AIコーチングツールのおすすめ(目的別の早見表)
コーチングは長く「経営層や幹部の特権」でした。プロのコーチを1人つけるには相応の費用がかかるからです。AIコーチングは、この制約を外して全従業員に配れるようにすることを狙ったものです。
そのぶん費用の幅が極端で、1名あたり月額は最安917円・最高40,000円と43倍の差があります。当メディアの試算では、10名の年間コストはZaPASS AIコーチングで110,040円、mento for Businessで4,800,000円です。
この差はAIだけで完結するのか、人間のプロコーチが付くのかによるものです。安いほうが劣るのではなく、解こうとしている問題が違います。
| 導入目的 | おすすめのタイプ | 主なサービス |
|---|---|---|
| 全社員に配りたい | AI単体・月1,100円(税込)・音声AIで1on1練習も | ZaPASS AIコーチング |
| 社内の1on1を良くしたい | 外部コーチではなく上司に「対応のヒント」を提示 | Kakeai(カケアイ) |
| 管理職の行動変容に伴走したい | 合格率10%以下のプロコーチ+マネジメントAI | mento for Business |
| 海外拠点も含めて配りたい | 80言語以上・世界3,500名以上の認定コーチ | CoachHub AIMY |
| 業務の流れの中で使わせたい | Slack/Teams連携・行動科学ベース・世界750社超 | BetterUp |
AIコーチングツールとは?
AIコーチングツールとは、AIとの対話で内省や目標達成を支援するサービスです。
従来のコーチングは、プロのコーチが1対1で対話するものでした。効果は認められていても、費用の面で対象を絞らざるを得ません。AIが問いかけの部分を担えば、同じ仕組みを全社員に配れます。
ただし「AIコーチング」という言葉でくくられるサービスは、構造が3つに分かれます。
3つのタイプで解く問題が違う
AI単体型:ZaPASS AIコーチング。AIが問いかけを行い、内省と言語化を支援します。月額1,100円(税込)。
AI+人間コーチのハイブリッド型:mento for Business、CoachHub AIMY、BetterUp。AIが日常の対話と記録を担い、人間のプロコーチが深い対話を担当します。
1on1支援型:Kakeai。コーチを外から連れてくるのではなく、社内の上司と部下の1on1そのものをAIで支援します。上司への「対応のヒント」提示が中核です。
3つ目は発想が違います。外部のコーチに頼ると社内で対話の力が育ちませんが、Kakeaiは管理職自身の対話力を上げる方向に立っています。
料金は43倍の差がある
| サービス | 1名あたり月額 | 構造 |
|---|---|---|
| ZaPASS AIコーチング | 1,100円(税込・年払いなら917円) | AI単体 |
| mento for Business | 40,000円〜+初期10万円/人規模 | AI+人間コーチ |
| Kakeai | 個別見積り | 1on1支援(AI) |
| CoachHub AIMY | 個別見積り | AI+人間コーチ |
| BetterUp | 個別見積り | AI+人間コーチ |
当メディアの試算(年間コスト)です。
| 人数 | ZaPASS AIコーチング | mento for Business |
|---|---|---|
| 10名 | 110,040円 | 4,800,000円 |
| 50名 | 550,200円 | 24,000,000円 |
mento for Businessは月額に加えて、導入サポート費50,000円/人+プロジェクト進行費50,000円/人〜がかかります(プランにより異なります)。対象を絞って導入するのが現実的な価格帯です。
AIコーチングツールの選び方(5つのポイント)
- AI単体か、人間コーチ併用か、1on1支援かを決める。構造が3つに分かれます
- 対象を管理職に絞るか全社に配るかで費用が変わる。43倍の差は対象範囲にも関わります
- 業務ツールに組み込めるかを見る。別アプリを開かせると使われません
- コーチの質をどう担保しているかを確認する。合格率や認定の有無に差があります
- 日本語で使えるかを確認する。機能によって対応状況が異なります
AIコーチングツールのタイプ別分類
月額1,100円(税込)。問いかけによる内省支援+AIエージェント+音声1on1ロールプレイ
