請求代行サービスのおすすめ(目的別の早見表)
請求代行サービスの料率は上限3.4〜3.5%で横並びです。掲載5サービスは全社が料金を公開しています(価格公開率100%)。
差が出るのは料率ではありません。1件あたりの事務手数料と月額固定費です。事務手数料はPaid(ペイド)が125円/件、マネーフォワード 掛け払いが300〜500円/件で最大4倍の開きがあります。
そして保証を外して安くできるのはマネーフォワード 掛け払いだけです。
| 導入目的 | おすすめのタイプ | 主なサービス |
|---|---|---|
| 件数が多く1件が小さい | 事務手数料125円/件・月額0円〜。保証料0.5〜3.5%で未入金は100%保証 | Paid(ペイド) |
| 与信で断られたくない | 与信通過率99%・未入金100%保証。買い手の問い合わせ対応まで代行 | NP掛け払い |
| 保証が要らない取引がある | 保証あり/代行のみの2プラン。請求代行プランは与信・保証なしで契約できる | マネーフォワード 掛け払い(旧マネーフォワード ケッサイ) |
| 与信で商談を止めたくない | リアルタイム与信。支払いサイトを最大6ヶ月延長でき早期入金オプションも | GMO掛け払い |
| 電子化していない取引先が多い | 請求書をハガキ/封書/PDFで送付。初期登録料無料・手数料〜3.5% | クロネコ掛け払い |
請求代行サービスとは?
請求代行サービスとは、企業間取引の与信審査から請求書の発行・送付、代金の回収、入金管理、督促までを代行するサービスです。
掛け取引は、売った時点では現金が入りません。相手の支払能力を見極め、請求書を出し、入金を確認し、遅れれば催促する。この一連が営業と経理の時間を奪い、それでも回収できないことがあります。
掲載5サービスはいずれも、審査を通った取引の未回収を100%保証します。 貸倒れの引当を積む代わりに手数料を払う、という考え方になります。
料率は横並び、差は「件あたり」と「月額」に出る
| サービス | 料率 | 1件あたり | 月額固定費 | 初期費用 |
|---|---|---|---|---|
| Paid(ペイド) | 保証料 0.5〜3.5% | 125円 | 0円〜 | 明記なし |
| NP掛け払い | 債権買取 0.2〜0.5%+システム利用 1.0〜3.1% | 成約サポート 0〜252円 | 12,000円〜(税別) | 0円 |
| マネーフォワード 掛け払い | 委託金額の 0.5〜3.5% | 300〜500円 | 保証プラン 0円〜/代行プラン 0〜3万円 | 保証0円/代行0〜5万円 |
| GMO掛け払い | 決済手数料 0.5〜3.4% | — | 〜14,000円 | 0円 |
| クロネコ掛け払い | お取引額の 〜3.5%(集金代行+保証料) | — | 0〜10,000円(税込) | 登録料無料 |
1件あたりの請求金額が小さく件数が多いなら、事務手数料が効きます。 Paidの125円/件とマネーフォワード 掛け払いの300〜500円/件では、月100件で17,500円〜37,500円の差になります。
逆に1件が大きい取引なら料率が支配的です。その場合は上限3.4%のGMO掛け払いがわずかに有利になります。
取引件数が少ない月がある事業は月額固定費に注意してください。 NP掛け払いは12,000円〜/月、GMO掛け払いは〜14,000円が発生します。
料率の「内訳」が分かれるサービスがある
- NP掛け払い:債権買取手数料 0.2〜0.5%(非課税)+システム利用料(変動)1.0〜3.1%(税別)=合わせて1.2〜3.6%
- クロネコ掛け払い:集金代行手数料(課税)+保証料(非課税)=お取引額の〜3.5%
- Paid(ペイド):保証料0.5〜3.5%と事務手数料125円/件を分けて提示
課税と非課税が分かれているため、消費税まで含めて計算する必要があります。 表面の数字だけを並べると総額を外します。
なおクロネコ掛け払いについて、第三者の記事に見られる「決済手数料2.0〜5.0%」は公式の公表値ではありません。公式が示しているのは〜3.5%という上限レンジです。
保証を外せるのは1社だけ
マネーフォワード 掛け払いだけが、保証の有無を選べます。
- 入金保証プラン(初期0円・月額0円〜):与信審査+未回収時の連絡+100%の入金保証
- 請求代行プラン(初期0〜5万円・月額0〜3万円):請求業務の代行に特化。与信と保証には対応しない
回収リスクを自社で負える相手との取引なら、代行だけを買うという選択ができます。すでに与信の仕組みを持っている会社にとっては、二重に払わずに済みます。
他の4社は保証込みの提供です。
与信のしかたと請求書の届け方
- GMO掛け払い:リアルタイム与信。システム連携で取引先を待たせずに審査を通せる。支払いサイトを最大6ヶ月延長でき、早期入金オプションも
- NP掛け払い:与信通過率99%。買い手からの問い合わせ対応まで代行
