遠隔サポートツール

遠隔サポートツール比較5選|年4万円から22万円と5倍差

課金がオペレーターID・同時接続数・時間で分かれ、年額は40,800円から218,000円まで5倍開きます。ISL Onlineのプリペイドは年65,000円で同時接続も接続先も無制限の時間消費型です。

遠隔サポートツールの料金は課金の単位で大きく変わります。1オペレーター・1同時接続で年額を比べると、Splashtop の SOS+10 が 40,800円、RemoteCall の統合ライセンスが 218,000円 で、5倍の開きがあります。

ただし金額だけでは比較になりません。RemoteCall は1ライセンスでマルチセッション3件まで扱えるため、1接続あたりに換算すると約72,667円となり、1同時接続で195,000円の ISL Online 基本プランより低くなります。ライセンス1本の中身が違うわけです。

さらに ISL Online には年65,000円で500分という時間消費型のプランがあり、こちらは同時接続数・接続元・接続先のいずれも無制限です。この記事では課金の単位、無人アクセスの対応、サポート対象の端末を一次データから整理しました。

結論:課金の単位・サポート頻度・無人アクセスの3点で絞る

先に結論を述べます。

1つめは、課金の単位です。RemoteCall はオペレーター1ID(マルチセッション3件)、ISL Online は同時接続数、Splashtop は同時接続技術者1名あたり、TeamViewer と AnyDesk はプラン別のユーザー数・同時セッション数です。オペレーターが何人で、同時に何セッション張るかを先に決めないと見積りが揃いません。

2つめは、サポートの頻度です。ISL Online のプリペイドクーポンは年65,000円で500分、1分あたり130円です。1回10分なら約50回分にあたるため、月数回程度の発生なら固定ライセンスより負担が小さくなります。

3つめは、無人アクセスの要否です。ISL Online・Splashtop・TeamViewer・AnyDesk が対応し、RemoteCall は有人サポートが主です。情報システム部門が社内PCを保守する用途では無人アクセスが要件になります。

遠隔サポートツールとは

遠隔サポートツールは、離れた場所にある相手のPCやスマートフォンの画面を見ながら、操作を支援するツールです。電話やメールで手順を説明する代わりに、実際の画面を共有して案内したり、許可を得て代わりに操作したりできます。

接続には2つの方式があります。相手が操作を許可して繋ぐ有人接続(セッションコードなどを使う)と、相手がいなくても接続できる無人アクセスです。顧客サポートでは有人接続、社内PCの保守では無人アクセスが使われます。

当メディアの調査では「リモートサポート」という検索キーワードの指数は直近25か月で48〜80の範囲を推移し、平均は63.3でした。前半12か月の平均62.2に対し後半12か月は64.4とほぼ横ばいです。最大は2025年3月の80、最小は2024年11月の48で、振れ幅は小さくなっています。

選び方:5つの確認ポイント

1. 課金の単位がIDか同時接続数か時間かを確認する

掲載5サービスの課金の考え方を整理すると次のようになります。

サービス課金の単位年額(税抜)含まれるセッション
Splashtop SOS+10同時接続技術者1名40,800円無人10台の管理
ISL Online プリペイド時間(500分)65,000円同時接続・接続先とも無制限
Splashtop SOS+300同時接続技術者1名67,200円無人300台の管理
ISL Online 基本プラン同時接続数195,000円1同時接続
RemoteCallオペレーター1ID218,000円マルチセッション3件

RemoteCall は年額218,000円を3接続で割ると1接続あたり約72,667円となり、1同時接続で195,000円の ISL Online 基本プランより低くなります。追加のログイン専用IDは年額4,000円(税抜)です。

TeamViewer と AnyDesk は USD建てで、上位プランほど同時セッション数とユーザー数が増える構成です。TeamViewer は Premium が10同時セッション、Corporate が15同時セッション相当とされています。

2. サポート頻度が低いなら時間消費型を検討する

ISL Online のプリペイドクーポンは年額65,000円(税抜)で500分という時間消費型のプランです。同時接続数・接続元・接続先のいずれも無制限で、使った分だけ時間が減る仕組みです。

1分あたり130円という計算になり、1回10分のサポートなら約50回分にあたります。

  • こんな会社はおすすめ
  • 月4回のサポート(1回10分)= 年480分500分でほぼ足りる
  • 月10回のサポート(1回10分)= 年1,200分500分では足りず追加購入が必要

サポートの発生が月数回程度であれば、1同時接続あたり年額195,000円の基本プランより負担が小さくなります。逆に日常的にサポートが発生する環境では時間を消費しきってしまうため、固定ライセンスのほうが適します。掲載5サービスの中で時間消費型のプランを持つのは ISL Online です。

