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口座振替サービス比較5選|料金公開は2社、分岐点は月75件

口座振替の料金公開率は60%。単価が分かるのはDSK口座振替とエスシーの2社です。月額基本料の有無で分岐点は月75件。もう1つの軸は顧客の口座登録に依頼書と印鑑が要るかどうかです。

口座振替サービスのおすすめ(目的別の早見表)

口座振替サービスの料金公開率は60%です。単価まで公開しているのはDSK口座振替と口座振替サービス(エスシー)の2社だけで、残る3社は費用の構成のみ、または要問い合わせです。

そして選定の軸は単価だけではありません。顧客が口座を登録するときに、紙の依頼書と印鑑が要るかどうか。 ここで申込が止まります。

導入目的おすすめのタイプ主なサービス
導入前に総額を計算したい初期3万円・月額3千円・処理料100円/件と3層すべて公開。回収金は振替日の7営業日後DSK口座振替
件数が少ない・月によって変わる月額基本料が無料。初回登録料1万円と154円/件だけ。1件から使える口座振替サービス(エスシー)
請求が発生しない月がある初期導入費用0円。請求のない月は基本料金も振替手数料も発生しないリコーリース 口座振替(集金代行)
回収の機会を増やしたい月6回の振替日。ネット・ATM・ペイジーの3経路で口座を登録できるワイドネット(口座振替サービス)
申込の途中で離脱させたくないオンライン申請で依頼書・印鑑が不要、即時登録。クレジット等とAPIで一括管理口座振替サービス(GMOペイメントゲートウェイ)

口座振替サービスとは?

口座振替サービスとは、顧客の銀行口座から利用料や会費を自動で引き落とし、代金を回収する集金代行サービスです。

月額課金、会費、月謝、保守料。同じ相手から継続して回収するビジネスでは、請求と入金確認が毎月発生します。 振り込まれていない相手を探し、督促し、また確認する。この一連を代行するのが口座振替サービスです。

一度登録してもらえれば、以降は自動で引き落とされます。未入金の督促そのものが減るのが、他の回収手段との最大の違いです。

料金を公開しているのは2社だけ

サービス初期費用月額基本料件数単価
DSK口座振替30,000円(税別)3,000円(税別)100円/件(税別)
口座振替サービス(エスシー)初回登録料 10,000円無料154円/件(税込)
リコーリース 口座振替(集金代行)0円請求のある月のみ(個別見積り)個別見積り
ワイドネット(口座振替サービス)要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
口座振替サービス(GMOペイメントゲートウェイ)要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ

3層すべてを明示しているのはDSK口座振替だけです。 導入前に総額を計算できるのは、実質この1社になります。

リコーリース 口座振替(集金代行)は、料金が基本料金・請求手数料・振込手数料・依頼書注文料で構成されると公開しています。何にいくらかかるかの内訳は分かりますが、金額そのものは個別見積りです。

ワイドネットと口座振替サービス(GMOペイメントゲートウェイ)は要問い合わせです。

分岐点は月75件

料金が分かる2社は、建て方が対照的です。

DSK口座振替は月額基本料3,000円+100円/件(いずれも税別)。口座振替サービス(エスシー)は月額基本料無料+154円/件(税込)。

税込に揃えるとDSKの単価は110円で、差は1件あたり44円です。月額基本料3,300円(税込)を44円で割ると75件

月75件あたりで、両者の月額の総額が並びます。 それより少なければエスシー、多ければDSKが安くなります。

ただし初期費用も違います。DSKは30,000円(税別)、エスシーは10,000円です。初期の差23,000円を回収するには、さらに件数と月数が要ります。 回収先が数十件で始めるなら、エスシーから入るのが素直です。

そしてリコーリース 口座振替(集金代行)は、請求のない月はコストがゼロです。スクールや季節営業のように請求が止まる期間がある事業では、月額基本料の建て方そのものが合いません。

本当の分かれ目は「口座登録に紙が要るか」

口座振替の導入で最初につまずくのは、単価ではありません。顧客に口座情報を登録してもらうところです。

紙の依頼書を送り、記入と押印を求め、返送を待つ。この間に顧客は離脱します。 申し込む気持ちがあった相手を、書類の往復で失うことになります。

オンライン完結型

Web上で口座登録が完結し、依頼書も印鑑も要らない。申込からサービス開始が途切れない

口座振替サービス(GMOペイメントゲートウェイ)
依頼書併用型

Web受付を持つが有料オプション、もしくは紙の依頼書が説明の中心

リコーリース 口座振替(集金代行)

