1on1ツールのおすすめ(目的別の早見表)
1on1は多くの企業が導入していますが、形骸化しやすい施策でもあります。何を話せばよいか分からない上司が近況報告だけで終わらせ、記録も残らず、次回また同じ話をする。
料金は1人あたり月額250〜1,200円(中央値625円)ですが、最低月額や最低利用ID数があるため、少人数の実額は単価どおりになりません。
| 人数 | シナジーHR 面談 | Wistant | WAKUAS | インサイズ |
|---|---|---|---|---|
| 10名 | 48,000円 | 102,000円 | 300,000円(月額定額25,000円) | 720,000円(最低50ID) |
| 50名 | 240,000円 | 510,000円 | 300,000円 | 720,000円 |
| 100名 | 480,000円 | 1,020,000円 | 600,000円 | 1,440,000円 |
Kakeaiは課金対象がマネジャー権限ユーザーだけで、従業員数から年間コストを出せないため表に入れていません。マネジャー20名以上が利用条件で、最低でも年6,000,000円(税別)に初期費用300,000円が加わります。金額は各社の公式表示額です。
| 導入目的 | おすすめのタイプ | 主なサービス |
|---|---|---|
| 少人数で安く始めたい | 1ユーザー400円・最低10ユーザー・1か月単位契約 | シナジーHR 面談 |
| 1on1と目標管理をまとめたい | オールインワン・ビデオ通話とAIヒントを同画面 | Wistant(ウィスタント) |
| 300名を超える規模で費用を抑えたい | 301名からシナジーHR 面談を下回る・501名以上は1人250円 | WAKUAS(ワクアス/旧1on1navi) |
| 上司が何を話すか困っている | 1on1専用AIが対応のヒントを提示・課金はマネジャーのみ | Kakeai(カケアイ) |
| 部下の状態が分からず何を聞けばよいか困っている | 実名の心理アンケートで状態を可視化し1on1トピックを提示 | インサイズ(INSIDES) |
動画で解説
1on1ツールとは?
1on1ツールとは、上司と部下の定期的な面談を記録し、話すテーマの設定や振り返りを支援するシステムです。
1on1が続かない理由ははっきりしています。上司が何を話せばよいか分からないこと、記録が残らず前回の続きから話せないことです。ツールの役割は、この2つを仕組みで解消することにあります。
AIの使い方が3通りに分かれる
同じ「AI搭載」でも、やっていることが違います。
対応のヒントを出す:Kakeai。1on1専用のAIと特許技術で、上司に対応のヒントを提示します。事前・実施中・事後のアドバイザーに加え、実施中のライブ書記と終了後の自動要約まで受け持ちます。
改善アクションを提示する:Wistant。振り返りから改善アクションまで示し、AIサマリーを作成します。ビデオ通話とAIヒントを同じ画面に表示できるため、話しながら助けを得られます。
部下の状態を可視化する:インサイズ(INSIDES)。実名制の心理アンケートで部下一人ひとりのコンディションと性格を可視化し、その結果に合わせた1on1の推奨トピックを提示します。上司とメンバーが同じ画面を見ながらテーマを選べます。
1on1がうまくいかない原因が「何を話すか」なのか「相手の状態が分からない」ことなのかで、選ぶものが変わります。
1on1ツールの料金と規模別コスト
| サービス | 料金 |
|---|---|
| WAKUAS | 〜50名は月額定額25,000円、51名以上は人数帯ごとの単価が全人数に適用(500→250円)。初期設定料50,000円 |
| シナジーHR 面談 | 1ユーザー400円(税抜・基本200円+面談ツール200円)・最低10ユーザー・初期費用0円 |
| Wistant | 1on1プラン850円/人・フルパッケージ1,800円/人・初期費用0円 |
| Kakeai | マネジャー権限ユーザー1名25,000円(税別)・マネジャー20名以上・初期費用300,000円 |
| インサイズ(INSIDES) | メンバー1名あたり1,200円/月・システム基本契約0円・初期費用0円。最低50ID(実質最低月額60,000円) |
WAKUASは〜50名が月額定額25,000円のため、10名では年300,000円と割高です。51名以上は人数帯ごとの単価が全人数に適用されるので、100名は100名×500円で年600,000円になります。シナジーHR 面談(480,000円)を下回るのは301名からで、201〜300名は両社とも1人400円で同額になります。
