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非財務情報マネジメント比較5選|CSRD対応の要否で3社に絞れる

非財務情報マネジメントは料金公開率20%、無料トライアルは0社です。選定を決めるのは対応する開示フレームワークで、CSRD対応が必要ならbooost・SmartESG・TERRASTの3社に絞られます。

非財務情報マネジメントサービスのおすすめ(目的別の早見表)

このカテゴリは、料金で比べることができません。

掲載5サービスの料金公開率は20%。金額を公開しているのはestomaのエンタープライズプラン(月額170,000円・税抜)だけです。無料プランもトライアルも0社で、検討は問い合わせやデモから始まります。

代わりに、候補を絞る問いがはっきりしています。どの開示フレームワークに対応する必要があるか。

導入目的おすすめのタイプ主なサービス
日本とEUの両方で開示するISSB・CSRD/ESRS・SSBJ・TCFD・TNFDなど掲載5社で最も広く対応。25言語booost Sustainability
連結ベースで開示データを作る約250評価項目でSSBJ/ISSB/CSRDに対応。KPIコンソリデーションで連結データを作成SmartESG
自社の位置づけを数字で知りたい1社700超の項目をAI分析しスコアリング。開示側と投資側の双方を支援TERRAST
有報の執筆負荷を下げたい有報の開示情報をAIで自動生成。掲載5社で唯一、月額170,000円と金額を公開estoma
サプライチェーンのリスクを測る品目とコストの入力だけで製品レベルのESG評価。人権・自然資本まで定量化aiESG Flow

非財務情報マネジメントサービスとは?

非財務情報マネジメントサービスとは、ESGやサステナビリティに関するデータを社内外から集め、開示基準に沿った形に整えて開示文書まで作るサービスです。

有価証券報告書のサステナビリティ情報、CO2排出量の算定、人的資本の開示。求められる項目は増え続け、基準そのものも変わり続けます。 Excelで各部署から集めて手作業で整える方式では、基準が変わるたびに作り直しになります。

「ESG」の検索需要は月平均53.7ですが、2025年8月の40を底に2026年5月には75まで上昇しました。SSBJ基準の適用が近づく中で、関心が高まっています。

CSRD対応の要否で、候補が3社に絞られる

サービス対応フレームワーク
booost SustainabilityISSB(IFRS S1/S2)・CSRD/ESRS・SSBJ・TCFD・TNFD・GHG Protocol・SBTi・ISO14064・ISO30414・CDP
SmartESGSSBJ・ISSB・CSRD/ESRS・TCFD・GRI・SASB
TERRASTCSRD/ESRS・SSBJ・TCFD・GRI・SASB・ISO
estoma有価証券報告書(サステナビリティ情報)・TCFD・人的資本・外部評価機関対応
aiESG FlowTNFD・IR開示活用・CARE認証(取得支援)

EUで事業を行いCSRD対応が必要なら、候補はbooost Sustainability、SmartESG、TERRASTの3社です。

estomaは国内の開示が中心で、CSRD/ESRSやSSBJへの対応は挙げられていません。aiESG FlowはTNFDとサプライチェーン分析に軸足があり、開示基準への網羅的な対応は対象外です。

booost Sustainabilityの対応範囲が最も広くなります。 ISSBからCSRD、SSBJ、TCFD、TNFD、GHG Protocol、SBTi、ISO14064、ISO30414、CDPまで。日本とEUの両方で開示義務がある企業でも、1つのシステムに収まります。

SSBJだけが必要なら、選択肢は3社から選ぶことになります。 booost Sustainability、SmartESG、TERRASTがSSBJに対応します。

自社だけか、サプライチェーンまでか

次の分岐はここです。

開示基盤型

社内外のデータを集めて開示基準に沿った形に整える。フレームワーク対応の広さが価値

booost Sustainability
サプライチェーン分析型

取引先まで遡ってリスクを定量化する。分析の深さが価値

aiESG Flow

aiESG Flowはサプライチェーンに特化しています。 そして原材料の品目とコストを入力するだけで分析できます。

これは実務上、大きな違いです。サプライヤー一社ずつにアンケートを配り、回収を待ち、未回答を催促する。 この方式では、取引先の協力が得られなければ前に進みません。品目とコストから推計する方式なら、自社だけで着手できます。

