メールリレーサービスのおすすめ(目的別の早見表)
メールリレーサービスの料金公開率は100%、トライアルは4社(80%)が提供しています。
そして同じ月額3,000円で、送れる通数が5倍違います。
Twilio SendGridのEssentials 50Kは3,000円(税抜)で5万通、blastengine(ブラストエンジン)の10,000通プランは3,000円で1万通。1通あたりに直すと0.06円と0.3円です。
| 導入目的 | おすすめのタイプ | 主なサービス |
|---|---|---|
| 送信量が読めない | 月額基本料なしの純従量で1,000通0.10USD。月3,000通の無料枠つき | Amazon SES(Amazon Simple Email Service) |
| 大量に送る前提 | 月3,000円で5万通・1通0.06円。60日間トライアルと国内代理店の日本語サポート | Twilio SendGrid |
| 初期費用をかけたくない | 初期費用無料で月3,000円から。トライアルプランは利用期間が無期限 | blastengine(ブラストエンジン) |
| 届かない問題を解決したい | 到達率改善に特化した国産SMTPリレー。送信先の切替だけで導入できる | ベアメール メールリレー |
| まず無料で組み込みたい | 100通/日まで無期限で0円。全プランでREST APIとSMTPに対応 | Mailgun |
メールリレーサービスとは?
メールリレーサービスとは、自社システムから送るメールを中継し、到達率を高めて配信する仕組みです。
SMTPの送信先を切り替えるかAPIを呼ぶだけで、自前のメールサーバを持たずに大量送信できます。 会員登録の完了通知、パスワード再設定、注文確認——システムが自動で送るメールが対象です。
自社サーバから直接送ると、IPの評価が低いために迷惑メール扱いされます。送ったのに届かないという事態を避けるための基盤です。
「SMTP」の検索需要は月平均70.0で、60〜80台を行き来しています。送信ドメイン認証の要件が強化された時期に高まる動きが見られます。
月額ではなく1通あたりで比べる
| サービス | 最安プラン | 通数 | 1通あたり |
|---|---|---|---|
| Twilio SendGrid Essentials 50K | 3,000円(税抜) | 5万通 | 0.06円 |
| blastengine 10,000通プラン | 3,000円 | 1万通 | 0.3円 |
| ベアメール メールリレー 1万通プラン | 5,000円(税別) | 1万通 | 0.5円 |
| Amazon SES | 月額基本料なし | 1,000通 0.10USD | 0.0001USD |
| Mailgun Basic | 15USD〜 | 1万通 | — |
月額3,000円という同じ金額でも、Twilio SendGridは5万通、blastengine(ブラストエンジン)は1万通です。
月に何通送るかを先に見積もってください。 数千通なら差は出ませんが、数万通を超えると1通あたりの単価がそのまま総額になります。
Amazon SESだけは月額の基本料金がありません。 1,000通あたり0.10USDの純従量で、月3,000通の無料利用枠があります。送信量が読めない段階や、月によって量が大きく変わる場合に向きます。
初期費用で10か月分の差がつく
見落とすと総額が変わります。
ベアメール メールリレーは初期費用50,000円(税別)です。1万通プランの月額5,000円(税別)に対し、初年度は初期費用が10か月分に相当します。
blastengine(ブラストエンジン)は初期費用無料を公式に明記しています。
Amazon SESは従量課金のため初期費用がなく、Twilio SendGridとMailgunは料金ページ上に初期費用の記載がありません。
超過したときの単価が跳ねる/下がる
通数プランは、超えた分に従量料金がかかります。
| サービス | 超過単価 |
|---|---|
| Twilio SendGrid | Essentials 50K 0.200円/通 → Pro 2.5M 0.071円/通 |
| ベアメール メールリレー | 1〜7万通帯 0.75円/通 → 10万通帯以上 0.15円/通 |
| blastengine | 1万通プラン 0.60円/通 |
ベアメール メールリレーは10万通帯を境に5分の1になります。0.75円が0.15円です。
超過が見込まれるなら、上位プランを選ぶほうが総額を抑えられる場合があります。 7万通プラン(20,000円・税別)で3万通超過すると0.75円×30,000=22,500円。10万通プラン(30,000円・税別)にしたほうが安くなります。