「1ユーザー」が誰を指すかはサービスで違います。 Kakeaiはマネジャー権限ユーザーだけが課金対象で、部下は何人いても料金は増えません。ただしマネジャー20名以上が利用条件です。インサイズは逆にメンバー(部下側)の人数で数え、最低50IDが要ります。Wistant・WAKUAS・シナジーHR 面談は「1人」「1ユーザー」としか書いておらず、定義は公式に明記されていません。
税区分を明示しているのはシナジーHR 面談(税抜)とKakeai(税別)の2社だけです。残る3社は公式に記載がないため、5社を税込に揃えた比較はできません。この記事の金額は各社の公式表示額のまま並べています。
1on1ツールの選び方(5つのポイント)
- 最低月額と最低利用人数で少人数の実額が決まる。単価が安くても下限で総額が決まります
- 「1ユーザー」が誰を指すかを確かめる。マネジャーだけの社、部下だけの社があります
- AIに何をさせたいかで選ぶ。ヒント提示・改善提案・状態の可視化で分かれます
- 1on1だけか、目標管理まで含めるかを決める。既存の評価システムがあるなら切り出せます
- 記録が残って振り返れるかを確認する。継続して初めて意味を持つ施策です
1on1ツールのタイプ別分類
1ユーザー400円(税抜)・最低10ユーザー。初期費用0円・1か月単位契約・サンクスツール標準搭載
1on1・目標管理・評価を統合。ビデオ通話とAIヒントを同画面表示・連携先が豊富
〜50名は月額定額25,000円、301名からシナジーHR 面談を下回る。501名以上は1人250円
1on1専用AIと特許技術で対応のヒント。ライブ書記と自動要約。課金はマネジャー権限ユーザーのみ
実名の心理アンケートで部下の状態と性格を可視化し、1on1推奨トピックを提示。最低50ID
機能と連携の比較
| サービス | AI支援 | 目標管理 | 外部連携 | セキュリティ |
|---|---|---|---|---|
| Wistant | 改善アクション提示・AIサマリー・同画面ヒント | ○(目標管理・評価) | Slack/Chatwork/Talknote/Teams/Google/HRMOS | ISO27001・SAML・SSO・IP制限 |
| Kakeai | 対応のヒント提示・ライブ書記・自動要約(特許技術) | 要確認 | オプション(Teams/Slack/Outlook/Google・β版) | SSO・二段階認証・IP制限・アカウントロック(認証の記載なし) |
| インサイズ(INSIDES) | 状態の可視化・1on1推奨トピック提示・AIメンター | 要確認 | 要確認(SSO・多要素認証に対応) | 記載なし |
| WAKUAS | 記載なし | ○(OKR管理) | 記載なし | 記載なし |
| シナジーHR 面談 | 記載なし | シナジーHR内で連携 | シナジーHR内モジュール | 記載なし |
おすすめの1on1ツール5選
- 概要:1ユーザー月額400円(税抜)で、最低10ユーザーから使える面談特化のツールです。
- 特徴:
- 10名で年48,000円と掲載中の最安(月4,000円から)
- 100名でも年480,000円で、WAKUAS(600,000円)を下回る
- 初期費用0円・最低利用年数なし・1か月単位の契約、サンクスツールを標準搭載
- 料金:1ユーザー400円(税抜/基本料金200円+面談ツール200円)。最低利用10ユーザー。
- 注意点:201〜300名でWAKUASと同額になり、301名からは下回られます。AI機能の記載はありません。
- こんな企業に向いている:少人数で安く始めたい会社、300名以下で費用を抑えたい会社。
- 概要:1on1・目標管理・評価をオールインワンで扱い、AIが改善アクションまで提示します。
- 特徴:
- ビデオ通話とAIヒントを同じ画面に表示(話しながら助けを得られる)
- AIが振り返りから改善アクションまで提示、AIサマリーを作成
- Slack・Chatwork・Talknote・Teams・Google・HRMOSと連携、ISO27001認証
- 料金:1on1プラン850円/人、フルパッケージ1,800円/人。初期費用0円。
- 注意点:単価はインサイズ(1,200円)に次ぐ2番目の高さで、10名で年102,000円、50名で510,000円です。税区分は公式に記載がありません。
- こんな企業に向いている:1on1と目標管理をまとめたい会社、チャット連携を重視する会社。
- 概要:〜50名は月額定額、51名以上は人数帯ごとの単価が全人数に適用される料金体系です。
- 特徴:
- 301名からシナジーHR 面談を下回る(301名で1,264,200円・シナジーHR 面談1,444,800円)
