EC管理システム(EC一元管理システム)
EC管理システムは、複数のモールや自社サイトに散らばった受注・在庫・商品情報を1つにまとめて扱うシステムです。当メディアが掲載5社を調べたところ料金公開率は100%(5/5)でしたが、受注件数で費用が変わる従量型と件数に関わらない定額型が混ざるため、月商ではなく受注件数で計算し直す必要があります。
EC管理システム(EC一元管理システム)とは
EC管理システムの費用は、受注件数で大きく変わります。掲載5社の最安プランの月額は1,500円から15,000円(いずれも税別)ですが、この金額は一定の受注件数までしか使えないためです。
ネクストエンジンは月額3,000円(税別)で受注200件までを含み、201件目以降は従量課金です。単価は201〜400件が35円、401〜1,000件が30円、1,001〜3,000件が25円と、件数が増えるほど下がります。
公開されている単価から計算すると、月1,000件で28,000円、月3,000件で78,000円、月5,000件で118,000円という積み上げになります。月額3,000円という表示とは桁が変わります。
一方で助ネコの月契約ベーシック版は月額2,100円(税別・受注100件まで)で、101件目以降は20円/件です。ただし従量部分には18,000円の上限があり、受注1,000件で上限に達します。この記事では受注件数ごとに計算し直して整理しました。
EC管理システム(EC一元管理システム)の検索需要トレンド
「受注管理」の検索指数は直近25か月で30〜77の範囲を推移し、平均は49.0でした。前半12か月の平均47.3に対し後半12か月は50.8で、やや上向きです。最小は2025年5月の30ですが、2026年4月以降は60・76・77・64と明確に高い水準へ移っています。最大は直近の2026年6月の77です。(出典:Googleトレンド/キーワード「受注管理」)
EC管理システム(EC一元管理システム)の選び方の要点
掲載5社の最安プランはいずれも一定の受注件数までしか含みません。表示されている月額だけで比べると実際の負担を見誤ります。 ネクストエンジンは月額3,000円(税別)で受注200件までを含み、201件目以降が従量です。単価は201〜400件が35円、401〜1,000件が30円、1,001〜3,000件が25円、3,001〜5,000件が20円、5,001〜7,000件が15円、7,001〜10,000件が10円、10,001件以降が5円と逓減します。 公開されている単価から積み上げると、月1,000件で28,000円、月3,000件で78,000円、月5,000件で118,000円です。 助ネコの月契約ベーシック版は月額2,100円(税別・受注100件まで)で、101件目以降が20円/件です。ただし従量部分には18,000円の上限があり、受注1,000件で上限に達します。同じ計算では月1,000件で20,100円です。 月3,000件で比べると、ネクストエンジンが78,000円、助ネコの月契約が20,100円で約3.9倍の差になります。自社の受注件数を先に把握することが先決です。
掲載5社は費用の決まり方で2つに分かれます。 従量型はネクストエンジン(受注200件まで3,000円+201件目以降の従量)、助ネコ(受注100件まで2,100円+101件目以降20円/件・従量上限18,000円)、TEMPOSTARのスタンダードプラン(最低月額10,000円+受注課金の従量)です。 定額型はクロスモール(スーパーライト5,000円で3サイト・商品1,000点・注文500件/月まで、上位はプラン1000が9,000円、プラン3000が14,000円、プラン5000が18,000円、プラン15000が23,000円)、GoQSystem(受注管理15,000円、受注・在庫連携29,800円、受注・商品・在庫連携44,800円、エンタープライズ200,000円〜)です。 TEMPOSTARのスタータープランは月額1,500円(税別・税込1,650円)の定額ですが、受注200件・商品2,000点・2店舗までという制限があり、支払いはクレジットカードのみ、無料トライアルもありません。 受注件数が読めるなら定額型、季節で大きく変動するなら従量型が向きます。
月額とは別に、初期費用と継続でかかる費用があります。 初期費用0円なのはネクストエンジン、クロスモール(スーパーライト等)、TEMPOSTARです。GoQSystemは受注管理プランが30,000円(プランにより40,000〜50,000円、フリープランは0円)、助ネコはメインシステム単体契約時に30,000円です(いずれも税別)。 見落としやすいのがネクストエンジンの年間保守費用です。契約から1年経過後、毎年15,000円(税別)が発生します。初年度には発生しないため、2年目以降の負担として見込んでおく必要があります。 クロスモールは自社サイトに対応する場合、初期設定費が発生することがあります。 初期費用と1年後の保守費用まで含めて、2年目までの総額で比べておくと判断を誤りません。
