座席管理システムのおすすめ(目的別の早見表)
座席管理システムの料金公開率は80%、無料トライアルを公表しているのは4社(80%)で、日数を公開している3社の平均は30日です。
課金の単位が2種類に分かれ、規模による差が極端に出ます。
従業員10名の年間コストは、Suwary(スワリー)が30,000円に対しColorkrew Biz(カラクルビズ)は1,440,000円。48倍の差です(いずれも最安プラン・税抜/年払い換算)。
| 導入目的 | おすすめのタイプ | 主なサービス |
|---|---|---|
| とにかく安く始めたい | 1ユーザー月額200円から。トライアル終了後に自動課金されない | YourDesk(ユアデスク) |
| 30名以下で費用をかけたくない | プロフィール管理と座席表を30名までずっと無料 | せきなび |
| 座席以外もまとめて管理したい | 座席・会議室・備品・受付をQRで一元管理。3Dマップは最大50フロア×600席 | Colorkrew Biz(カラクルビズ) |
| 受付と会議室も統合したい | 座席予約・会議室予約・受付を統合。外部ワークスペースの利用にも対応 | Acall(座席予約・ホテリング) |
| チェックアウト忘れを防ぎたい | デスクをIoT化。スマホをかざすだけで予約でき、GPSで自動チェックアウト | Suwary(スワリー) |
座席管理システムとは?
座席管理システムとは、フリーアドレスのオフィスで誰がどこに座っているかを可視化し、座席の予約やチェックインを扱うシステムです。
ホワイトボードでの在席管理や、担当者を探して歩く手間がなくなります。 フリーアドレスにした途端に「あの人がどこにいるか分からない」問題が起きる。その解決策として導入されます。
「フリーアドレス」の検索需要は月平均66.6ですが、2024年から2025年前半の70〜80台から2026年に入って50〜60台へ緩やかに下がっています。導入が一巡し、関心が定着期に入っています。
規模で48倍変わる
| 従業員数 | YourDesk | せきなび | Colorkrew Biz |
|---|---|---|---|
| 10名 | 60,000円/年 ※最低25ID | 360,000円/年 ※最低月額30,000円 | 1,440,000円/年 |
| 50名 | 120,000円/年 | 360,000円/年 ※最低月額30,000円 | 1,440,000円/年 |
| 100名 | 240,000円/年 | 360,000円/年 | 1,440,000円/年 |
※最安プラン・税抜/年払い換算
10名で48倍、50名で12倍、100名で6倍。 規模が大きくなるほど差は縮みます。なお10名ではSuwary(スワリー)が年30,000円で最安になり、YourDesk(ユアデスク)は最低25IDのため10名でも60,000円かかります。50名以上ではYourDeskが最も安く済みます。
理由は課金の単位です。
YourDesk(ユアデスク)は1ユーザー月額200円(ベーシック)、せきなびは1アカウント月額300円の従量。対してColorkrew Biz(カラクルビズ)は〜300名まで一律120,000円/月(セレクトプラン・税抜)の定額です。
定額制は、人数が多いほど1人あたりの単価が下がります。 300名で使えば1人400円相当。しかし10名で使えば1人12,000円相当になります。
表示単価がそのまま適用されるとは限らない
上の表の「※」が重要です。
YourDesk(ユアデスク)は25アカウント刻みでの契約です。従業員10名でも25ID分、つまり年60,000円が発生します。1人200円という表示だけでは、少人数の実額が出ません。
せきなびはさらに条件が重い。 スタンダードは1アカウント月額300円ですが、最低利用料金が30,000円/月(〜100名分)です。
従業員50名なら30,000円÷50名で1人あたり600円。表示の倍になります。100名を超えて初めて、300円に近づきます。
そして初期費用150,000円が別途かかります。掲載5サービスの中で高額な初期費用が明示されているのはせきなびです。 YourDesk(ユアデスク)とColorkrew Biz(カラクルビズ)は初期費用が無料であるため、初年度の総額では差がさらに開きます。
ただし、せきなびには「せきなび for free」があります。 プロフィール管理と座席表の基本機能を30名までずっと無料で使えます。掲載5サービスの中で無料プランを持つのは本サービスです。
