メール配信システムのおすすめ(目的別の早見表)
メール配信システムの料金公開率は100%、トライアルは5社すべてが提供しています。無料プランを持つのは2社(40%)です。
最安プランの月額は2,500円から5,000円(税抜/年払い換算・n=5)、中央値は4,000円。幅は2倍にとどまります。
しかし含まれる登録件数が違うため、1件あたりに直すと順位が逆転します。
| 導入目的 | おすすめのタイプ | 主なサービス |
|---|---|---|
| リストが数千件ある | 5,000件で月4,000円・1件あたり0.8円と最安。配信通数は無制限 | ブラストメール |
| まず100件で試したい | 登録100件までずっと無料。2,000件でも月2,980円・1件あたり1.49円 | オレンジメール |
| 無料枠を広く取りたい | 登録500件・月2,500通まで期間無制限で0円。AIによる作成アシスト | Benchmark Email |
| 短期・単発で使いたい | 初期費用無料・最低契約1ヶ月。配信した通数に応じた課金 | WiLL Mail(ウィルメール) |
| 数十万通を一斉に送る | 1時間1,330万通の高速大量配信。オンプレミス版も選べる | Cuenote FC(キューノート) |
メール配信システムとは?
メール配信システムとは、メールマガジンやお知らせを大量の宛先に一斉配信し、開封率やクリック率を計測するシステムです。
普通のメールソフトでは送れません。 数千件をBCCで送れば迷惑メール扱いされ、そもそも届きません。登録フォームの作成、ステップ配信、セグメント配信も専用のシステムが前提になります。
「メール配信」の検索需要は月平均65.4で、60〜70台で安定して推移しています。送信ドメイン認証の要件が強化された時期以降も水準が落ちておらず、需要が定着しています。
月額は2倍差でも、1件あたりでは3倍逆転する
| サービス | 最安プランの月額 | 含まれる登録件数 | 1件あたり |
|---|---|---|---|
| ブラストメール Light | 4,000円 | 5,000件 | 0.8円 |
| オレンジメール プラン2000 | 2,980円 | 2,000件 | 1.49円 |
| Benchmark Email Pro | 2,500円 | 1,000件 | 2.5円 |
| Cuenote FC Premium | 5,000円〜 | 2,000件〜 | 2.5円 |
※いずれも税抜。WiLL Mail(ウィルメール)は通数課金のため別枠
月額だけを見ると、Benchmark Emailの2,500円が最安です。ブラストメールの4,000円は1.6倍に見えます。
しかし1件あたりに直すと、0.8円と2.5円で3倍以上の差がつきます。ブラストメールのLightプランには5倍の件数が含まれるからです。
リストが2,000件を超えるなら、この差がそのまま効いてきます。
ブラストメールのStandardプランは、登録10,000件で8,000円、20,000件で15,000円、30,000件で20,000円、50,000件で30,000円(いずれも税抜)と段階設定されています。
「配信し放題」かどうかが総額を左右する
リストの件数で決まる。何通送っても料金は変わらない
送った通数で決まる。リストが大きくても配信頻度が低ければ安い
配信できる通数の扱いが3種類に分かれます。
| サービス | 配信通数 |
|---|---|
| ブラストメール | 無制限 |
| Cuenote FC(キューノート) | 無制限 |
| オレンジメール | 回数無制限(1日100回まで) |
| Benchmark Email | 登録数の10倍まで |
| WiLL Mail(ウィルメール) | 通数課金 |
Benchmark Emailは月間配信数が登録数の10倍までです。登録1,000件なら月10,000通が上限。週2回配信すれば月8,000通なので、セグメントを分けて送るとすぐに届きます。
週複数回の配信を予定しているなら、「無制限」でないと足りません。
逆にリストは大きいが配信は月1回という運用なら、WiLL Mail(ウィルメール)の通数課金が有利になります。登録件数ではなく送った通数で決まるためです。
初期費用と最低契約期間で差がつく
月額の安さと、始めるときの負担は別です。
| サービス | 初期費用 | 最低契約期間 |
|---|---|---|
| WiLL Mail(ウィルメール) | 無料 | 1ヶ月 |
| ブラストメール | 10,000円(1年契約で半額)/Pro 50,000円 | 明記なし |