Twilio SendGridも通数が増えるほど逓減し、Essentials 50Kの0.200円がPro 2.5M(250万通)で0.071円になります。
なおblastengine(ブラストエンジン)の30,000通プラン以上の金額と超過単価は参考価格(第三者情報)です。正確な金額は問い合わせでの確認になります。
無料で試せる期間が違う
無料枠に期間の制限がない。検証を続けながら判断できる
日数を区切って有料相当の機能を試す。本番に近い条件を確認できる
blastengine(ブラストエンジン)のトライアルプランは利用期間が無期限です。1万通・5アドレスまで無料で、メールアドレスの入力のみで始められます。クレジットカードの登録も、有料版への自動移行もありません。
Mailgunは100通/日まで無期限で0円のFreeプランを持ちます。掲載5サービスの中で無料プランを持つのはこの1社です。
Twilio SendGridは60日間の無料トライアル(Essentials相当・1日100通まで)。掲載5サービスの中で日数を明示しているのはこの1社で、期間も最も長い水準です。
Amazon SESは月3,000通の無料利用枠が実質的な無料枠になります。
ベアメール メールリレーも無料トライアルがあります(日数の公式明記なし)。
SMTPで済ませるか、APIを使うか
既存システムから最短で移すならSMTPリレーです。 メールの送信先を切り替えるだけで導入でき、アプリケーション側の改修が要りません。
ベアメール メールリレーはSMTPリレーが基本で、WebAPIとTLS中継はオプションです。稼働中のシステムに手を入れずに到達率を改善したい場合に向いた構成です。
Twilio SendGrid、Amazon SES、blastengine(ブラストエンジン)、MailgunはSMTPとAPIの両方に対応します。
Twilio SendGridは多言語のライブラリを提供します。Python・Java・C#・PHP・Go・Ruby・Node.js。さらにWebhookで到達状況をリアルタイムに取得できます。届いたか、開かれたか、バウンスしたかを自社システム側で受け取れます。
Mailgunは全プランでREST APIとSMTPに対応し、無料のFreeプランでも両方使えます。実装方式を決める前に試せます。
到達率のための仕組み
送信ドメイン認証は、いまや前提条件です。
Twilio SendGridはSPF/DKIM認証、TLS接続に加えて、RFC8058準拠のワンクリック配信停止を標準装備します。掲載5サービスの中でワンクリック配信停止を明示しているのはこの1社です。
Amazon SESとblastengine(ブラストエンジン)はSPF/DKIM/DMARCに対応し、blastengineは設定サポートも提供します。設定でつまずきやすい部分を支援してもらえます。
blastengine(ブラストエンジン)は国内データセンターで99%以上の到達率を掲げます。
ベアメール メールリレーは到達率改善そのものが目的のサービスです。IPレピュテーションの管理と送信ドメイン認証により、携帯・スマホ・ISPへの到達率を高めます。
専用IPが使えるかも分かれます。 Amazon SESは専用IP(標準1IPあたり24.95USD/月・マネージド型1アカウント15USD/月〜)とBYOIP、MailgunはScaleプラン(90USD/月)で専用IP、Twilio SendGridはProプラン以上で固定IPに対応します。
円建てかUSD建てか
Amazon SESとMailgunはUSD建てです。円安が進むと日本円での支払額が増えます。
Twilio SendGridは国内正規代理店(株式会社構造計画研究所)によるJPY建て請求で、日本語サポートを受けられます。ベアメール メールリレーとblastengine(ブラストエンジン)は国産サービスです。
Mailgunのサポートは英語が中心で、日本語の公式サポートについては確認が必要です。
各サービスの詳細
Amazon Web Services, Inc.が提供するメール送信サービスです(Amazon Simple Email Service)。2011年に提供が開始され、日本ではアマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(東京都目黒区)が窓口となります。親会社のAmazon.com, Inc.は米NASDAQに上場しています。
掲載5社の中で唯一、月額の基本料金がありません。 料金はアウトバウンド・インバウンドとも1,000通あたり0.10USDの純従量で、送信データが0.12USD/GBです。月3,000通の無料利用枠があり、少量の送信なら費用が発生しません。