口座振替サービス(GMOペイメントゲートウェイ)はオンライン申請で振替依頼書も印鑑も不要、即時に登録できます。 顧客が申し込んだその場で、回収の準備が整います。従来どおり振替依頼書による申請も併用できます。

ワイドネットはネット・ATM・ペイジーの3経路を備えます。顧客が使いやすい手段を選べるため、Webに不慣れな層でもATMで登録できます。

リコーリース 口座振替(集金代行)のネット口座振替受付は有料オプションです。この機能が必要なら、追加費用を見積りに含めてください。

DSK口座振替と口座振替サービス(エスシー)は、Web受付について公式ページ上に明記がありません。

振替日の回数が、回収率を左右する

残高不足で引き落とせなかったとき、同じ月内でもう一度試せるかが変わります。

サービス振替日の回数
ワイドネット(口座振替サービス)月6回
口座振替サービス(GMOペイメントゲートウェイ)月4回(5日・6日・23日・27日)
DSK口座振替公式ページ上に記載なし
口座振替サービス(エスシー)公式ページ上に記載なし
リコーリース 口座振替(集金代行)公式ページ上に記載なし

ワイドネットの月6回が最多です。口座振替サービス(GMOペイメントゲートウェイ)は5日・6日・23日・27日の月4回から選べるため、顧客の給与日に合わせた設定もできます。

給与日の直後に設定できるかどうかは、残高不足による振替不能の発生率に直接効きます。

回収した代金は、いつ入金されるか

見落とされがちですが、資金繰りに直結します。

DSK口座振替は振替日の7営業日後に回収金が振り込まれます。掲載5サービスの中で、入金までの日数を公開しているのはこの1社だけです。

他の4サービスは公式ページ上に記載がありません。引き落とされた代金が手元に来るまでの期間は、月次の資金計画に影響します。契約前に確かめる価値があります。

対応金融機関は、数ではなく種別で確認する

顧客の口座がある金融機関に対応していなければ、そもそも使えません。

リコーリース 口座振替(集金代行)は種別が最も具体的です。 都市銀行・地方銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫・農協・漁協・ネット銀行・ゆうちょ銀行に対応します(一部利用できない機関あり)。

ワイドネットは全国の金融機関、DSK口座振替は提携会社経由で全国の各金融機関、口座振替サービス(エスシー)はゆうちょ銀行を含む複数の機関に対応します。

ただし掲載5サービスはいずれも対応機関数を非公開としています。 顧客層が使う銀行を具体的に挙げて、個別に確認するほかありません。地方の顧客が多いなら信用金庫や農協、若年層が多いならネット銀行を先に挙げてください。

他の決済手段とまとめたいか

口座振替だけで完結しない場合もあります。

口座振替サービス(GMOペイメントゲートウェイ)はPGマルチペイメントサービスの一部で、クレジットカードなど他の決済手段と一括で管理でき、API連携も備えます。顧客が支払方法を選べる形にしても、管理は1か所にまとまります。

ワイドネットはSEIKYU+を提供し、請求書発行・与信管理・代金回収を一体で扱えます。回収の前段である与信や請求まで含めて外に出したい場合の選択肢です。

各サービスの詳細

DSK口座振替

初期3万円・月額3千円・処理料100円/件と3層すべてを公開

公式サイト ↗

株式会社電算システムが提供する口座振替による集金代行サービスです。同社は1967年3月14日設立、資本金24億8,971万円で、岐阜県岐阜市と東京都中央区八丁堀に本社を置きます。親会社の株式会社電算システムホールディングスは東証プライム・名証プレミアに上場しています(証券コード4072)。

初期費用・月額基本料・件数単価の3層すべてを公開している点が、掲載5社の中で際立ちます。初期費用30,000円、月額基本料3,000円、口座振替処理料100円/件(いずれも税別)で、3層すべてを明示しているのは本サービスだけです。自社の振替件数を当てはめれば、総額をその場で試算できます。

