ビジネスチャットツール
ビジネスチャットツールとは、社内外のやり取りをメールや電話から置き換え、テーマごとの会話・ファイル共有・ビデオ通話をまとめて扱うサービスです。無料プランを持つものが多く、まず試してから有料に移る進め方が取れます。
ビジネスチャットツールとは
メールは宛先を書き、件名を付け、あいさつから始めます。1往復に手間がかかるうえ、過去のやり取りは個人の受信箱に散らばります。ビジネスチャットは、この単位をテーマごとの部屋に置き換えるものです。過去のやり取りが1か所に残り、後から入った人も経緯を追えます。
料金は1ユーザーあたり月額450円から925円に集まります。掲載5サービスは全社が金額を公開しており(価格公開率100%)、最安有料プランの中央値は月額700円です。最低はLINE WORKSのスタンダード450円、最高はSlackのプロ925円(いずれも年払い換算・税抜)です。
単価の差は2倍でも、人数を掛けると差が開きます。 当メディアの試算では、従業員100名の年間コストはLINE WORKSが540,000円、Slackが1,110,000円で、その差は57万円です。単価だけでなく人数を掛けた総額で比べてください。
ビジネスチャットツールの検索需要トレンド
「ビジネスチャット」の検索需要は月平均73.1で高い水準を保っています。直近25か月では2025年6月の88が山、2025年12月と2024年12月の58〜69が底で、年末に落ちて年明けから戻る形です。メールから置き換える動きが一巡した後も、乗り換えや見直しの需要が続いていることがうかがえます。(出典:Googleトレンド/キーワード「ビジネスチャット」)
ビジネスチャットツールの料金相場
当メディアが掲載5サービスを調査した、最安有料プラン(1ユーザー月額・税抜/年払い換算・うち2件は公式に税区分の記載がなく表示額のまま)の料金相場です。単価は横並びでも、最低月額や無料条件で規模別の実額は変わります。
| 企業規模 | 年間コスト(最安) | 業界中央値 |
|---|---|---|
| 従業員10名 | 54,000円/年〜 | 中央値 84,000円/年 |
| 従業員50名 | 270,000円/年〜 | 中央値 420,000円/年 |
| 従業員100名 | 540,000円/年〜 | 中央値 840,000円/年 |
※最安有料プラン・1ユーザー月額・税抜/年払い換算・うち2件は公式に税区分の記載がなく表示額のまま。無料プランあり:4/5サービス(Microsoft Teams(チャット)・Slack・Chatwork・LINE WORKS)/無料トライアル:5/5サービス・平均26日。集計対象5件・2026.07時点・当メディア調べ。
ビジネスチャットツールの選び方の要点
最安有料プランの単価はLINE WORKSが450円、Microsoft Teams(Essentials)が599円、Chatworkが700円、Google Chat(Google Workspace Business Starter)が800円、Slackが925円です(いずれも年払い換算・税抜)。当メディアの試算による年間コストは、従業員10名でLINE WORKS 54,000円からSlack 111,000円、100名では540,000円から1,110,000円になります。単価の差は2倍でも、100名では年57万円の差になります。
同じ金額でも含まれるものが違います。Microsoft TeamsはEssentials(年払い換算599円)がチャット中心のプランで、Word・Excel・Outlookまで使うならMicrosoft 365 Business Basic(1,049円)以上になります。Google Chatは単体では買えず、Google Workspaceのプラン(Business Starterが800円・300人まで・30GB/人)に含まれる形です。LINE WORKSはグループウェアの機能を包含し、Chatworkはチャットにタスク管理とファイル管理を備えます。すでにOfficeやGoogle Workspaceを契約しているなら、追加費用なしで使える場合があります。
掲載5サービスのうち4社(80%)に無料プランがあります。Microsoft Teamsの無料版はビデオ会議が60分・100人まで、Chatworkのフリー、LINE WORKSのフリー、Slackのフリーがあります。Google Chatだけは無料プランがなく、Google Workspaceの契約が前提です。トライアルは5社すべて(100%)が用意しており平均26日です。まず無料で使ってみて、履歴の保存期間や人数の上限に当たったところで有料に移る進め方が取れます。
取引先とのやり取りに使うなら、相手が同じツールを持っているかが問題になります。LINE WORKSはLINEと同等のUIを持ち、社外のLINEユーザーと直接やり取りできる点が掲載5サービスの中で独自です。相手にアプリを入れてもらう必要がありません。Chatworkは国内の中小企業に広く使われており、取引先も使っている可能性が高い部類です。掲載5サービスはいずれもゲストアクセスに対応しますが、相手側の導入状況が実際の使い勝手を左右します。
Slackは豊富な外部連携とワークフロービルダーを備え、Slack APIで自社のシステムとつなげます。Microsoft TeamsはMicrosoft Graph APIなどに対応し、Microsoft 365と統合されます。Google ChatはGoogle Chat APIを持ち、Gmail・Meet・Driveと統合されます。ChatworkはChatwork API v2とWebhookに対応します。セキュリティ認証では、ChatworkがISO/IEC 27001・27017・27018・27701、LINE WORKSがこれに加えてSOC2/SOC3を取得しています。Teams・Slack・Google Chatは料金ページ上に記載がなく、各社のトラストセンターで公開されています。
ビジネスチャットツールの比較一覧(全5サービス)
Microsoft Teams(チャット)
月額599円〜チャット・通話・ビデオ会議・ファイル共有を統合。単体プラン(Teams Essentials)のほか、Microsoft 365各法人向けプランに含まれる形でも提供される。
Google Workspaceに含まれるビジネスチャット。単体販売はされず、Gmail・Meet・Drive等と統合された形で提供される。
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