC)。従業員は約314名(第三者集計・目安)で、掲載5社の中で唯一の上場企業です。

ノーコードのコースビルダーで動画・音声・テキスト・クイズ・課題を組み合わせたコースを作成し、独自ドメインのスクールサイトで販売できます。

近年のプラン改定によりコース数の上限が撤廃され、全プランでコースを無制限に作成できます。Teachableがstarterでコース5・builderでコース10、Kajabiがbasicで商品5・growthで商品50と上限を設けているのに対し、コースの数で制約を受けません。

ただし受講者数と帯域には上限があります。

プラン月額(年払い実質)手数料帯域
Basic$54($40)2.9%100GB/月(受講者上限10,000)
Start$109($82)2.9%200GB/月
Grow$219($164)2.9%400GB/月
Plus要問い合わせ――

手数料は全プラン一律2.9%(Thinkific Payments利用時)で、プランによる差がありません。上位プランで手数料が0%になるTeachableやPodiaとは構造が異なり、月商が増えても率は変わりません。そのぶんプラン選択の判断は率ではなく、受講者数と帯域の上限で決まります。

動画中心の講座は帯域を消費しやすいため、この上限が実質的な制約になります。受講者が同じ動画を繰り返し視聴する形式では、想定より早く上限に達する可能性があります。プラン選択の際は受講者数と動画の総容量を見積もってください。

コミュニティ機能とメンバーシップに対応し、クーポン・アフィリエイト・外部ツール連携も備えます。自社ブランドのモバイルアプリは追加の月額$199で提供されますが、これはBasicの年払い$40の約5倍にあたるため、受講者数が一定以上ないと採算が合いません。

全プランで30日間の無料トライアルを提供します。

Kajabi

LP・メール・ファネルまで内包するオールインワン。価格帯は最も高い

公式サイト ↗

Kajabi, LLCが提供するオールインワン型のクリエイター/ナレッジコマース向けプラットフォームです。2010年に米カリフォルニア州アーバインで創業し、2021年に20億ドル評価で5億5,000万ドルを調達しています(非上場)。

最大の特徴は扱う範囲の広さです。オンライン講座やコーチングプログラム、メンバーシップ、コミュニティを作成・販売できるだけでなく、ランディングページ・ブログ・Webサイト、メールマーケティング、セールスファネル、決済までを1つに統合しています。

講座ビジネスでは、講座を作るプラットフォームとは別にLP作成ツール、メール配信ツール、決済サービスを組み合わせるのが一般的です。Kajabiはこれを1つにまとめることで、ツールを横断せずに事業全体を運営できるようにしています。

プラン月額(年払い実質)手数料上限
Basic$179($143)2.9%+$0.30商品5・コンタクト2,500・管理2名
Growth$249($199)2.8%+$0.30商品50・コンタクト25,000・管理11名
Pro$499($399)2.7%+$0.30―

価格帯は掲載5社で最も高い部類です。Basicの$179は、Teachableのstarter $39、Podiaのmover $42、Thinkificのbasic $54と比べると3〜4倍の水準になります。2026年1月に入門的なKickstarterプラン($89)が公開料金ページから非掲載化されたため、現在の公開ページ上の最安はBasicです。

ただし別々に契約したツールの月額を合算すると、割高とは言い切れません。機能の内包範囲と引き換えの価格設定です。

プランを上げるほど手数料が下がる構造で、Basic 2.9%+$0.30からPro 2.7%+$0.30までです。上位で0%になるTeachableやPodiaとは異なり緩やかな低下ですが、そもそもの率が低い水準です。第三者決済(PayPal除く)を使う場合はBasic 2%・Growth 1%・Pro 0.5%が上乗せされます。

上限の置き方も特徴的で、メールマーケティングを内包するためコンタクト数が上限に含まれます。リストが育つとプランを上げる必要が出てきます。管理ユーザー数も含まれるため、複数人で運営する場合は確認してください。

セールスファネル機能を内包する点も、価格差に対する説明になります。無料コンテンツで見込み客を集め、メールで育て、講座の販売につなげるという一連の流れを同じプラットフォーム上で組めます。30日間の無料トライアルを提供します。

よくある質問

オンライン講座プラットフォームの料金相場はいくらですか?

掲載5社の料金公開率は100%(5/5)ですが、円建てとドル建てが混在するため当メディアでは統一した相場を算出していません。ドル建て4社の最安プランは、Podiaのmoverが月額$42、Teachableのstarterが月額$39(年払い実質$29)、Thinkificのbasicが月額$54(年払い実質$40)、Kajabiのbasicが月額$179(年払い実質$143)です。円建てのMOSHは月額0円のFREEプランから始められ、STARTERが月額1,380円、GROWが2,980〜8,980円(いずれも税込)です。これらとは別に売上のトランザクション手数料がかかります。

月額の高いプランに上げたほうが安くなるのはいつですか?

