振込代行サービスのおすすめ(目的別の早見表)
振込代行サービスの1件あたり手数料は100円から440円で、4.4倍の開きがあります。掲載5サービスは全社が料金を公開しています(価格公開率100%)。
そして5サービスすべてが初期費用0円・月額基本料0円です。費用は振込1件あたりの手数料だけで、振込がなければ費用も発生しません。比べるべき数字は、実質的に1件あたりの単価だけです。
ただしその単価は、用途によって2つに分かれます。
| 導入目的 | おすすめのタイプ | 主なサービス |
|---|---|---|
| とにかく単価を下げたい | 他行宛100円・当行宛無料。銀行本体のため預金保険の対象で分別管理の懸念がない | GMOあおぞらネット銀行 総合振込・一括振込 |
| 当日中に振り込みたい | 他行宛145円・当社宛無料。振込指定日当日の12時まで受け付ける | ドコモSMTBネット銀行 総合振込・一括振込 |
| 給与振込の件数が多い | 給与振込132円は代行サービス中最安水準。1回の件数に上限がない | セゾンスマート振込サービス |
| すでにMJSを使っている | MJSシステム利用者は振込285円・給与153円に。Excelテンプレートでもデータを作れる | 楽たす振込・楽たす給与振込 |
| 誤振込を防ぎたい | 事前の口座照会で誤振込を防ぐ。API接続で自動振込も組める | ウェブフリコム |
振込代行サービスとは?
振込代行サービスとは、取引先への支払や給与の振込を一括で代行し、1件あたりの手数料を銀行の窓口やネットバンキングより抑えるサービスです。
全銀フォーマットの振込データをアップロードすれば、複数の金融機関宛の振込がまとめて処理されます。振込先ごとに銀行のサイトへ入力していく作業がなくなり、手数料も下がります。
振込は件数がそのまま費用になります。取引先が100社あれば毎月100件、給与なら従業員数だけ発生する。1件あたり数百円の差でも、年間では無視できない金額になります。
総合振込と給与振込は、別の料金で見る
同じサービスでも、用途によって単価が違います。ここを混ぜて比べると判断を誤ります。
| サービス | 総合振込(1件) | 給与振込(1件) | 初期費用 | 月額 |
|---|---|---|---|---|
| GMOあおぞらネット銀行 総合振込・一括振込 | 他行宛 100円/当行宛 無料 | 他行宛 100円 | 0円 | 0円 |
| ドコモSMTBネット銀行 総合振込・一括振込 | 他行宛 145円/当社宛 無料 | 取り扱いなし | 0円 | 0円 |
| セゾンスマート振込サービス | 本体 286円 | 132円 | 0円 | 0円 |
| 楽たす振込・楽たす給与振込 | 316円(MJS利用者 285円) | 183円(MJS利用者 153円) | 無料 | 無料 |
| ウェブフリコム | 総合振込 440円 | 給与・賞与 262円 | 無料 | 無料 |
※いずれも税込
代行会社3社では、給与振込が総合振込より133〜178円安く設定されています。 セゾンスマート振込サービスは286円と132円で154円差、楽たす振込は316円と183円で133円差、ウェブフリコムは440円と262円で178円差です。
一方、用途で単価が変わらないサービスもあります。GMOあおぞらネット銀行は他行宛が用途を問わず100円で、別サービスの給与・賞与振込サービスなら90円です。
ドコモSMTBネット銀行は事情が違います。 他行宛145円は用途を問わない一律の単価ですが、そもそも給与振込サービスの取り扱いがありません。公式のよくあるご質問では「給与振込サービスは、現在のところお取扱いしておりません。」と案内されており、法人向けに提供されているのは総合振込サービスと一括振込サービスの2つです。給与を安く振り込みたい会社にとっては、単価の安さより先にここが効いてきます。
給与は毎月、従業員数と同じ件数が発生します。従業員100名なら月100件、年1,200件です。セゾンの132円とウェブフリコムの262円では、年間で15万6,000円の差になります。
一方で取引先への支払は、件数が読みにくく用途も混ざります。給与の件数が多い会社は給与単価から、支払件数が多い会社は総合振込の単価から比べてください。
