LPOツール(ランディングページ最適化)
LPOツールは、ランディングページのコンバージョン率を上げるためのツールです。ただし掲載5サービスを調べると、A/Bテストを回す実験プラットフォーム型、ヒートマップで見て直す分析型、フォームだけを改善するEFO型に分かれます。課金の基準もPV・UU・セッションと揃いません。
LPOツール(ランディングページ最適化)とは
LPOツールという名前でまとめられていても、掲載5サービスがやっていることは同じではありません。DLPOとOptimizelyはA/Bテストや多変量テストを回す実験プラットフォームで、複数パターンを配信して勝ちパターンを見つけます。仮説を立てて検証するサイクルを前提にした設計です。
SiTestとPtengineは、ヒートマップでページのどこが見られ、どこで離脱しているかを可視化したうえでA/Bテストやポップアップを実行します。何を直すべきかを見つけるところから支援する構成です。両サービスとも月3,000PVまでの無料プランを用意しています。
Gyro-n EFOは入力フォームに絞ったサービスです。リアルタイムの入力補助、エラーのその場表示、フォーム離脱の計測といった機能で、フォームまで来たユーザーの離脱を抑えます。ページ全体ではなくフォームだけが課題である場合の選択肢です。
料金の基準もこの違いに対応しています。PtengineとSiTestは計測PV数、Gyro-n EFOはUU数と項目数、OptimizelyはMTU・セッション数が基準です。掲載5サービスのうち金額を公開しているのはPtengineとGyro-n EFOの2サービスで、SiTestは無料プランのみ金額を示し、DLPOとOptimizelyは要問い合わせとなっています。
LPOツール(ランディングページ最適化)の検索需要トレンド
「A/Bテスト」の検索指数は直近25か月で下がり続けています。最大は起点の2024年7月の73、最小は2026年4月の31で、前半12か月の平均60.3に対し後半12か月の平均は42.7です。直近3か月は34前後で落ち着いており、キーワードとしての検索は減っている一方、A/Bテストの機能自体は掲載5サービスのうち4サービスが標準で備えています。(出典:Googleトレンド/キーワード「A/Bテスト」)
LPOツール(ランディングページ最適化)の選び方の要点
掲載5サービスは3つの型に分かれます。DLPOとOptimizelyはA/Bテスト・多変量テストを回す実験プラットフォームで、OptimizelyはマルチページテストやサーバーサイドテストにもSDK経由で対応します。SiTestとPtengineはヒートマップ解析を軸に、A/Bテスト・ポップアップ・パーソナライズを組み合わせる構成です。Gyro-n EFOは入力フォーム最適化に特化しています。改善したい箇所がページ全体なのか、フォームだけなのかで選ぶ範囲が変わります。フォームの離脱が主因であれば、実験プラットフォームを導入してもフォーム内の入力補助までは届きません。
Ptengineは機能別に製品が分かれています。ヒートマップとアクセス解析はInsight Growthで3,000PVの場合に月額4,980円〜、Web接客・A/Bテスト・パーソナライズはExperience Growthで3,000PVの場合に月額7,980円〜です。両方を使う場合はBundle Pack Growthとなり、3,000PVの場合に月額9,980円〜となります。ヒートマップとA/Bテストの両方を想定していると、Insightだけでは足りません。最安の金額が何の機能に対するものかを確認しておく必要があります。
PV課金のサービスは、契約時のPVと運用が乗ってきたときのPVで金額が変わります。PtengineのInsight Growthは3,000PVで月額4,980円ですが、50万PVでは最大約69,800円となり、14倍の開きがあります。SiTestも計測データ量(PV)による課金で、有料のエンタープライズは計測PV量とドメイン数を指定した個社見積りです。無料プランは月3,000PV・1ドメインまでのため、実サイトの規模では有料プランが前提になります。LPO施策で流入を増やすことが目的である以上、成功したときに料金が上がる構造である点は織り込んでおく必要があります。
無料プランやトライアルで試せても、本契約には期間の縛りがある場合があります。SiTestは標準12ヶ月(月次自動更新)で、初回のみデータ保存デポジットとして6,000円(税別)が必要です。このデポジットにより利用停止後12ヶ月間データが保持されます。Gyro-n EFOは最低契約6ヶ月です。Optimizelyは年契約前提の個社見積りとなります。Ptengineは最低契約期間の記載がなく、DLPOは要問い合わせです。短期間で効果を判断して切り替える前提であれば、契約期間の条件は事前に確認しておくべき項目です。
掲載5サービスのうち無料プランがあるのはSiTestとPtengineの2サービスで、いずれも月3,000PVという同じ上限です。ただし内容は異なります。SiTestの無料プランは1ドメインで全機能を自己サポートで使う形式です。Ptengineの無料プランはヒートマップ1枚などの制限があるものの、A/Bテストとセグメント分析も利用できます。無料トライアルはSiTestとPtengineが14日間、Gyro-n EFOが1ヶ月(30日)です。SiTestのトライアルは30,000PV・2ドメイン・目標10件・全主要機能という条件で、無料プランより広い範囲を試せます。DLPOとOptimizelyには無料トライアルの記載がなく、デモや問い合わせでの対応となります。
LPOツール(ランディングページ最適化)の比較一覧(全5サービス)
Ptengine(ピーティーエンジン)
月額5,478円〜ヒートマップ・アクセス解析(Insight)とWeb接客・A/Bテスト・パーソナライズ(Experience)をオールインワンで提供するサイト最適化プラットフォーム。PV課金で、Freeプラン(月3,000PV・A/Bテストも利用可)と14日間の有償トライアルを持つ。Growthは月払い6,578円/月〜・年一括払い5,478円/月〜(税込)。
Gyro-n EFO
月額15,000円〜入力フォームの離脱を抑えCVRを高めるEFO(入力フォーム最適化)ツール。リアルタイムの入力補助・エラー表示・ログ解析による改善提案を提供し、国内6,000フォーム超の改善実績。月額15,000円〜(UU課金・契約フォーム数は無制限)で、1ヶ月の無料トライアルあり。
ヒートマップ解析・A/Bテスト・EFO・パーソナライズ・ポップアップ・セッション録画・AIレポートをオールインワンで備える純国産のサイト改善SaaS。計測データ量(PV)に応じた課金で、月3,000PVまでの無料プランと2週間の全機能無料トライアルを提供。運営は東証グロース上場のグラッドキューブ。
世界的に利用される実験(experimentation)プラットフォーム。A/Bテスト・多変量テスト・マルチページ/サーバーサイドテスト・パーソナライズを備え、LP/サイトのCVR最適化を大規模に行える。料金はUSD建てだが個社パッケージ・要見積りで非公開、年契約前提でセルフサーブの無料トライアルはなし。
掲載は無料掲載と有料掲載の2つです。無料掲載は1カテゴリまでで、相互リンクのご協力が必要。 有料掲載は月額20,000円(税抜)で相互リンクが不要になり、この一覧とおすすめ比較記事の最上部に固定して掲載します。 「料金改定を反映してほしい」といった訂正のご相談も同じ窓口で、こちらは費用はかかりません。