外部コーチなし。AI要約・文字起こしと上司への「対応のヒント」。数十万件のデータで管理職を分析
合格率10%以下の審査を通過したコーチ+マネジメントAI。1名から最短10営業日
世界3,500名以上の認定コーチ・80言語以上。Teams/Workday連携
常時利用可能なAIコーチ+人間コーチ。Slack/Teams連携・行動科学ベース
業務ツールとの連携と対象範囲
| サービス | 連携 | 対象 |
|---|---|---|
| BetterUp | Slack・Microsoft Teams | 経営層から現場チームまで全従業員 |
| CoachHub AIMY | Microsoft Teams・Workday | 全従業員(非管理職・若手にも拡大) |
| Kakeai | ビデオ通話を内蔵・サーベイ連携 | 1on1を実施する組織全般 |
| mento for Business | 要確認(明記なし) | 部課長層中心(役員〜リーダー層) |
| ZaPASS AIコーチング | 要確認(Webアプリ) | 個人中心・法人利用も相談可 |
別のアプリを開かせる形では、忙しい時期に使われなくなります。すでに開いているツールから使えるかが定着を分けます。
おすすめのAIコーチングツール5選
- 概要:AIだけで完結するコーチング。月額1,100円(税込)で掲載中の最安値です。
- 特徴:
- 年払いなら11,000円(税込・月額換算917円)→ 10名で年110,040円
- 適切な問いかけで内省と言語化を支援、AIエージェントが情報提供も行う
- 音声AIによる1on1ロールプレイで管理職が面談を練習できる
- 料金:月払い1,100円/年払い11,000円(いずれも税込)。初期費用0円。
- 注意点:人間のプロコーチはAI本体に付きません。行動変容まで伴走を求めるならハイブリッド型が候補です。
- こんな企業に向いている:全社員に配りたい会社、まず低コストで試したい会社。
- 概要:外部コーチではなく、社内の上司と部下の1on1そのものを支援するツールです。
- 特徴:
- AIが上司へ「対応のヒント」を提示(何を話せばよいか分からない状態を解消)
- AI要約・自動文字起こし、アイスブレイクのテーマ自動提示
- 数十万件のセッションデータ×AIで管理職の強み・弱みを分析、複数の特許を保有
- 料金:個別見積り。
- 注意点:人間のプロコーチは付きません。管理職1人ひとりに専属コーチを付けたい場合は他社が候補です。
- こんな企業に向いている:社内の対話力そのものを上げたい会社、1on1が形骸化している会社。
- 概要:合格率10%以下の審査を通過したプロコーチとマネジメントAIのハイブリッドです。
- 特徴:
- コーチは国際基準準拠の審査を通過・合格率10%以下
- マネジメントAIが週1回の対話で支援、AIサマリーが振り返りを自動化
- 1名から・最短10営業日で開始できる
- 料金:1名あたり月額40,000円〜+導入サポート費50,000円/人+プロジェクト進行費50,000円/人〜。
- 注意点:掲載中で最も高く、10名で年4,800,000円です。初期費用も1人あたり10万円規模かかります。
- こんな企業に向いている:管理職の行動変容に本気で伴走したい会社。
- 概要:世界3,500名以上の認定コーチのネットワークに、会話型AIコーチを組み合わせます。
- 特徴:
- AIMYは人間コーチを置き換えない補完ツールという位置づけ
- 80言語以上でのコーチング、対象を非管理職・若手にも拡大
- Microsoft Teams・Workday連携、29種のソフトスキルの変化を追跡
- 料金:個別見積り。
- 注意点:AIアシスタントの初期リリースは英・独・仏で、日本語は順次対応予定です(音声・テキスト認識は日本語対応)。
- こんな企業に向いている:海外拠点も含めて同じ仕組みを配りたい会社。
- 概要:行動科学に基づいて設計され、業務の流れの中で使えるコーチングサービスです。
- 特徴:
- 常時利用可能なAIコーチ+必要に応じて人間のプロコーチへ引き継ぎ
- SlackとMicrosoft Teamsに連携(コンテキストを切り替えずにアクセス)
- リーダー育成からウェルビーイングまで扱い、世界750社以上に導入
- 料金:個別見積り。
- 注意点:料金が非公開です。対象人数と目的を伝えて見積りを取ることになります。
- こんな企業に向いている:業務の流れの中で使わせたい会社、全従業員を対象にしたい会社。