その単価が自社に適用されるか、先に確かめる
料金ページに大きく出ている単価が、そのまま自社の単価になるとは限りません。掲載5サービスのうち2社は、条件付きの価格を前面に出しています。
楽たす振込の285円・給与153円は、MJSのシステム利用者向けの特別価格です。 通常価格は振込316円・給与183円で、自社が対象になるかで単価が変わります(この点は後述します)。
セゾンスマート振込サービスの給与振込132円と当日振込286円は、提携先が提供する紹介客限定の特別価格です。 セゾンパーソナルプラスが提携する会社が提供するもので、公式のプラン比較表ではこの2つが信託保全の対象外とされています。本体の総合振込286円は三井住友銀行の入金専用の信託口座で分別管理されるので、132円という単価と信託保全は両立しません。 どちらを優先するかで選ぶプランが変わります。
一方、銀行本体の2サービスは条件のない一律単価です。 GMOあおぞらネット銀行の他行宛100円も、ドコモSMTBネット銀行の他行宛145円も、振込金額や振込先の金融機関によって変わりません。件数に単価を掛けるだけで月の費用が読めます。
契約の前提が、単価より先に効くことがある
単価が合っても、契約の前提が合わなければ使えません。
銀行本体の2サービスは、その銀行の法人口座が必要です。 GMOあおぞらネット銀行、ドコモSMTBネット銀行とも口座維持手数料は0円ですが、口座開設には審査があります。ドコモSMTBネット銀行は「日本国内で登記がされていること」「法人の居住地国が日本であること」などを条件に掲げており、口座は最短翌日から使えます。総合振込の申込は、口座を持っていればログイン後の申込ボタンからで、登録は原則翌営業日に完了します。
代行会社3社にも審査があります。 セゾンスマート振込サービスは法人・個人事業主が対象で最短2営業日、楽たす振込はおよそ5〜7営業日、ウェブフリコムは最短2〜3営業日です。
そして給与振込を使いたいなら、ドコモSMTBネット銀行は候補から外れます。 単価が2番目に安くても、給与振込サービスそのものがありません。
単価は「銀行本体か、振込代行か」でほぼ二分される
掲載5サービスは、提供元で2つに分かれます。
銀行が自行のサービスとして一括振込を提供する。資金を預ける工程そのものがない
代行会社へ資金を送り、そこから各行へ振り分けられる。資金の管理方法が論点になる
この線引きが、そのまま単価の線引きになっています。 銀行本体の2サービスが他行宛100円と145円、代行会社の3サービスが総合振込286円・316円・440円で、145円と286円の間に141円の段差があります。100円から440円までなだらかに並んでいるわけではありません。
差が出る理由は仕組みにあります。振込代行は複数の顧客の振込をまとめて銀行のボリュームディスカウントを得て、その一部を利用者に還元する方式です。銀行本体には、その中間が存在しません。
この違いは、単価だけでなく資金の預け先にも効いてきます。銀行本体の2サービスは自行の口座から直接振り込むため、代行会社へ資金を預ける工程そのものがなく、預けた資金は預金保険の対象です。
代行会社3社では、預けた資金がどう守られるかを確認してください。守り方は3通りに分かれます。
楽たす振込は、信託銀行が管理する信託口座で分別管理します。公式は運営会社が倒産した場合でも利用者に返金されると明示しています。
セゾンスマート振込サービスは、プランによって違います。 本体の総合振込は三井住友銀行の入金専用の信託口座で分別管理されます。一方、<当日振込プラン>と<給与振込プラン>はセゾンパーソナルプラスが提携する会社が提供するもので、公式のプラン比較表では信託保全の対象外とされています。給与132円という単価と信託保全は両立しません。
ウェブフリコムは「運営会社の資金とは区別して管理しており、他の用途に転用・運用することは一切ございません。」と明記します。分別管理は明示されていますが、信託保全までは明記されていません。
なお、セゾンスマート振込サービス・楽たす振込・ウェブフリコムでは、指定口座へ振込資金を入金する際の各金融機関の振込手数料が自己負担になります。単価だけでは見えないコストです。
