在庫管理システム
在庫管理システムは、入出庫と現在の在庫数を記録し、棚卸や発注につなげるシステムです。当メディアが掲載5社を調べたところ料金公開率は80%(4/5)で、初年度の負担は107,760円から498,000円まで約4.6倍の開きがありました。さらに数える作業そのものをなくすIoT型もあり、比べる軸が金額だけでは足りません。
在庫管理システムとは
在庫管理システムの月額は、企業単位の定額で8,980円から29,000円まで(いずれも税抜)の幅があります。当メディアの調査では掲載5社の料金公開率は80%(4/5)でした。
ただし月額だけでは決まりません。初期費用が0円のものと15万円かかるものがあるためです。当メディアの集計と公開されている初期費用をもとにすると、初年度の負担はzaicoのスターターが107,760円、在庫スイートクラウドの棚卸エディションが498,000円(月額分348,000円+初期設定費用150,000円)で、約4.6倍の開きになります。
そしてもう1つ、金額より先に決めるべき軸があります。誰が在庫を数えるかです。zaico・ロジクラ・FLAM・在庫スイートクラウドはスマートフォンやハンディ端末で人が読み取って数えます。一方でスマートマットクラウドはIoT重量計に置くだけで在庫数を自動計測し、人手の棚卸作業を不要にします。
つまりこのカテゴリは、数える作業を楽にするものと、数える作業をなくすものに分かれます。この記事では公開されている数値だけを使って整理しました。
在庫管理システムの検索需要トレンド
「在庫管理」の検索指数は直近25か月で61〜86の範囲を推移し、平均は75.3でした。前半12か月の平均80.4に対し後半12か月は70.4で、12%ほど下がっています。最大は2024年9月と2025年1月がともに86、最小は2025年12月の61です。2025年7月以降は70前後で落ち着いており、年末に落ち込む動きが2年続いています。(出典:Googleトレンド/キーワード「在庫管理」)
在庫管理システムの選び方の要点
掲載5社は在庫の数え方で2つに分かれます。 人が数える側は、zaico(スマートフォンで読み取り)、ロジクラ(スマホアプリで入荷・出庫・棚卸・検品)、FLAM(販売・仕入・在庫を一体管理)、在庫スイートクラウド(現場入力で実在庫を管理)です。作業そのものは残りますが、紙やExcelよりは速く正確になります。 自動で数える側はスマートマットクラウドです。IoT重量計(スマートマット)に置くだけで在庫数を自動計測し、自動で更新します。人手の棚卸作業が不要になり、在庫量が下限を下回ると自動で通知され、自動発注にもつながります。 消耗品・部品・備品のように数が多く重さで数えられるものには自動計測が向きます。一点ものや大きさがばらばらな商品には人が読み取る方式が向きます。 スマートマットクラウドは料金が非公開で、IoT重量計の設置台数・利用構成に応じた個社見積りです。IoT機器の設置を伴うため無料トライアルの常設もありません。
月額だけを見ると判断を誤ります。初期費用が0円のものと15万円かかるものがあるためです。 初期費用0円を明記しているのはzaicoとFLAMです。在庫スイートクラウドは棚卸エディションが150,000円、Lite/Proエディションが300,000円(いずれも税抜)の初期設定費用がかかります。ロジクラはオンラインミーティング全3回分として発生し、金額は要問い合わせです。 当メディアの集計と公開されている初期費用をもとにした初年度の負担は、zaicoのスターターが107,760円、FLAMのスタンダードが117,600円、ロジクラのLite(年契約)が153,600円+初期費用、在庫スイートクラウドの棚卸エディションが498,000円(月額分348,000円+初期設定費用150,000円)です。 最安と最高では約4.6倍の開きになります。月額では8,980円と29,000円で約3.2倍ですが、初期費用を含めると差が広がります。
契約の条件にも差があります。 在庫スイートクラウドは最低利用期間が1年間です。契約時に3ヶ月分と設定費用を支払い、4ヶ月目より口座引き落としとなります。掲載5社の中で最低利用期間を明記しているのは在庫スイートクラウドです。 ロジクラは年契約が1年で、本契約から1年経過時より年間保守費用として毎年30,000円がかかります。加えて出荷数の超過分は従量課金です。月契約も選べます。 zaicoとFLAMは料金ページ上に最低利用期間の明記がありません。ただし含まれるアカウント数を超えると追加費用がかかります。FLAMは超過アカウントが1ユーザー2,000円/月(税抜)です。zaicoはスターターがフル権限3名/閲覧10名で、超過ユーザーは従量課金です。 月額の金額だけでなく、人数が増えたときや出荷が増えたときにいくら加わるかを確認しておく必要があります。
企業単位の定額でも、使える範囲には上限があります。 zaicoのスターター(月額8,980円・税抜)はフル権限3名・閲覧10名で、データ登録の目安は5万件までです。上位はベーシックが49,800円、プロフェッショナルが150,000円です。 FLAMのスタンダード(月額9,800円・税抜)は3アカウント込みです。上位はプロフェッショナルが19,800円、プレミアムが54,800円です。 在庫スイートクラウドは人数帯で分かれ、棚卸エディションが10ユーザーまで29,000円、50ユーザーまで35,000円、100ユーザーまで41,000円です(いずれも税抜)。掲載5社の中で人数帯を細かく公開しているのは在庫スイートクラウドです。 ロジクラは拠点単位の課金で、Liteが年契約12,800円/月契約14,800円(いずれも税抜・1拠点)です。複数の拠点を持つ場合は拠点ごとに費用がかかります。 何人が使い、何件のデータを登録するかを先に見積もる必要があります。
同じ在庫管理でも、想定する業種と連携先が異なります。 ロジクラはEC・通販、小売、卸売を想定し、複数の販売チャネル(ECモール/カート)と連携します。複数拠点・複数販売チャネルの在庫を一元管理する用途に向きます。 FLAMは卸売・小売・EC・製造の販売在庫管理を想定し、販売・仕入・在庫をワンパッケージで扱います。楽楽B2B(クラウド受発注)とも連携します。ISO27017を取得しています。 在庫スイートクラウドは製造・卸売・倉庫/物流の在庫・棚卸管理を想定し、ロケーション・ロット・ステータス管理を標準で備えます。在庫・倉庫管理のカイゼン支援コンサルティングも提供されます。 zaicoは製造・小売・卸・医療・建設など業種横断で、プロフェッショナルプランで外部システム連携とAPI連携に対応します。 スマートマットクラウドは製造、医療・研究、店舗/小売、物流の消耗品・部品・備品管理を想定し、自動発注・発注先連携に対応します。
在庫管理システムの比較一覧(全5サービス)
在庫スイートクラウド
月額29,000円〜『現場入力主義・実在庫主義・標準機能主義』を掲げるクラウド在庫管理システム。現場からのリアルタイム入力で在庫差異を最小化し、ロケーション・ロット・ステータス管理を標準装備。棚卸時間の短縮に強い。
スマートマットクラウド
要問い合わせIoT重量計『スマートマット』の上にモノを置くだけで重さから在庫数を自動計測・自動更新するIoT在庫管理サービス。日々の在庫確認・棚卸・発注点管理を自動化し、人手の棚卸作業を不要にする。
掲載は無料掲載と有料掲載の2つです。無料掲載は1カテゴリまでで、相互リンクのご協力が必要。 有料掲載は月額20,000円(税抜)で相互リンクが不要になり、この一覧とおすすめ比較記事の最上部に固定して掲載します。 「料金改定を反映してほしい」といった訂正のご相談も同じ窓口で、こちらは費用はかかりません。