3,000を超える国際的・学術的指標を用い、人権リスクの特定と、生物多様性・自然資本への影響の定量化まで扱います。九州大学発の研究知見が基盤です。

booost Sustainabilityは自社とサプライヤーの非財務情報を統合管理し、TERRASTはサプライヤーデータの集約とESG調達サービスSmartESGは連結ベースのデータ作成(KPIコンソリデーション)に対応します。

グループ会社が多いなら連結、取引先の裾野が広いならサプライチェーン。 どちらが自社の課題かで選ぶ製品が変わります。

AIが担う工程が違う

各社ともAIを使いますが、代行する工程が異なります。

サービスAIが担うこと
estoma有価証券報告書の開示情報を自動生成
booost Sustainabilityデータ収集から監査対応までの全プロセスを支援
TERRAST1社700超の項目を分析しスコアリングと示唆を出力
aiESG Flow3,000超の指標で製品レベルのESG評価

estomaは書く工程をAIが担います。 掲載5サービスの中で、開示文書の生成を明示しているのは本サービスです。データが揃った後の執筆に時間を取られている企業には、これが効きます。

TERRASTは判断材料を出します。 定量指標からSDGs・ESGのスコアと示唆を出力するため、自社の位置づけがどこにあるかを数字で把握できます。次に何を改善するかを決める段階で使えます。

書く作業を減らしたいのか、集める作業を減らしたいのか、判断材料が欲しいのか。 ここを整理してから見積りを取ってください。

料金が読めるのは1社だけ

estomaのエンタープライズプランは月額170,000円(税抜)で、拠点やユーザー数が増えても料金が変わりません。

掲載5サービスの中で、金額と課金の考え方の両方を公開しているのは本サービスだけです。

他の4社は全プランが要問い合わせです。グループ会社や拠点が増えたときに費用がどう伸びるかを、見積りの段階で確認する必要があります。 非財務情報の収集は連結子会社にも及ぶため、この点が総額を大きく左右します。

「何拠点・何ユーザーまで含むのか」「連結子会社を追加したらいくら増えるのか」を、最初の見積りで聞いてください。

試せない

掲載5サービスに無料プランはなく、無料トライアルを公表しているサービスもありません。

estomaは無料デモを提供していますが、トライアル期間の明記はありません。

自社のデータを入れて操作感を確かめる、という進め方ができないカテゴリです。 導入判断は、デモと提案書、そして既存の導入企業の実績から行うことになります。

導入実績で見ると、booost Sustainabilityが累計6,500社以上・95カ国以上、SmartESGが70社以上で時価総額5,000億円超の企業の約15%、TERRASTが東証プライム上場企業50社以上と国内の中小企業2,500社以上です。

開示の先まで任せるか

システムだけでは開示は完結しません。

booost Sustainabilityはプロフェッショナルコンサルティングを併設し、ESGデータ作成・開示文書作成・人的資本開示・人権デューデリジェンスを支援します。監査・第三者保証への対応支援や財務インパクト分析まで扱います。

SmartESGは専門家によるコンサルティング(ESG Advisory)を併設し、ESG特化のメディアも運営しています。基準の変更が続く領域では、情報を得ながら進められることに価値があります。

TERRASTは非財務データの集計から経営実装までをワンストップで支援し、aiESG Flowはコンサルタントによる分析を別料金で提供します。

担当者が1〜2名の体制なら、システムだけを買っても回りません。 支援の範囲と費用を、システムの料金と合わせて確認してください。

各サービスの詳細

booost Sustainability

対応フレームワークが最も広い。25言語でグローバル連結の開示まで

公式サイト ↗

Booost株式会社(旧 booost technologies株式会社)が提供するサステナビリティERPです。同社は2015年4月15日設立、資本金25億円(資本剰余金を含む・2026年3月末時点)、従業員約100名の企業で、東京都品川区大崎の新大崎勧業ビルディングに本社を置きます(ほか大阪拠点)。

掲載5社の中で、対応する開示フレームワークが最も広い点が特徴です。ISSB(IFRS S1/S2)、CSRD/ESRS、SSBJ、TCFD、TNFD、GHG Protocol、SBTi、ISO14064、ISO30414、CDPに対応します。国内基準と国際基準を並行して扱えるため、日本とEUの両方で開示義務がある企業でも1つのシステムに収まります。

自社だけでなくサプライヤーの非財務情報も統合管理します。データ収集から集計・品質管理、開示文書の作成、監査・第三者保証への対応支援までをAIで支援します。人的資本開示、人権デューデリジェンス、財務インパクト分析、CO2排出量算定も扱います。