一度に処理できる件数は、桁が違う
| サービス | 1回の件数上限 | 取込形式 |
|---|---|---|
| GMOあおぞらネット銀行 総合振込・一括振込 | 総合振込 9,999件/一括振込 999件 | 全銀・CSV/全銀TCP/IP・SFTP・HULFT・AnserDataPort |
| ドコモSMTBネット銀行 総合振込・一括振込 | 総合振込 9,999件(画面入力 500件)/一括振込 10件 | 全銀・CSV/ファイルアップ方式(API) |
| セゾンスマート振込サービス | 上限なし | 全銀フォーマット |
| 楽たす振込・楽たす給与振込 | 記載なし | 全銀ファイル/Excelテンプレート |
| ウェブフリコム | 記載なし | 全銀・CSV/API接続(オプション・料金非公開) |
件数の上限を明示しているのは3社で、うち1社は方向が正反対です。 セゾンスマート振込サービスは「上限はございません」と明示し、GMOあおぞらネット銀行とドコモSMTBネット銀行は総合振込で1回9,999件までとしています。取引先が数百社ある企業なら、どれでも1回で収まります。
ドコモSMTBネット銀行も総合振込のファイルアップ方式で1回9,999件までで、上限を超える場合は複数回に分けて送信する運用です。1日の回数に上限はなく、代わりに利用限度額が1日あたり10万円以上10億円以内(申込時に設定)で決まります。件数ではなく金額で天井が来る形なので、高額の支払が混ざる運用では設定額を確認しておく必要があります。
なお同行の一括振込サービスは最大10件・振込先登録100件までの少件数向けで、100件を超える振込には総合振込サービスが案内されています。
取込形式では、楽たす振込のExcelテンプレートが実務上ありがたい選択肢です。全銀形式を出力できないシステムを使っている場合でも、Excelでデータを作って取り込めます。
ウェブフリコムのAPI接続は方向が違います。人がデータを作ってアップロードする工程そのものをなくし、自社システムから直接振込を実行します。オプションで、料金は公開されていません。
単価が高いサービスは、何を買っているのか
ウェブフリコムの総合振込440円は、GMOあおぞらネット銀行の100円の4.4倍です。この差は何に対する対価なのかを見ておきます。
ウェブフリコムは事前の口座照会で誤振込を防ぎます。振込先の口座情報が正しいかを実行前に確認するため、組戻しが発生しません。
誤振込は1件でも起きると回復に時間がかかります。 相手の同意を得て組戻しを依頼し、手数料も別途かかる。金額が大きければ回収できるまで気が休まりません。件数が多く、振込先が頻繁に入れ替わる運用ほど、この機能の価値は上がります。
セゾンスマート振込サービスは別のアプローチで、当日13:30までにデータを修正すれば無料で再振込できます。誤りに気づいたときに、追加費用なしでやり直せます。
楽たす振込は担当者ごとの権限設定を持ちます。振込データを作る人と承認する人を分けられるため、1人が最後まで実行できる状態を避けられます。誤りにも不正にも効く仕組みです。加えて組戻手数料が無料です。
ドコモSMTBネット銀行は一括口座確認を持ちます。振込データまたは振込先管理ファイルを使い、振込先口座の有無と名義の一致・不一致を1回50,000件・1日9回まで事前に検証できます。単価が2番目に安い側でこの機能を持つ点は、件数が多い運用では効いてきます。データ作成者と承認者の権限も分けられ、承認者を2名指定することもできます。
GMOあおぞらネット銀行はCSVのフォーマットチェッカーを用意しています。アップロード前にデータの形式を確かめられます。両行とも組戻手数料は880円(税込)です。
締切と実行タイミングを運用に合わせる
単価が同じでも、締切が合わなければ使えません。このカテゴリでは、ここが最も分かれます。