- 501名以上は1人250円と掲載中の最安単価
- OKR管理(パフォーマンスプラン)、過去の振り返りを時系列で記録
- 料金:1on1プランは〜50名が月額定額25,000円、51名以上は500〜250円/人。初期設定料50,000円。
- 注意点:10名でも年300,000円、100名で年600,000円と、300名以下では割高です。初期設定料もかかります。
- こんな企業に向いている:300名を超える規模の会社、OKRまで同じツールで扱いたい会社。
- 概要:1on1専用のAIと特許技術で、上司に「対応のヒント」を提示します。
- 特徴:
- 事前・実施中・事後のアドバイザー、毎朝の秘書、月次の「鏡」で振り返りまで支援
- 実施中のライブ書記と終了後の自動要約、毎月の記録簿と半年ぶんの履歴
- 課金対象はマネジャー権限ユーザーのみで部下は無料。特許は国内10件・海外6件
- 料金:マネジャー権限ユーザー1名あたり月額25,000円(税別)。初期費用300,000円(初回のみ・税別)。
- 注意点:マネジャー権限ユーザー20名以上が利用条件のため、最低でも月500,000円(税別)=年6,000,000円からです。月次サーベイは別料金のオプションで、認証の取得は公式サイトに記載がありません。
- こんな企業に向いている:管理職が20名以上いて、上司が何を話せばよいか困っている会社。
- 概要:実名制の心理アンケートで部下一人ひとりの状態を可視化し、上司に関わり方と1on1の推奨トピックを提示します。
- 特徴:
- ワークメンタリティ・性格タイプ・ストレス要因を実名で診断し、個人ごとの推移も追える
- コンディションと性格を加味した1on1推奨トピックを提示(上司と部下が同じ画面で選べる)
- 面談力診断でメンバー10問の匿名サーベイから上司の傾聴力・コーチング力などを分析
- 1on1メモ・スケジューリング・実施管理も定額内(サーベイ対象外のユーザーも利用可)
- 料金:メンバー1名あたり月額1,200円。システム基本契約0円、初期費用・サポート費用は不要で全機能が使えます。
- 注意点:課金対象はメンバー(部下側)で、最低利用ID数が50IDのため実質的な最低月額は60,000円です。専任コンサルタントの伴走は70ID以上、活用ガイダンスと研修は別途費用がかかります。
- こんな企業に向いている:部下の状態が掴めず何を聞けばよいか分からない会社、50名以上の組織。
規模・目的別のおすすめ
〜50名:シナジーHR 面談です。10名なら年48,000円、月4,000円から始められます。
50〜300名:引き続きシナジーHR 面談です。100名で年480,000円と、WAKUAS(600,000円)を下回ります。201〜300名は両社とも1人400円で同額になります。
301名以上:WAKUASです。301名で1,264,200円とシナジーHR 面談(1,444,800円)を下回り、501名以上は1人250円になります。
1on1と目標管理をまとめたい:Wistantです。オールインワンで連携先も豊富です。
何を話すか困っている:Kakeaiです。ただしマネジャー20名以上・年6,000,000円(税別)からになります。
相手の状態が掴めない:インサイズ(INSIDES)です。実名の心理アンケートで状態を可視化し、推奨トピックまで示します。ただし最低50IDが条件です。
1on1ツールのデメリット・注意点
- 最低月額や最低利用人数で下限が決まる:WAKUASは〜50名が月額定額25,000円、インサイズは50ID以上、シナジーHR 面談は10ユーザー以上、Kakeaiはマネジャー20名以上です
- 「1ユーザー」の数え方が社によって違う:Kakeaiはマネジャーのみ、インサイズはメンバーのみが課金対象で、残る3社は定義を公開していません
- 税区分がそろわない:明示しているのはシナジーHR 面談(税抜)とKakeai(税別)の2社だけで、税込に揃えた比較はできません
- 人数が増えると順番が変わる:シナジーHR 面談とWAKUASは301名で入れ替わります
- AI機能の記載がないサービスもある:WAKUASとシナジーHR 面談は要確認です
1on1ツール 導入の流れ
- 課題が「何を話すか」か「相手の状態が分からない」かを見極める:選ぶツールが変わります
- 「1ユーザー」が誰を指すかを確かめる:マネジャーだけ、部下だけを数えるサービスがあります
- 自社の人数で総額を試算する:最低月額と最低利用人数で下限が決まります
- チャット連携を確認する:通知が届かないと実施率が落ちます
- 小さく始める:シナジーHR 面談なら月4,000円・1か月単位で試せます
1on1ツールのよくある質問
料金相場はいくら?