30名以下なら、費用をかけずに始める選択肢になります。
Colorkrew Bizが高いのは、範囲が広いから
価格だけを見れば不利ですが、対応範囲が違います。
座席の予約と可視化に絞る。単価が安く、必要な機能だけを選べる
座席に加えて会議室・備品・受付・郵便物までまとめる。1製品でオフィス業務を覆う
Colorkrew Biz(カラクルビズ)は、オフィスマップ・スケジューラー・在庫・受付をQRコードで一元管理します。社内決済やロッカー、郵便物といった付帯機能も持ちます。
プレミアムプランの3Dオフィスマップは、最大50フロア×最大600席を同時に可視化します。掲載5サービスの中でフロア数と座席数の上限を明示しているのは本サービスです。
会議室は6ヶ月先まで、座席は1ヶ月先まで予約できます。先の予定が決まっている会議室と、当日近くに決める座席とで期間が使い分けられています。
受付システムを別に契約しているなら、その費用と足して比べてください。 座席管理システムと受付システムを別々に入れると、合計で近い金額になることがあります。
トライアルの「終わり方」が違う
同じ30日でも、終わった後が違います。
YourDesk(ユアデスク)の1ヶ月間の無料トライアルは、期間終了後に自動で有料プランへ移行しません。
Colorkrew Biz(カラクルビズ)の30日間トライアルは、期間終了後に自動で有料プランへ移行し課金が始まります。 全機能を使え、従業員登録は100名まで、アプリ内に広告が表示されます。
試すだけのつもりが契約になっていた、を避けるために確認してください。 Colorkrew Bizは月額120,000円からなので、1か月放置した場合の金額が大きくなります。
せきなびはスタンダードのフル機能を、サポート付きで1ヶ月間試せます。掲載5サービスの中でトライアルにサポートが付くことを明示しているのは本サービスです。設定に手間取って試せずに終わることを避けられます。
Acall(アコール/WorkstyleOS)はトライアルの提供はありますが、日数・条件は要問い合わせです。Suwary(スワリー)は無料トライアルの有無が公式に明記されていません。
チェックアウト忘れをどう防ぐか
運用を続けるうえで、これが最大の壁になります。
実際には空いているのに予約済みのままになる。 マップが実態と合わなくなり、誰も見なくなる。座席管理システムが形骸化する典型的な原因です。
Suwary(スワリー)はGPSによる自動チェックアウトを備えます。退席の操作を忘れても、オフィスを離れれば座席が空きます。
さらにデスク自体をIoT化するPaperBeaconにより、スマホをかざすだけで予約できます。アプリを開いて座席番号を探す操作が要らないため、席に着く動作の延長で予約が済みます。入り口の手間を下げることも、定着には効きます。
Colorkrew Biz(カラクルビズ)はワンタイムQR認証によるパスワードレスログインで、チェックイン時刻の通知も備えます。
YourDesk(ユアデスク)はQRコードチェックイン、Acall(アコール/WorkstyleOS)はスポットチェックインです。
会議室まで扱うか
| サービス | 会議室予約 |
|---|---|
| Colorkrew Biz(カラクルビズ) | あり(6ヶ月先まで) |
| Acall(アコール/WorkstyleOS) | あり(チェックイン/アウト管理) |
| YourDesk(ユアデスク) | あり(プレミアム500円/人以上) |
| せきなび | 公式に明記なし |
| Suwary(スワリー) | 公式に明記なし |
YourDesk(ユアデスク)で会議室予約まで使うなら、プレミアム(1ユーザー月額500円)以上が必要です。ベーシックの200円ではありません。
100名なら500円×100名×12か月で年600,000円。この時点でColorkrew Biz(カラクルビズ)のセレクトプラン1,440,000円との差は2.4倍まで縮みます。
必要な機能を揃えたうえで比べてください。 最安プラン同士の比較だけでは、判断を誤ります。
各サービスの詳細
サイオステクノロジー株式会社が提供する座席管理システムです。同社は2017年2月2日設立(前身は1997年創業)、資本金1億円で、東京都港区南麻布のサイオスビルに拠点を置きます。親会社のサイオス株式会社は東京証券取引所スタンダード市場に上場しています(証券コード3744)。