EC管理システムという言葉が指す範囲は製品によって異なります。 GoQSystemはプランが機能で分かれており、受注管理が15,000円、受注・在庫連携が29,800円、受注・商品・在庫連携が44,800円です(いずれも税別)。受注だけなら15,000円、在庫まで含めると約2倍、商品登録まで含めると約3倍という構成です。 助ネコも機能別の契約です。受注管理のほかに、商品登録Sプランが10,500円、在庫管理の単体契約が21,000円です(いずれも税別・月額)。必要な機能だけを選べます。 クロスモールは商品登録数・連携サイト数の帯でプランが分かれ、受注・在庫・商品を一体で扱います。ネクストエンジンとTEMPOSTARも受注・在庫・商品を扱います。 受注処理だけを自動化したいのか、在庫の同期や商品登録まで含めたいのかで、必要なプランが変わります。
EC管理システムは、使っているモールとカートに対応していないと意味がありません。 TEMPOSTARは対応モール・カートが27種と公式に記載しています。楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング、ヤフオク!、au PAYマーケット、Qoo10、makeshop、自社ECカート各種に対応します。掲載5社の中で対応数を具体的な数値で公開しているのはTEMPOSTARです。 ネクストエンジンは楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング、au PAYマーケット、Qoo10に加えて、Shopify・MakeShop・futureshop・カラーミーショップといったカートと、物流倉庫(WMS)連携にアプリで対応します。公式サイトでは契約社数6,700社超と記載しています。 GoQSystemは未対応のモールにもCSVカスタム取込で対応でき、物流のロジオプションも持ちます。 クロスモールはPOSシステム連携と物流倉庫連携、助ネコは実店舗受注取込に対応します。 自社が出店しているモールと使っているカートが対応しているかを、まず確認することになります。
EC管理システム(EC一元管理システム)の比較一覧(全5サービス)
TEMPOSTAR(テンポスター)
月額1,500円〜商品・在庫・受注を1画面で管理できるEC一元管理ツール。楽天・Amazon・Yahoo!等27種のモール・カートにAPI/CSV/FTPで連携する。料金は登録商品数の商品課金+月間受注件数の受注課金による従量制で、月額1,500円(税別)のスタータープランから、拡張性の高いスタンダードは月額10,000円(税別)から。
助ネコEC管理システム
月額2,100円〜初心者にも使いやすいクラウド型の受注・在庫・商品登録管理システム。楽天・Yahoo!・Amazon等の複数店舗の受注をまとめて処理し、在庫連携や商品一括登録に対応。受注管理は月額2,100円(税別・100件まで)+従量から始められ、機能ごとに契約できる。
ネクストエンジン(NEXT ENGINE)
月額3,000円〜契約社数6,700社超・利用店舗5万店超の国内最大級のEC一元管理システム。楽天・Amazon・Yahoo!・au PAYマーケット等の複数モールと自社カートの受注・在庫・商品・出荷を一元化し、受注処理の自動化やアプリによる機能拡張に対応する。基本月額3,000円+受注件数従量のワンプラン。
CROSS MALL(クロスモール)
月額10,000円〜東証プライム上場の株式会社アイルが提供する複数ネットショップ一元管理ASP。商品登録・在庫連携・受注管理・発注・仕入をまとめて管理し、受注件数課金がない月額固定制が特徴。初期費用0円・月額10,000円(税別)から利用できる。
GoQSystem(ゴクーシステム)
月額15,000円〜受注処理の自動化に強いEC一元管理システム。楽天・Yahoo!・Amazon・Shopify等の受注・商品・在庫・物流・売上をクラウドで一元管理し、受注処理の約8割を自動化。受注件数が少ないうちは無料のフリープラン、有料は受注管理月額15,000円(税別)から。累計6万社超が利用。
掲載は無料掲載と有料掲載の2つです。無料掲載は1カテゴリまでで、相互リンクのご協力が必要。 有料掲載は月額20,000円(税抜)で相互リンクが不要になり、この一覧とおすすめ比較記事の最上部に固定して掲載します。 「料金改定を反映してほしい」といった訂正のご相談も同じ窓口で、こちらは費用はかかりません。