プロフェッショナルコンサルティングを併設しており、ESGデータ作成や開示文書作成を専門家に相談できます。ツールだけでは進まない判断の部分を、同じ提供元に相談できる構成です。

25言語に対応し、累計6,500社以上・95カ国以上・19.7万拠点以上で利用されています。大手企業でシェアNo.1(2年連続)を掲げています。料金は全プランが非公開で、Starter・Starter Plus・Edge・Enterprise・Customizationの5段階です。

SmartESG

約250評価項目でSSBJ/ISSB/CSRDに対応。連結ベースの開示データ作成まで

公式サイト ↗

シェルパ・アンド・カンパニー株式会社が提供するESG情報開示プラットフォームです。同社は2019年9月設立、資本金1億円の企業で、東京都品川区西五反田のTERRACE SITE GOTANDAに拠点を置きます。2022年11月に正式提供が始まりました。

約250の評価項目を持ち、SSBJ・ISSB(IFRS S1/S2)・CSRD/ESRS・TCFD・GRI・SASBに対応します。

連結ベースの開示データ作成(KPIコンソリデーション)に対応する点が特徴です。子会社や関連会社のデータを集めて連結の数字を作る作業は、財務と同じく非財務でも発生します。 この工程をシステム上で扱えます。

外部評価機関の調査票や質問票への対応も扱います。ESGの評価機関から送られてくるアンケートは項目数が多く、毎年形式も変わります。一元管理したデータから回答を組み立てられれば、担当者の負荷が下がります。

機関投資家向けのエンゲージメント支援(Clarity)も提供しており、開示して終わりではなく投資家との対話まで視野に入れた構成です。専門家によるコンサルティング(ESG Advisory)を併設しています。

導入は70社以上で、時価総額5,000億円超の企業の約15%に導入されています。商船三井・近鉄グループホールディングス・ニコン・DNPなどが採用しています(2025年8月時点)。料金は非公開です。

TERRAST

1社700超の項目をAI分析しスコアリング。開示側と投資側の双方を支援

公式サイト ↗

サステナブル・ラボ株式会社が提供する非財務データプラットフォームです。同社は2019年1月設立の企業で、東京都千代田区大手町の大手町ビル4階 FINOLAB内に拠点を置きます。

国内最大級の非財務データバンクを基盤とし、1社あたり700を超える非財務データ項目をAIで分析します。

開示する側と投資する側の双方を対象にしている点が、掲載5社の中で特徴的です。 企業向けにはESG業務のDXと定量スコアリング(TERRAST for Management)、グローバル連結開示対応(TERRAST for Enterprise)を提供し、金融機関向けにはポートフォリオとESGデータの管理を提供します。

定量指標からスコアリングと示唆を出力します。データを集めて開示するだけでなく、自社の位置づけがどこにあるかを数字で把握できます。SDGsやESGのスコアを外部と比べられる形で持てるため、目標設定の材料になります。

CSRD/ESRS、SSBJ、TCFD、GRI、SASB、ISOに対応します。ESG調達サービスも搭載され、サプライヤーのデータ集約に使えます。

ESG投資家・金融機関20社以上、東証プライム上場企業50社以上、地域金融機関10社以上、国内の中小企業2,500社以上で利用されています(2025年4月時点)。大企業だけでなく中小企業への導入実績も持つ点は、掲載5社の中で目立ちます。料金は非公開です。

estoma

有報の開示情報をAIで自動生成。掲載5社で唯一、月額170,000円を公開する

公式サイト ↗

株式会社estomaが提供するESG情報統合管理クラウドです。同社は2022年1月27日設立、資本金200万円、従業員34名(業務委託含む)の企業で、東京都千代田区丸の内の新東京ビルに拠点を置きます。

掲載5社の中で唯一、金額を公開しています。エンタープライズプランが月額170,000円(税抜)です。拠点やユーザー数が増えても料金が変わりません。 他の4社は料金が非公開のため、グループ会社や拠点が増えたときに費用がどう伸びるかを見積りの段階で確認する必要があります。この点で費用の見通しが立てやすい設計です。

有価証券報告書の開示情報をAIで自動生成します。掲載5社の中で、開示文書を書く工程そのものをAIが担うと明示しているのは本サービスです。200を超える指標を日々収集してデータベース化し、定量・定性の両方のデータを一元管理します。