| オレンジメール | 12,800円/エンタープライズ30,000円 | 明記なし |
| Cuenote FC(キューノート) | 30,000円〜/専用ASP 200,000円〜 | 6ヶ月 |
| Benchmark Email | 料金ページ上に記載なし | 明記なし |
※いずれも税抜
初期費用が無料なのはWiLL Mail(ウィルメール)だけです。しかも最低契約期間が1ヶ月なので、イベント告知など一時的な配信にも使えます。
Cuenote FC(キューノート)は初期30,000円〜に加えて最低6ヶ月。始めるときの負担は掲載5サービスの中で重い部類です。
ブラストメールの初期費用は1年契約で半額になります。10,000円が5,000円です。
なおブラストメールとオレンジメールの初期費用は初回のみで、更新時は不要です。
無料プランで試せる範囲
掲載5サービスのうち2社(40%)が無料プランを持ちます。
Benchmark Emailは登録500件・月間2,500通まで、期間無制限で0円です。掲載5サービスの無料プランでは登録件数が最も多い水準になります。
ただし複数ユーザーは利用できず、登録ドメインは1件に限られます。チームで運用するなら有料のProプランになり、追加ユーザーは1人あたり月額1,900円です。
オレンジメールは登録100件まで月額0円・初期費用なし。件数は少ないものの、期間の制限がなく初期費用もかかりません。
トライアルは5社すべてが提供しています。ブラストメールは7日間でクレジットカード情報が不要、オレンジメールとWiLL Mail(ウィルメール)が14日間、Cuenote FC(キューノート)は本番配信を除く原則すべての機能を試せます。
WiLL Mail(ウィルメール)のトライアルは配信件数に制限があります。 想定するリストサイズで確認できるかは、事前に問い合わせておく価値があります。
届かなければ意味がない
メール配信で最も避けたいのは、送ったのに迷惑メールフォルダに入ることです。
送信ドメイン認証が通らないメールは、そもそも受信されません。
ブラストメールはDKIMとBIMIに対応しています。掲載5サービスの中でBIMI対応を明示しているのはこの1社です。さらにStandardプラン(登録10,000件で月額8,000円・税抜)以上には迷惑メール判定対策が付きます。
Lightプラン(4,000円)は基本機能のみなので、到達率を上げたい場合はStandard以上が候補になります。
オレンジメールはGmailのガイドラインに対応した送信ドメイン認証(DKIM等)を備えます。
数十万通を送るなら処理能力を見る
規模が大きくなると、別の要件が出てきます。
Cuenote FC(キューノート)は1時間あたり1,330万通の高速大量配信に対応し、月間89億通の配信実績があります。掲載5サービスの中で処理能力を数値で示しているのはこの1社です。
数十万通を一斉に送る場合、送り切るまでの時間が問題になります。 配信に何時間もかかれば、告知した時刻に間に合いません。
宛先数無制限の専用ASPプランは月額167,500円〜・初期200,000円〜(納品は最短10〜15営業日)。オンプレミス版も選べます(個別見積り)。掲載5サービスの中でオンプレミスに対応するのはこの1社です。
ブラストメールは登録アドレス50,000件超に対応するProプラン(月額30,000円〜・専任サポート付き)を用意しています。
各サービスの詳細
株式会社オレンジスピリッツが提供するメール配信システムです。同社は2007年6月1日設立、資本金1,000万円の企業で、東京都中央区日本橋本町の日本橋滄浪閣ビルに拠点を置きます。
登録件数100件まで月額0円・初期費用なしの無料プランを常時提供しています。期間限定ではないため、小さなリストのまま使い続けることもできます。
有料はプラン2000が登録2,000件で月額2,980円、プラン5000が5,000件で4,980円、プラン10000が10,000件で9,980円、エンタープライズ版が10,000件〜で30,000円です(いずれも税抜)。プラン2000は1件あたり1.49円で、Benchmark EmailのProプラン(1,000件2,500円・1件あたり2.5円)を下回ります。
配信回数は無制限(1日100回まで)です。Benchmark Emailのように登録数の10倍という上限がないため、頻繁に配信する運用でも通数を気にせずに済みます。