通数プランを契約する必要がないため、送信量が読めない段階でも始められます。 月によって送る量が大きく変わる場合や、開発中で実際の量が見えない場合に向きます。逆に、毎月の請求額を固定したい場合は通数帯の定額制のほうが読めます。
SMTPインターフェースとAPI(AWS SDK/SES API)の両方に対応し、SPF/DKIM/DMARCの送信ドメイン認証を備えます。専用IPアドレスは標準が1IPあたり24.95USD/月、マネージド型が1アカウント15USD/月+送信量に応じた段階料金です。BYOIP(自社IPの持ち込み)にも対応します。
LambdaやSNSなど他のAWSサービスと連携できるため、すでにAWS上にシステムがある組織では構成が素直になります。通貨はUSD建てで為替の影響を受け、サポートは別料金のAWSサポートプランになります。
Twilio Inc.が提供するメール配信基盤です(日本国内正規代理店:株式会社構造計画研究所)。代理店の株式会社構造計画研究所は1959年5月設立(創業1956年)、資本金10億1,000万円で、東京都中野区本町に本社を置きます。2024年7月1日の株式移転で持株会社の株式会社構造計画研究所ホールディングスが東証スタンダードに上場しています(証券コード208A)。SendGrid本体の親会社Twilio Inc.は米NYSE上場です。
Essentials 50Kは月額3,000円(税抜)で5万通、1通あたり0.06円です。同じ月額3,000円でもblastengine(ブラストエンジン)の10,000通プランは1万通なので、通数で5倍の差があります。大量に送る前提なら、1通あたりの単価で比べる必要があります。
60日間の無料トライアルがあり、Essentialsプラン相当の機能を1日100通まで試せます。掲載5社の中でトライアル日数を明示しているのは本サービスです。
通数が増えるほど超過単価が下がります。Essentials 50Kが0.200円/通、100Kが0.132円/通、Pro 1.5Mが0.089円/通、Pro 2.5Mが0.071円/通です。
SMTPリレーとWeb API(HTTPS/REST)の両方に対応し、Python・Java・C#・PHP・Go・Ruby・Node.jsのライブラリとWebhookを提供します。SPF/DKIM認証、TLS接続、RFC8058準拠のワンクリック配信停止を標準装備します。プラットフォーム全体で月間2,000億通以上を処理しており、国内正規代理店による日本語サポートとJPY建て請求を受けられます。
株式会社ラクスライトクラウドが提供するメール配信基盤です。資本金1,800万円で株式会社ラクスの100%出資、東京都渋谷区千駄ヶ谷のリンクスクエア新宿に拠点を置きます。親会社の株式会社ラクスは東証プライム上場です。
初期費用無料を公式に明記し、10,000通プランが月額3,000円(1通あたり0.3円)です。ベアメール メールリレーの初期50,000円(税別)とは、始めるときの負担が大きく違います。
トライアルプランの利用期間が無期限という点が、掲載5社の中で特徴的です。1万通・5アドレスまで無料で、メールアドレスの入力のみで始められ、クレジットカードの登録も有料版への自動移行もありません。検証だけなら費用をかけずに続けられるため、開発環境からの送信テストや導入前の到達率の確認を期限に追われずに行えます。
国内データセンターを採用し、99%以上のメール到達率を掲げます。SPF/DKIM/DMARCに対応し、送信ドメイン認証の設定サポートも提供します。RESTful APIとSMTPリレーの両方に対応し、エンジニア向けの送信基盤として設計されています。
運営のラクスライトクラウドはISMS認証とプライバシーマークを取得しています。なお30,000通プラン以上の金額と超過単価は参考価格(第三者情報)のため、正確な金額は問い合わせで確認してください。
株式会社リンクが提供する国産のSMTPリレーサービスです。同社は1987年11月18日設立、資本金1,000万円、従業員133名の企業で、東京都港区北青山のアーガイル青山に本社を置きます。
到達率の改善に特化しています。IPレピュテーションの管理と送信ドメイン認証により、携帯・スマホ・ISPへの到達率を高める設計です。送ったのに届かない、迷惑メールに振り分けられるという問題への対処が主眼になります。
料金は通数帯別の月額定額(月間コミット)で、通数帯が9段階に細かく分かれています。1万通プランが5,000円、4万通が10,000円、7万通が20,000円、10万通が30,000円、50万通が50,000円、100万通が75,000円です(いずれも税別)。
超過単価は1〜7万通帯が0.75円/通に対し、10万通帯以上は0.15円/通と5分の1に下がります。月10万通が見込めるなら、超過が出たときの負担が大きく変わる境目です。