1人あたり月額は最安250円・中央値625円・最高1,200円です。ただし最低月額や最低ID数があるため総額は変わります。当メディアの試算では10名でシナジーHR 面談48,000円、Wistant 102,000円、WAKUAS 300,000円、インサイズ 720,000円です。Kakeaiは課金対象がマネジャー権限ユーザーだけで数える相手が違うため、この相場には入れていません。
「1ユーザー」は誰のこと?
サービスで違います。Kakeaiはマネジャー権限ユーザーだけが課金対象で部下は無料、インサイズは逆にメンバー(部下側)の人数で数えて最低50IDが要ります。Wistant・WAKUAS・シナジーHR 面談は「1人」「1ユーザー」としか書いておらず、定義は公式に明記されていません。単価を比べる前に、自社で何人ぶんの契約になるかを確認してください。
少人数でも導入できる?
シナジーHR 面談は最低10ユーザーで月4,000円から、初期費用0円・1か月単位契約です。Wistantも初期費用0円で1人850円から。WAKUASは〜50名が月額定額25,000円のため割高になり、インサイズは50ID、Kakeaiはマネジャー20名以上が条件です。
AIは何をしてくれる?
Kakeaiは1on1専用AIが対応のヒントを提示し、実施中のライブ書記と終了後の自動要約まで受け持ちます。Wistantは改善アクションの提示とAIサマリー・同画面ヒント、インサイズは実名の心理アンケートで部下の状態を可視化して1on1の推奨トピックを提示します(2026年5月にメンバー向けのAIメンター機能も搭載)。
目標管理や評価もできる?
Wistantは1on1・目標管理・評価をオールインワンで扱います(1on1プラン850円/フルパッケージ1,800円)。WAKUASはパフォーマンスプランでOKR管理に対応します。
SlackやTeamsと連携できる?
WistantがSlack、Chatwork、Talknote、Microsoft Teams、Google、HRMOSと連携します。掲載サービスの中で連携先が最も明確です。KakeaiはTeams・Slack・Outlook・Googleとの連携をオプション(β版)で提供します。WAKUASとシナジーHR 面談は公式の料金ページに記載がありません。
セキュリティ認証は?
WistantはISO27001認証を取得し、SSL暗号化・IP制限・SAML認証・SSOに対応します。Kakeaiはシングルサインオン、二段階認証、IPアドレス制限、アカウントロックを基本機能に含みますが、認証の取得は公式サイトに記載がありません。インサイズも認証取得の記載はなく、SSO・多要素認証、固定IPからの利用制限、WAF、第三者機関による脆弱性診断の定期実施を明記しています。WAKUASとシナジーHR 面談は公式の料金ページに記載がありません。
まとめ
1on1ツールは、自社の人数と課題の所在の2軸で決まります。
当メディアの試算では、10名でも100名でもシナジーHR 面談が最安です(10名で年48,000円・100名で年480,000円)。WAKUASは〜50名が月額定額25,000円で、100名でも600,000円。シナジーHR 面談を下回るのは301名からで、201〜300名は両社とも1人400円で同額になります。入れ替わるのは300名を超えてからなので、それ以下の規模なら人数で迷う必要はありません。
金額を比べる前に、「1ユーザー」が誰を指すかを確かめてください。Kakeaiはマネジャー権限ユーザーだけが課金対象で部下は無料ですが、マネジャー20名以上が条件のため年6,000,000円(税別)からになります。インサイズは逆にメンバー側の人数で数え、最低50IDが要ります。同じ「1人あたり月額」でも、数える相手が違えば総額は桁で変わります。
そして課題が「何を話せばよいか分からない」ならKakeai(対応のヒント提示)、「そもそも相手の状態が掴めない」ならインサイズ(実名の心理アンケートで可視化・推奨トピック提示)です。1on1と目標管理をまとめたいならWistantが候補になります。
どのツールを入れても、記録が残って前回の続きから話せることが継続の前提です。そこを満たしたうえで、上司の負担をどう減らすかを考えてください。
料金・仕様は変更される場合があります。契約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。