当日中に振り込めるのは、銀行本体の2サービスです。 GMOあおぞらネット銀行は振込日当日の11:59まで受け付け、すべて当行宛なら当日18:59までです。翌営業日以降の予約は24時間365日受け付けます。ドコモSMTBネット銀行は振込指定日当日の12:00までで、それまでに承認手続きが完了している必要があります。利用可能時間は0:00〜24:00(システムメンテナンス時を除く)なので、夜間にデータを作って翌朝に承認する運用も組めます。ただし振込指定日に銀行休業日は指定できません。
セゾンスマート振込サービスの本体プランは、当日振込に対応していません。 データ作成・承認が前営業日14:00、指定口座への入金が前営業日15:00で、振込指定日は金融機関の翌営業日以降になります。当日中に振り込みたい場合は、提携先が提供する当日振込プラン(286円・当日11:30まで)を使う形です。給与振込プランは振込指定日の3営業日前16:00までにデータ登録が必要です。
楽たす振込は前営業日14時、給与振込は3営業日前14時までです。即時振込、税金の振込、海外送金には対応していません。ウェブフリコムは総合振込が当日11:30、給与・賞与振込が3営業日前16:00までです。
MJSを使っているかで、単価が変わる
楽たす振込には、MJSのシステム利用者向けの価格があります。
通常価格は振込316円・給与振込183円ですが、MJSの会計や給与のシステムを使っていれば振込285円・給与153円に下がります。1件あたり30円の差です。
月200件なら年間7万2,000円の差になります。すでにMJSを導入している企業なら、この価格が実質的な単価です。会計・給与システムとの連携もあるため、設定の手間も少なく済みます。
ただし公式には「MJSシステムをご利用・登録のお客様」とあるだけで、どの製品が該当するかは列挙されていません。 自社が対象になるかは、申込前に確認してください。なお公式の料金ページは、既定でこの特別価格のほうが大きく表示されます。
オプションとして請求書丸投げプラン(33円/件・税込)があり、請求書の入力そのものを代行してもらえます。振込データを作る前段の作業まで外に出せます。
各サービスの詳細
GMOあおぞらネット銀行株式会社が提供する法人向けの一括振込サービスです。同社は1994年2月28日設立(日債銀信託銀行として設立、2018年7月17日にインターネット銀行事業を開始)、資本金266億2,998万円(2026年2月20日時点)で、東京都渋谷区道玄坂の渋谷フクラスに本社を置きます(あおぞら銀行50.00%、GMOインターネットグループ25.00%、GMOフィナンシャルホールディングス25.00%)。
掲載5社のうち、代行会社ではなく銀行本体が提供する2社の1つです。手数料は他行宛が一律100円/件(税込)、当行宛は無料です。初期サービス登録料と月額利用料は0円で、費用は振込件数分の手数料だけです。掲載5社の中で最も安い水準にあたります。
銀行本体であることが安全性の面で効きます。振込代行では代行会社へいったん資金を送るため、その資金がどう管理されるかが論点になります。自行の口座から直接振り込む形なら、資金を預ける工程そのものがありません。 ドコモSMTBネット銀行も同じ構図です。
一度に扱える件数は総合振込が1回9,999件、一括振込が1回999件までです。全銀フォーマットとCSVのアップロードに対応し、全銀TCP/IP・SFTP・HULFT・AnserDataPortといったFB接続も選べます。会計ソフトや給与ソフトが出力したデータをそのまま取り込めます。APIにも対応します。
締切も掲載5社で最も遅く、振込日当日の11:59まで受け付けます(すべて当行宛なら当日18:59まで)。翌営業日以降の予約は24時間365日可能です。給与振込にも同じ100円が適用されるほか、同行には専用の「給与・賞与振込サービス」(別サービス)があり、こちらは他行宛90円/件(税込)です。組戻手数料は880円(税込)です。
株式会社ドコモSMTBネット銀行が法人口座の付帯サービスとして提供する一括振込機能です。同行は1986年6月設立(銀行業の営業免許取得は2007年9月)、資本金460億円で、東京都港区六本木の住友不動産六本木グランドタワーに本社を置きます。2026年8月3日に住信SBIネット銀行から現在の商号へ変更しました。