初期費用は50,000円(税別)です。1万通プランの月額5,000円(税別)に対し、初期費用だけで10か月分に相当します。SMTPリレーが基本で、WebAPIとTLS中継はオプションです。送信先を切り替えるだけで既存システムから導入できるため、アプリケーション側の改修を最小限にできます。無料トライアルがあります(日数の公式明記なし)。
Mailgun Technologies, Inc.(Sinch)が提供するメール配信基盤です。Mailgunは2010年に提供が開始され、米国に本社を置きます。親会社のSinch ABはスウェーデン・ナスダック・ストックホルムに上場しています。
Freeプランは100通/日まで無期限で0円です。掲載5社の中で常設の無料プランを持つのは本サービスで、少量の通知メールであれば費用をかけずに運用を続けられます。
有料はBasicが15USD〜/月で1万通(超過1.80USD/1,000通)、Foundationが35USD/月で5万通(同1.30USD/1,000通)、Scaleが90USD/月で10万通(同1.10USD/1,000通)です。通貨はUSD建てで為替の影響を受けます。
REST APIとSMTPを全プランで両対応します。Foundation以上では1,000のカスタム送信ドメインに対応し、ScaleではSAML SSO・専用IP・送信最適化・無料検証枠が加わります。FoundationとScaleには1ヶ月の無料トライアルがあります。
メール検証(バリデーション)APIも提供され、無効なアドレスへの送信を減らせます。バウンス率が上がると到達率そのものが落ちるため、リストの品質を保つ仕組みを同じサービスで持てる点は実務上の利点です。サポートは英語が中心なので、日本語での対応が必要な場合は他社との比較になります。
よくある質問
メールリレーサービスの料金はいくらですか?
Twilio SendGridはEssentials 50Kが月額3,000円(税抜)で5万通、blastengine(ブラストエンジン)は10,000通プランが月額3,000円で1万通、ベアメール メールリレーは1万通プランが月額5,000円(税別)です。Amazon SESは月額基本料がなく1,000通あたり0.10USDの純従量、MailgunはBasicが15USD〜/月で1万通です(いずれもUSD建て)。
1通あたりの単価はいくらですか?
Twilio SendGridのEssentials 50Kは月額3,000円で5万通のため1通あたり0.06円、blastengine(ブラストエンジン)の10,000通プランは3,000円で1万通のため0.3円、ベアメール メールリレーの1万通プランは5,000円(税別)で1万通のため0.5円です。Amazon SESは1,000通あたり0.10USD(1通あたり0.0001USD)です。
初期費用はかかりますか?
ベアメール メールリレーは初期費用50,000円(税別)がかかります。blastengine(ブラストエンジン)は初期費用無料を公式に明記しています。Amazon SESは従量課金のため初期費用がなく、Twilio SendGridとMailgunは料金ページ上に初期費用の記載がありません。
無料で試せますか?
掲載5サービスのうち4社(80%)がトライアルを提供しています。blastengine(ブラストエンジン)のトライアルプランは利用期間が無期限で1万通・5アドレスまで無料、Mailgunは100通/日まで無期限で0円のFreeプランを持ちます。Twilio SendGridは60日間の無料トライアル(1日100通まで)、ベアメール メールリレーも無料トライアルがあります(日数の公式明記なし)。Amazon SESは月3,000通の無料利用枠が実質的な無料枠です。
SMTPリレーとAPIのどちらに対応していますか?
Twilio SendGrid、Amazon SES、blastengine(ブラストエンジン)、MailgunはSMTPとAPIの両方に対応します。ベアメール メールリレーはSMTPリレーが基本で、WebAPIはオプションです。既存システムから最短で移すならSMTPリレーが向き、送信先を切り替えるだけで導入できます。
送信ドメイン認証には対応していますか?
対応しています。Twilio SendGridはSPF/DKIM認証、TLS接続、RFC8058準拠のワンクリック配信停止を標準装備します。Amazon SESとblastengine(ブラストエンジン)はSPF/DKIM/DMARCに対応し、blastengineは設定サポートも提供します。ベアメール メールリレーはSMTP DKIM等のオプションで対応し、Mailgunはカスタム送信ドメインに対応します(Foundation以上で1,000ドメイン)。