- クロネコ掛け払い:請求書をハガキ・封書・PDFで送付。ECカート(ebisumart等)との連携実績
- Paid(ペイド):与信管理から督促・立替入金まで。API連携に対応
- マネーフォワード 掛け払い:入金管理・消込代行まで対応
与信で商談が止まるのを避けたいならGMO掛け払いのリアルタイム与信、断られる取引を減らしたいならNP掛け払いの通過率99%が効いてきます。
請求代行サービスの選び方(5つのポイント)
- 料率だけでなく1件あたりの事務手数料を見る。125円と300〜500円では最大4倍です
- 月額固定費がかかるかを確認する。NP掛け払いは12,000円〜/月です
- 保証を外して安くできるかを見る。選べるのはマネーフォワード 掛け払いだけです
- 料率の内訳が分かれているかを確かめる。課税・非課税で消費税の扱いが変わります
- 請求書の送付手段と与信のしかたを見る。紙が必要な取引先が残っているかで変わります
請求代行サービスのタイプ別分類
事務手数料125円/件・月額0円〜。保証料0.5〜3.5%、未入金100%保証、東証プライム上場グループ
与信通過率99%・未入金100%保証。買い手の問い合わせ対応まで代行、料率は買取+システム利用に分割
保証あり/代行のみを選べる唯一のサービス。委託金額0.5〜3.5%+事務手数料300〜500円/件
与信を待たせない。支払いサイト最大6ヶ月延長+早期入金、料率上限3.4%
ハガキ/封書/PDFで送付。初期登録料無料・手数料〜3.5%、ヤマトHD傘下の信販会社が運営
おすすめの請求代行サービス5選
- 概要:1件あたりの事務手数料が掲載5社で最も安く、月額利用料も0円からです。
- 特徴:
- 事務手数料125円/件(マネーフォワード 掛け払いの300〜500円と比べて4分の1〜2分の1)
- 月額利用料0円〜。保証料は請求金額の0.5〜3.5%
- 未入金時は代金を100%保証して立替払い。与信〜督促まで一括代行、API連携あり
- 料金:月額0円〜+保証料0.5〜3.5%+事務手数料125円/件。
- 注意点:初期費用が公式サイト上に明記されていません(要問い合わせ)。他の3社は初期0円・登録料無料を明示しています。
- こんな企業に向いている:1件が小さく件数が多い取引、取引件数が月によって変わる会社。
- 概要:与信通過率99%を掲げ、買い手からの問い合わせ対応まで代行します。
- 特徴:
- 与信通過率99%・未入金100%保証。BtoB決済代行シェアNo.1を標榜
- 買い手からの問い合わせ対応まで代行(取引先とのやり取りを自社に残さない)
- 初期導入費用0円。EC・受発注システムとの連携に対応
- 料金:債権買取手数料0.2〜0.5%(非課税)+システム利用料(変動)1.0〜3.1%(税別)。
- 注意点:固定システム利用料が12,000円〜/月(税別)かかります。成約サポート手数料0〜252円も別途で、費用の要素が4つに分かれます。
- こんな企業に向いている:与信で断られる取引を減らしたい会社、取引先からの問い合わせが多い会社。
- 概要:掲載5社で唯一、保証あり・代行のみの2プランから選べます。
- 特徴:
- 入金保証プラン(初期0円・月額0円〜)と請求代行プラン(初期0〜5万円・月額0〜3万円)を選択可
- 請求代行プランは与信・保証に対応しない(回収リスクを自社で負う代わりに費用を抑えられる)
- 入金管理・消込代行まで対応。インボイス制度に対応
- 料金:委託金額の0.5〜3.5%+事務手数料300〜500円/件(両プラン共通)。
- 注意点:事務手数料が300〜500円/件とPaid(125円/件)の2〜4倍です。件数が多い取引では総額に効いてきます。
- こんな企業に向いている:保証が要らない取引がある会社、すでに与信の仕組みを持っている会社。
- 概要:リアルタイム与信で取引先を待たせず、支払いサイトを最大6ヶ月まで延長できます。
- 特徴:
- リアルタイム与信(システム連携で受注の場で審査が下りる)
- 支払いサイトを最大6ヶ月延長でき、早期入金オプションもある
- 決済手数料率 0.5〜3.4%(上限が掲載5社でわずかに低い)。初期0円、請求書はハガキ/封書/PDF
- 料金:初期0円・月額固定費〜14,000円+決済手数料率0.5〜3.4%(いずれも上限レンジ提示)。
- 注意点:上限レンジの提示で実額は個別算定です。月額固定費が発生するため、取引が少ない月でも負担があります。
- こんな企業に向いている:与信で商談を止めたくない会社、取引先に支払条件で差をつけたい会社。
- 概要:ヤマトホールディングス傘下の信販会社が運営し、初期登録料が無料です。
- 特徴:
- 手数料はお取引額の〜3.5%(集金代行手数料〈課税〉+保証料〈非課税〉)。初期登録料無料
- 審査通過・承認取引を100%保証(未回収リスクをヤマトクレジットファイナンスが引き受け)
- ヤマトホールディングス傘下の信販会社が運営。ebisumart等のECカートとの連携実績