回収金の入金タイミングも公開されています。 振替日の7営業日後に振り込まれます。他の4社は入金までの日数を公式ページ上に記載していないため、資金繰りを計算できる数少ないサービスです。

請求依頼データの受付とデータ変換、振替結果データの提供までを扱い、データ変換ツールも提供されます。提携会社経由で全国の各金融機関に対応します(対応機関数は非公開)。なおWeb上での口座振替受付については、公式ページ上に明記がありません。

月額基本料があるぶん、件数が多いほど1件あたりが薄まります。振替件数が安定して多く、入金日から資金繰りを組みたい企業に向きます。

口座振替サービス(エスシー)

月額基本料が無料。初回登録料1万円と154円/件だけ

公式サイト ↗

株式会社エスシーが提供する集金代行サービスです。同社は昭和49年(1974年)8月設立、資本金1,500万円の企業で、高知県高知市葛島に本社を置きます。土佐ガス株式会社を母体とし、LPガスの集金代行を起源に多業種へ広がりました。

月額基本料が無料で、費用は初回登録料10,000円と振替手数料154円/件(税込)だけという建て方をとります。法人・個人を問わず1件から利用でき、月額の固定費がないため振替の件数が少ない月でも負担が出ません。

DSK口座振替と比べると建て方が対照的です。DSKは月額基本料3,000円・処理料100円(いずれも税別)で、税込に揃えると基本料3,300円・単価110円。本サービスの154円との差は1件あたり44円なので、3,300円 ÷ 44円 = 月75件あたりで総額が並びます。件数が少ないうちは本サービス、多くなるとDSKが安くなります。

変動する金額の請求にも対応し、請求口座の登録・管理を扱います。ゆうちょ銀行を含む複数の金融機関に対応し、取扱金融機関の一覧はPDFで公開されています(対応機関数そのものは非公開)。Web上での口座振替受付については公式ページ上に明記がありません。

小口・低頻度の集金、あるいは件数が読めない立ち上げ期に向きます。

リコーリース 口座振替(集金代行)

初期費用0円。請求のない月はコストも0円

公式サイト ↗

リコーリース株式会社が提供する集金代行サービスです。同社は1976年12月設立、資本金78億9,686万円、従業員1,657名(連結)で、東京都港区東新橋の汐留シティセンターに本社を置き、東京証券取引所プライム市場に上場しています(証券コード8566)。

初期導入費用0円で、専用のWebサイトが無償で提供されます。さらに請求のない月は、基本料金も振替手数料も発生しません。月謝や会費のように季節によって請求が発生しない期間がある事業では、この建て方が効きます。DSK口座振替の月額基本料3,000円(税別)は請求の有無にかかわらず発生するため、休止期間の扱いが逆になります。

料金は基本料金・請求手数料・振込手数料・依頼書注文料で構成されますが、単価は個別見積りです。費用の構成は公開されているものの金額そのものは問い合わせが必要なため、他社と並べるには見積りを取る必要があります。

対応金融機関の範囲は掲載5社の中で最も具体的に示されています。都市銀行・地方銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫・農協・漁協・ネット銀行・ゆうちょ銀行に対応します(一部利用できない機関あり)。なおネット口座振替受付は有料オプションです。

月謝・利用料・会費の定期回収で、請求が発生しない月がある事業に向きます。

ワイドネット(口座振替サービス)

月6回の振替日とネット・ATM・ペイジーの3経路

公式サイト ↗

三菱UFJファクター株式会社が提供する集金代行サービスです。同社は1977年6月設立(創業1972年11月)、資本金20億8,000万円、従業員591名(2025年12月31日現在)の企業で、東京都千代田区神田淡路町のワテラスタワーに本社を置きます。MUFGグループの一員です。

月6回の振替日を持ち、掲載5社の中で回収の機会が最も多い設計です。回収のタイミングを月内に分散できるため、顧客ごとに引き落とし日を変える運用や、月末に集中させない資金繰りが組めます。

口座登録の受付経路が3つあります。 ネット口座振替受付、ATM口座振替受付、ペイジー口座振替受付です。顧客がどの手段を使いやすいかで選べるため、紙の依頼書に頼らずに登録を進められます。全国の金融機関を利用できます(具体数は非公開)。