GMOあおぞらネット銀行と並ぶ、銀行本体の2サービスの1つです。手数料は他の金融機関宛が一律145円/件(税込)、当社宛は無料で、振込金額や振込先の金融機関によって変わりません。初期登録料と月間基本料金はいずれも0円で、費用は振込件数分の手数料だけです。代行会社3社の総合振込(286円・316円・440円)をいずれも下回ります。 振込手数料は毎月15日(銀行休業日の場合は翌営業日)に前月利用分がまとめて引き落とされます。
振込受付時限は振込指定日当日の12:00までで、当日中に振り込めます。 受付時限までに承認手続きが完了している必要があり、振込指定日に銀行休業日は指定できません。利用可能時間は0:00〜24:00(システムメンテナンス時を除く)なので、夜間にデータを作っておく運用も組めます。
振込データの作成方法は画面入力方式が1回500件、ファイルアップ方式が1回9,999件までです。ファイルはCSV形式と全銀フォーマットに対応し、上限を超える場合は複数回に分けて送信します。振込先は2万件まで登録でき、ファイルアップ方式なら1回5,000件をまとめて登録できます。件数ではなく利用限度額が1日あたり10万円以上10億円以内(申込時に設定)で天井が決まる形です。
誤振込への備えとして一括口座確認があります。 振込データ(全銀フォーマット)または振込先管理ファイル(CSV)を使い、振込先口座の有無と名義の一致・不一致を1回50,000件・1日9回まで事前に確認できます。あわせて、データを作成する「データ作成者」と確認・承認する「承認者」に権限を分けられ、承認者を2名指定することもできます。ユーザ数はマスターユーザを含め1契約最大20名で、申込時に電子証明書方式を選べば登録した端末以外からのログインを防げます。
運用前に確認すべき点が1つあります。給与振込サービスの取り扱いがありません。 公式のよくあるご質問には「給与振込サービスは、現在のところお取扱いしておりません。」とあり、法人向けに提供されているのは総合振込サービスと一括振込サービスの2つです。給与・賞与向けの専用プランや割安な専用単価はなく、掲載5社のうち給与振込の単価を別に設けていないのは本サービスだけです。 給与の件数が多い企業では、ここが選択を分けます。
利用には同行の法人口座が必要です。「日本国内で登記がされていること」「法人の居住地国が日本であること」などが開設の条件で、口座維持手数料は0円、口座は最短翌日から使えます。 総合振込は口座を持っていればログイン後の申込ボタンから申し込め、登録は原則翌営業日に完了します。なお100件を超えない少件数向けには最大10件を一度に操作できる一括振込サービスがあり、こちらは契約手続きが不要で、振込優遇プログラムの対象として他行宛が件数に応じて最安130円(税込)まで下がります(総合振込サービスは同プログラムの対象外)。組戻手数料は880円(税込)です。
株式会社セゾンパーソナルプラスが提供する振込代行サービスです。同社は2002年11月1日事業開始、資本金8,200万円の企業で、東京都豊島区東池袋のサンシャイン60に拠点を置きます(親会社の株式会社セゾンパートナーズは株式会社クレディセゾンの100%子会社)。
用途によって料金が分かれ、本体の総合振込が286円、給与振込プランが132円(いずれも税込・1件あたり)です。給与振込の単価が掲載5社の代行サービスの中で最も安い水準で、楽たす給与振込の183円、ウェブフリコムの給与・賞与振込262円を下回ります。従業員数が多いほど、この差が総額に効いてきます。
ただしプランによって提供元と資金の守られ方が違います。 本体の総合振込は三井住友銀行の入金専用の信託口座で分別管理されます。一方、<当日振込プラン>と<給与振込プラン>はセゾンパーソナルプラスが提携する会社が提供するもので、同社からの紹介客限定の特別価格プランです。公式のプラン比較表では、この2つは信託保全の対象外とされています。132円という単価と信託保全は両立しません。 どちらを優先するかで選ぶプランが変わります。
1回に依頼できる振込の件数に上限はありません。 掲載5社の中で件数の上限を設けていない点は、取引先が多い企業には効いてきます。初期費用と月額基本料は0円です。全銀フォーマットをアップロードして一括で振込を依頼でき、提携プランでは仕訳用・消込用のデータ取込にも対応します。