- 料金:手数料〜3.5%+月額管理料0〜10,000円(税込)。初期登録料は無料です。
- 注意点:第三者記事の「決済手数料2.0〜5.0%」は公式の公表値ではありません。公式は〜3.5%の上限レンジです。実額は取扱商材・販売方法・支払条件で個別算定されます。
- こんな企業に向いている:運営元の信用を重視する会社、ECでの受注が中心の会社。
状況別のおすすめ
1件が小さく件数が多い:Paidです。事務手数料125円/件が掲載5社で最安です。
取引件数が月によって変わる:Paidかマネーフォワード 掛け払いの入金保証プランです。月額0円からです。
与信で断られる取引を減らしたい:NP掛け払いです。与信通過率99%を掲げます。
取引先からの問い合わせが多い:NP掛け払いです。買い手の問い合わせ対応まで代行します。
保証が要らない取引がある:マネーフォワード 掛け払いです。請求代行プランを選べます。
与信で商談を止めたくない:GMO掛け払いです。リアルタイム与信に対応します。
紙の請求書が必要な取引先が残る:クロネコ掛け払いです。ハガキ・封書・PDFで送付できます。
請求代行サービスのデメリット・注意点
- 料率だけでは総額にならない:事務手数料と月額固定費が別途かかります
- 件あたり手数料に4倍の差がある:125円(Paid)と300〜500円(マネーフォワード)です
- 月額固定費がかかる場合がある:NP掛け払いは12,000円〜/月、GMO掛け払いは〜14,000円です
- 上限レンジの提示が多い:GMO掛け払いとクロネコ掛け払いは実額が個別算定です
- 課税・非課税が分かれる:NP掛け払いとクロネコ掛け払いは消費税の扱いを含めて計算が必要です
- 初期費用が不明な場合がある:Paidは公式サイト上に明記がありません
請求代行サービス導入の流れ
- 月あたりの請求件数と1件の平均金額を出す:料率と件手数料のどちらが効くかが決まります
- 取引が少ない月があるかを確認する:月額固定費の有無に効いてきます
- 保証が必要な取引かを判断する:不要ならマネーフォワード 掛け払いの請求代行プランが選べます
- 請求書の送付手段を確認する:紙が必要な取引先が残っているかを見ます
- 消費税まで含めて総額を試算する:課税・非課税が分かれるサービスがあります
請求代行サービスのよくある質問
手数料はどれくらい?
料率の上限は3.4〜3.5%で横並びです。Paidは保証料0.5〜3.5%+事務手数料125円/件、マネーフォワード 掛け払いは委託金額の0.5〜3.5%+300〜500円/件、GMO掛け払いは0.5〜3.4%、クロネコ掛け払いは〜3.5%です。NP掛け払いは債権買取0.2〜0.5%+システム利用1.0〜3.1%に分かれます。
料率のほかに費用はかかる?
かかります。1件あたりの事務手数料はPaidが125円、マネーフォワード 掛け払いが300〜500円、NP掛け払いの成約サポート手数料が0〜252円です。月額固定費はNP掛け払いが12,000円〜、GMO掛け払いが〜14,000円、クロネコ掛け払いが0〜10,000円です。
未回収の場合はどうなる?
掲載5サービスはいずれも審査を通った取引の未回収を100%保証します。Paidは立替払い、NP掛け払いは与信通過率99%で100%保証、GMO掛け払いは債権譲渡を受けてリスクを負担、クロネコ掛け払いも承認取引を100%保証します。
保証をつけずに請求業務だけ頼める?
マネーフォワード 掛け払いの請求代行プラン(初期0〜5万円・月額0〜3万円)が該当します。請求業務の代行に特化し、与信審査と保証には対応しません。他の4社は保証込みの提供です。
初期費用はかかる?
NP掛け払いとGMO掛け払いは0円、クロネコ掛け払いは初期登録料無料です。マネーフォワード 掛け払いは入金保証プランが0円、請求代行プランが0〜5万円です。Paidは公式サイト上に明記がなく要問い合わせです。
請求書はどうやって届く?
GMO掛け払いはハガキ・封書・PDFに対応します。各社とも請求書の発行と送付を代行し、入金管理と督促まで行います。NP掛け払いは買い手からの問い合わせ対応まで代行します。
まとめ
請求代行サービスは、料率だけを並べても選べません。上限は3.4〜3.5%で横並びだからです。
差が出るのは1件あたりの事務手数料と月額固定費です。事務手数料はPaid(ペイド)が125円/件、マネーフォワード 掛け払いが300〜500円/件で、月100件なら17,500円〜37,500円の差になります。月額固定費はNP掛け払いが12,000円〜、GMO掛け払いが〜14,000円で、取引が少ない月でも発生します。
1件が小さく件数が多いならPaid、与信で断られたくないならNP掛け払い(通過率99%)、与信で商談を止めたくないならGMO掛け払い(リアルタイム与信)です。
そして保証が要らない取引があるならマネーフォワード 掛け払いです。掲載5社で唯一、与信・保証を外した請求代行プランを選べます。すでに与信の仕組みを持っている会社なら、二重に払わずに済みます。