3. 無人アクセスが必要かどうかで対象を絞る

掲載5サービスのうちISL Online・Splashtop・TeamViewer・AnyDeskが無人アクセスに対応します。

  • ISL Online:テレワークプラン(年額195,000円・税抜)で接続元と接続先を固定した常駐接続に対応。最大10デバイス登録可
  • Splashtop:SOS+10 で最大10台、SOS+300 で最大300台の無人コンピュータを管理。管理台数がプランの軸
  • TeamViewer・AnyDesk:いずれも無人アクセスに対応
  • RemoteCall:有人サポートが主。セッションコードによる接続が基本

情報システム部門が社内PCを保守する用途では無人アクセスが要件になりますが、顧客サポートで相手の同意を前提とする用途では有人接続で足ります。どちらの用途かで選択肢が変わります。

4. サポート対象がPCかスマートフォンかを確認する

接続先として想定される端末はサービスによって異なります。

サービス接続元接続先
RemoteCallWindows/MacWindows/Mac+iOS/Android(追加費用なし)
ISL OnlineWindows/Mac/Linux/iOS/Android同左
TeamViewerWindows/Mac/Linux/iOS/Android/ChromeOS同左
AnyDeskWindows/Mac/Linux/iOS/Android同左
Splashtop SOSiOS/Android/Windows/Mac主にWindows/Mac(Androidの無人アクセスはEnterprise)

RemoteCall は iOS/Android のモバイル画面共有に追加費用なしで対応します。掲載5サービスの中でモバイル対応が追加費用なしと明記されているのは RemoteCall です。

一方 Splashtop の SOSシリーズは技術者側が幅広いOSに対応する一方、接続先の主対象は Windows/Mac です。スマートフォンの画面を見ながらサポートしたい場合、この差が効いてきます。

5. オンプレミスが必要かとオンプレの金額を確認する

セキュリティ要件でサーバーを自社に置く必要がある場合、選択肢が絞られます。

ISL Online はオンプレミス版を年額650,000円(税抜・1同時接続)で提供し、プライベートクラウドは10同時接続で年額3,900,000円〜です。掲載5サービスの中でオンプレミスの金額を公開しているのは ISL Online です。パブリッククラウドの基本プラン(年額195,000円)の3.3倍にあたります。

AnyDesk も On-Premises 版を提供していますが、金額は公開されていません。Splashtop・TeamViewer・RemoteCall はクラウドでの提供が中心です。

自社設置の要件があるかどうかで予算が大きく変わるため、要件を先に確認しておく必要があります。

独自データ:料金公開率と課金の軸

当メディアが掲載5サービスの公式サイトを2026年7月時点で調査した結果は次のとおりです。

料金公開率は100%(5/5)でした。掲載5サービスすべてがプラン別の金額を公開しています。

課金の軸は4通りに分かれます。オペレーターID(RemoteCall)、同時接続数(ISL Online 基本プラン)、同時接続技術者1名+無人管理台数(Splashtop)、時間消費型(ISL Online プリペイド)、プラン別のユーザー数・同時セッション数(TeamViewer・AnyDesk)です。

年額の幅は5倍です。円建てで公開されている範囲では、Splashtop の SOS+10 が40,800円、RemoteCall の統合ライセンスが218,000円です。ただし RemoteCall は1ライセンスで3セッション扱えるため、1接続あたりでは約72,667円となります。

時間消費型のプランを持つのは1サービスです。ISL Online のプリペイドクーポン(年額65,000円で500分・1分あたり130円)のみです。

無人アクセスに対応するのは4サービスです。ISL Online、Splashtop、TeamViewer、AnyDesk で、RemoteCall は有人サポートが主となります。

無料トライアルは100%(5/5)が提供しています。日数を公開している3サービス(RemoteCall・ISL Online・Splashtop)はいずれも14日間で、平均も14日です。TeamViewer と AnyDesk は法人向けにトライアルがあり、日数は要確認です。無料プランはいずれのサービスにもありません。

オンプレミスの金額を公開しているのは1サービスです。ISL Online の年額650,000円(税抜・1同時接続)のみです。

掲載5サービスの比較

サービス提供元課金の単位年額(税抜)無人アクセスモバイル接続先
Splashtopスプラッシュトップ株式会社技術者1名+管理台数40,800円〜対応(10/300台)Enterpriseで対応
ISL Online株式会社オーシャンブリッジ同時接続数/時間65,000円〜対応対応
RemoteCallRSUPPORT株式会社オペレーター1ID(3セッション)218,000円有人が主追加費用なし
AnyDeskAnyDesk Software GmbHユーザー数・管理台数$14.90/月〜対応対応
TeamViewerTeamViewer SEユーザー数・同時セッション$24.90/月〜対応対応