月商が分岐点を超えたときです。Teachableはstarterが年払い実質月額$29で手数料7.5%、builderが$69で手数料0%なので、($69 - $29)÷ 7.5% = $533.33 が分岐点になります。月払いなら($89 - $39)÷ 7.5% = $666.67です。Podiaはmoverが月額$42で手数料5%、shakerが$84で手数料0%なので、($84 - $42)÷ 5% = $840 です。ThinkificとKajabiは全プランで手数料がかかりますが、Kajabiはbasic 2.9%+$0.30、growth 2.8%+$0.30、pro 2.7%+$0.30とプランを上げるほど率が下がります。

手数料0%と書かれていれば決済の費用はかかりませんか?

かかります。プラットフォームのトランザクション手数料とは別に、決済代行の処理手数料が発生します。TeachableはBuilder以上でトランザクション手数料0%ですが、別途Teachable Payの決済処理手数料として米国カード2.9%+30¢、海外カード3.9%+30¢がかかります。PodiaもShaker以上は0%ですが、Stripe/PayPalの決済処理手数料2.9%+30¢等が別途発生します。Thinkificの2.9%(Thinkific Payments利用時)も決済処理手数料とは別です。KajabiのKajabi Payments利用時の2.9%+$0.30は決済処理を含む率ですが、第三者決済(PayPal除く)を併用する場合はbasic 2%・growth 1%・pro 0.5%が上乗せされます。

無料で始められるサービスはありますか?

掲載5社のうち無料プランがあるのはMOSHの1社(20%)です。月額0円のFREEプランで決済・予約・顧客管理を無制限に使え、初期費用・解約金も一切かかりません。ただしランディングページは下書き作成のみで公開できず、公開するには月額1,380円のSTARTER以上が必要です。会員サイト・ワークフローは1つまで公開可能、メルマガ3,000通・LINE200通/月の上限があります。Teachable・Thinkific・Kajabi・Podiaに無料プランはありませんが、無料トライアルが用意されています。

無料トライアルはありますか?

掲載5社のうち4社(80%)にあり、日数を公開している4社の平均は24日です。Thinkificは全プランで30日間、Kajabiは30日間、Podiaはクレジットカード不要の30日間(全機能)の無料トライアルを提供します。Teachableは7日間の無料トライアルに加えて30日間の返金保証を用意しています。MOSHは月額0円のFREEプランがあるため試用の概念がありません。Podiaのクレジットカード不要という条件は、解約忘れによる意図しない課金を避けたい場合に効いてきます。

MOSHの決済手数料はどう決まりますか?

決済プロバイダーとMOSHでの年間決済額で変わります。カード決済でStripeを使う場合、年間決済額1,200万円未満が6.5%+99円/件、1,200万円以上が4.5%+99円/件です。fincode by GMOを使う場合は1,200万円未満が7.0%、1,200万円以上が5.0%です。銀行振込は3.0%+99円(2026年1月15日改定)で、Stripeで年間決済額1,200万円以上なら2.0%+99円/件になります。年1,200万円ちょうどなら 12,000,000円 ×(6.5% - 4.5%)= 240,000円の差です。月100万円以上の場合は特別手数料4.5%を申請フォームから申請できます。

まとめ

オンライン講座プラットフォームは、月額固定費と売上手数料のトレードオフで設計されているカテゴリでした。月額の安さだけで選ぶと、売上が伸びたときに損をする構造になっています。

判断の順序は次のとおりです。

  1. 自社の月商を出して分岐点と比べる:Teachableは$533、Podiaは$840で手数料0%プランが安くなる
  2. 決済処理手数料を足して総額で見る:「手数料0%」でも米国カード2.9%+30¢/海外カード3.9%+30¢等がかかる
  3. 上限の置き方を確認する:コース数・受講者数・帯域・コンタクト数と、製品ごとに何で区切られるかが違う

固定費なしで日本語・円建てで始めるならMOSH(月0円・年1,200万円で手数料4.5%へ)、小さく始めて伸びたら手数料0%に切り替えるならTeachable($533で分岐)かPodia($840で分岐・CC不要の30日トライアル)、コースを多数用意して一律の低い率で運営するならThinkific(2.9%・コース無制限・TSX上場)、LP・メール・ファネルまで1つにまとめるならKajabi($179〜・オールインワン)、というのが基本の割り振りです。

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