1ユーザー月額200円(ベーシック)からという、掲載5社の中で最も低い単価です。規模が小さいほど差が開きます。 従業員10名の年間コストは60,000円で、せきなびの360,000円、Colorkrew Biz(カラクルビズ)の1,440,000円と比べると6分の1から24分の1です。従業員100名でも240,000円で最も安く済みます(いずれも最安プラン・税抜/年払い換算)。
プランは4段階で、ベーシック200円(座席予約・QRチェックイン・利用履歴/分析)、スタンダード300円(カレンダー連携を追加)、プレミアム500円(会議室予約・多要素認証を追加)、エンタープライズ600円(大人数運用向け)です。既存のフロア図面をそのまま取り込んで使えます。
1ヶ月間の無料トライアルは、期間終了後に自動で有料プランへ移行しません。 Colorkrew Biz(カラクルビズ)が自動移行して課金が始まるのとは対照的で、試すだけのつもりが契約になる心配がありません。
初期費用は無料ですが、25アカウント刻みでの契約となるため、従業員10名でも25ID分の費用が発生します。最低契約期間は1年です。座席管理システム部門のITreview Grid Awardで、総合・大企業部門ともにLEADERを継続受賞しています。
株式会社Colorkrewが提供するオフィス業務の統合サービスです。同社は2020年3月24日設立(創業1999年10月1日)、資本金1億円、従業員100名(2025年10月1日時点)の企業で、東京都台東区元浅草の住友不動産上野御徒町ビルに拠点を置きます。
〜300名まで企業単位の定額という、掲載5社の中で唯一の料金体系をとります。料金はセレクトプランが120,000円/月(オフィスマップ・スケジューラー・在庫・受付の4機能から1つ選択)、ハイブリッドワークプランが180,000円/月(オフィスマップ・在庫・受付)、プレミアムプランが240,000円/月(3Dオフィスマップ・スケジューラー・在庫・受付)です(いずれも税抜・〜300名)。301名以上は要問い合わせです。
定額であるため、人数が多いほど1人あたりの単価が下がります。 逆に人数が少ないと割高になり、従業員10名の年間コストは1,440,000円で、YourDesk(ユアデスク)の60,000円の24倍です(いずれも最安プラン・税抜/年払い換算)。100名でも6倍の差が残ります。
価格差の背景は対応範囲の広さです。 座席・会議室・備品・受付をQRコードで一元管理し、社内決済やロッカー、郵便物といった付帯機能も持ちます。プレミアムの3Dオフィスマップは最大50フロア×最大600席を同時に可視化します。会議室は6ヶ月先まで、座席は1ヶ月先まで予約できます。
30日間のトライアルは終了後に自動で有料プランへ移行し課金が始まります。 試すだけの場合は、期間内の手続きを忘れないでください。最低契約期間は1年です。
Acall株式会社が提供するワークスタイルDXプラットフォームです(WorkstyleOS)。同社は2010年10月設立、資本金9,000万円(2022年9月末時点)、従業員69名の企業で、東京都港区六本木の新六本木ビルに拠点を置きます。
座席予約・会議室予約・受付を1つに統合します。座席はスポットチェックイン(ホテリング)として扱い、会議室はチェックイン/アウトの管理まで行います。受付タブレットでの来客対応も同じ基盤に含まれるため、オフィスの入り口から座席までが1つのシステムに収まります。
外部のワークスペース利用にも対応します。自社オフィスの座席だけでなく、社外の作業場所まで含めて扱える点が、座席管理に特化した製品との違いです。サテライトオフィスやコワーキングを併用する働き方では、この範囲が効きます。
OutlookカレンダーとGoogleカレンダーに連携し、座席・会議室の利用状況をリアルタイムで確認できます。
料金は利用する機能と人数に応じた個別見積りです。公式製品ページには参考料金として「月額:250円/ID 初期費用:10,500円~」が載っていますが、同じページに「※価格は一例です。」という注記があり、正式には利用予定人数・座席数に応じた見積りになります。掲載5社の料金公開率は80%で、完全に非公開なのはAcallの1社です。無料トライアルの提供はありますが、日数・条件は要問い合わせです。近畿経済産業局のJ-Startup(KANSAI)に選定されています。