各サービスの詳細

Splashtop

SOS/リモートサポート

公式サイト ↗

掲載5サービスの中で、公開されている年額がもっとも低い水準の遠隔サポートツールです。

料金は同時接続技術者1名あたりの年間ライセンスで、SOS+10 が年額40,800円(税抜)、SOS+300 が年額67,200円(税抜)です。両プランの違いは管理できる無人コンピュータの台数で、SOS+10 が最大10台、SOS+300 が最大300台となります。有人サポートの機能は共通で、無人アクセスの規模でプランを選ぶ構成です。300台を管理できて67,200円のため、管理台数が増えても金額の上がり方は緩やかです。

上位の Splashtop Enterprise では Android の無人リモートアクセス、SSO/SAML統合、サービスデスク機能などが加わります。料金は要問い合わせです。

技術者側は iOS/Android/Windows/Mac から接続でき、接続先の主対象は Windows/Mac です。Android の無人リモートアクセスは Enterprise プランとなるため、スマートフォンへの無人接続が必要な場合は上位プランを検討することになります。

14日間の無料トライアルがあり、トライアル版は SOS+300 相当の機能を試せます。必要な管理台数を実際に確認してから判断できます。

日本では株式会社オーシャンブリッジが販売する遠隔サポートツールです(開発元はスロベニアの XLAB d.o.o.)。掲載5サービスの中で、料金の選択肢がもっとも多い構成です。

パブリッククラウドの基本プランは年額195,000円(税抜・1同時接続)で、同時接続数だけライセンスが必要な方式です。テレワークプランは同額の年額195,000円(税抜)で、接続元と接続先を固定した常駐接続専用となり最大10デバイスを登録できます。

特徴的なのがプリペイドクーポンです。年額65,000円(税抜)で500分を消費する時間消費型で、同時接続数・接続元・接続先のいずれも無制限です。1分あたり130円という計算になり、1回10分のサポートなら約50回分にあたります。サポートの発生が月数回程度であれば、固定ライセンスより負担が小さくなります。掲載5サービスの中で時間消費型のプランを持つのは ISL Online です。

オンプレミス版は年額650,000円(税抜・1同時接続)、プライベートクラウドは10同時接続で年額3,900,000円〜です。掲載5サービスの中でオンプレミスの金額を公開しているのは ISL Online です。

Windows/Mac/Linux/iOS/Android に対応し、サーバー用途の Linux にも接続できます。14日間の無料トライアルがあります。

RSUPPORT株式会社(日本法人)が提供する遠隔サポートツールです。掲載5サービスの中で年額はもっとも高い水準ですが、1ライセンスに含まれるセッション数が異なります。

統合ライセンス(PC/モバイル/現場サポート)は1ライセンス(オペレーター1ID)で年額218,000円(税抜)です。この1ライセンスでマルチセッション3件まで扱えるため、1接続あたりに換算すると約72,667円となり、1同時接続で年額195,000円の ISL Online 基本プランより低くなります。追加のログイン専用IDは年額4,000円(税抜)と安価で、オペレーターを増やす際の負担が抑えられます。

モバイル対応も特徴です。iOS/Android のモバイル画面共有に追加費用なしで対応します。掲載5サービスの中でモバイル対応が追加費用なしと明記されているのは RemoteCall です。スマートフォンの画面を見ながらサポートする用途で、追加のライセンスを買う必要がありません。

オペレーター側・顧客側とも Windows/Mac に対応し、顧客側は Web ビューアで接続できます。顧客にソフトのインストールを求めずに済むため、サポート開始までの手間が減ります。

有人サポートが主で、セッションコードによる接続が基本です。PC・モバイルに加えて現場サポートを統合ライセンスで扱えるため、用途ごとに契約を分ける必要がありません。14日間の無料トライアルで全機能を試用できます。

ドイツの AnyDesk Software GmbH が提供する遠隔サポートツールです。USD建てのサブスクリプションで、年額前払いの価格が公開されています。

料金は Solo が月額14.90ドルで個人事業向け・1同時接続、Standard が月額49.90ドルで最大20ライセンスユーザー・最大500台管理・1同時接続〜、Advanced が月額111.90ドルで最大100ライセンスユーザー・最大1,000台管理・2同時接続〜です(いずれも年額前払い、2026年時点の改定後価格)。大規模組織向けの Ultimate はカスタム価格で、マスデプロイや高度なセッション管理に対応します。

プランの軸はライセンスユーザー数・管理台数・同時接続数の3つです。Standard と Advanced では管理できる台数が500台と1,000台で倍になり、同時接続数も1と2で分かれます。人数だけでなく、管理する端末の数と同時に張るセッション数の両方を見積もる必要があります。

