カード情報非保持化(PCI DSS対応)
カード情報非保持化は、加盟店側にカード番号を保存・通過させずに決済を行う仕組みです。掲載5サービスの費用は月額ではなく決済手数料と処理料で決まり、同じ月商でも1件あたりの決済単価によって有利なサービスが変わります。
カード情報非保持化(PCI DSS対応)とは
カード情報非保持化に対応した決済サービスの費用は、月額固定費、決済手数料、処理料(トランザクション費用)の3つで構成されます。このうち総額に効くのは決済手数料と処理料で、月額の差は取扱高が増えるほど誤差になります。
GMOイプシロンはビギナープランが月額2,980円で決済手数料3.6%(全ブランド共通)、プレミアムプランが月額9,980円でVISA/Masterが月間売上により3.19%〜2.79%です。月額の差は7,000円ですが手数料の差は最大0.81ポイントあり、月商86万円(2.79%適用時)から171万円(3.19%適用時)を超えるとプレミアムのほうが総額で安くなります。
処理料も見落とせません。GMOイプシロンはトランザクション処理料0円ですが、ゼウスのBtoCプランは30円/件、サブスクペイは7円/件です。1件1,000円の決済を月1,000件(月商100万円)行う場合、ゼウスのBtoCプランは処理料だけで30,000円が加算されます。同じ月商でも1件10,000円を月100件なら処理料は3,000円で済むため、決済単価によって差が大きく変わります。
掲載5サービスの料金公開率は60%(3/5)です。GMOイプシロンとゼウスがプラン別の金額を公開し、サブスクペイは決済手数料2.5%〜とトランザクション費用7円/件を公開する一方で初期費用・月額は個別見積りです。SBペイメントサービスとVeriTrans4Gは金額を公開していません。
カード情報非保持化(PCI DSS対応)の検索需要トレンド
「PCI DSS」の検索指数は2025年11月を境に大きく上がりました。それ以前の16か月は21〜41で推移していましたが、2025年11月に68へ跳ね上がり、2026年4月には最大の75を記録しています。前半12か月の平均31.9に対し後半12か月は55.1で、およそ73%の増加です。最小は2025年5月の21でした。(出典:Googleトレンド/キーワード「PCI DSS」)
カード情報非保持化(PCI DSS対応)の選び方の要点
カード情報非保持化サービスの費用は月額固定費・決済手数料・処理料の3つで構成され、取扱高が増えるほど後者2つが効いてきます。GMOイプシロンはビギナープランが月額2,980円・決済手数料3.6%(全ブランド共通)・トランザクション処理料0円、スタンダードプランが月額5,980円でVISA/Masterが3.6%〜2.99%、プレミアムプランが月額9,980円でVISA/Masterが3.19%〜2.79%です(いずれも月間売上により変動)。ビギナーとプレミアムの月額差は7,000円ですが手数料の差は最大0.81ポイントあるため、月商86万円(2.79%適用時)から171万円(3.19%適用時)を超えるとプレミアムのほうが総額で安くなります。ゼウスのBtoCプランは月額3,000円・決済手数料〜3.5%・処理料30円/件、サブスクペイは決済手数料2.5%〜・トランザクション費用7円/件です。
処理料は件数に対してかかるため、決済1件あたりの金額によって負担の重さが変わります。1件1,000円の決済を月1,000件(月商100万円)行う場合、GMOイプシロンのビギナープランは月額2,980円に決済手数料36,000円を加えて38,980円ですが、ゼウスのBtoCプランは月額3,000円に決済手数料35,000円と処理料30,000円(30円×1,000件)を加えて68,000円となります。一方で1件10,000円を月100件(同じ月商100万円)なら、ゼウスのBtoCプランの処理料は3,000円にとどまり、合計41,000円まで下がります。少額決済が多い事業では処理料0円のGMOイプシロンが有利になり、単価が高い事業では処理料の影響が小さくなります。サブスクペイのトランザクション費用7円/件も同じ考え方で、1件1,000円なら0.7ポイント相当、1件10,000円なら0.07ポイント相当の負担になります。