プラス株式会社 ファニチャーカンパニーが提供する座席管理システムです。プラス株式会社は1948年設立、ファニチャーカンパニーの資本金は1億円、従業員は200〜499名で、東京都港区虎ノ門の虎ノ門タワーズオフィスに拠点を置きます。オフィス家具のプラスグループが提供する製品です。
デスク自体をIoT化するPaperBeaconを使う点が、掲載5社の中で際立ちます。スマホをかざすだけで座席を予約でき、QRコードによる予約にも対応します。座席は3ヶ月先まで予約できます。
GPSによる自動チェックアウトを備えるため、退席の操作を忘れても座席が空きます。チェックアウトのし忘れは、座席管理システムが形骸化する典型的な原因です。 実際には空いているのに予約済みのままになり、マップが信用されなくなります。自動チェックアウトはこの問題に直接効きます。
チェックインのデータから利用状況を分析するダッシュボードを備え、Office365およびGoogleアカウントとの連携に対応します。
オフィスだけでなく大学図書館や自習室でも導入されており、神奈川大学、慶應義塾大学、日本製鉄などの実績があります。料金は利用予定人数・座席数に応じた個社見積りで非公開です(公式ページに参考例として月額250円/ID・初期費用10,500円〜の記載がありますが、「※価格は一例です」と注記されており正式には要問い合わせです)。無料トライアルの有無は公式に明記がありません。
よくある質問
座席管理システムの料金はいくらですか?
1ユーザー課金と企業単位の定額に分かれます。YourDesk(ユアデスク)はベーシックが1ユーザー月額200円(上位はスタンダード300円・プレミアム500円・エンタープライズ600円)、せきなびはスタンダードが1アカウント月額300円(最低30,000円/月・初期費用150,000円)です。Colorkrew Biz(カラクルビズ)は〜300名まで一律で、セレクト120,000円/月・ハイブリッドワーク180,000円/月・プレミアム240,000円/月(いずれも税抜)です。Acall(アコール/WorkstyleOS)とSuwary(スワリー)は個社見積りです。
従業員数によって有利なサービスは変わりますか?
大きく変わります。従業員10名の年間コストはYourDesk(ユアデスク)が60,000円、せきなびが360,000円、Colorkrew Biz(カラクルビズ)が1,440,000円で24倍の差になります。50名では12倍、100名では6倍と差は縮みますが、いずれもYourDeskが最も安く済みます(最安プラン・税抜/年払い換算)。Colorkrew Bizは300名に近いほど1人あたりの単価が下がります。
無料で使えるプランはありますか?
せきなびに「せきなび for free」があり、プロフィール管理と座席表の基本機能を30名までずっと無料で使えます。掲載5サービスの中で無料プランを持つのは本サービスです。無料トライアルは4社が提供し、日数を公開している3社の平均は30日です。
無料トライアルの後は自動で課金されますか?
サービスによって異なります。Colorkrew Biz(カラクルビズ)は30日間のトライアル(全機能・従業員登録100名まで・アプリ内広告あり)の終了後、自動で有料プランへ移行し課金が始まります。YourDesk(ユアデスク)は1ヶ月間のトライアル終了後に自動で有料プランへ移行しません。せきなびはスタンダードのフル機能をサポート付きで1ヶ月間試せます。
会議室予約も一緒にできますか?
できるサービスがあります。Colorkrew Biz(カラクルビズ)はオフィスマップ・スケジューラー・在庫・受付を1つにまとめ、会議室は6ヶ月先まで予約できます。Acall(アコール/WorkstyleOS)は座席予約・会議室予約・受付を統合します。YourDesk(ユアデスク)はプレミアム以上で会議室予約に対応します。せきなびとSuwary(スワリー)は会議室予約について公式に明記がありません。
座席のチェックインはどうやって行いますか?
QRコードが中心です。YourDesk(ユアデスク)はQRコードチェックイン、Colorkrew Biz(カラクルビズ)はワンタイムQR認証によるパスワードレスログインとチェックイン時刻通知に対応します。Suwary(スワリー)はデスクをIoT化するPaperBeaconにより、スマホをかざすだけで予約でき、GPSによる自動チェックアウトにも対応します。Acall(アコール/WorkstyleOS)はスポットチェックインを使います。