フォーム作成ツール

フォーム作成ツール比較5選|全社無料だが上限の付け方が違う

掲載5サービスは料金公開率も無料プラン提供率も100%です。ただし上限がフォーム数・回答数・保存期間・1時間あたり受付件数と分かれ、回答100件も月次と累計で意味が違います。円建て最安は年7,176円です。

フォーム作成ツールは、当メディアが調査したカテゴリの中では珍しく情報がそろっています。掲載5サービスの料金公開率は100%、無料プランの提供率も100%でした。金額も条件もすべて公式サイトで確認できます。

そのぶん、比較の焦点は「いくらか」ではなく「何が上限か」に移ります。そしてこの上限の付け方が、サービスごとにまったく違います。

たとえば「回答100件」という条件が3つのサービスに出てきますが、formrunはフォームごとの累計で100件、TypeformとJotformは毎月100件です。累計なら101件目からは受け付けられませんが、月次なら翌月にはリセットされます。さらにフォームメーラーは1時間あたり50件という別の単位で制限しています。

この記事では掲載5サービスについて、無料プランの範囲、上限の種類、料金の実額を一次データから整理しました。

結論:上限の「単位」を自社の使い方に合わせる

先に結論を述べます。

1つめは、回答数のカウント単位です。formrunはフォームごとの累計(FREE 30件/BEGINNER 100件/STARTER以上は無制限)、TypeformとJotformは月あたり(無料はいずれも100件/月)、フォームメーラーは1時間あたりの受付件数(Free 50件〜Premium 1,000件)です。短時間に集中するイベント申込なら1時間あたりの上限が効き、長期間の問い合わせ窓口なら累計の上限が効きます。

2つめは、フォーム数です。Typeformは全プランで無制限で、回答数だけがプランの区切りです。formrunはFREEが1個で掲載5サービス中もっとも狭く、JotformとフォームメーラーはいずれもFreeが5個です。用途ごとにフォームを分ける運用なら、この差が直接効きます。

3つめは、無料のまま運用できるかです。フォームメーラーのFreeは回答保存が6か月で、有料は無期限です。フォームズのフリーは広告表示あり、Jotformの無料Starterはブランド表示ありです。対外的に使うフォームでは、表示の条件が実質的に有料プランを前提にします。

フォーム作成ツールとは

フォーム作成ツールは、問い合わせ・申し込み・アンケートなどのフォームをノーコードで作成し、回答を収集・管理するツールです。掲載5サービスはいずれもクラウドで提供され、HTMLを書かずにフォームを公開できます。

料金体系は5サービスとも1契約あたりの定額制で、利用人数に比例する形ではありません(formrunとフォームメーラーは、プランに含まれる人数の上限という形で人数が関わります)。そのため1ユーザーあたりの単価という共通指標が存在せず、相場としての金額は算出できません。

当メディアの調査では「フォーム作成」という検索キーワードの指数は直近25か月で49〜87の間を推移し、平均は66.9でした。最大は2025年6月の87、最小は2025年12月の49です。前半12か月の平均70.5に対し後半12か月は63.2で、緩やかに下がっています。

選び方:5つの確認ポイント

1. 無料プランの「上限の種類」を確認する

掲載5サービスの無料プランを並べると、制限のかけ方の違いがはっきりします。

サービスフォーム数回答数その他の制限
formrun FREE1個30件/フォーム(累計)1人・基本機能のみ
フォームズ フリー記載なし(複数可)ログ保存100件/1フォーム12項目/1フォーム・広告表示・複数メール送信不可
フォームメーラー Free5個1時間50件受付7項目/1フォーム・保存6か月・チーム0人
Typeform 無料無制限100件/月AI作成・条件分岐・Webhookは利用可
Jotform Starter5個100件/月アップロード100MB・ブランド表示

Typeformは無料プランでもフォーム数が無制限で、AI作成・条件分岐・Webhookまで使えます。機能を絞らず回答数だけで制限する構成です。一方formrunのFREEはフォーム1個・回答30件で、掲載5サービスの中でもっとも範囲が狭くなっています。

2. 回答数のカウント単位が3通りあることを踏まえる

前述のとおり、同じ「100件」でも意味が違います。3つの単位を整理します。

  • 累計(フォームごと):formrun。FREEが30件/フォーム、BEGINNERが100件/フォーム。上限に達したらそれ以上は受け付けられません。STARTER以上は無制限
  • 月あたり:TypeformとJotform。毎月リセットされます。Typeformは無料・Basicが100件/月、Plusが1,000件/月、Businessが10,000件/月。Jotformは無料Starterが100件/月、Bronzeが1,000件/月、Silverが2,500件/月、Goldが10,000件/月
  • 1時間あたり:フォームメーラー。Freeが50件、Liteが100件、Entryが200件、Standardが500件、Premiumが1,000件