状況別のおすすめ
全社員に配りたい・費用を抑えたい:ZaPASS AIコーチングです。月1,100円(税込)で10名なら年110,040円に収まります。
1on1が形骸化している:Kakeaiです。外部コーチを入れるのではなく、上司自身の対話力を上げる方向に立っています。
管理職を本気で変えたい:mento for Businessです。合格率10%以下のプロコーチが伴走しますが、費用は10名で年480万円規模になります。
海外拠点もある:CoachHub AIMYです。80言語以上に対応し、Teams・Workdayと連携します。
日常の中で使わせたい:BetterUpです。SlackやTeamsから、業務を中断せずに使えます。
AIコーチングツールのデメリット・注意点
- 費用の幅が43倍:AI単体と人間コーチ併用では別のサービスと考えたほうが選びやすくなります
- 料金非公開が3社:Kakeai・CoachHub AIMY・BetterUpは個別見積りです
- 初期費用が大きい場合がある:mentoは1人あたり10万円規模かかります
- 日本語対応の確認が要る:CoachHub AIMYのAIアシスタントは日本語が順次対応予定です
- 別アプリだと使われない:業務ツールとの連携があるかを確認してください
AIコーチングツール 導入の流れ
- 解きたい問題を決める:内省の機会か、管理職の行動変容か、1on1の質か
- 対象範囲を決める:全社員か管理職層かで費用の桁が変わります
- AI単体で足りるかを見極める:人間コーチが必要なら費用は大きく上がります
- 業務ツールとの連携を確認する:SlackやTeamsから使えるかが定着を分けます
- 低コストのAI単体から試す:ZaPASSなら月1,100円(税込)で始められます
AIコーチングツールのよくある質問
料金相場はいくら?
1名あたり月額は最安917円・最高40,000円と43倍の幅があります。当メディアの試算では10名の年間コストはZaPASS AIコーチングで110,040円、mento for Businessで4,800,000円です。
AIだけのコーチングで効果はある?
解きたい問題によります。ZaPASS AIコーチングは問いかけで内省と言語化を支援し、音声AIによる1on1ロールプレイもあります。行動変容まで伴走を求めるなら人間のプロコーチが付くサービスが候補です。
人間のコーチが付くのはどれ?
mento for Business(合格率10%以下の審査を通過)、CoachHub AIMY(世界3,500名以上の認定コーチ)、BetterUp(必要に応じてプロコーチへ引き継ぎ)です。
1on1の支援だけをしたい場合は?
Kakeaiがコーチを付けずに1on1そのものを支援します。AI要約・文字起こし、上司への「対応のヒント」提示、数十万件のデータによる管理職の分析に対応します。
SlackやTeamsから使える?
BetterUpはSlackとMicrosoft Teamsに連携します。CoachHub AIMYはMicrosoft TeamsとWorkdayに連携し、Kakeaiはビデオ通話を内蔵しています。
日本語で使える?
国内サービス(ZaPASS・mento・Kakeai)は日本語です。CoachHub AIMYは音声・テキスト認識が日本語対応ですが、AIアシスタントの初期リリースは英・独・仏で日本語は順次対応予定です。
まとめ
AIコーチングは、同じ言葉でくくられていても構造が3つに分かれます。
AIだけで内省を支援するZaPASS AIコーチング(月1,100円・税込)、人間のプロコーチが伴走するmento for Business(月40,000円〜)、そして社内の1on1そのものを支援するKakeai。43倍の費用差は、質の差ではなく解いている問題の差です。
全社員に配って内省の機会を作るならAI単体、管理職の行動変容に本気で伴走するなら人間コーチ併用、社内の対話力を上げたいならKakeaiという整理になります。
そして忘れてはいけないのが、業務ツールから使えるかです。BetterUpのSlack・Teams連携やCoachHub AIMYのTeams・Workday連携は、専用アプリを開かせないための設計です。使われなければ、どれだけ良いコーチングでも成果は出ません。
料金・仕様は変更される場合があります。契約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。