締切は、本体プランがデータ作成・承認は前営業日14:00・指定口座への入金は前営業日15:00で、振込指定日は金融機関の翌営業日以降です。提携の当日振込プランは当日11:30、給与振込プランは3営業日前16:00までです。当日13:30までにデータを修正すれば無料で再振込できる点も、誤りに気づいたときの備えになります。組戻手数料880円・返金手数料550円(いずれも税込)は別途かかります。提供会社はプライバシーマークとISO/IEC 27001(ISMS)を取得しています。
株式会社ミロク情報サービス(MJS)が提供する振込代行サービスです。同社は1977年11月2日設立、資本金31億98百万円(2026年3月末時点)、従業員2,342名(連結)で、東京都新宿区四谷に本社を置き、東京証券取引所プライム市場に上場しています(証券コード9928)。
料金は通常価格が振込316円・給与振込183円で、MJSのシステム利用者は285円・153円に下がります(いずれも税込・1件あたり)。1件あたり30円の差で、件数が多いほど総額に効いてきます。ただし公式には「MJSシステムをご利用・登録のお客様」とあるだけで、どの製品が該当するかは列挙されていません。自社が対象になるかは申込前に確認してください。
資金は信託銀行が管理する信託口座で分別管理されます。公式は運営会社が倒産した場合でも利用者に返金されると明示しており、掲載5社の中で最も明確に資金の保全を示しています。 加えて金融機関と同等のセキュリティ水準のデータセンターとSSL暗号化を備え、担当者ごとの権限設定によって振込データを作る人と承認する人を分けられます。 内部統制の観点では、この分離が要件になることがあります。
初期費用と月額基本料は無料で、組戻手数料も無料です。全銀ファイルの取込に加えてExcelテンプレートも使えるため、全銀形式を出力できないシステムからでもデータを作れます。 MJSの会計・給与システムとも連携します。オプションとして請求書の入力代行(請求書丸投げプラン・33円/件・税込)も用意されています。
締切は楽たす振込が前営業日14時、楽たす給与振込が3営業日前14時までです。なお即時振込、税金の振込、海外送金には対応していません。 申込には審査があり、およそ5〜7営業日を要します。
株式会社フォーライフシステムが提供する振込代行サービスです。同社は1997年10月1日設立、資本金3,500万円の企業で、大阪市中央区安土町の朝日生命辰野ビルに拠点を置きます。
総合振込が440円、給与・賞与振込が262円(いずれも税込・1件あたり)で、掲載5社の中では単価が高い部類にあたります。公式は「金額や振込先の銀行にかかわらず、振込一件あたり一律440円(税込)です。」としており、条件による変動はありません。
単価の高さを補うのが機能面です。事前の口座照会によって誤振込を防ぎます。振込先の口座情報が正しいかを実行前に確認できるため、組戻しの手間と費用が発生しません。誤振込は1件でも起きると回復に時間がかかるため、この機能は件数が多いほど価値を持ちます。
API接続のオプションがあり、自社システムと連携して自動振込の仕組みを構築できます(料金は非公開)。振込データを人が作ってアップロードする運用から、システムが直接振込を実行する運用へ移せます。 グループ会社や複数部署での利用にも対応します。
単価が高いぶん、一部だけに使えます。 公式は「複数の振込先のうち、振込手数料が高いものだけを選択してご利用いただけます。」と案内しており、既存の銀行振込を全部置き換えなくても始められます。初期費用・月額基本料・解約はいずれも無料で、銀行コード検索料もかかりません。全銀・CSV形式の振込データを取り込めます。導入は9,000社以上、運用は20年以上の実績があります。
資金については「運営会社の資金とは区別して管理しており、他の用途に転用・運用することは一切ございません。」と明記されています。ただしセゾンスマート振込サービスの本体プランや楽たす振込が示している信託保全までは明記されていません。 締切は総合振込が当日11:30、給与・賞与振込が3営業日前16:00までです。
よくある質問
振込代行サービスの手数料はいくらですか?