フォームズはこれらとは別に、ログ保存件数(1フォームあたり)で分かれます。フリーが100件、パーソナルが500件、ビジネスが1,000件、プロフェッショナルが3,000件です。

セミナー申込のように短時間にアクセスが集中する用途では、1時間あたりの上限が最初に効きます。逆に問い合わせ窓口として長く使うなら、累計の上限のほうが問題になります。

3. 回答データの保存期間を確認する

見落としやすい条件です。

フォームメーラーのFreeプランは回答保存が6か月で、有料プランは無期限です。無料のまま運用を続けると、半年より前の回答が残りません。問い合わせ履歴を後から参照する運用であれば、この時点で有料プランが前提になります。

formrunはFREEが回答30件/フォームまでという件数の制限、フォームズはログ保存件数での制限です。TypeformとJotformの無料プランは月次の回答数で制限されます。

4. 複数人で使えるかを確認する

利用人数の扱いは、明示されているサービスとされていないサービスがあります。

formrunはFREEが1人、BEGINNERが2人、STARTERが5人、PROFESSIONALが10人と、人数がプランの軸に入っています。

フォームメーラーはFreeとLiteがチーム0人、Entryが1人、Standardが5人、Premiumが10人です。月額1,485円(税込)のLiteではチーム機能が使えないため、複数人で問い合わせ対応を分担するならEntry(月額2,475円・税込)以上が必要になります。月額の安いプランを選ぶ際の確認点です。

フォームズ、Typeform、Jotformはプラン表に人数の記載がないため、必要な場合は問い合わせで確認する形になります。

5. 表示の条件と契約単位を見る

対外的に使うフォームでは表示の扱いも条件です。フォームズのフリープランは広告表示があり、Jotformの無料Starterはブランド表示があります。Typeformはブランディングの除去がPlus(年払いで月$56)以上の機能です。

契約の単位も異なります。フォームズは月額ではなく3か月・6か月・1年の期間契約で、パーソナルが3か月2,500円/6か月4,300円/1年7,900円(いずれも税込、2026年7月18日改定後の価格)です。formrun、Typeform、Jotformは月払いと年払いを選べ、年払いのほうが割安になります。フォームメーラーは月額表記です。

独自データ:料金公開率と最安有料プランの差

当メディアが掲載5サービスの公式サイトを2026年7月時点で調査した結果は次のとおりです。

料金公開率は100%(5/5)でした。掲載5サービスすべてがプラン別の金額を公開しています。当メディアが調査したカテゴリの中では高い水準です。

無料プランの提供率も100%(5/5)です。ただし前述のとおり、範囲はサービスごとに大きく異なります。

無料トライアルは60%(3/5)が提供しています。formrunが全有料プランの機能を14日間、フォームメーラーが有料プランを14日間(クレジットカード登録不要)、TypeformがGrowth Flowプランで14日間(クレジットカード必要)です。日数を公開している3サービスの平均は14日でした。フォームズとJotformには日数限定のトライアルがなく、無料プランがお試しを兼ねます。Jotformには30日間の返金保証があります。

円建て3サービスの最安有料プランは、年額換算で5倍の差があります。

  • フォームズ パーソナル:年7,176円(税抜換算・1年契約7,900円税込)
  • フォームメーラー Lite:年16,200円(税抜換算・月額1,485円税込)
  • formrun BEGINNER:年35,760円(税抜・年払い月額2,980円)

ただし含まれる範囲が異なります。フォームズのパーソナルはログ保存500件/1フォーム、formrunのBEGINNERはフォーム5個・回答100件/フォーム・2人です。金額だけを並べても比較にはなりません。

USD建ての2サービスは年払いで割安になります。TypeformはBasicが年払い月$28(月払い$39)、JotformはBronzeが年払い$408(実質月$34、月払い$39)です。日本円での支払額は為替相場の影響を受けます。

掲載5サービスの比較

サービス提供元通貨最安有料プランフォーム数回答数の単位無料プラン
formrun株式会社ベーシック円年払い月2,980円(税抜)FREE1個〜無制限累計(フォームごと)あり(1個・30件)
フォームズフォームズ株式会社円1年7,900円(税込)上限記載なしログ保存件数あり(広告表示)
フォームメーラーフォームメーラー株式会社円月1,485円(税込)Free5個〜300個1時間あたりあり(保存6か月)
TypeformTypeform S.L.USD年払い月$28全プラン無制限月あたりあり(無制限・100件/月)
JotformJotform Inc.USD年払い月$34Starter5個〜100個月あたりあり(ブランド表示)

