アドフラウド対策ツール
アドフラウド対策ツールは、掲載5サービスのうち料金を公開しているのがSpider AFの1サービスだけです。加えて、検知する場所が2通りに分かれます。広告の入札前に弾くプリビッド型(IAS・DoubleVerify)と、自社サイトにタグを置いて訪問者を判定する型(Spider AF・HYTRA HORNET・CHEQ)です。広告主として自分で導入するのか、配信の仕組み側で対策するのかによって選ぶものが変わります。
アドフラウド対策ツールとは
料金を公開しているのはSpider AFです。アドフラウド対策のPerformanceが年払いで月30,000円(月払いは37,500円)、Eliteが年払いで月90,000円(月払いは112,500円)で、月間の解析クリック数によって決まります。Enterpriseは別途見積りです。同社は不正リード対策、サイト改ざんを検知するSiteScan、転売対策も別メニューとして提供しており、転売対策は1コンバージョンあたり10円(税抜・月間最低10,000円)という従量制です。
IASとDoubleVerifyはインプレッション量に連動する従量課金で、いずれも金額は非公開です。CHEQは分析するトラフィック量にもとづく個別契約、HYTRA HORNETはヒアリングと診断を経ての個社見積りとなります。広告の規模が大きいほど費用も上がる構造のため、出稿量を伝えたうえで見積りを取ることになります。
検知する場所の違いは実務に直結します。IASとDoubleVerifyは広告の入札前にリアルタイムでフィルタリングするプリビッドと、配信後に検証するポストビッドの両方に対応します。不正な在庫に入札しないという考え方です。一方Spider AF・HYTRA HORNET・CHEQは自社サイトにタグを設置し、訪れた人が人間かbotかを判定します。すでに来てしまったトラフィックを判別する形です。
国内向けの支援があるかどうかも判断材料です。Spider AFは日本人の専任カスタマーサクセスが管理画面の操作から媒体への返金交渉まで伴走するとしています。HYTRA HORNETは2014年創業の国内初のアドベリフィケーション事業者で、日本語に特化した解析技術を掲げています。この2サービスはいずれも無料の診断を用意しており、契約前に自社の被害状況を確認できます。
アドフラウド対策ツールの検索需要トレンド
アドフラウドという言葉そのものは指数が拾えるほどの検索量に届かないため、より広い「デジタル広告」の推移を見ています。月平均は61.2で、25か月を通して41〜79の範囲に収まっており、指数が0まで落ちた月はありません。最も高いのは2025年6月の79、最も低いのは2025年12月の41でした。なお「アドフラウド」で見ると25か月中21か月が0であり、被害の実態に比べて言葉としての認知はまだ限られている段階だと考えられます。(出典:Googleトレンド/キーワード「デジタル広告」)
アドフラウド対策ツールの選び方の要点
IASとDoubleVerifyは広告の入札前にリアルタイムでフィルタリングするプリビッドと、配信後に検証するポストビッドの両方に対応します。不正な在庫にそもそも入札しないという考え方で、主要なDSPやSSP、ソーシャルプラットフォームと統合されています。これに対しSpider AF・HYTRA HORNET・CHEQは自社サイトにタグを設置して訪問者を判定する方式です。広告主として自分のサイトを守るのか、配信の仕組み全体で対策するのかによって、選ぶものが変わります。
Spider AFはアドフラウド対策のPerformanceが年払いで月30,000円(月払いは37,500円)、Eliteが年払いで月90,000円(月払いは112,500円)と公開しています。IAS・DoubleVerify・CHEQ・HYTRA HORNETはいずれも金額を公開しておらず、個別の見積りとなります。概算を並べて比較するという進め方が取れないため、複数社を検討する場合は出稿量やトラフィック量を揃えて見積りを依頼することになります。
Spider AFは月間の解析クリック数による帯課金で、SiteScanは保護対象のドメイン数によって決まります。IASとDoubleVerifyはインプレッション量に連動する従量課金、CHEQは分析するトラフィック量にもとづく契約です。広告への投下量が増えるほど費用も上がる構造のため、出稿を拡大する予定がある場合は増え方を確認しておく必要があります。なおSpider AFの転売対策は1コンバージョンあたり10円(税抜・月間最低10,000円)という別の課金体系です。
対象とする範囲が各社で異なります。IASとDoubleVerifyは広告の無効トラフィック(IVT)に特化しており、GIVTとSIVTの検知が中心です。これに対しSpider AFはアドフラウドに加えて不正リード対策、サイト改ざんを検知するSiteScan、転売対策を提供します。CHEQは広告フラウドに加えてフォームの不正、アカウント乗っ取り、合成IDまでを対象とします。広告費の無駄をなくしたいのか、サイト全体の不正を減らしたいのかで必要な範囲が変わります。
Spider AFは無料診断によって現状のアドフラウド被害額を可視化できるとしています。HYTRA HORNETも導入フローの中で無償の診断を実施します。この2サービスは契約する前に自社がどれだけ影響を受けているかを把握できるため、投資の判断材料を得やすい構成です。IAS・DoubleVerify・CHEQは公開されたトライアルがなく、問い合わせからの検討となります。
アドフラウド対策ツールの比較一覧(全5サービス)
HYTRA HORNET
要問い合わせ国内初のアドベリフィケーション事業者Momentumが提供するアドフラウド対策ツール。サイトに流入するトラフィックを解析し、botや不正クリック・不正表示を行う『不正ユーザー』を特定して除外する。
Integral Ad Science(IAS)
要問い合わせ米国発の広告品質検証(アドベリフィケーション)大手。行動・ネットワーク分析、ブラウザ/デバイス分析、専門調査の多層アプローチで無効トラフィック(IVT)を配信前にブロックする。
DoubleVerify(DV)
要問い合わせ米NYSE上場の広告品質検証大手。毎日200億超のインプレッションをAIで分析し、GIVT/SIVT・botフラウドをプリビッド/ポストビッドで検知・ブロックするMRC認定ソリューション。
掲載は無料掲載と有料掲載の2つです。無料掲載は1カテゴリまでで、相互リンクのご協力が必要。 有料掲載は月額20,000円(税抜)で相互リンクが不要になり、この一覧とおすすめ比較記事の最上部に固定して掲載します。 「料金改定を反映してほしい」といった訂正のご相談も同じ窓口で、こちらは費用はかかりません。