HTMLメール配信、ステップ配信、効果測定に対応します。Gmailのガイドラインに対応した送信ドメイン認証(DKIM等)を備えます。初期費用はビジネス版が12,800円、エンタープライズ版が30,000円(いずれも税抜)で、月額の安さと合わせて見積もってください。ビジネス版は14日間の無料体験があります。
Polaris Software, LLC(日本法人:株式会社ベンチマークジャパン)が提供するメール配信システムです。2004年設立で、米国ミズーリ州セントルイスに本社、日本法人は東京都千代田区霞が関の日土地ビルにあります。15カ国9言語のチーム体制で、世界50万社が導入しています。
登録500件・月間2,500通まで期間無制限で0円の無料プランを持ちます。掲載5社の中で無料枠の登録件数が最も多い水準で、オレンジメールの100件を上回ります。ただし複数ユーザーは利用できず、登録ドメインは1件に限られます。
有料のProプランは登録コンタクト数に応じた月額で、1,000件時で2,500円〜(2026年3月改定)です。追加ユーザーは1人あたり月額1,900円です。1件あたり2.5円は掲載5社の中で高い部類にあたります。
注意すべきは配信数の上限です。月間配信数は登録数の10倍までで、登録1,000件なら月10,000通が上限になります。ブラストメールやCuenote FC(キューノート)の配信通数無制限とは前提が異なるため、週複数回の配信を予定しているなら計算しておいてください。
ドラッグ&ドロップのHTMLエディタ、AIによる作成アシスト、セグメント配信・タグ管理、リアルタイムレポート、API対応を備えます。日本人スタッフによるサポートがあります。登録100,000件以上はカスタム見積りです。初期費用の記載は料金ページにありません。
株式会社ラクスライトクラウドが提供するメール配信システムです。資本金1,800万円で株式会社ラクスの100%出資、東京都渋谷区千駄ヶ谷のリンクスクエア新宿に拠点を置きます。親会社の株式会社ラクスは東証プライム市場に上場しています(証券コード3923)。導入は27,000社以上、15年連続シェアNo.1を掲げます。
Lightプランは登録アドレス5,000件まで月額4,000円(税抜)で、1件あたり0.8円と掲載5社の中で最も低い単価です。Benchmark EmailのProプラン(登録1,000件で2,500円・1件あたり2.5円)と比べると3倍以上の差があります。月額だけを見ると4,000円のほうが高く見えますが、含まれる件数が5倍あります。
配信通数は無制限です。何通送っても料金が変わらないため、週複数回の配信や大量のセグメント配信でも費用が読めます。
Standardプランは登録アドレス数で段階設定され、10,000件で8,000円、20,000件で15,000円、30,000件で20,000円、50,000件で30,000円です(いずれも税抜)。迷惑メール判定対策が付きます。
DKIM・BIMIに対応し、到達性となりすまし対策を備えます。ノーコードHTMLメールエディタ、ステップメール、セグメント配信、効果測定、登録フォーム作成、API連携に対応します。初期費用はLight/Standardが10,000円(1年契約で半額)、Proが50,000円で、いずれも初回のみです。7日間の無料トライアルがあり、クレジットカード情報は不要です。
株式会社サパナが提供するメール配信システムです。同社は2010年3月設立、資本金3,800万円、従業員9名(2022年7月時点)の企業で、東京都品川区南品川の品川YMDビルに拠点を置きます。
初期費用無料・最低契約期間1ヶ月で、短期のスポット利用にも対応します。掲載5社の中で初期費用が無料なのは本サービスだけです。 ブラストメールは10,000円(1年契約で半額)、オレンジメールは12,800円、Cuenote FC(キューノート)は30,000円〜がかかります(いずれも税抜)。
最低契約期間も1ヶ月です。Cuenote FC(キューノート)の6ヶ月と比べると、合わなかったときに抜けやすくなります。イベント告知など一時的な配信だけに使う運用も取れます。
料金は配信通数に応じた課金で、シンプルプランが月額4,000円〜、プレミアムプランが12,000円〜(いずれも税抜)と下限のみが公開されています。登録件数ではなく送った通数で決まるため、リストが大きくても配信頻度が低ければ抑えられます。逆に頻繁に送る運用では、登録件数課金のサービスと比べて高くなる可能性があります。
ノーコードのHTMLメールエディタ(スマホ対応・ドラッグ&ドロップ)、ステップ配信・シナリオ配信、セグメント配信、効果測定、API連携に対応します。通常2週間の無料トライアルがありますが、配信件数に制限があります。