Windows/Mac/Linux/iOS/Android などマルチプラットフォームに対応し、有人サポートと無人アクセスの両方を扱えます。オンプレミス(On-Premises)版も提供されていますが、金額は公開されていません。法人向けに無料トライアルがあり、日数は要確認です。

ドイツの TeamViewer SE が提供する遠隔サポートツールです(日本法人:TeamViewer Japan合同会社)。USD建てのサブスクリプションで、5段階のプランを持ちます。

料金は Remote Access が月額24.90ドルで個人・単一利用者向け、Business が月額50.90ドルで小規模チーム向け(TeamViewer AI を含む)、Premium が月額112.90ドルで約15ユーザー・10同時セッション相当、Corporate が月額229.90ドルで約30ユーザー・15同時セッション相当です(いずれも年額請求)。フルカスタムのエンタープライズ向けライセンスとして Tensor も用意されています。

プランの軸はユーザー数と同時セッション数です。同時に何件のサポートを行うかで必要なプランが決まります。TeamViewer AI は Business 以上に含まれるため、AI機能が必要な場合は Remote Access では足りません。

Windows/Mac/Linux/iOS/Android/ChromeOS などマルチプラットフォームに対応し、掲載5サービスの中で対応OSがもっとも広い構成です。有人サポートと無人アクセスの両方を扱えます。

法人向けに無料トライアルがあり、アドオンは30日間の無料体験版が用意されています。日数はプランにより異なるため確認が必要です。

よくある質問

遠隔サポートツールの費用相場はいくらですか。

掲載5サービスはすべて料金を公開しています。円建てではSplashtopのSOS+10が年額40,800円(税抜・同時接続技術者1名・無人10台)、SOS+300が年額67,200円(同・無人300台)、ISL Onlineのプリペイドクーポン500分が年額65,000円(税抜)、パブリッククラウド基本プランが年額195,000円(税抜・1同時接続)、RemoteCallの統合ライセンスが年額218,000円(税抜・オペレーター1ID)です。USD建てではAnyDeskのSoloが月額14.90ドル(年額前払い)、TeamViewerのRemote Accessが月額24.90ドル(年額請求)となります。

1ライセンスで何セッション使えますか。

RemoteCallは1ライセンス(オペレーター1ID)でマルチセッション3件まで扱えます。年額218,000円(税抜)を3接続で割ると1接続あたり約72,667円という計算になり、1同時接続で年額195,000円のISL Online基本プランより低くなります。ISL Onlineは同時接続数だけライセンスが必要な方式で、Splashtopは同時接続技術者1名あたりの課金です。TeamViewerはPremiumが10同時セッション相当、Corporateが15同時セッション相当とされています。ライセンス1本に含まれるセッション数が異なるため、金額だけでは比較になりません。

サポートの頻度が低い場合はどのプランが向きますか。

ISL Onlineのプリペイドクーポンは年額65,000円(税抜)で500分の時間消費型です。同時接続数・接続元・接続先のいずれも無制限で、1分あたり130円という計算になります。1回10分のサポートなら約50回分にあたるため、サポートの発生が月数回程度であれば固定ライセンスより負担が小さくなります。掲載5サービスの中で時間消費型のプランを持つのはISL Onlineです。

無人のパソコンにも接続できますか。

掲載5サービスのうちISL Online、Splashtop、TeamViewer、AnyDeskが無人アクセスに対応します。ISL Onlineはテレワークプラン(年額195,000円・税抜)で接続元と接続先を固定した常駐接続に対応し、最大10デバイスを登録できます。SplashtopはSOS+10で最大10台、SOS+300で最大300台の無人コンピュータを管理でき、管理台数がプランの軸です。RemoteCallは有人サポートが主で、セッションコードによる接続が基本となります。

スマートフォンのサポートもできますか。

RemoteCallはiOS/Androidのモバイル画面共有に追加費用なしで対応します。掲載5サービスの中でモバイル対応が追加費用なしと明記されているのはRemoteCallです。ISL OnlineはWindows/Mac/Linux/iOS/Androidに対応し、TeamViewerとAnyDeskもマルチプラットフォームです。SplashtopのSOSシリーズは技術者側がiOS/Android/Windows/Macに対応する一方、接続先の主対象はWindows/Macで、Androidの無人リモートアクセスはEnterpriseプランとなります。

オンプレミスでも導入できますか。

ISL Onlineはオンプレミス版を年額650,000円(税抜・1同時接続)で提供し、プライベートクラウドは10同時接続で年額3,900,000円〜です。掲載5サービスの中でオンプレミスの金額を公開しているのはISL Onlineです。AnyDeskもOn-Premises版を提供していますが金額は公開されていません。Splashtop、TeamViewer、RemoteCallはクラウドでの提供が中心となります。

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