対応するのは有価証券報告書のサステナビリティ情報、TCFD、人的資本、外部評価機関対応で、国内の開示が中心です。CSRD/ESRSやSSBJへの対応は挙げられていません。 海外での開示義務がある企業では、booost SustainabilityやSmartESGとの比較になります。

CO2算定とLCA算定・管理、サプライチェーン管理、サステナビリティページ分析も扱います。ほとんどの機能でCSVのインポート・エクスポートに対応します。プランはベーシック・スタンダード・エンタープライズの3段階で、上位以外は要問い合わせです。無料デモがあります。

aiESG Flow

品目とコストを入れるだけで製品レベルのESG評価。人権・自然資本まで定量化

公式サイト ↗

株式会社aiESGが提供するサプライチェーンESG分析クラウドです。同社は2022年7月20日設立、資本金1億円、従業員32名(2025年7月1日時点)の企業で、福岡県福岡市博多区博多駅前のNMF博多駅前ビルに拠点を置きます。九州大学・馬奈木研究室発のスタートアップです。

製品・サービスレベルでのESG評価を行う点が、掲載5社の中で際立ちます。同社は製品レベルでのESG評価ができる世界初を標榜しています。

原材料の品目とコストを入力するだけで分析できます。 サプライヤー一社ずつにアンケートを配って回収する方式とは、必要な手間が根本的に異なります。3,000を超える国際的・学術的指標を活用し、九州大学発の研究知見を基盤としています。

人権リスクの特定・深掘り分析と、生物多様性・自然資本への影響の定量化に対応します。気候や排出量だけでなく、人権や自然資本といった数字にしにくい領域を定量的に扱えます。調達リスクの改善シミュレーションも行えます。

対応する開示はTNFD、IR開示への活用、CARE認証の取得支援で、CSRD/ESRSやSSBJへの直接的な対応は挙げられていません。開示基準への網羅的な対応を求める用途ではなく、サプライチェーンの分析に軸足があります。他社と併用する前提での検討が現実的です。

分析はコンサルタントによるESG分析を別料金で依頼することもできます。料金は非公開で、無料トライアルの公式記載もありません。

よくある質問

非財務情報マネジメントサービスの料金はいくらですか?

掲載5サービスの料金公開率は20%です。金額を公開しているのはestomaのエンタープライズプランで、月額170,000円(税抜)です。拠点やユーザー数が増えても料金は変わりません。estomaのベーシック・スタンダードを含め、booost Sustainability、SmartESG、TERRAST、aiESG Flowは要問い合わせです。

無料で試せますか?

掲載5サービスに無料プランはなく、無料トライアルを公表しているサービスもありません。estomaは無料デモを提供していますが、トライアル期間の明記はありません。他の4社も資料請求や問い合わせからの検討になります。導入前に自社データで試すことは難しいカテゴリです。

CSRD(EUの企業サステナビリティ報告指令)に対応していますか?

対応するのは3社です。booost Sustainability、SmartESG、TERRASTがCSRD/ESRSに対応します。estomaは有価証券報告書のサステナビリティ情報・TCFD・人的資本・外部評価機関対応が中心、aiESG FlowはTNFD・IR開示活用・CARE認証の取得支援です。EUで事業を行う企業は、この点を先に確認してください。

SSBJ基準には対応していますか?

booost Sustainability、SmartESG、TERRASTがSSBJに対応します。いずれもISSB(IFRS S1/S2)やCSRD/ESRSにも対応しており、国内基準と国際基準を並行して扱えます。estomaは有価証券報告書のサステナビリティ情報を対象とし、開示情報のAI自動生成に対応します。

サプライチェーンのデータも扱えますか?

扱えます。aiESG Flowはサプライチェーンに特化し、原材料の品目とコストを入力するだけで製品・サービスレベルのESG評価を行い、人権リスクや生物多様性への影響まで定量化します。booost Sustainabilityは自社とサプライヤーの非財務情報を統合管理し、TERRASTはサプライヤーデータの集約とESG調達サービス、SmartESGは連結ベースのデータ作成に対応します。estomaもサプライチェーン管理を備えます。

CO2排出量の算定もできますか?

できます。booost SustainabilityはGHG ProtocolやISO14064に対応したCO2排出量算定、SmartESGはGHG排出量の算定・集計、estomaはCO2算定とLCA算定・管理に対応します。開示のためのデータ収集と排出量の算定を、同じシステムで扱えます。

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