市場調査サービス(マーケティングリサーチ会社)
調査会社に依頼する市場調査は、手法によって費用の桁が変わります。本ページ掲載5サービスの公開情報を見ると、ネットリサーチが9万円台から、グループインタビューが50万円台から、会場調査や郵送調査は数百万円という水準です。同じ「調査を依頼する」でも、聞き方を変えるだけで金額が10倍以上動きます。まず何を知りたいのかを決め、それに必要な手法を確かめてから見積りを取ってください。
市場調査サービス(マーケティングリサーチ会社)とは
料金を最も詳しく公開しているのはマクロミルです。インターネットリサーチの本調査は10問×100サンプルで110,000円、500サンプル×10問で250,000円、1,000サンプル×30問で730,000円という料金テーブルが示されています。自社の保有リストへ配信する調査は基本料金150,000円から、フォーカスグループインタビューは500,000円から、デプスインタビューは240,000円から(6名実施の場合)です。
クロス・マーケティングも標準メニューの参考価格を公開しています。ネットリサーチが90,000円から、グループインタビューが550,000円から、デプスインタビューが250,000円から、会場調査が800,000円から、ホームユーステストが550,000円から、郵送調査が1,500,000円から、グローバルリサーチが1,100,000円程度です。AIチャットを使うLight Depthは175,000円からと、定性調査の中では低い水準に設定されています。
1問だけ聞きたい場合の選択肢もあります。日本リサーチセンターのNRCオムニバス調査(NOS)は、1〜5問なら1問あたり20万円、6〜10問なら16万円、11問以上なら13万円、自由回答は22万円です。全国200地点・15〜79歳・1,200票を個別訪問留置で回収する調査に相乗りする形で、春・秋・冬に定期実施されます。自社で訪問調査を1本立てるより費用を抑えられます。
調査を実施せずにデータを買うという方法もあります。インテージはSCI・SRI+・i-SSP・SLIといったパネルデータを提供しており、購買履歴などの継続的なデータそのものを利用できます。新たに聞き取りを行うのではなく、すでに蓄積されたデータから答えを得る形です。同社の料金は案件ごとの個別見積りとなります。
市場調査サービス(マーケティングリサーチ会社)の検索需要トレンド
「マーケティングリサーチ」の検索需要は月平均42.1で、25か月を通して20〜61の範囲に収まっています。指数が0まで落ちた月はありません。最も高いのは2024年7月の61で、その後は緩やかに下がり、2025年12月の20が最も低い値でした。2026年に入ってからは32〜52の範囲で戻しています。全体としては下降した水準で落ち着いている状態で、言葉としての検索は以前より減っています。(出典:Googleトレンド/キーワード「マーケティングリサーチ」)
市場調査サービス(マーケティングリサーチ会社)の選び方の要点
公開されている参考価格を並べると、ネットリサーチは9万円台から11万円台、デプスインタビューは24万円から25万円台、グループインタビューは50万円から55万円台、会場調査は80万円台、郵送調査は150万円台という水準です。クロス・マーケティングのグローバルリサーチは110万円程度とされています。同じ調査会社に頼んでも、聞き方を変えるだけで10倍以上の差が出ます。予算から手法を決めるのか、知りたいことから手法を決めるのかで、最初の相談の仕方が変わります。
マクロミルのインターネットリサーチは、10問×100サンプルで110,000円、500サンプル×10問で250,000円、1,000サンプル×30問で730,000円という料金テーブルを公開しています。サンプル数を5倍にすると金額は約2.3倍、設問数も含めて10倍規模にすると約6.6倍という動き方です。比例して増えるわけではないため、規模を変えたときの金額は個別に確認する必要があります。ネオマーケティングも本調査費用・スクリーニング費用・画面作成費が回答サンプルサイズと設問数で変動するとしています。
日本リサーチセンターのNRCオムニバス調査(NOS)は、複数の依頼者が1つの調査に相乗りする形式です。1〜5問なら1問あたり20万円、6〜10問なら16万円、11問以上なら13万円で、全国200地点・15〜79歳・1,200票を個別訪問留置で回収します。自社専用の訪問調査を1本立てる場合と比べて費用を抑えられますが、実施時期は春・秋・冬の定期実施に合わせる必要があります。
ネットリサーチはパネルに登録している人が対象となるため、そこに含まれない層の声は拾えません。日本リサーチセンターは全国約1,100名の調査員による個別訪問留置調査の体制を持ち、47都道府県に対応しています。マクロミル・インテージ・クロス・マーケティング・ネオマーケティングも会場調査や郵送調査、電話調査を扱います。高齢層や特定地域を対象とする調査、世論調査のように代表性が求められる調査では、オンライン以外の手法が必要になります。
インテージはSCI・SRI+・i-SSP・SLIといったパネルデータを提供しており、購買履歴などの継続的なデータそのものを利用できます。新たに質問を投げるのではなく、蓄積されたデータから傾向を読む方法です。市場の推移や購買行動の実態を把握したい場合、都度の調査より適していることがあります。アンケートで聞くより購買データを見るほうが正確に分かることもあり、聞き取りだけが選択肢ではありません。
市場調査サービス(マーケティングリサーチ会社)の比較一覧(全5サービス)
マクロミル(Macromill)
要問い合わせ国内オンラインリサーチのシェアNo.1(2024年6月・同社調べ)を掲げる総合マーケティングリサーチ会社。ネットリサーチを軸に、会場調査(CLT)・ホームユーステスト・郵送・電話の定量調査、グループインタビュー/デプスインタビュー/エスノグラフィの定性調査、海外調査、データ分析・コンサルティングまでを一気通貫で受託する。
クロス・マーケティング
要問い合わせ国内最大規模のアンケートパネルを持つ総合マーケティングリサーチ会社。ネットリサーチ・会場調査(CLT)・HUT・郵送・電話の定量調査、グループインタビュー/デプスインタビュー/ホームビジットの定性調査、世界85ヶ国以上の海外調査までを提供し、標準メニューの参考価格(ネットリサーチ9万円〜など)を公式公開している。
日本リサーチセンター(NRC)
要問い合わせ1960年設立、Gallup International・WIN・ESOMARに加盟する老舗の総合調査会社。全国約1,100名の調査員による訪問・郵送・電話・ネットの定量調査、グループインタビュー等の定性調査、世論調査、海外調査までを担う。定型オムニバス調査『NOS』は1問20万円〜と料金を公式公開している。
インテージ(INTAGE)
要問い合わせ1960年創業、国内最大級の総合マーケティングリサーチ会社。SCI(全国消費者パネル)・SRI+(全国小売店パネル)等の独自パネル網を強みに、ネットリサーチ・会場調査・郵送・電話の定量調査、グループインタビュー/デプスインタビュー/エスノグラフィの定性調査、アジアNo.1の海外調査、需要予測・価格分析などのデータ解析までを受託する。
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