回収した代金から手数料を差し引いて支払われる形で、料金は公式非公開・要問い合わせです。掲載5社の料金公開率は60%で、本サービスは非公開の2社のうちの1つにあたります。入金までの日数も公式ページに記載がありません。

口座振替の単体だけでなく、請求書発行・与信管理・代金回収を一体で扱うSEIKYU+も提供されます。回収の前段である与信や請求まで含めて任せたい企業に向きます。

口座振替サービス(GMOペイメントゲートウェイ)

オンライン申請で依頼書も印鑑も不要

公式サイト ↗

GMOペイメントゲートウェイ株式会社が提供する集金代行サービスです。同社は1995年3月設立、資本金133億23百万円(連結・2025年9月時点)、従業員882名(連結)で、東京都渋谷区道玄坂の渋谷フクラスに本社を置き、東京証券取引所プライム市場に上場しています(証券コード3769)。決済代行の大手です。

オンライン申請で振替依頼書も印鑑も不要、即時に口座を登録できる点が最大の特徴です。口座振替の導入で最初につまずくのが顧客の口座登録で、紙の依頼書を送り、記入と押印を求め、返送を待つ——この間に顧客が離脱します。オンラインで完結し即時に登録できれば、申込からサービス開始までが途切れません。従来どおり振替依頼書による申請も併用できます。

引き落とし日は5日・6日・23日・27日の月4回から選べます。ワイドネット(口座振替サービス)の月6回に次ぐ回数で、月内の回収機会を複数確保できます。

本サービスはPGマルチペイメントサービスの一部で、クレジットカードなど他の決済手段と一括で管理できます。API連携も備えるため、自社システムから決済と回収をまとめて扱えます。

料金は公式非公開・要問い合わせで、初期費用・月額・振替手数料は取扱商材や運用方法に応じた個社別見積りです。申込から利用開始までの離脱を減らしたい事業や、口座振替をカード決済と束ねて運用したい事業に向きます。

よくある質問

口座振替サービスの料金はいくらですか?

単価を公開しているのは2社です。DSK口座振替は初期費用30,000円・月額基本料3,000円・口座振替処理料100円/件(いずれも税別)、口座振替サービス(エスシー)は初回登録料10,000円・振替手数料154円/件(税込)で月額基本料は無料です。リコーリース 口座振替(集金代行)は初期導入費用0円で単価は個別見積り、ワイドネットと口座振替サービス(GMOペイメントゲートウェイ)は要問い合わせです。

月額基本料がかからないサービスはありますか?

口座振替サービス(エスシー)は月額基本料が無料で、費用は初回登録料10,000円と振替手数料154円/件(税込)です。リコーリース 口座振替(集金代行)は初期導入費用0円で、請求のない月は基本料金も振替手数料も発生しません。振替の件数が少ない月がある事業では、この建て方が効きます。

顧客の口座登録に紙の書類は必要ですか?

サービスによって違います。口座振替サービス(GMOペイメントゲートウェイ)はオンライン申請で振替依頼書・印鑑が不要で、即時に登録できます。ワイドネットはネット・ATM・ペイジーでの受付に対応します。リコーリース 口座振替(集金代行)のネット口座振替受付は有料オプションです。

振替日は月に何回設定できますか?

ワイドネットは月6回の振替日を持ちます。口座振替サービス(GMOペイメントゲートウェイ)は5日・6日・23日・27日の月4回から選べます。DSK口座振替、口座振替サービス(エスシー)、リコーリース 口座振替(集金代行)については、公式ページ上に振替日の回数の記載がありません。

どの金融機関に対応していますか?

リコーリース 口座振替(集金代行)は都市銀行・地方銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫・農協・漁協・ネット銀行・ゆうちょ銀行に対応します(一部利用できない機関あり)。ワイドネットは全国の金融機関、DSK口座振替は提携会社経由で全国の各金融機関、口座振替サービス(エスシー)はゆうちょ銀行を含む複数の機関に対応します。いずれも対応機関数は非公開です。

他の決済手段とまとめて管理できますか?

できるサービスがあります。口座振替サービス(GMOペイメントゲートウェイ)はPGマルチペイメントサービスの一部で、クレジットカードなどと一括で管理できAPI連携も備えます。ワイドネットは請求書発行・与信管理・代金回収を束ねるSEIKYU+も提供します。

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