ユミルリンク株式会社が提供するメール配信システムです。同社は1999年7月設立、資本金2億7,385万3,860円で、東京都渋谷区代々木の小田急サザンタワーに本社を置き、東京証券取引所グロース市場に上場しています(証券コード4372・2021年9月22日上場)。
1時間あたり1,330万通の高速大量配信に対応し、月間89億通の配信実績があります。数十万通を一斉に送る場合、送り切るまでの時間が問題になります。配信に何時間もかかると、告知した時刻に間に合いません。 処理能力そのものが要件になる規模の企業に向いた設計です。
料金はPremium(クラウド ASP/SaaS)が宛先2,000件〜で月額5,000円〜・初期費用30,000円〜、専用ASPプランが宛先数無制限で月額167,500円〜・初期200,000円〜です。オンプレミス版も選べます(個別見積り)。配信数はいずれも無制限です。掲載5社の中でオンプレミスを選べるのは本サービスだけです。
注意点として、Premiumには最低利用期間6ヶ月があります。 初期費用30,000円〜と合わせると、始めるときの負担は掲載5社の中で重い部類です。WiLL Mail(ウィルメール)の初期0円・最低1ヶ月とは前提が逆になります。
ドラッグ&ドロップHTMLエディタ、ステップメール・シナリオ配信、A/Bテスト、セグメント配信、デバイス別レポート、API連携、多言語対応を備えます。導入は2,800社を超え、サポートは電話・メール(平日10:00〜18:00)です。無料トライアルでは本番配信を除く原則すべての機能を試せます。最短2営業日で納品されます。
よくある質問
メール配信システムの料金はいくらですか?
最安プランの月額は2,500円から5,000円(税抜/年払い換算・n=5)で、中央値は4,000円です。Benchmark EmailのProプランが登録1,000件で2,500円〜、オレンジメールのプラン2000が登録2,000件で2,980円、ブラストメールのLightプランが登録5,000件で4,000円、WiLL Mail(ウィルメール)のシンプルプランが4,000円〜、Cuenote FC(キューノート)のPremiumが宛先2,000件〜で5,000円〜です(いずれも税抜)。
登録件数が多い場合はどれが安くなりますか?
1件あたりの単価で比べます。ブラストメールのLightプランは月額4,000円で登録5,000件のため1件あたり0.8円、オレンジメールのプラン2000は2,980円で2,000件のため1.49円、Benchmark EmailのProプランは2,500円で1,000件のため2.5円です(いずれも税抜)。ブラストメールはStandardプランで登録10,000件8,000円・20,000件15,000円・30,000件20,000円・50,000件30,000円と段階設定されています。
配信できる通数に上限はありますか?
サービスによります。ブラストメールとCuenote FC(キューノート)は配信通数が無制限、オレンジメールは配信回数無制限(1日100回まで)です。Benchmark Emailは月間配信数が登録数の10倍までで、登録1,000件なら月10,000通が上限になります。WiLL Mail(ウィルメール)は配信通数に応じた課金です。
初期費用はかかりますか?
WiLL Mail(ウィルメール)は初期費用無料です。ブラストメールはLight/Standardが10,000円(1年契約で半額)・Proが50,000円、オレンジメールはビジネス版12,800円・エンタープライズ版30,000円(いずれも税抜・初回のみで更新時は不要)、Cuenote FC(キューノート)はPremiumが30,000円〜・専用ASPが200,000円〜です。Benchmark Emailは料金ページ上に初期費用の記載がありません。
無料で使えるプランはありますか?
掲載5サービスのうち2社(40%)にあります。オレンジメールは登録件数100件まで月額0円・初期費用なしです。Benchmark Emailは登録500件・月間2,500通まで期間無制限で0円ですが、複数ユーザーは利用できず登録ドメインは1件に限られます。トライアルは5社すべてが提供しています。
大量配信に対応できますか?
Cuenote FC(キューノート)が1時間あたり1,330万通の高速大量配信に対応し、月間89億通の配信実績があります。宛先数無制限の専用ASPプラン(月額167,500円〜・初期200,000円〜)やオンプレミス版も選べます。ブラストメールは登録アドレス50,000件超に対応するProプラン(月額30,000円〜・専任サポート付き)を用意しています。