各サービスの詳細

formrun

フォームラン

公式サイト ↗

フォーム数・回答数・利用人数の3つの軸でプランが分かれるフォーム作成ツールです。

永久無料のFREEプランはフォーム1個・回答30件/フォーム・1人で基本機能のみ、BEGINNERは年払いで月額2,980円・単月3,880円(いずれも税抜)でフォーム5個・回答100件/フォーム・2人となり、自動返信メールと重複回答防止が使えます。STARTERは年払いで月額12,980円・単月14,980円(税抜)でフォーム50個・回答無制限・5人、CSV出力とダッシュボード分析が加わります。PROFESSIONALは年払いで月額25,800円・単月29,800円(税抜)でフォーム無制限・回答無制限・10人となり、独自ドメインメールとWebhookに対応します。大規模運用向けにENTERPRISEも用意されています。

回答数はフォームごとの累計で数えます。FREEの30件、BEGINNERの100件はいずれも累計のため、上限に達するとそれ以上は受け付けられません。継続的に受け付ける窓口として使うならSTARTER以上が前提です。

利用人数がプランの軸に入っている点は、掲載5サービスの中でも明確です。複数人で問い合わせ対応を分担する運用では、人数から必要なプランが決まります。全有料プランの機能を14日間無料で試せます。

フォームズ

Formzu

公式サイト ↗

個人から中小企業、官公庁・教育機関まで幅広く使われている老舗のフォーム作成ツールです。

料金の体系が掲載5サービスの中で特徴的で、月額ではなく3か月・6か月・1年の期間契約です。パーソナルが3か月2,500円/6か月4,300円/1年7,900円、ビジネスが3か月4,500円/6か月8,700円/1年15,200円、プロフェッショナルが3か月9,000円/6か月18,000円/1年35,000円です(いずれも税込、2026年7月18日改定後の価格)。

1年契約のパーソナルは7,900円(税込)で、円建て3サービスの最安有料プランを年額換算した中でもっとも低い水準です。プランの違いはログ保存件数で、フリーが100件、パーソナルが500件、ビジネスが1,000件、プロフェッショナルが3,000件(いずれも1フォームあたり)となります。

無料のフリープランはログ保存100件/1フォーム・項目12項目/1フォームで、広告表示があり複数メール送信ができません。日数限定の無料トライアルはなく、フリープランがお試しを兼ねます。機能面では自動返信メール、PayPal・クレジットカードの決済連携、ファイルアップロード、条件分岐、CSV出力に対応します。

フォームメーラー

Formmailer

公式サイト ↗

公式サイトに登録アカウント数60万超と記載されているフォーム作成ツールです。個人から大企業、教育機関・官公庁まで利用されています。

プランの区切りが特徴的で、フォーム数・項目数に加えて1時間あたりの受付件数、保存容量、チームメンバー数で分かれます。無料のFreeがフォーム5個・1フォーム7項目・1時間50件受付・回答保存6か月・チーム0人、Liteが税込1,485円/月でフォーム10個・50項目・1時間100件・容量1GB・チーム0人、Entryが税込2,475円/月でフォーム20個・100項目・1時間200件・容量3GB・チーム1人です。Standardは税込5,742円/月でフォーム100個・200項目・1時間500件・容量10GB・チーム5人、Premiumは税込12,672円/月でフォーム300個・300項目・1時間1,000件・容量30GB・チーム10人となります。

注意したいのが回答の保存期間です。Freeプランは6か月で、有料プランは無期限になります。無料のまま運用を続けると半年より前の回答が残りません。

またFreeとLiteはチーム0人のため、複数人で使うにはEntry以上が必要です。機能面ではLP(ランディングページ)の作成、決済連携、自動返信メール、CSV出力に対応し、有料プランを14日間無料で試せます(クレジットカード登録不要)。

Typeform

タイプフォーム

公式サイト ↗

公式サイトに15万社以上が利用と記載されているフォーム作成ツールです。1問ずつ表示する対話型のフォームUIが特徴です。

掲載5サービスの中で唯一、全プランでフォーム(typeform)数が無制限です。プランの区切りは回答数で、無料プランが100件/月、Basicが年払いで月$28(月払い$39)で100件/月、Plusが年払いで月$56(月払い$79)で1,000件/月、Businessが年払いで月$91(月払い$129)で10,000件/月となります。

用途特化のプランもあります。Talentは年払いで月$119(月払い$169)で回答3,000件/月に加え、動画設問と多言語に対応した採用向けのプランです。Growth Flowは年払いで月$266(月払い$379)で、リード情報の付与、AIインサイト、Salesforce連携が使えます。Enterpriseはカスタム価格で独自ドメイン・SSO・HIPAA対応・専任担当が付きます。

