Squarespaceの強力なSEO対策

ウェブサイトを制作・運営していく上でSEO(Search Engine Optimization = 検索エンジンで上位に表示されるための取り組み)は非常に重要です。

Squarespace(スクエアスペース)は、SEOに非常に力をいれているウェブサイトビルダーです。
800人を超える専門スタッフが常に機能改善に取り組んでおり、2018年12月にもSEO関連機能が大幅に強化されました。

今回はSEOを考える上でウェブサイトが押さえておかなければいけないポイントとそれに対するSquarespaceの取り組みを詳しく解説していきたいと思います。

検索上位を狙うために満たしておくべき条件とは

まずはじめに理解しておく必要があることは、Googleをはじめとする検索エンジンは、ユーザーにとって最も有益なサイトを上位に表示したいと思っていることです。
恣意的に検索順位を上げるような小手先のSEO対策が施されたウェブサイトを上位に表示したいとは思っていません(むしろ検索順位を下げたいと思っています)。
そのため検索順位を決定するアルゴリズムの全容は一般には公開されておらず、常に変更が加えられています。

とはいえSEOのために何もやることが無いかというとそうではなく、ウェブサイトを作る側は、ユーザーにとって使いやすいウェブサイトを追求する必要があります。

少し技術的な内容も含まれますが、使いやすいウェブサイトの条件を以下に整理してみました。

コードの記述が適切か

常時SSL化に対応しているか

モバイル端末向けに最適化されているか

クリーンURLに対応しているか

サイトマップが用意されているか

ウェブサイトを制作する際は、上記の条件すべてにしっかりと対応していくことが必要です。
それはそれぞれに条件に対するSquarespaceの取り組みを見ていきましょう。

コードの記述が適切か

ウェブサイトの裏側は、HTMLというコードで構成されています。
Google等の検索エンジンはこのコードからウェブサイトの階層構造やコンテンツを読み取って索引付けするのですが、このコードに正しく意味づけ(これは見出しですよ、これは本文ですよという情報の付与)がされていないと、検索エンジンはウェブサイトの情報を適切に認識することができません。

このコードの意味づけがなかなか難しく、ウェブエンジニアでもきちんと勉強して経験を積んだ方でないと対応できません。

Squarespaceは、ドラッグ&ドロップの簡単操作でウェブサイトを作成しますが、実はその裏側ではSquarespaceが検索エンジンで索引付けが可能なきれいなHTMLマークアップで、きちんと意味づけされたコードを生成してくれます。

常時SSL化に対応しているか

常時SSL化とは、ウェブサイト全体の通信を暗号化することです。
暗号化することで、第三者によるデータの漏洩や改ざんを防ぐことができるため、ユーザーが安心してウェブサイトを閲覧することが可能になります。
SSL化されているか否かは、URLの冒頭で確認できます。URLの冒頭が”http”ではなく”https”となっているサイトはSSL対応されているサイトです。

Googleは、この常時SSL化を検索順位を決定する上での判断要素に使用すると公表しているため、SEO対策としては欠かせないポイントと言えるでしょう。

Squarespaceで制作されるウェブサイトはすべて常時SSL化に対応しています。
別途SSLサーバー証明書を購入したり、新たなプラグインを導入したりといった手間をかけずに対応できるのでとても便利ですね。

モバイル端末向けに最適化されているか

Googleは、モバイル向けに最適化されているウェブサイトを検索順位で上位表示するとしています。
これは、PCサイトをモバイル端末でもそのまま表示させるのではなく、画面サイズによってレイアウトやデザインを最適化するレスポンシブデザインをはじめとしたモバイル端末でも閲覧しやすいウェブサイトでなければいけないことを意味しています。

Squarespaceは2012年からモバイル端末の重要性を見据えて、すべてのテンプレートのモバイル対応を積極的に推進してきました。
Googleの提供するテストツールを使用して、Squarespaceの提供する代表的な7つのテンプレートをテストしたところ、すべてのテンプレートが見事に合格した実績も持っています。

クリーンURLに対応しているか

クリーンURLとはその名のとおりクリーンなURL、つまりシンプルなURLのことです。
日常生活でウェブサイトの下層ページのURLを意識することはあまり無いかもしれませんが、よく”?”や”%”といった謎の文字列が大量に入ったURLをやめて、単純でシンプルなURLにするという考え方です。

URLをシンプルな階層構造にすることで、ユーザーにとってわかりすくなるのはもちろん、検索エンジンも階層構造を読み取りやすくなるため、検索順位に好影響を与えると言われています。

Squarespaceで制作されるウェブサイトはすべてのページに静的なURLが割り当てられます。ユーザーが簡単にURLをよりシンプルなものに変更することができます。

サイトマップが用意されているか

サイトマップとは、ウェブサイトの目次にあたるもので、検索エンジンにサイトの階層構造を伝え、ウェブサイトの存在をしっかりと認識してもらうことに役立つファイルです。
サイトマップにはHTMLサイトマップとXMLサイトマップがあるのですが、XMLサイトマップの作成にはやや専門的な知識が必要になります。

Squarespaceでは適切なXMLサイトマップが自動で生成されます。自身で用意したり、プラグインをインストールしたりといった手間をかける必要はありません。

今回はウェブサイトを運用する上で避けては通れないSEOについてまとめてみました。
ご紹介した条件をすべて満たすウェブサイトを制作するには、専門的な知識はもちろん、多大な労力が必要ですが、Squarespaceを使えば、専門的な知識が無くても簡単にSEO対策を実施することができます。

とはいってもSEOでもっとも重要視されるのはウェブサイトのコンテンツです。
技術的な対策はSquarespaceに任せつつ、しっかりと中身のあるウェブサイトを作りたいですね!

Shori

SquareStudioを運営しているウェブクリエイターです。
Squarespaceを用いたウェブサイト制作・運用支援や、Squarespaceユーザー向けの情報発信、ワークショップ運営を通して、スモールビジネスや個人事業主の皆さまにとってウェブサイトをより身近なものにするためのお手伝いを行っています。
お仕事のご相談やご用がある方はこちらからどうぞ。
一緒に働ける仲間も募集しています。

Previous
Previous

ホームページ制作会社を選ぶ際に押さえておきたい5つのポイント

Next
Next

デザイナーをも唸らせるSquarespaceのデザインクオリティ