1件あたり100円から440円です。最安はGMOあおぞらネット銀行の他行宛100円(税込・当行宛は無料)、次いでドコモSMTBネット銀行の他行宛145円(税込・当社宛は無料)、セゾンスマート振込サービスの本体の総合振込286円、楽たす振込の316円(MJSシステム利用者は285円)、ウェブフリコムの総合振込440円です(いずれも税込)。銀行本体の2サービスと代行会社3社の間には141円の段差があります。掲載5サービスの価格公開率は100%です。
初期費用や月額費用はかかりますか?
掲載5サービスはいずれも初期費用と月額基本料が0円です。費用は振込1件あたりの手数料だけで、振込がなければ費用も発生しません。最低利用料や月額の下限を設けているサービスもありません。なおセゾンスマート振込サービス・楽たす振込・ウェブフリコムでは、指定口座へ振込資金を入金する際の各金融機関の振込手数料が自己負担になります。ウェブフリコムのAPI接続はオプションで、料金は非公開です。
給与振込は別料金ですか?
別料金で、総合振込より安く設定されています。セゾンスマート振込サービスの給与振込プランが132円、楽たす給与振込が183円(MJSシステム利用者は153円)、ウェブフリコムの給与・賞与振込が262円です(いずれも税込)。GMOあおぞらネット銀行は総合振込・一括振込が他行宛100円、給与・賞与振込サービスが他行宛90円(いずれも税込・当行宛は無料)です。ドコモSMTBネット銀行は公式のよくあるご質問で給与振込サービスを取り扱っていないと案内しており、用途を問わず他行宛145円の総合振込・一括振込だけになります。なおセゾンの給与振込プランは提携先が提供するもので、信託保全の対象外です。
申し込みに条件はありますか?
サービスによって前提が違います。GMOあおぞらネット銀行とドコモSMTBネット銀行は、それぞれの法人口座の開設が必要です(口座維持手数料はいずれも0円)。ドコモSMTBネット銀行は「日本国内で登記がされていること」「法人の居住地国が日本であること」などを開設の条件に掲げ、口座は最短翌日から使えます。総合振込の申込は原則翌営業日に登録が完了します。セゾンスマート振込サービスは法人・個人事業主が対象で審査があり最短2営業日、楽たす振込も審査がありおよそ5〜7営業日を要します。ウェブフリコムは最短2〜3営業日です。
預けた資金はどう管理されますか?
守り方はサービスごとに違います。GMOあおぞらネット銀行とドコモSMTBネット銀行は銀行本体のサービスで、自行の口座から直接振り込むため資金を預ける工程自体がなく、預けた資金は預金保険の対象です。楽たす振込は信託銀行が管理する信託口座で分別管理します。セゾンスマート振込サービスは本体プランのみ信託口座で分別管理され、提携先が提供する当日振込プラン・給与振込プランは信託保全の対象外です。ウェブフリコムは運営会社の資金と区別して管理すると明記しますが、信託保全の明記はありません。
一度に何件まで振り込めますか?
セゾンスマート振込サービスは1回の件数に上限がありません。GMOあおぞらネット銀行は総合振込が1回9,999件、一括振込が1回999件までです。ドコモSMTBネット銀行も総合振込のファイルアップ方式が1回9,999件(画面入力方式は500件)で、上限を超える場合は複数回に分けて送信します。同行の一括振込サービスは最大10件までの少件数向けです。楽たす振込とウェブフリコムについては、公式ページ上に件数の上限の記載がありません。
会計ソフトのデータをそのまま使えますか?
掲載5サービスはいずれも全銀フォーマットの取込に対応します。GMOあおぞらネット銀行、ドコモSMTBネット銀行、ウェブフリコムはCSVにも対応し、楽たす振込はExcelテンプレートも使えてMJSの会計・給与システムと連携します。GMOあおぞらネット銀行は全銀TCP/IP・SFTP・HULFT・AnserDataPortといったFB接続も選べ、ドコモSMTBネット銀行はファイルアップ方式(API)で提携先サービスの画面から振込データを登録できます。ウェブフリコムはAPI接続のオプション(料金は非公開)で自動振込を組めます。