無料プランでもAIによるフォーム作成、条件分岐、Webhookが使えます。機能を絞らず回答数だけで制限する構成です。ブランディングの除去はPlus以上、離脱率やコンバージョンの計測はBusiness以上の機能となります。無料トライアルはGrowth Flowプランで14日間用意されており、クレジットカードが必要です。料金はUSD建てです。

Jotform

ジョットフォーム

公式サイト ↗

公式サイトに世界3,500万ユーザー超と記載されているフォーム作成ツールです。

プランはフォーム数と回答数で分かれます。無料のStarterがフォーム5個・回答100件/月・アップロード100MBでブランド表示あり、Bronzeが月$39(年払い$408・実質月$34)でフォーム25個・回答1,000件/月・容量1GB、Silverが月$49(年払い$468・実質月$39)でフォーム50個・回答2,500件/月・容量10GBです。Goldは月$129(年払い$1,188・実質月$99)でフォーム100個・回答10,000件/月・容量100GBに加えてHIPAA対応と独自ドメインが使えます。Enterpriseはカスタム価格でフォーム・回答が無制限となり、SSO、データレジデンシー、専門サービスが付きます。

特徴はフォーム以外の機能です。オンライン決済連携に加えて電子署名に対応し、Bronzeが決済・電子署名各100件/月、Silverが各250件/月という上限が設定されています。AIエージェントやワークフロー自動化も備えます。

日数限定の無料トライアルはなく、無料のStarterプランがお試しを兼ねます。30日間の返金保証が用意されています。料金はUSD建てです。

よくある質問

フォーム作成ツールの費用相場はいくらですか。

掲載5サービスは1契約あたりの定額制で、1ユーザーあたりの単価としての相場は成立しません。円建ての3サービスで最安の有料プランを年額に換算すると、フォームズのパーソナルが7,176円(税抜換算・1年契約7,900円税込)、フォームメーラーのLiteが16,200円(税抜換算・月額1,485円税込)、formrunのBEGINNERが35,760円(税抜・年払い月額2,980円)です。TypeformはBasicが年払いで月$28、JotformはBronzeが年払いで月$34(年$408)となります。

無料プランだけで運用できますか。

掲載5サービスはすべて無料プランを持ちますが、上限の種類が異なります。formrunのFREEはフォーム1個・回答30件/フォーム・1人、フォームズのフリーはログ保存100件/1フォーム・項目12項目で広告表示あり、フォームメーラーのFreeはフォーム5個・1フォーム7項目・1時間50件受付・回答保存6か月、Typeformの無料プランはフォーム無制限・回答100件/月、Jotformの無料Starterはフォーム5個・回答100件/月でブランド表示ありです。件数が少なく広告表示が問題にならない用途であれば無料で運用できますが、回答の保存期間や表示の条件は事前に確認が必要です。

無料トライアルはありますか。

掲載5サービス中3サービスが提供しています。formrunは全有料プランの機能を14日間、フォームメーラーは有料プランを14日間(クレジットカード登録不要)試せます。TypeformはGrowth Flowプランで14日間の無料トライアルがあり、こちらはクレジットカードが必要です。フォームズとJotformには日数限定の無料トライアルがなく、無料プランがお試しを兼ねます。Jotformには30日間の返金保証があります。

作れるフォームの数に制限はありますか。

Typeformは全プランでフォーム数が無制限で、回答数だけがプランの区切りになります。formrunはFREEが1個、BEGINNERが5個、STARTERが50個、PROFESSIONALが無制限です。Jotformは無料Starterが5個、Bronzeが25個、Silverが50個、Goldが100個で、Enterpriseは上限なしです。フォームメーラーはFreeが5個、Liteが10個、Entryが20個、Standardが100個、Premiumが300個となります。フォームズは明確な上限の記載がなく、無料プランでも複数フォームを作成できます。

決済や電子署名に対応しているサービスはありますか。

フォームズはPayPalとクレジットカードの決済連携に対応します。フォームメーラーも決済連携に対応し、LP(ランディングページ)の作成機能を備えます。Jotformはオンライン決済連携に加えて電子署名に対応しており、Bronzeが決済・電子署名各100件/月、Silverが各250件/月という上限です。formrunは自動返信メール、Webhook、PROFESSIONALでの独自ドメインメールに対応します。

海外サービスと国産サービスの違いは何ですか。

掲載5サービスのうちformrun、フォームズ、フォームメーラーが円建て、TypeformとJotformがUSD建てです。USD建ての2サービスは日本円での支払額が為替相場の影響を受けます。機能面ではTypeformが対話型のフォームUIとAIによるフォーム作成、Jotformが電子署名やAIエージェント、ワークフロー自動化を備えます。国産3サービスは日本語での自動返信メールや決済連携を中心とした構成です。

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