ゼウスはBtoC向けとBtoB向けでプランを分けており、BtoBプラン(Bizクレカ)は初期費用0円・月額0円・処理料0円・決済手数料〜2.24%です。掲載5サービスの中で月額固定費が0円のプランを持つのはゼウスのBtoBプランのみで、取扱高が少ない時期でも固定費が発生しません。ただしメールリンク以外の接続方式では手数料が〜2.45%となります。BtoCプランは月額3,000円・決済手数料〜3.5%・処理料30円/件で、24時間365日のサポートが含まれます。企業間取引が中心であればBtoBプラン、消費者向けであればBtoCプランという分け方になるため、自社の取引形態を先に確認する必要があります。
非保持化の方式はEC向けとそれ以外で分かれます。リンク型(画面遷移)とトークン型(JavaScript)は掲載5サービスすべてが対応しますが、対面や電話・FAX受注では別の方式が必要になります。SBペイメントサービスはIVR決済(自動音声応答)を提供しており、掲載5サービスの中でIVRに対応しているのはSBペイメントサービスのみです。電話で受注する際にオペレーターがカード番号を聞かずに済む仕組みです。加えて永久トークン非保持化サービス(特許第6433573号)として専用タブレット端末も提供します。サブスクペイとゼウスもカード情報非保持化タブレット端末のレンタルを用意しており、対面や電話/FAX受注に対応します。メールリンク型はGMOイプシロン、ゼウス、SBペイメントサービス、サブスクペイが対応します。
非保持化を採用しても、加盟店側の運用によってはPCI DSSへの対応が必要になる場合があります。掲載5サービスの中でバージョンを明示しているのはサブスクペイで、PCI DSS 4.0.1準拠で運用し定期的な外部監査を実施しているとしています。SBペイメントサービスはPCI DSS準拠のもと非保持化ソリューションを提供し、加盟店が自社でカード情報を管理する場合にはパートナー連携でPCI DSS準拠を支援すると説明しています。組織体制の構築から訪問審査までが支援の範囲です。VeriTrans4GはPCI DSS準拠の運用基盤でカード情報の非保持・非通過に対応し、クレジットカード・セキュリティガイドラインに準拠、EMV 3-Dセキュアにも対応します。自社側でどこまで対応が必要になるかは接続方式によって変わるため、見積り時に確認しておく必要があります。
カード情報非保持化(PCI DSS対応)の比較一覧(全5サービス)
サブスクペイ(ROBOT PAYMENT)
要問い合わせ東証グロース上場ROBOT PAYMENTのオンライン決済「サブスクペイ」。HTMLリンク・トークン決済・メール決済・専用タブレット端末レンタルでカード情報非保持化に対応し、PCI DSS 4.0.1準拠。決済手数料2.5%〜・トランザクション7円/件を公開。
SBペイメントサービス(セキュリティ)
要問い合わせソフトバンク100%子会社の決済代行。リンク型・ワンタイムトークン・IVR決済・メールリンク型・永久トークン非保持化(特許取得の専用タブレット)まで、業態別に複数の非保持化ソリューションを揃え、PCI DSS準拠支援も提供する。
VeriTrans4G(ベリトランス4G)
要問い合わせデジタルガレージグループのDGフィナンシャルテクノロジー(旧ベリトランス)が提供する総合決済サービス。トークン方式(MDKトークン/JavaScript型)とリンク型(POP)でカード情報の非保持・非通過を実現し、EMV 3-Dセキュアやガイドライン準拠のセキュリティ対策を備える。
掲載は無料掲載と有料掲載の2つです。無料掲載は1カテゴリまでで、相互リンクのご協力が必要。 有料掲載は月額20,000円(税抜)で相互リンクが不要になり、この一覧とおすすめ比較記事の最上部に固定して掲載します。 「料金改定を反映してほしい」といった訂正のご相談も同じ窓口で、こちらは費用はかかりません。